「ミケランジェロプロジェクト」のネタバレあらすじ結末

ヒューマンドラマ

ミケランジェロ・プロジェクトの紹介:ジョージ・クルーニーが主演、監督、製作、脚本を務めた2014年製作のアメリカ映画。第二次世界大戦中に実在した美術品保護専門部隊「モニュメンツ・メン」の戦いを描く。

ミケランジェロプロジェクトの主な出演者

フランク・ストークス(ジョージ・クルーニー)、ジェームズ・グレンジャー(マット・デイモン)、リチャード・キャンベル(ビル・マーレイ)、ウォルター・ガーフィールド(ジョン・グッドマン)、プレストン・サヴィッツ(ボブ・バラバン)、クレール・シモーヌ(ケイト・ブランシェット)

ミケランジェロプロジェクトのネタバレあらすじ

【起】- ミケランジェロプロジェクトのあらすじ1

1943年のヨーロッパ。総統美術館を計画するヒトラーの命により、ヨーロッパ各国でナチスは美術品の略奪を行っていました。この事態を受けて、アメリカである部隊が編成されます。それは「モニュメンツ・メン」という美術品の保護を専門とする部隊です。部隊のリーダーを務めるのは美術史学者のストークスで、この計画を強く軍に進言した人物です。ストークスは行動をともにする仲間を選抜。学芸員のグレンジャー、建築家のキャンベル、彫刻家のガーフィールド、美術史学者のサヴィッツ、元歴史家のジェフリーズ。いずれも中年、高年でしたが、なんとか新兵訓練を終えストークスたちはヨーロッパに降り立つことに。そこで心強い仲間に恵まれます。フランス人美術商のジャン=クロード、通訳兼運転手としてドイツ系アメリカ人兵士のサムが仲間に加わったのです。

ドイツ人兵士の捕虜から美術品の情報を得たモニュメンツ・メンは、まず各地の美術品の状況を調査することを決めます。グレンジャーはパリの美術館へ、キャンベルとサヴィッツはベルギー・ヘントへ、ガーフィールドとジャン=クロードはドイツ・アーヘンへ、ジェフリーズはブルージュへ、それぞれ向かいました。この中でも特に重要な美術品があるのは、ブルージュの教会でした。そこには、ルネサンスの巨匠ミケランジェロによる聖母子像があったのです。

【承】- ミケランジェロプロジェクトのあらすじ2

連合国軍が戦況を有利に進め、ドイツ軍は撤退を余儀なくされていました。そんな状況ではありましたが、実戦経験のないモニュメンツ・メンにとって戦地での活動は非常に危険なものとなり、一名の戦死者を出してしまいます。ミケランジェロ作の聖母子像奪還のためブルージュの教会に潜入したジェフリーズが、ドイツ兵に見つかり殺害されてしまったのです。聖母子像はそのままドイツに奪われ行方知らずとなってしまいました。ジェフリーズは今回の作戦を人生の失敗をやり直す機会と考えていました。ストークスには、ジェフリーズがその思いを込めて書いた手紙を家族に送り届けることしかできませんでした。

一方、パリではグレンジャーがクレールという名の女性に作戦への協力を呼び掛けていました。ジュ・ド・ポーム美術館職員のクレールはナチスのゲーリングによる略奪行為を目の前で目撃しており、美術品の情報を持っていました。しかし、クレールは再びアメリカ軍による美術品略奪が行われることを懸念して、非協力的な姿勢を取っていたのです。

【転】- ミケランジェロプロジェクトのあらすじ3

グレンジャーを除くモニュメンツ・メンは再び集結しますが、そこに悪い知らせが届きます。東からドイツへ侵攻中のソ連が美術品の略奪を行っており、さらにナチス内ではネロ指令が発令。「もし私が死んだら全てを破壊しろ」とヒトラーが命令を下したのです。美術品への危機が迫る中、再び仲間の命が失われてしまいます。ジャン=クロードが調査中にドイツ兵に撃たれてしまったのです。ストークスは仲間二人の犠牲に報いるために、計画の成功を再び心に誓うのでした。

地道な調査の結果、ストークスたちはドイツ・ジーゲンの銅採掘場に美術品が隠されていることをついに突き止めます。聖母子像はそこにはなかったものの、大量の美術品が発見され元の持ち主への返還作業も始まりました。クレールはこのニュースを知り、グレンジャーへの協力を決心します。クレールはグレンジャーに美術品の情報を話し終えると、一冊の目録を取り出しました。そこには、美術品の所有者や奪った場所など詳細な情報が記載されていました。クレールからその目録とパリ風の洒落たネクタイを受け取ったグレンジャーは、ストークスたちと合流すべくパリを離れるのでした。

【結】- ミケランジェロプロジェクトのあらすじ4

モニュメンツ・メンは次々と隠し場所を発見しますが、ナチスによってすでに燃やされている美術品も数多くありました。クレールの情報に基づき訪れたノイシュヴァンシュタイン城で、ストークスたちは美術品に加えて、隠し場所の新たな情報も獲得します。アルトアウスゼー岩塩坑に大量の美術品が隠されているというのです。

現地への移動中に戦争は終結しましたが、ストークスたちには大仕事が残っていました。ナチスの美術品運搬を阻止しようと村人が岩塩坑の入り口を爆破していたのです。ソ連軍が迫り、ガレキ撤去と運搬作業を大至急で行う中、ストークスはあの聖母子像をついに発見、その美しさに言葉を失ってしまいます。美術品の運搬は無事に終了し、こうしてモニュメンツ・メンの作戦は完了しました。

帰国したストークスは軍の高官に作戦の報告をしていました。合計500万点もの美術を保護し、所有者への返還を行っていること、いまだ見つからない美術品があること…報告を聞き終えた高官はある疑問を口にしました。「命をかける価値があったと思うか?」。「もちろんです」と答えるストークスに高官は続けて問いかけます。「30年後も人々は覚えているか?」。ここで場面は1977年のブリュージュの教会に切り替わります。そこにはジェフリーズが命を懸けて守ろうとした聖母子像と、老人となったストークスと幼い孫の姿がありました。「もちろんです」。像を見上げながらかつて問われた質問に静かに答えるストークス。教会の扉からまぶしい太陽の光が差し込む中、ストークスは孫の手を引きその場を去って行くのでした。

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みんなの感想

ライターの感想

ストークスたちの使命感の強さ、ナチスの美術品の略奪・破壊行為の残酷さ、漁夫の利を得ようとするソ連のしたたかさ…善と悪がはっきりした、とてもわかりやすい作品です。ナチスの悪行を描く場面では観ているこちらまで怒りを感じてしまうほど卑劣さと邪悪さが強調され、ストークスたちの行為により英雄的な印象を与えています。本作は戦争歴史劇ですが、同時にアメリカンヒーローの一つの姿を示した作品だと思います。

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