「ラビット・ホール」のネタバレあらすじ結末

ラビット・ホールの紹介:愛する息子を交通事故で失ったベッカ。絶望の淵にいる彼女は、息子を轢いた少年を尾行する。
ピュリツァー賞を受賞したデヴィッド・リンゼイ=アベアーの同名戯曲を映画化。2010年・米アカデミー賞主演女優賞ノミネートのほか、20賞以上にノミネートされた。子を亡くした夫婦の再生を描いた人間ドラマ。ラビット・ホールとは『不思議の国のアリス』でアリスが落ちた穴に由来する。

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予告動画

ラビット・ホールの主な出演者

ベッカ・コーベット(ニコール・キッドマン)、ハウイー・コーベット(アーロン・エッカート)、ナット(ダイアン・ウィースト)、イジー(タミー・ブランチャード)、ジェイソン(マイルズ・テラー)、オーギー(ジャンカルロ・エスポジート)、リック(ジョン・テニー)、ベグ(パトリシア・カレンバー)

ラビット・ホールのネタバレあらすじ

【起】- ラビット・ホールのあらすじ1

閑静な住宅街に暮らす妻ベッカと夫ハウイー。穏やかに暮らしていた二人を8カ月前、悲しみが襲いました。最愛の息子ダニーが道路に飛び出し車に轢かれ、4歳で亡くなったのです。以来二人は大きな喪失感に苛まれていました。ベッカは親友が連絡をしないことに腹を立てたり、妹イジーの妊娠が判明しても心から喜ぶことができずにいました。
ベッカは息子を思い出す物を見るのも辛く、事故の原因になったダニーが追いかけた飼い犬は実家に預け、彼の荷物の処分も始めます。対照的にハウイーは夜な夜なダニーの動画を眺め、息子の思い出に触れていました。
ベッカとハウイーは子を失った人が集う会に参加しています。会の中心人物であるケヴィン・ギャビー夫妻は、8年間も会に通い続けていました。参加者は神に縋る様な言い草ばかりで、性に合わないベッカは退会を決めました。
ある日ベッカはスクールバスに乗車中の少年を見かけます。ダニーを轢いた高校生のジェイソンです。ベッカは思わず彼の後を車で追いかけました。 この映画を無料で観る

【承】- ラビット・ホールのあらすじ2

以来ベッカはジェイソンを尾行するようになり、図書館では彼が並行宇宙の本を借りていたことをチェックします。しかしベッカは館内でジェイソンと鉢合わせしてしまい、慌てて逃げました。
ハウイーは前に進むため、二人目の子供を作らないかとベッカに切出します。関係を持つ気分にもなれないベッカはハウイーの言葉遣いも気に障り、それなら家を売ろうと言い出しました。夫は会社に逃げられても、家にいる自分には息子の面影だらけで辛いのだと。ハウイーは徹底的に反対します。
イジーの誕生会に家族が集まりました。酔った母は自身も息子を亡くした経験から、慰めが必要だとベッカを諭します。しかしベッカは4歳で事故死したダニーと、麻薬中毒にて30歳で死んだ兄を同列に扱うなと激怒しました。ベッカは彼女を案じる家族にも当たってしまうのです。
尾行を続けていたベッカはバス停でジェイソンに見つかり、二人は公園で他愛もない話をしました。すると突然ジェイソンは涙を零し、謝罪の言葉を述べます。別の道を通っていれば…と、生真面目な彼自身も悔やんでいたのでした。
ジェイソンの希望もあり、その後も二人は頻繁に会うようになります。不思議とベッカは彼といると穏やかでいられるのでした。

【転】- ラビット・ホールのあらすじ3

ある日ベッカは、ハウイーの携帯電話に保存していたダウニーの動画を誤って消去してしまいます。激怒したハウイーは日頃の不満をぶちまけ、二人は激しく言い争いました。ハウイーは“息子を消すのはやめろ”と妻の行動を非難しました。
ベッカはジェイソンが“ラビット・ホール”と題したコミックを描いていることを知ります。科学者の父親が発見したウサギの穴が並行宇宙と繋がっているという内容で、完成後に見せるとジェイソンは話すと、あの日制限速度を2,3キロ超えていたかもしれないと零しました。正直に伝えたいのだと。
一人で会に行くようになったハウイーは、夫が退会したギャビーと共にマリファナを吸うようになりました。二人はある日の会をサボります。子を失うと夫婦は駄目になる、夫は家を出たとギャビーは告白しました。

【結】- ラビット・ホールのあらすじ4

ギャビーの話を聞いて焦ったハウイーは妻の意見に沿い家を売る決意を固め、早速オープンハウスにします。しかし子供が亡くなった家ではなかなか買い手は見つからず、ハウイーは子供部屋を片付ける決心をしました。
見学用に玄関を開けていたため、ジェイソンが完成したコミックを持って家の中に入ってきました。ベッカは彼と会っていたことを告白しますが、ハウイーは声を荒らげジェイソンを追い返しました。
ベッカは母に悲しみは消えるかと問うと、岩のような悲しみはやがてポケットの小石に変わると励ましました。
ハウイーはギャビーの家を訪ねますが我に返り帰宅します。しかしベッカが帰って来ません。彼女はジェイソンと会おうとしていました。プロムに向かう彼を見たベッカは、事故を思い出し車中で泣き、寝てしまったのです。
ベッカは翌朝帰ったジェイソンに起こされます。並行宇宙は存在し、別次元で楽しくやっている自分がいるという彼の言葉にベッカの心が和らぎました。
親友が連絡しないのは気が引けるからだと、ベッカは自分から声を掛け家に招きました。みなが帰ったあと、ベッカはハウイーの手を強く握っていました。

みんなの感想

ライターの感想

想像を要する作品のつくりがアメリカの映画とは思えず新鮮でした。無理に日本語をあてがうより、原題通りのタイトルでよかったと思います。

ベッカとハウイーの埋めようもない欠落感、心の再生が描かれているのは非常に伝わります。しかし再生への道のりが観念的に感じられ、消化不良気味でした…。
自分なりに感じたのは、意外にもジェイソンとの交流がベッカを変えたのではないかと思います。彼の真面目さや加害者も苦しんでいることを知ったこと、またジェイソンに成長したダニーを重ねて、心穏やかになったのではないかと感じました。

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