「ランナウェイブルース」のネタバレあらすじ結末

ヒューマンドラマ

ランナウェイ・ブルースの紹介:2012年制作のアメリカ映画。片足を失った兄と孤独な弟との絆や、彼らの逃避行を描いた作品。エミール・ハーシュ、スティーヴン・ドーフ、ダコタ・ファングらが出演。

予告動画

ランナウェイブルースの主な出演者

フランク(エミール・ハーシュ)、ジェリー・リー(スティーヴン・ドーフ)、アニー・ジェームス(ダコタ・ファニング)、アール・ハーリー(クリス・クリストファーソン)

ランナウェイブルースのネタバレあらすじ

【起】- ランナウェイブルースのあらすじ1

フランクとジェリーという兄弟がいました。弟のフランクは物語を作るのが上手で、兄のジェリーは絵を描くのが上手です。
幼い兄弟は母が亡くなる前に、遺書やお金のことを聞きます。これからの生き方や、父のライフルを売ってお金にすることなども聞きます。
兄弟は列車に乗って旅立つことにしますが、兄のジェリーが乗り損ねて片足を失います。弟のフランクは彼に肩を貸し、住む場所へと行きます。
15歳のフランクは中古車屋で働きます。店主のアールが何かと気にかけてくれました。
その後、フランクにはアニーという恋人ができます。アニーは別荘で過ごすうち、ここに住みたいと思うようになります。
アニーの母は売春婦で、早く離れるべきだとフランクはアニーに伝えます。アニーも町を出たいと言います。
ある日、フランクがアニーの家に行きます。彼女は母親と共に、見知らぬ男性と下着姿でいました。
フランクは事情を話してくるアニーに帰れといいます。アニーは母親がその男に殺されるかもしれないからと、仕方なく行いました。しかし、フランクは彼女と別れることになります。
月日が経ち、ある日フランクが休んでいると、ジェリーが取り乱した様子でやってきます。大変なことが起きたから逃げるぞと言われ、フランクは彼とともに車に乗ります。
車内でジェリーは事情を説明します。恋人のポリーがキレて銃を向けてきました。それで銃を奪った後、帰ろうとしていて、突然子供が自転車で飛び出してきたのです。
はねてしまい、病院に連れて行かなければと外に出ます。様子を見に行くと子供は死んでいました。
ジュリーは涙ながら、聖メアリー病院の事務所の前に遺体を置いてきたと話します。あんな恐ろしい光景は見たことがなかったのです。
途中、フランクが買い出しに行くと、ジェリーは一人で車に乗って行ってしまいます。荷物だけ置いていかれ、フランクはバスでリノまで帰ることにします。

【承】- ランナウェイブルースのあらすじ2

ジェリーは雪の降った荒野で、ガソリンを撒いて轢き逃げした車を燃やします。雪の降る人気のないベンチで、膝から下の無い方の足の太ももを銃で撃ちます。
自宅に帰ってきたフランクは聖メアリー病院に運ばれたと、ポリーからのメモを見つけます。病院に行くと、ポリーからジェリーが頭を撃つ勇気が出なかったと聞きます。
その後、フランクは給料の小切手をもらいに職場に行きます。しかし、欠勤してしまったので、後釜を雇われていました。フランクも承知の上でした。
新聞を読むと、ジェリーが轢き逃げした少年が載っていました。名前はウェス・デニーで、警察が犯人を捜索中と書かれていました。
電話帳を探して、フランクはデニーの家を見に行きます。両親と子供たちが外にいるのを目撃します。
その後、フランクは凍え死にそうになっている犬を見つけ、どこぞの庭から盗んできます。ジェリーに話すと喜んでくれて、新しい首輪と食べ物もあげます。
フランクはジェリーに、ひき逃げしたことはバレないと安心させていました。しかし、警官が病院に駆けつけてきます。
警官はジェリーの車のことを聞いてきて、焼き捨てられたのも発見していました。よく似た車に少年がはねられ、目撃者もいると言ってきます。
盗まれた風に言って誤魔化すジェリーでしたが、なぜ足を怪我して入院してるか聞かれます。今日はもう勘弁して欲しいと伝えて、警官は一先ず帰っていきます。
その様子をこっそりと見ていたフランクは、ジェリーに慌てて駆け寄ります。兄弟は町から逃げることを決心します。
フランクは金策のために父のライフルを売りに行きます。ウィンチェスターという特注品のライフルで、一度も使われていません。
馴染みの店に持っていきますが、出せる金が400ドルしか無く、手が届かなさすぎると言われます。展示会に出すのを勧められますが、400ドルで良いと言います。
400ドルでは車を買うのも厳しくて困っていると、友人のトミーが話しを持ちかけます。ギャンブル好きの彼が提案したのは、マイク・タイソンとダグラスの試合の賭けです。

【転】- ランナウェイブルースのあらすじ3

大切なジェリーのことなので、ギャンブルは嫌がるフランクでした。トミーは自分の車をやるからと言うと、フランクは話しにのります。
会場に到着し、フランクはトミーと友人のアルと合流します。先にトミーから車のキーをもらっておきます。
前半はダグラスが優勢でした。しかし、タイソンの一撃でダグラスは倒れてしまいます。何とか立ち上がって、ゴングが鳴ります。そして次のラウンドでダグラスがタイソンを倒します。
賭けは成功し、9450ドルもの大金になります。フランクはアルにストリップに行ってこいとお金をあげます。トミーには分前を渡します。
フランクはジェリーに話に行きます。金の問題は無くなりましたが、ウェスのことが気がかりだとジェリーは言います。
フランクはウェスが自分たちと同じで、両親がいない天涯孤独の身だと説明します。そして里親に育てられ、転々とたらい回しにされている子だと言います。ジェリーはそれでも家族はいるだろうと言って、フランクに探すように頼みます。
フランクは昔世話になったアールの店に車を買いに行きます。1500ドルで今日現金で買える車を聞くと、アールはダッジ・ダートを勧めてくれます。
自分でエンジンをかけて出すなら、200ドルにまけてやるとアールは言ってくれます。そして立派な男だから胸を張って生きて行けと、人生から逃げるなと背中を押してくれます。アールの言葉に、フランクは半泣きになります。帰りの車内で涙を流すフランクでした。
そしてデニーの家のポストにお金を入れ、フランクはジェリーのモーテルから飾ってある絵を持っていきます。警察がやってきたとポリーから連絡を受けて、ジェリーを病院から連れて行きます。病院にはパトカーがやってきていて、ギリギリのところでジェリーを連れ出します。

【結】- ランナウェイブルースのあらすじ4

兄弟の行き先はエルコで、アニーが住んでいる場所です。途中、フランクはジェリーに海賊の物語の話しをしてあげます。
兄弟の母が亡くなった後、リノを去ってハワイに行きます。海賊たちがサメがいるとは知らずに、続々と海に飛び込んで血の海と化します。
舵を取ったジェリーによって島へと到着します。そこでウィリー・ネルソンにそっくりなジェンキンスに世話になり、王様のような暮らしをした話です。
エルコに到着し、モーテルに泊まることにします。フランクはリーのお風呂を手伝ってあげます。裸を見られたことにジェリーは恥ずかしがります。
フランクは久しぶりにアニーに会いに行きます。彼女はベーカリーで働いていて、近くに一人で住んでいました。
アニーに全てを話し、フランクはジェリーに会わせます。ジェリーは自分が死ねばよかったと言いますが、アニーは駄目よと言います。
それからフランクは、アニーの家で手料理を作ってもらいます。アニーが元気か気になっていて、今後のことは分からないとフランクは言います。
モーテルに帰ったフランクは、見知らぬ男性がいた時のことを思い出していました。ウィスキーを飲みすぎて、翌朝血を吐いてしまいます。ジェリーがビールにしとけとアドバイスします。
ジェリーは一人で抱え込まずに、誰かに相談をしろとフランクにアドバイスします。フランクはアニーが見知らぬ男といた時のことを話し始めます。
ジェリーは気の毒な子だと言い、不運なおれたちは不運な子と一緒になるのだと諭します。それは自然なことであると言います。
ジェリーは愛してるなど言われたことがありませんでした。からっぽな自分と比べて、フランクにはあるだろと教えてあげます。
そしてリッチなトラベラーと描かれた絵をフランクに渡します。それは兄弟が旅行してる絵でした。フランクはとても喜びます。
次第にジェリーの顔色が悪くなって病院につれていきます。銃の傷口を消毒して包帯は取り替えてはいました。
運ばれたジェリーに、フランクは彼が好きな絵のマーチと恋に落ちる物語をしてあげます。そしてジェリーは心肺停止になります。
ジェリーの眠るベッドの横で、フランクは涙を流します。フランクは犬と一緒にアニーの職場に行って外から見ます。アニーが気付いて微笑んでくれます。
ベンチに座っているフランクの姿が表紙の「ザ・モーテル・ライフ」という本が映し出されます。文はフランク、絵はジェリーが担当です。

みんなの感想

ライターの感想

この映画では、モーテルに飾られてるジェリーの描いた絵が素敵です。マーチの姿を紙やダンボールなどで描かれていて、口が開いたまま見続けてしまいます。エンディングの絵も手書き感があって素晴らしいです。
また、フランクの物語を表現するアニメーションも登場し、高度で進化した紙芝居のようで面白いです。劇中曲はのんびりとしたものから、胸を突き動かすものがあって映画の良さを高めています。
今作ではマイク・タイソンとダグラスの試合が流れます。他にも車のダッチ・ダートがお洒落で、時代感を感じます。
出演陣が豪華なのも特徴的な作品で、のんびりだけれども不運でディープなストーリーです。時間もそこまで長くなく、意図を最後にもってきている良作です。

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