「ペーパームーン」のネタバレあらすじ結末

ペーパー・ムーンの紹介:1973年製作のアメリカのコメディドラマ映画。ジョー・デヴィッド・ブラウンの小説「アディ・プレイ」を映画化した作品で、ライアン・オニールとテータム・オニールの親子が主演を務めた。大恐慌時代のアメリカを舞台に、カンザスとミズーリを旅する男と少女のロードムービー。第46回アカデミー賞ではテータム・オニールが助演女優賞を受賞、史上最年少受賞記録を打ち立てた。

予告動画

ペーパームーンの主な出演者

モーゼ・プレイ(ライアン・オニール)、アディ・ロギンス(テータム・オニール)、トリクシー・デライト(マデリーン・カーン)、ハーディン保安官/ジェス・ハーディン(ジョン・ヒラーマン)、イモジン(P・J・ジョンソン)

ペーパームーンのネタバレあらすじ

【起】- ペーパームーンのあらすじ1

「紙でできたお月様が ボール紙の海を走る 私を信じてくれるなら それは本物になる」。
1930年代の流行歌「It's Only A Paper Moon」の陽気なメロディとともに物語は幕を開けます。
舞台は大恐慌時代のアメリカ。詐欺師のモーゼがかつて関係を持った女性が自動車事故で亡くなったと知り葬儀に訪れると、その娘で9歳のアディを叔母のいるミズーリ州セントジョセフまで車で送り届けることを頼まれてしまいます。ところが、モーゼはアディの母親を轢いた犯人の男の兄を訪れ、アディが孤児になったことを責め男から200ドルゆすり取り、そのお金でアディを一人でセントジョセフ行きの電車に乗せようとしました。しかし、アディはモーゼの詐欺の現場を目撃しており、その200ドルは自分のものだと主張。さらに、顎の形が似ているという理由でアディはモーゼが自分の父親ではないかとも考えていました。モーゼは頑なに父親であることを否定し、アディを電車に乗せようとしますが、アディが騒ぎ出したことでこれを断念。モーゼはアディを車で送り届け、かつ200ドルの返済に追われることになってしまうのでした。

モーゼはアディと過ごす時間が苦手でした。男の子のような見た目で、無愛想な表情でたばこを吸っているかと思えば、ラジオの音楽を聴いて上機嫌になる…モーゼはアディの性格を読めずにいました。モーゼはアディに借金を返すべく道中も詐欺を繰り返します。モーゼのやり口は、聖書を高値で売りつけるというもの。新聞の訃報欄をチェックし遺族の元を訪れ、故人が生前に家族のために高級な聖書を注文していたと嘘をつき、安い聖書を売りさばいていたのです。ところが、あるときモーゼの詐欺が遺族に疑われてしまうことに。そんなモーゼの元に駆けつけたのはアディでした。愛らしい表情を浮かべ、家族の警戒心を解くアディ。結果、聖書は無事に売れ、それ以来アディはモーゼの相棒として詐欺を手伝うようになります。しかし、売値を決めるのはアディでした。貧しい家にはただで、金持ちの家からはとことんふんだくるアディの姿勢に戸惑うモーゼ。しかし、アディの考えの背景にはルーズベルト大統領の言葉がありました。助け合おうと国民に呼びかける大統領の言葉にアディは感銘を受けていたのです。

【承】- ペーパームーンのあらすじ2

ある夜のホテル。アディはモーゼが寝たのを見計らいバスルームに入り、いつも持ち歩いている小箱を開けました。中には、母の形見の品々が入っていました。写真の母と同じポーズを取り、母と同じネックレスや化粧品をつけるアディ。男の子のような身なり表情のアディでしたが、母と同じような素敵な女性になりたいという憧れがあったのです。

アディが詐欺の技を順調に覚えた頃、二人は巡業の遊園地に立ち寄ります。アディは大きな紙でできた月を背景に写真を撮る店を見つけ、モーゼに一緒に記念撮影しようと誘います。しかし、モーゼはその誘いを断り、どこかへ行ってしまいました。しかたなくアディは一人で写真を撮ることにしますが、本心では父と娘のような感覚をモーゼと感じたいと思っていました。

その翌朝、さらに不愉快な出来事がアディを襲います。モーゼが遊園地で知り合ったトリクシーという若い女と召使の黒人女性イモジンも車に乗せることになったのです。買い物中毒な上に、しょっちゅうトイレに行きたがるトリクシーにアディはうんざりします。かわいらしい服も買ってもらいますが、それでもアディの気持ちは晴れません。その上、モーゼが自分に無断でトリクシーのために新車を購入すると、アディの不快な気持ちは爆発。モーゼから徹底的にお金を奪おうとするトリクシーを追い出すことをアディは決意します。アディは一行が訪れたホテルで、ホテルのフロントマンがトリクシーに見とれていることに気づき、ある作戦を計画します。それは、同じようにトリクシーを嫌うイモジンも巻き込んだ壮大な計画でした。

【転】- ペーパームーンのあらすじ3

翌朝、アディはフロントマンの元に現れ、トリクシーがフロントマンに好意を抱いているという嘘をつきました。一方、イモジンはトリクシーにフロントマンが大金を払ってでもトリクシーと寝たがっていることを伝えました。二人の嘘でその気になってしまうトリクシーとフロントマン。そして、アディの思惑通り二人はモーゼがいない間に関係を持とうとしました。そのタイミングでアディはモーゼにトリクシーの部屋に行くよう忠告、その数分後には放心状態となったモーゼがアディの元に戻ってきました。トリクシーたちを置いて、再びアディと二人旅に出発するモーゼ。トリクシーの裏切りに傷ついたモーゼは、アディに男をだますような女になるなとだけ伝えるのでした。

その後、二人はミズーリ州にほど近いカンザス州の街に到着します。そこで二人は酒の密売人を相手に一儲けすることを思いつきます。酒の密売人の倉庫から酒を盗み、その酒をそのまま密売人に売りつけようとしたのです。こうして二人は密売人のジェスから大金を得ますが、その後すぐに警察に捕まってしまいます。実は街の保安官のハーディスはジェスの兄弟で、ジェスから酒と金を盗まれたと通報を受けていたのです。しかし、現金はアディが帽子の裏地の中に隠しており、ハーディスたちは決定的な犯行の証拠を見つけられずにいました。

そんな中、モーゼとアディは隙をついて警察から逃げることに成功します。二人は車に乗り込み車を猛スピードで走らせ、ミズーリ州へと急ぎました。カンザス州での罪は州境を越えたミズーリ州では適用されないことをモーゼは知っていたのです。

【結】- ペーパームーンのあらすじ4

モーゼとアディはボロトラクターに乗り換え、ようやくミズーリ州に到着しました。アディは叔母のいるセントジョセフが近づいていることに気づき不安な気持ちを覚えますが、モーゼはまだまだアディとともに金稼ぎを続けるつもりでいました。このモーゼの気持ちを知ったアディは大喜びし、稼いだお金でピアノが欲しいとモーゼにねだるのでした。

二人は新たな詐欺をするべく一度別行動を取りますが、アディがモーゼとの待ち合わせ場所に行くと、そこには傷だらけのモーゼがいました。ハーディス保安官がミズーリ州にまでやって来て、逮捕できない代わりにモーゼに容赦ない暴力を加えたのです。さらに悪いことに、これまで稼いだお金のほとんどをハーディスに奪われてしまい、二人の元には10ドルしか残っていませんでした。アディはこのお金でやり直そうとモーゼに提案しますが、これを潮時と考えたモーゼはアディを叔母の元へと連れて行くのでした。

叔母の家の前でアディはモーゼとの別れを拒みますが、そんなアディにモーゼは自分は父親ではないと告げその場を去ってしまいます。ボロトラクターに戻ると、モーゼは一枚の封筒を見つけました。それはアディが置いていったもので、中には大きな紙の月に腰かけながらこちらをにらみつけるアディの写真がありました。モーゼはその写真を見て黙り込んでしまうのでした。

その頃、アディは叔母に温かく迎え入れられていました。叔母の家には温かい食事やアディが欲しがっていたピアノもありましたが、これに物足りなさを感じたアディはモーゼの元に戻ることを決めます。アディがモーゼの元に着いたとき、モーゼはボロトラクターを発進させようとしていたところでした。モーゼはトラクターを降り、「もう一緒に来ないでくれ」とアディに告げます。ところが、アディからは「200ドルがまだだよ」と返されてしまいます。このアディの言葉にモーゼは怒りますが、その後ろではボロトラクターが誤発進し坂道を下り始めていました。それに焦ったモーゼはアディに「急げ」と言ってボロトラクターに乗り込み、その後すぐにアディも乗り込みました。
「いつも明るくいよう 暗い気持ちを隠そう いつも愉快でいよう 笑いを絶やすな しっかり立って目玉焼きみたいに 明るく上を向こう」。アディの大好きな流行歌「Keep Your Sunny Side Up」を背景に、二人のトラクターはミズーリの荒野を駆けて行くのでした。

みんなの感想

ライターの感想

ともかくテータム・オニールの小狡くも愛らしい演技に魅せられる作品です。主人公二人をつなぎ合わせるのはお金ですが、物語が進むにつれて金銭を越えた関係が生まれて行くのが感動的です。また、テンポ良く二人の珍道中が展開し、コメディ映画としても楽しめる映画です。
  • レントンさんの感想

    大好きな映画です。
    また見たいなって思いました!

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