「ミルコのひかり」のネタバレあらすじ結末

ミルコのひかりの紹介:不慮の事故によって視力を失った少年が一度は心を閉ざしながらも、己の豊かな想像性から希望を生み出していく感動の実話。
イタリア映画界で活躍中のサウンドデザイナー、ミルコ・メンカッチの幼少期の経験を基に描かれた作品。2006年のイタリア映画で、日本では2007年に公開された。原題は『ROSSO COME IL CIELO』(空のように赤いという意。)

予告動画

ミルコのひかりの主な出演者

ミルコ・バレーリ(ルカ・カプリオッティ)、フェリーチェ(シモーネ・グッリー)、ヴァレリオ(アンドレア・グッソーニ)、フランチェスカ(フランチェスカ・マトゥランツァ)、ジュリオ神父(パオロ・サッサネッリ)、エットレ(マルコ・コッチ)、アッキーレ<父>(シモーネ・コロンバリ)、テレサ<母>(ロッサーナ・ジェンティーリ

ミルコのひかりのネタバレあらすじ

【起】- ミルコのひかりのあらすじ1

1970年トスカーナ。ミルコは活発で映画が大好きな10歳の少年です。やんちゃなミルコはある日、棚の上にあった銃に触れ暴発させてしまいます。ミルコは命を取り留めますが、視力を殆ど失いました。
当時の国の法律では盲人は普通校に通えず、ミルコは遠く離れたジェノバにある全寮制のカッソーニ校へ転校することになり、両親と離れ離れになりました。学校は盲目で堅物の校長の古い考えに縛られ、電話交換手か紡績工になるための技術を教えこむのです。

転校したミルコにフェリーチェという少年が話しかけてきました。ミルコは目が見えると主張し、全盲の彼に〝色″を教え親しくなります。しかし規律の厳しい学校に馴染めないミルコは、楽しいものはないかと校内を探し、古いテープレコーダーを見つけました。
すっかり心を閉ざしたミルコは点字の授業さえも受けようとしません。そんなミルコを教師であるジュリオ神父は「感覚は5つある」と優しく諭しました。

【承】- ミルコのひかりのあらすじ2

ミルコは学校の中庭で管理人の娘フランチェスカに声をかけられ、隠れて倉庫で会話します。ミルコはフランチェスカの自転車に彼女を乗せ、秘密の抜け穴から街の映画館へ抜出しました。見えないミルコの運転は危険そのものでした。
帰り道で二人は労働者のデモに巻き込まれます。カッソーニ校出身のエットレという青年が二人に気付き、学校付近まで送ってくれました。彼は製鉄所の電話交換手をしていて、抜け出した二人の勇気を褒め、また会おうと約束してくれました。

ミルコはフェリーチェに手伝ってもらいながら、様々な音を収集したり、工夫して擬音も作ります。テープも継ぎはぎし、完成したものをフランチェスカに聞かせました。
ミルコは授業の作文の代わりに作ったテープを提出します。しかし備品のテープを勝手に使ったことで、厳格な校長に目をつけられてしまいます。再び殻に閉じこもったミルコは食事も摂らず、授業にも出席しなくなりました。

【転】- ミルコのひかりのあらすじ3

神父は二人の秘密だと言って、ミルコにテープレコーダーを渡し、点字は習うよう仕向けました。
元気になったミルコは多様な効果音を作り、フランチェスカ自作の物語をテープに吹き込みました。ちょうど学校では学芸会の準備が始まり、聖書の朗読劇には“優等生”のみが選ばれます。頭に来たミルコやフェリーチェは自分たちの劇を作ろうと発起し、仲間も増えました。

映画は見えなくても楽しめるとのミルコの言葉に、仲間たちは夜に寮を抜け出して映画館へ行き、コメディ映画を鑑賞して大笑いします。その帰り、ミルコとフランチェスカは愛を誓い合いました。
しかし学芸会の練習にも参加せず、自分たちの劇を作っていたことがばれて、ミルコは校長に退学を下されてしまいます。一方神父は、ミルコたちの劇の出来栄えに心打たれます。神父は校長へテープを提出しますが、校長は聞く事もなく、盲人に可能性はないと切り捨てました。

【結】- ミルコのひかりのあらすじ4

神父は「君には特別な何かがある。誰にも奪われないで」とミルコに最後のメッセージを伝えます。ところがミルコに「レコーダーのことは話してないから心配ない」と言われ神父はハッとします。

ミルコの退学を耳にしたフランチェスカは、エットレのもとへ駆けつけました。エットレや盲学校の卒業生がストやデモを起こしたことでミルコの退学が撤回されます。
校長に抗うことに決めた神父は、学芸会は私が行うと断言しミルコたちが作った劇の準備を始めました。学芸会当日、観覧しに来た保護者たちに目隠しをしてもらい、ミルコたちは効果音たっぷりの自作劇を発表します。会場にはエットレの姿もありました。ミルコたちの無限の可能性に惜しみない拍手が送られました。

夏休み。帰省したミルコは、地元の友達の鬼ごっこの輪に入り、目が見えずとも鬼として、たくさんの友達を捕まえました。

1975年。政府は盲学校を閉鎖し、盲人も一般校に通える法案を承認。ミルコは16歳で寮を出て、イタリア映画界屈指の音響編集者となりました。

みんなの感想

ライターの感想

オーソドックスな展開ではありましたが素直に感動したので、この作品が無冠だったことに驚きました。隠れた名作ですね。
子供たちの冒険や淡い恋は、盲目であること抜きにして、美しかったです。

ミルコのような才能はありませんが、自分もヘンテコな遊びを生み出していた子供でした。大人になった今、ジュリオ神父やエットレのように、理解ある人間になれたか?と疑問を突き付けられるようでした。

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