「勝手に逃げろ/人生」のネタバレあらすじ結末

ヒューマンドラマ

勝手に逃げろ/人生の紹介:商業映画から撤退していたゴダールが、12年ぶりに映画作家として復活した作品。第二の処女作とも呼ばれている。
二つの導入部に続いて、交響曲のようにストーリーを4章で構成し、スイスを舞台とした男女3人の物語が綴られていく。フランス、オーストリア、西ドイツ、スイスの合作で、1979年製作。ストップモーションやスローモーションを効果的に駆使した映像は、革新的なゴダールの手法で、観たものでなければ味わえない表現でもある。

勝手に逃げろ/人生の主な出演者

イザベル(イザベル・ユペール)、ポール・ゴダール(ジャック・デュトロン)、ドゥニーズ・ランボー(ナタリー・バイ)

勝手に逃げろ/人生のネタバレあらすじ

【起】- 勝手に逃げろ/人生のあらすじ1

「-1=勝手に逃げろ」 「0=人生」 「1=創造界」
テレビ局のディレクターをしているポール・ゴダールは、恋人で同僚のドゥニーズ・ランボーから別れを切り出されていました。長らく住処にしているホテルから、彼女を説得するために電話をかけています。
一方でドゥニーズは、都会での生活をやめ、田舎暮らしをしようと決めていました。それに伴い自転車に乗り始め、今後住もうと考えているレマン湖のほとりの街を駆け抜けています。ドゥニーズは小説のような執筆をしており、田舎の町で出会った活動家に、新聞に載せたいと懇願されていましたが、悩んでいました。
また、ポールに相談することもなく、住んでいた部屋を広告に掲載し、貸し出すことにしました。

【承】- 勝手に逃げろ/人生のあらすじ2

「2=不安」
ドゥニーズは以前から計画をしていた番組企画のために、仕事場へ戻りました。出演者へのオファーをポールが担っていましたが、出演者との連絡を取らなかったため、企画をお蔵入りとさせました。退職直前に企画をボツにさせられたドゥニーズは、激しくポールを罵り、怒りました。
ポールは元妻と娘のセシルと、月に一度面会しています。セシルは会わない間にもどんどん成長していきますが、娘の体に触れることさえ叶わないポールは、父親としての虚しさを感じていました。セシルの誕生日に食事をした3人ですが、妻は毎月の養育費としての小切手を、セシルは「プレゼントはないの?」とポールに求めました。彼女たちが形式的に面会しているという現実は、場の空気を淀ませました。

【転】- 勝手に逃げろ/人生のあらすじ3

「3=商売」
その後、一人になったポールは娼婦のイザベルに声をかけられます。ポールは映画を観るつもりでしたが、映写機不良との情報もあり、イザベルを買うことにしました。
客からの依頼には絶対服従という売春の世界で、イザベルは笑うこともなく淡々と仕事をこなしていました。また独断でポールを誘ったことが、売春の元締めにばれて、体罰を受けます。そして自分達からは一生逃れられないと、元締めに言われました。イザベルは田舎を出て都会で新しい生活をしようと思い、部屋を探し始めました。
そんななか、妹がイザベルを訪ねて来ます。お金が必要になったので、自分も売春ができるかという相談でした。イザベルは軽く反対したものの、妹の本気さを鑑みて、彼女に手ほどきをしました。
イザベルはようやく空いた部屋を見つけ、現場へ行きました。そこはドゥニーズの部屋でした。別れ話をするドゥニーズが、ポールに殴られている場面を目撃してしまいます。

【結】- 勝手に逃げろ/人生のあらすじ4

「4=音楽」
イザベルはドゥニーズから鍵を受け取った際に、彼女と少し話をしました。別れるのが辛いと言うドゥニーズを励ましました。
ドゥニーズは今度こそはっきりとポールに別れを告げ、また自転車を走らせました。イザベルは新たな住まいを得て、穏やかに暮らし始めます。一方ポールは未だホテル暮らしを続けていました。
むしゃくしゃとしたポールは、街で偶然に元妻とセシルを見かけます。淋しさの募ったポールは「これからは週に1回合わないか」と都合よく彼女らに持ちかけました。ポールの申し出を妻はさらりと交わしました。
妻子と別れた直後、ポールは車にはねられました。それはイザベルの妹が乗っている車でした。イザベルの妹と運転者は、そのまま逃げました。ポールの事故を目撃した妻は「もう関わりたくない」と言い、ポールを見捨て、セシルと共にその場を去りました。

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