「恋しくて」のネタバレあらすじ結末

ヒューマンドラマ

恋しくての紹介:バンド活動に夢中になった石垣島の高校生たちの恋や友情、家族愛を描いた青春物語。『ナビィの恋』や『ホテルハイビスカス』をヒットさせた沖縄在住の中江裕司監督が、石垣島出身のバンドBEGINのエッセイ『さとうきび畑の風に乗って』から着想を得てオリジナルストーリーを製作し、映像化。2007年の公開作。

恋しくての主な出演者

川端清良(石田法嗣)、比嘉栄順(東里翔斗)、川端加那子(山入端佳美)、島袋真(宜保 秀明)、上地浩(大嶺 健一)、川端澄子(与世山澄子)、おばぁ(平良とみ)

恋しくてのネタバレあらすじ

【起】- 恋しくてのあらすじ1

石垣島の兄妹清良と加那子は、バーを経営するピアニスト兼作曲家の父とボーカリストの母のもとに生まれました。加那子が4歳の時に父は歌を探しに奄美に行ったきり帰って来ず、2歳年上の清良が父代わりと呼べる存在でした。
高校に入学した加那子は、自分がおばぁの家に住み始める前まで近所に住んでいた栄順に再会します。二人はすぐ昔の仲のよさを取り戻し、清良も久々に会った栄順を捕まえ「バンドやるどー」と強引に声をかけました。栄順にボーカル、子分の真にギター担当を命じ、自分がドラムの“セイリョウズ”を結成します。
母の店でピアノを弾く清良以外、音楽は未経験です。真は楽器店から出世払いで高額なギターを入手、清良も知人からドラムを貰うという石垣ならではの温かさに支えられ、バンド活動が始まりました。しかし栄順は恥ずかしくて歌うことができません。見かねた清良は加那子に応援する係を与えると、栄順は少しずつ声が出せるようになっていきます。

【承】- 恋しくてのあらすじ2

大切な存在だと感じ合う栄順と加那子。それでも不安な栄順は、二人は恋人なのか確認すると「付き合ってるさぁ」と加那子が答えます。そしてバンドに夢中になるうち二人は二年に進級し、清良は留年してしまいました。
文化祭のオーディションを受けたセイリョウズは、初心者バンドに負け落選します。栄順はボーカルのせいだと自分を責めますが、清良はうまくなって東京へ行こうと栄順を励ましました。一方栄順の友達の浩はキーボード初心者ながら猛特訓の末にバンドで文化祭出場を果たします。しかしバンドがすぐに解散したため、セイリョウズに加入することになりました。
清良が突然高校を退学し、行き先も告げずに旅へ出ました。彼は父を探すために奄美に向かったのです。清良は現地の人から父が亡くなったことを聞きます。父が遺した書きかけの楽譜を預かった清良は、途中になっていた歌詞を書き足しました。
清良はまだ石垣に帰らぬまま、次の春を迎えます。

【転】- 恋しくてのあらすじ3

今年は文化祭が中止というニュースが舞込み、栄順らはショックを受けます。そんななか清良が戻ってきて、バンドを改名すると言い出します。栄順が適当に辞書で開いたページの単語“ビギニング”を新たなバンド名にしました。
文化祭が無いならば自分たちで大会を開こうと、栄順らは「八重山バンド天国」を主催します。バンドあり、郷土芸能ありの大会では、厳正な審査の結果ビギニングが優勝を収め、全国大会への切符を手にします。
大会終了後清良は打上げを先に抜出し、母の店へ行き父が崖から落ちて死んだことを告げました。そのころ栄順と加那子は防波堤で結婚を誓い合い、栄順は東京で一緒に暮らそうと彼女に告げていました。そんな二人に悲しい報せが届きます。暴走した車に驚いた清良が、頭を打ち亡くなったのです。
メンバーをまとめるリーダーを失い、三人は取っ組合いの喧嘩をしますが、清良への想いで結束を強めていきました。

【結】- 恋しくてのあらすじ4

栄順らが東京へ行く日。加那子のおばぁが捻挫してしまい、同行する予定の加那子は島に残ることになりました。
ビギニングはスタジオ予選で『トランスタ・ラジオ』を披露し合格しますが、最終審査はオリジナル曲での参加が条件でした。曲作りをしたことのない三人は悩みます。
加那子は母の店で清良が遺した楽譜を見つけ、何故かその曲を知っていました。幼い頃に父が歌っていたのです。それに気づいた加那子は栄順に手紙を書きます。東京には行かない、別れましょうと…。そして父と兄が作った曲を歌ってほしいと、楽譜を添え栄順に送りました。
最終オーディションはテレビで放送され、ビギニングは清良が補作した『恋しくて』を演奏します。加那子はつらくてテレビを見ることが出来ませんでしたが、ビギニングは見事グランプリに輝き、島のみんなも大喜びしました。

浜辺のライブ会場でビギニングと加那子が『恋しくて』を歌い二人がキスすると、BEGINが登場し主題歌とエンドロールが流れます。

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みんなの感想

ライターの感想

中江監督の作品は型破りだと思うのですが、沖縄(今回は石垣)の文化や自然への愛を伝えるための展開ゆえと感じます。実際、お盆の行事や闘牛など、石垣島独特の風習をこの作品を観て初めて知りました。

中江作品はいつものことながら物語と音楽のマッチが巧妙で、加那子の手紙が読まれるシーンで流れる『What a Wonderful World』は、涙を誘いました。

浩のキャラがBEGINの上地さんのイメージとそっくりで笑いました。

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