「囚われた少女たち」のネタバレあらすじ結末

ヒューマンドラマ

囚われた少女たちの紹介:2015年製作のメキシコ映画。少女を誘拐、監禁、そして売春をさせるメキシコの犯罪社会と、過酷な人生を送る少女の姿を描いている。少女たちの残酷な現実を映し出したサスペンスドラマ。FEST国際映画祭で審査員賞、メキシコ・アカデミー賞で5部門を受賞した作品。

予告動画

囚われた少女たちの主な出演者

ソフィア(ナンシー・タラマンテス)、ウリセス(オスカル・トレス)、マルタ(レイディ・グティエレス)

囚われた少女たちのネタバレあらすじ

【起】- 囚われた少女たちのあらすじ1

14歳のソフィアは、ウリセスとの初体験に緊張しています。ウリセスは12歳の時に初体験を済ましていて、何人としたかは分かりませんでした。
ウリセスは父・マルコスの誕生日を祝うので、ソフィアを連れていきます。マルコスは、ソフィアの家族のことを聞きます。ソフィアは父を亡くしていて、母はウェートレスをしていました。3歳の弟が一人います。
ウリセスの兄のヘクトルが、子供を抱いている妻のファビオラとやってきます。父の誕生日を祝いますが、ウリセスは終始浮かない顔をしていました。ヘクトルはよくやっていると励まします。
ヘクトルはソフィアを洗脳するように指示します。ウリセスはソフィアのことが本気で好きになっていて、自分の気持ちに戸惑います。
そしてウリセスはソフィアに騙していたことを謝ります。ウリセスの父と兄は、恋人を娼婦として働かせていました。ウリセスにもするように迫っているのです。
ウリセスはアメリカに逃げることにします。ソフィアもここにいたら、父と兄に捕まると警告します。行きたくないソフィアでしたが、彼らに母や弟の命を握られてしまいます。ウリセスと共に車に乗って行きます。
しかし、ヘクトルは2人の後ろをつけていました。電話がきて、ウリセスは話しをつけることにします。

【承】- 囚われた少女たちのあらすじ2

ソフィアが車から降りてダッシュで逃げると、ヘクトルとマルコスが捕まえにやってきます。
ウリセスはヘクトルから、ひたすら暴行されていきます。父から二度とするなと注意されます。
ソフィアは殴られた後、娼婦として働かされることになります。アンドレアと名乗ることになります。
ウリセスは父にソフィアを解放して欲しいと頼みます。マルコスは他の娘を連れてきたらと条件を出します。
ソフィアは仕事についての説明をカルラから受けます。受け取る料金は、抱かれて600ペソ、お尻だと追加で100ペソです。1日のノルマは6000ペソで、達成できなければ問題になります。上乗せしての請求は駄目で、ゴムの使い方の説明を受けます。
19歳のペルラが、ソフィアのメイクをしてくれます。ペルラは1歳の息子がいて、彼氏は仲介人の家族と暮らしています。彼とは月に一度しか会えませんでした。
ペルラは宝石店で働いていて、付き合っていた男が突然…と、ここに来た理由を話してくれます。ペルラの彼氏とは、ヘクトルのことです。
初仕事になりますが、ソフィアは逃げ出します。捕まえられて、体がアザだらけになります。
マルコスに内緒で、ウリセスはソフィアに会いに行きます。そして必ず連れ出すから、今は耐えて仕事をするようにとソフィアに伝えます。やらなければ殺されてしまうのです。
ソフィアは母に居場所を伝えて、通報してもらうと言います。ウリセスは警察もグルだからと説明し、彼女に薬を渡します。これを飲むと嫌なことが忘れられると説明します。

【転】- 囚われた少女たちのあらすじ3

娼婦の建物のドアは開いていました。いつでも出ていけますが、家族の居場所は知られています。出ていけば家族に不幸なことが起こります。ソフィアは娼婦として働くことにし、次々と見知らぬ男性に抱かれていきます。
ウリセスは町でマルタという女の子とデートの約束をします。わざとぶつかってアイスを落とし、買い直して声をかける作戦が功を奏しました。
ヘクトルの指示通りに、ウリセスはマルタを信用させていきます。そしてソフィアの時とまったく同じ展開になり、マルタを父の誕生日のお祝いに呼びます。マルコスはマルタの家族のことを聞いていきます。
ウリセスは町を離れて暮らし、マルタに一緒に住むように仕向けていきます。そして販売店の金を盗まれたと彼女に話します。明日返さないと殺されるとマルタに伝えます。
金を返す方法がなくて、マルタに知人がしたことを話します。その知人は、恋人を娼婦として働かせたのです。助けてくれないかと、ウリセスはマルタに頼みます。これらは全てヘクトルからの指示でした。マルタはそれ以外なら、してあげれると伝えます。
マルタが難しいと判断し、ウリセスはヘクトルに頼みます。もう待ってられませんでした。
ある日、ソフィアの客として、ダニエルがやってきます。ダニエルは、クリスティナという名前の娘を知らないかと聞いてきます。
写真を見ますが、ソフィアは知りませんでした。ダニエルはお金だけ置いて帰ることにします。クリスティナは彼の娘で、1年以上も行方知れずでした。
ソフィアは年齢を聞かれて、18歳と答えます。帰ろうとしたダニエルに、ソフィアは本当の名前と年齢を伝えます。

【結】- 囚われた少女たちのあらすじ4

別の日、ダニエルは客としてやってきます。ソフィアの母に会いに行ってくれて、通報は危険だからしないようにと、ダニエルは伝えてくれます。そしてソフィアが母と会える方法を探してくれます。
ソフィアはいつも監視をされていました。洗濯や買い物に外出しても、金をもらってる近所の男が監視してきます。
ただ、商店の女性なら助けてくれるかもしれません。監視は店まではこなくて、独りで帰る時もありました。下宿先までの距離は5ブロックほどです。
ダニエルは店の女性に金を渡していました。ソフィアは裏口から走って行きます。
マルタが家に帰りたいと言うので、ウリセスは車に一緒に乗ります。そこにヘクトルが現れて、無理矢理彼女を連れていきます。ヘクトルに教えてやれと言われて、ウリセスはマルタを何度もぶちます。
ウリセスは約束を果たしたから、ソフィアを返してと父に告げます。ソフィアと結婚したいのだと、ウリセスは言います。
ソフィアは出ていけることになり、ペルラに別れを告げます。お互いに本名を言い合います。ペルラの本名はイネスでした。
ソフィアが外に出ると、ウリセスが抱きしめてくれます。ソフィアは解放されますが、マルコスは妻の手伝いをするように言います。常に監視されてることに変わりはありませんでした。マルコスはヘマをすれば、売春宿にソフィアを戻すとウリセスに言います。
ウリセスはソフィアが儲けた金をもらっていました。彼女の稼いだお金だからと、貯金しておきました。
家を購入して、ウリセスとソフィアは暮らすことになります。母に会いたいというソフィアでしたが、今会えば売春宿に戻されると、ウリセスは伝えます。
ソフィアは、ウリセスの母から、身代わりの女性をウリセスが用意したことを聞きます。マルコスら家族と田舎にやってきて、ソフィアもウリセスもうつむいています。マルコスらは、我が家を建てることや、バイクよりも馬を買うかなどを話しています。

みんなの感想

ライターの感想

この映画は、男と金の欲望の果てに引き起こされた惨劇を描いています。犠牲となっている少女たちの悲しさが、暗い雰囲気と共に伝わってきます。警察さえもグルという台詞が、更に絶望感を与えてきます。
そんな辛い状況が映し出される中、ウリセスとソフィアの純愛だけが、一筋の光のように見えてきます。彼らの純愛を妨げる大人たちに許せない気持ちが生まれていきます。
ただ、悪い大人ばかりではありません。娘を想い探し、ソフィアを助けようとするダニエルがその一人です。
内容が内容なだけに、今作ではソフィアが何人にも抱かれる場面があります。しかし、それらは声だけに止めてあります。音量を低めにしておけば、外にはもれにくいです。ただ、別の女性がしているのを、後ろからソフィアが見る視点の映像はあります。
タイトルからも男性は目を引きやすいと思います。蓋を開けて見てみると、その内容の深さに魅入ってしまいます。テーマもきちんとあり、深い映画に仕上がっています。セクシーな描写もありますが、それ以上に人間の非情な欲望と純愛とを絡めた演出に、目が離せなくなる作品です。

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