「ベロニカは死ぬことにした」のネタバレあらすじ結末

ヒューマンドラマ

ベロニカは死ぬことにした(2005年)の紹介:2005年制作の日本映画。精神科病院を舞台に、自分の人生を取り戻そうとする人々を描いている。パウロ・コエーリョの小説が原作で、日本を舞台に置き換えている作品。堀江慶が監督を務め、真木よう子主演で贈る。

ベロニカは死ぬことにしたの主な出演者

トワ(真木よう子)、クロード(イ・ワン)、ショウコ(風吹ジュン)、サチ(中嶋朋子)、婦長(荻野目慶子)、トワの母・京子(多岐川裕美)、紅子(淡路恵子)、院長(市村正親)、医師(田中哲司)、看護師(片桐はいり)

ベロニカは死ぬことにしたのネタバレあらすじ

【起】- ベロニカは死ぬことにしたのあらすじ1

28歳のトワは国立図書館に勤務しています。徹底的に孤独なデータ入力をし、パソコンとにらめっこしています。
終始暗い雰囲気でいる彼女は、あとすこーしと言いながらホテルのバーで飲みます。赤いドレスを着て、かつらを被り、一緒にいる男性と大いにはしゃぎます。
そして1人、部屋に戻って大量の睡眠薬を並べていきます。一粒、また一粒と飲んでいきます。
ベランダで倒れた彼女は、精神科病院のベッドの上で目を覚まします。手を縛られていて、看護師からは脱出できた人はいないと告げられます。大声を出して暴れると鎮静剤を打たれてしまいます。
翌日、院長がトワの診察に訪れます。トワは死ぬことに決めたから、放っておくようにと機嫌が悪いです。
院長は宜しいと言って、彼女に結果を知らせます。大量の睡眠薬で昏睡状態になったことから、トワの心臓は回復不能になっていました。心室が壊死していると教えてあげます。
一週間以内に機能しなくなり、長くても10日でした。院長から告げられて、トワは固まります。
その日の夜中、トワは病院を抜け出そうとしますが、看護師に捕まってしまいます。その後、ルームメイトのサチが話しかけてきます。彼女から自分の世界に生きる人は、狂っているという話しを聞きます。
サチはショウコという患者に聞けば、睡眠薬がもらえるかもとアドバイスします。ショウコはよつばかいのメンバーでした。
よつばかいとは、だいたい回復してるけど病院を抜け出そうとしない人々の集まりでした。ショウコは病院の主でもあり、外出することもできる存在でした。

【承】- ベロニカは死ぬことにしたのあらすじ2

ある時、トワが部屋に戻ると、サチが裸でオナニーしていました。びっくりしてしまい、ドアを閉めてしまいます。サチは見られたことを特に気に留めていませんでした。
病院にきて4年になるクロードは、何かとトワのことが気になっていました。彼の実家は政治家ばかりで、幼いころから英才教育を受けていました。
両親は政治家にさせようとしましたが、クロードは画家になりたくて、衝突と事件を繰り返しました。心を閉ざすようになり、総合失調症と診断されて病院にやってきました。
トワは院長に、残りの命の日数を聞きます。院長は時が来るまで好きにしてればとアドバイスします。楽しかった時のことを思い出すようにと伝えると、トワは悲しみ始めます。
院長が自殺した理由を尋ねると、トワは話し始めます。若い時は何か選択するのは早すぎると思ってましたが、今は変わるには遅すぎると感じていました。
若さを一度失えば、誰にも相手にされなくなり、いいことなんて何一つありません。退屈な人生にうんざりし、つまらないから自殺しようとしたと語ります。
トワはショウコと外に出ることができます。ヒッチハイクをして、キャベツを積んでる荷台に2人は乗ります。ショウコがトワの頭を肩に乗せて、これから死ぬとは思えない温かさだと言います。
睡眠薬を購入し、2人は映画館に行きます。この映画館は、ショウコが10年前に夫と旅をして入った場所です。
アフガニスタンのドキュメンタリーがやっていて、突然ショウコはパニック症候群に陥ります。
この時はおさまりましたが、また起きて弁護士事務所から解雇を告げられます。夫からは離婚届を出され、病院にやってきたのです。

【転】- ベロニカは死ぬことにしたのあらすじ3

当時、ショウコは本当に人を助けられるのかと、弁護士の仕事に疑問を感じていました。ボランティアに行こうと考えていましたが、周りからは反対されました。
今日、この映画館には賭けに来ていました。また発作が起きてしまい、ショウコは落ち込んでいます。トワはすぐに立ち直ったじゃないかと励まします。
病院に戻ってくると、医師が慌てていました。催眠療法を用いたのですが、サチが意識を取り戻さずに、辺りを飛び回っていたのです。目を見開いたままのサチの体を見て、トワは恐怖を感じます。
夜になり、サチは元に戻って元気に話してきます。トワは彼女に病院にきた経緯を聞きます。
サチには大好きな人がいました。結局、行方も分からなくなり、サチは忘れようとして多くの男性と付き合いました。今の夫もその1人で、赤ちゃんは2人生まれました。
とても愛しているのですが、最初に好きになった男性のことが忘れられませんでした。眠ることも食べることもできなくなり、夫や赤ちゃんと口が聞けなくなりました。
医師からは、チェルトリンという化学物質が不足しているのが原因と言われますが、サチは報われない愛のせいだと考えています。
そんな彼女に、トワは愛するものがあることを羨ましがります。自分には何にもないからです。
そこへウォッカで酔っ払った婦長がやってきます。外出したことを規則違反と笑いながら言ってきます。
婦長は院長の方針をトワに教えます。それは、好きなものを我慢させてストレスにさせるより、多少の副作用があっても自由にさせることでした。
実は婦長も自殺未遂をしたことがありました。左腕のリストカットの跡をトワに見せてあげます。婦長はトワの気持ちが少し分かるのです。
翌日、トワの母・京子が病院にやってきます。トワは会いたくないと部屋に籠もります。
京子はトワが幼い頃に夫と離婚していました。ピアノの才能のあったトワを音楽大学に行かせてあげるため、京子は必死に働きました。しかし、トワは大事な試験で失敗をしました。
婦長は、トワが会いたくないことを京子に知らせます。院長は彼女を預かっているから、任せて欲しいと京子に伝えます。

【結】- ベロニカは死ぬことにしたのあらすじ4

夜になり、トワはクロードに父との思い出や、母の言った台詞を思い出して話します。母の夢を台無しにしたと、トワが暴れて叫びます。
クロードは彼女を取り押さえて助けを呼びます。看護師はクロードの声を初めて聞いて驚きます。
院長はトワに、石も成長するのだと水晶を見せてあげます。水晶から出ている突起は、何千年何万年かけてできていました。
だからどんなものにも、毎日が同じなんてことはありえないと説きます。トワは早く気づいていたらと、言葉を噛み締めます。
死ぬ前に好きなことをしておけば良かったと、トワはサチやショウコに伝えます。ショウコは最後まで諦めないほうが良いとアドバイスし、幸福なセックスをしたことがあるか聞きます。
トワは感じたフリをしていたり、例え感じていても虚しくなると言います。サチはトワもオナニーをしてみると良いとアドバイスします。ショウコは心も体も、自分自身を受け入れることが大切だと話します。
ピアノの前で、トワはクロードと二人きりになります。そして最後の恋人になって欲しいと頼み、オナニーを始めます。服を脱いでいき、椅子に座り、汗ばんでく彼女をクロードは見つめ続けます。
事が済んだ後、2人が一緒にピアノを弾いてると、患者や医師たちがロウソクを持ってやってきます。皆でダンスを踊ったり、楽器を弾いて楽しみます。
ショウコはトワの影響を受けて、夢を見る力が残っていると病院から旅立つことにします。
トワが院長に残りの時間を聞くと、24時間以内あるいはもっと少ないかもと言われます。
医師は院長に、トワに死を意識させといて、生きる方向に導くことがさすがだと話します。しかし、院長の顔は険しいです。
トワはクロードが描いた楽園のビジョンの絵を見ます。そして後一晩しかないから、死に場所を決めるため、外に連れてって欲しいとクロードに頼みます。
2人は海に行き、愛し合います。トワは輝く朝日を浴びて、もう一度生きることを決めます。

みんなの感想

ライターの感想

この映画は出演者が多いのが特徴です。皆でダンスを踊ったり、楽器を弾いたりする場面では特に多く感じました。個性溢れるキャラクターが登場して飽きないです。
彼らを演じる出演者もベテランが揃っていたりと、演技力の高さが伺えます。うまく喜怒哀楽を表現していて、かしこまってない台詞の言い方が自然で心に響いてきます。
今作の見所は、主演を演じた真木よう子のヌードシーンです。彼女の初のヌードシーンであり、官能的でセクシーな描写にノックダウンします。
最後まで見終わり、生きる希望を伝えてくる映画だと感じ、オススメしたい作品です。

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