「岸辺の旅」のネタバレあらすじ結末

ヒューマンドラマ

岸辺の旅の紹介:湯本香樹実の同名小説を、浅野忠信と深津絵里のダブル主演で実写化。監督は「クリーピー 偽りの隣人」などで知られる黒沢清。2015年公開。

予告動画

岸辺の旅の主な出演者

薮内優介(浅野忠信)、薮内瑞希(深津絵里)、松崎朋子(蒼井優)、島影(小松政夫)、フジエ(村岡希美)、星谷(柄本明)、星谷薫(奥貫薫)、タカシ(赤堀雅秋)、瑞希の父(首藤康之)

岸辺の旅のネタバレあらすじ

【起】- 岸辺の旅のあらすじ1

ピアノ教師の瑞希の前から夫の優介が失踪して、3年の月日が経過しました。ある夜瑞希が白玉を作っていると、突然優介が姿を現します。
優介は3年前に海で死亡し、身体は蟹に食われて消滅していました。しかし、生前と変わらない様子で「ここまで歩いて帰ってきた」と説明する優介を見て、瑞希は混乱します。
翌朝優介は、幽霊となって旅をしてきた道をさかのぼる旅に出ようと、瑞希を誘います。目的を訪ねると、失踪した夫の帰還を願って瑞希が願掛けした写経の束を燃やすためだと答えます。瑞希は戸惑いながらも写経を荷物の中に入れて、電車に乗ります。
最初に辿り着いたのは、小さな町で新聞屋を営む老人・島影の店でした。優介は以前新聞屋で働いており、2人で島影の仕事のサポートをします。ある日、優介は島影も自分と同じ死者で、彼はその自覚がないまま新聞配達を続けていることを明かします。 この映画を無料で観る

【承】- 岸辺の旅のあらすじ2

2人は出て行く日の前日、島影とささやかな宴会をすることになります。そこで島影は行かなくてはならないところがあると言って、眠ってしまいます。その後島影は消え失せ、新聞社は廃墟と化します。
次に訪れたのは、夫婦が経営する中華料理屋でした。生前の優介の職業は歯科医でしたが、飾り職人と偽って餃子を包む仕事をしていました。
瑞希は店の2階に残されたピアノを見つけ、それをめぐる妻フジエと死別した妹との思い出話を聞かされます。すると妹の幽霊が目の前に現れ、瑞希は彼女が生前弾けなかったピアノのレッスンをします。妹の姿が消えると、2人は店を後にします。
2人はバスの中で、1通の手紙を巡って口論になります。実は優介は朋子という職場の女性と不倫をしており、瑞希は優介の失踪後彼女と連絡を取り合っていました。そのことを優介にぶつけますが悪びれない様子で、瑞希は怒って朋子との接触を図ります。

【転】- 岸辺の旅のあらすじ3

優介の失踪後、瑞希は朋子よりも先に夫を見つけるという原動力で踏ん張っていました。
ところが、朋子の毅然とした態度に惨敗した瑞希は、自宅に帰り慌てて白玉を作ります。瑞希は姿を見せた優介を抱きしめ、最後まで彼の旅に付き合う決心を固めます。
2人は山奥の農村に向かい、最後の知り合いに出会います。以前優介は村の人々に向けて、宇宙や原子の話をする私塾を開いていました。
星谷老人の家には、義娘の薫と、薫の息子の良太が一緒に暮らしていました。星谷老人は2年前に放蕩息子のタカシが死に、その後薫が行方不明になり、半年後に優介と一緒に帰ってきたことを話します。
瑞希は薫もあちら側の人間ではないかと疑いますが、優介は同じ存在なのはタカシの方で、すでに消えかけているのに薫を連れ回していると話します。タカシは再び薫の前に現れますが、優介の説得によって消え失せます。 この映画を無料で観る

【結】- 岸辺の旅のあらすじ4

村の滝にやってきた瑞希は、幼い頃に亡くなった自分の父親と再会します。娘の身を案ずる父親に、瑞希は大丈夫だと微笑みかけます。
タカシと薫の姿を見た2人は、旅の終わりで別れなければならないことを思い知らされました。優介はみるみる衰弱していき、支えがないと歩行が困難になります。そして最後の私塾を開いた夜、2人は旅に出てから初めて抱き合います。
翌日、2人はついに目的地の浜辺へと辿り着きます。瑞希は「一緒に家へ帰ろう」と涙しますが、優介はそれに応えず「ちゃんと謝りたかった」と語りかけます。覚悟を決めた瑞希が「また会おうね」と言うと、優介の姿は消えてしまいます。
その後瑞希が写経を燃やし、2人分の荷物を抱えて歩き始める場面で、物語は幕を閉じます。

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みんなの感想

ライターの感想

死をテーマに、悲しさと切なさを描いた物語です。しかし、独自の世界観を持つ黒沢清監督の映画らしい、スピリチュアルでぞっとする描写も随所に盛り込まれています。主演の2人(と、蒼井優さん)の演技がとにかく素晴らしかったです。

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