「ロックザカスバ!」のネタバレあらすじ結末

ロック・ザ・カスバ!の紹介:2015年製作のアメリカ映画。『レインマン』のバリー・レヴィンソン監督、ビル・マーレイ、ブルース・ウィリスら共演のエンタテインメント作品。落ち目の音楽芸能マネージャーが、ツアー先のアフガニスタンで偶然出会った天性の歌声を持つ少女を、現地のオーディション番組に出演させるべく奔走するドラマ。

予告動画

ロックザカスバ!の主な出演者

リチャード・ランツ〔リッチー〕(ビル・マーレイ)、マーシー(ケイト・ハドソン)、ロニー・スマイラー(ゾーイ・デシャネル)、ニック(ダニー・マクブライド)、ジェイク(スコット・カーン)、タリク・カーン(ファイム・ファズリ)、サリーマ・カーン(リーム・ルバニー)、ボンベイ・ブライアン(ブルース・ウィリス)

ロックザカスバ!のネタバレあらすじ

簡単なあらすじ

①リッチーはいつか自分のマネージメントで大スターを作りたいと思っているが、実際は冴えないマネージャー会社経営。アフガニスタンの慰問ツアーに行った先で、美しい歌声を持つ少女サリーマ・カーンを見つけ、スターにしたいと思う。 ②ところがアフガニスタンでは女性が歌うのは御法度だった。それをおしてミッチーはサリーマを歌番組に出場させ、サリーマの歌声は広く国民の心に響いた。

【起】- ロックザカスバ!のあらすじ1

つい最近の出来事…。
アフガニスタン、パクティア州。
赤いブルカ(イスラム圏で女性が顔につけるヴェール)をつけたひとりの若い女性が村を抜け出し、洞窟でこっそりテレビを見ます。
少女が見ているのはアフガニスタンで今大人気の、『アフガン・スター』という歌番組でした。少女は目を輝かせながら、番組に見入ります…。
…アメリカ・カリフォルニア州、ヴァン・ナイス。
リッチー・ランツは音楽マネージャーをする初老の男性です。オーディションをして事務所に契約料1200ドル(約12万円)を支払わせるのですが、はっきり言って詐欺です。
でもリッチー本人は詐欺のつもりはありません。本当にいつか、自分の手で見出した歌手を、デビューさせるのが夢なのです。
実際のところは契約料を取った後は、コピーバンドでデビューさせる程度でしかありませんでした。
リッチーの事務所に所属している女性ロニー・スマイラーが、ポゴスでショーをしている時、リッチーに声をかけてきた男性がいました。彼は米軍慰問ツアーの参加者を探しており、ロニーをアフガニスタンのツアーに参加させろと言います。もちろん、お金は貰えるとのことです。
アフガニスタンに出かける前に、リッチーはこっそり10歳の娘・ドリーに会いに行きました。リッチーは妻と離婚していて、ドリーに会うのも禁じられているので、ドリーの部屋の窓越しに合う程度です。
「アフガニスタンのカスバに行く」と告げたリッチーですが、ドリーに冷静に「カスバは北アフリカの街よ(アルジェリアにある)」と返されて、教養がないのを見破られました。ちなみにアフガニスタンはばりばりの中東です。
ドリーと話したリッチーは、ガラス越しに妻の姿も見て、そのまま帰りました。
翌日、リッチーはロニーを連れて飛行機に乗ります。ロニーは最悪のツアーだと嘆きますが、リッチーは大丈夫だと慰めました。
カブール国際空港で、リッチーの荷物がないと判明しますが、何の対処もしてもらえません。トラブルはよくあることと流されますし、遺失物の届け出の窓口もありません。諦めるしかないそうです。
バーンズ二等兵が迎えに来て、防弾チョッキを着用してくれと言います。つい先日に大統領暗殺未遂事件があり、厳戒態勢だとのことです。
ロニーに買い物で気晴らししろと言ったリッチーですが、厳戒態勢なので買い物もできません。しかも移動途中に近所で爆発が起こりました。簡易爆弾で死んだのはヤギ2頭ですが、ストレスを感じたロニーはクスリ(鎮痛剤)をきめます。

【承】- ロックザカスバ!のあらすじ2

せめて滞在中は満足したいと考えて、ホテルのフロントでリッチーはいい部屋を頼みました。ロニーはロビーで傭兵のボンベイと仲良くなっていました。ボンベイをボディガードとして雇ったと言っています。
バーに行くと、リッチーの横にIBM(国際弾道軍需社)の男性2人・ニックとジェイクが呑みに現れて、名刺を渡しました。
午後8時の慰問ツアーの時間になったのでロニーを呼びに行くと、部屋の洗面所の鏡に「私はスティービー・ニックスじゃない」とルージュで書いて、消えていました。
一番問題だったのは、その時にリッチーの財布とパスポートまで一緒に持って行ったことでした。現金がないと動けませんし、パスポートなしだと出国できません。
ロニーぬきで慰問ツアーは始まりますが、リッチーは困りました。
リッチーは、ロニーを探しに外に出かけます。しかし武装した男に車を止められ、事情を説明しても聞き入れられません。
場末のクラブに入ったリッチーは、そこで出会った売春婦・マーシーに「どの国でも禁じられているすごいことをしてあげる」と言われ、時計で一夜をともにしました。すごいこととは、女装されての拘束プレイです。
翌日、バーンズ二等兵が迎えに来ましたが、部屋に戻ると傭兵のボンベイが待っており「ドバイに発つまでのロニーのボディガードをしていた(逃がしたのはボンベイらしい)。前金で1000ドル(約10万円)受け取ったが、成功報酬1000ドルはリッチーに貰えと言われた」と言います。
アメリカ大使館に行くと「パスポートの再発行に2週間かかる」と告げられたリッチーは途方にくれました。
そんな時、IBMのニックとジェイクが「1万5000ドル(約150万円)渡すから爆薬をパクティア村に、今日中に運んでくれ」と頼まれごとをされます。そこはパシュトゥン人という善良な人たちが住む村だから危険はないと言われました。
成功したらニックとジェイクがアメリカ大使館に圧力をかけて、パスポートをすぐ再発行させると言われ、リッチーは引き受けます。
リッチーはボンベイを雇い、砂漠の村まで車3台に分乗して行きます。親切なタクシー運転手だった通訳も雇いました。
しかし砂漠を並んで通行していた車の、最初の1台がいきなり爆破されました。傭兵・ボンベイを雇っていても、爆破されるとあまり意味がありません。リッチーもボンベイも軽傷ですが、ほうほうの体で後ろの車に乗り移ります。

【転】- ロックザカスバ!のあらすじ3

遠くから馬に乗った村人がやってきました。ボンベイは戦闘準備をします。
馬に乗った人たちは取引相手のパクティア州の人たちでした。リッチーは通訳をしてもらい、取引を開始します。
取引相手はシャトワリ村の村長タリク・カーンで、取引は無事に終了しました。風習で、ひと晩もてなしたいと言い、リッチーは通訳だけ残して後のメンバーは帰すと、村に行きます。
もてなしは本当でした。ニックとジェイクが言っていたとおり村人たちは善良で、リッチーと通訳をもてなします。
リッチーがディープ・パープルの『スモーク・オン・ザ・ウォーター』を少しアレンジして披露すると、子どもたちは目を輝かせて音楽に聞き入りました。
夜、トイレに起き出して砂漠で小用を足したリッチーは、遠くから聞こえるかすかな歌声に惹かれて行きます。
洞窟の中には、赤いブルカをつけた少女サリーマ・カーンがおり、ギターを爪弾きながら歌っていましたが、リッチーが来ると逃げ出しました。映画冒頭の少女です。
その美しい歌声と、綺麗な英語の発音に驚いたリッチーは「絶対に彼女は売れる」と、生まれて初めて本物の逸材を見つけました。そして、なんとしても彼女をマネージメントしてスターにしたいと考えます。
通訳の男性を起こしたリッチーは、必死で胸にたぎる熱い思いを訴えたリッチーですが、通訳の男性は「この村(国も)では、女性が歌うのは禁じられている」と言い聞かせました。それでもリッチーは納得できません。
翌日、リッチーは村人たちに『アフガン・スター』という番組があることを聞かせました。リッチーもアフガニスタンに来て知った番組なわけですが、素人を募ってスタジオで歌わせて人気投票をさせる、スター誕生の番組です。
そしてこの村からスターを出したいと訴えると、村長タリク・カーンは侮辱されていると思い、怒りました。その少女・サリーマは村長の娘だったからです。
逃げるように去ったリッチーと通訳ですが、車のトランクにサリーマが隠れていました。サリーマは番組に出場したいと言います。
リッチーは引き受けますが、「未婚の女性と同じ屋根の下で眠ってはならない」という通訳の言葉を聞き、売春婦のマーシー宅にサリーマを預かってもらいます。
テレビ局に行ったリッチーはプロデューサーに、とにかく歌を聞いてくれと頼みこみます。歌を聞いたプロデューサーは審査員を動かし、特別に出演させることにしました。番組が始まります。

【結】- ロックザカスバ!のあらすじ4

リッチーはサリーマに、ステージの上でヒジャブ(イスラム圏の女性の衣装)で踊って欲しかったのですが、さすがに無理でした。
番組初の女性登場、番組初の英語の歌ということでスタジオはしんと静まりますが、サリーマの歌はアフガニスタンの国中に流れ、歌声を聞いた通りの人たちは立ち止まります。
父・タリクは偶然アイスを買いに行って、サリーマの出場を見ました。反対していたものの娘の歌に心を動かされたタリクは、店員が「恥知らずな娘だ」と言うのを聞いてアイスを捨てて去ります。
アフガニスタンの今までの常識を打ち破る試みに、皆どうしてよいか分からなくなります。サリーマの歌はよかったのですが、アフガニスタンで女性がブルカを外して歌をうたうなどということは、今までなかったからでした。
番組後の視聴者投票で、決勝に進出する者が決まります。
終了直後から各地で議論が起きました。顔も覆わず女性が歌い、しかも英語ということで、聖職者協会は異議を唱えます。
しかしリッチーは諦めたくありませんでした。パスポートはできたのですが、サリーマをスターにしたいので残って工作します。
宣伝カーを走らせてサリーマの名を連呼し、ヘリからビラを撒いて宣伝します。
その効果があったのか、サリーマの決勝進出が決まりました。父・タリクは怒りますが、サリーマは出たいと思います。
ところで事態は思わぬところで大きな問題になっていました。女性を歌わせたということでリッチーは非難され、次の村長候補のナジアーはサリーマも殺すと言います。
しかし譲れないと思ったリッチーは、傭兵・ボンベイを連れて村に行き、父・タリクに「あなたが信じてやらなくてどうする」と訴えて、ナジアーが遣わしたアザム側との銃撃戦の末に、サリーマを村から連れ出しました。
決勝に出たサリーマは、再び美しい歌声を披露します。今度は女性陣も嬉しそうに見守り、男性も聞き入りました。
サリーマの村にもなんだかんだでテレビが持ち込まれ、皆サリーマに見入っていました。
〝『アフガン・スター』に出演した勇気ある女性セタラ・フサインザダに捧ぐ〟
(エンドロール)娘・ドリーに土産を買おうとするリッチーだが、台湾製のゾウと知って文句をつける。「5ドルしか持っていない」と嘘をついて5ドルに値切って購入し、さらに5ドル追加して今度は糸を購入。
(サリーマが優勝したかどうかは不明だが、番組『アフガン・スター・ショウ』は実際にあり、実在するセタラ・フサインザダの音源も現存する)

みんなの感想

ライターの感想

ジャンルとしてはコメディらしいのだが、はっきりいって「ヒューマンドラマ色が強い」ので、ヒューマンドラマにカテゴライズした。
確かに局所局所では小さく笑えるのだが、宗教を扱ったところとか、現在も紛争地域であるアフガニスタンなので、極端な演出はできないのだろう。
ラストの字幕で知ったのだが、これって実話。最後の最後に「そうだったんだ」と思った。
コメディにするんだったらコメディに、そうじゃないのならヒューマンドラマに思い切りストーリーを寄せてしまえばいいのに。
もったいない感がある。特にキャストが豪華なだけに。

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