「扉をたたく人」のネタバレあらすじ結末

扉をたたく人の紹介:2008年公開。妻を亡くした初老の大学教授と移民の青年との交流を描いた感動の作品。ベテラン俳優のリチャード・ジェンキンスの初主演映画。この作品で第81回アカデミー賞の主演男優賞にノミネートされた。他にも、多数の外国の賞で受賞とノミネートされた作品。大学教授のウォルターは妻を亡くしてから心を閉ざしていた。ある日、共著した作品の発表会に行ってくれるように頼まれる。久々に別宅のアパートに行くと移民の青年タレクと恋人ゼイナブが住んでいたのだった。

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予告動画

扉をたたく人の主な出演者

ウォルター・ヴェイル(リチャード・ジェンキンス)、タレク(ハーズ・スレイマン)、ゼイナブ(ダナイ・グリラ)、モーナ(ヒアム・アッバス)、バーバラ(マリアン・セルデス)、カレン(マギー・ムーア)、チャールズ(マイケル・カンプスティ)

扉をたたく人のネタバレあらすじ

【起】- 扉をたたく人のあらすじ1

コネチカットの大学に勤めている初老のウォルターは、最愛の妻を亡くして心を閉ざしていました。ピアノを習い始めますが、この年で上達するのは難しいと講師に言われてしまいます。
ウォルターは本の執筆があるという理由で講義を1コマにしていました。ある日、同僚のチャールズが本の発表会に出席して欲しいと頼んできます。その発表会の本は共著を頼まれて名前だけウォルターは書いていたのです。
気が進まないウォルターですが、出席することにしてニューヨークにある別宅のアパートを久々に訪れます。すると誰かがいることに気づきます。
お風呂を覗くとゼイナブというセネガル出身の女性が入っていました。それに気づいた恋人のシリア出身のタレクがウォルターに突っかかってきます。
ウォルターは自分の家であることを説明します。どうやらタレクとゼイナブはイワンという男性に騙されて借りた様子です。
二人は迷惑をかけてしまったので直ぐに出ていくことにします。しかし、行く当てもなくて外で困っていました。
ウォルターが今夜は泊まっていけばいいと言います。感謝したタレクはアパートが見つかるまで住まわせてもらいます。

【承】- 扉をたたく人のあらすじ2

タレクはジャンべという太鼓の演奏者でした。ウォルターは発表会の近くの公園で、バケツを使って太鼓のように演奏している若者を見つけます。その演奏にノリノリになるウォルターでした。
ウォルターが家に帰るとジャンべが置いてありました。つい演奏してしまいます。そこにタレクが現れてジャンべを教えてくれます。
ゼイナブがお礼に夕食を作ってくれます。タレクは心配性の母に毎日電話をかけていました。タレクの父は記者で、投獄された後病気で亡くなっていたのです。
タレクは家賃替わりと言って、ウォルターにCDをプレゼントします。そして手作りのアクセサリーを路上販売しているゼイナブに会いに行きます。待ち合わせの時間までウォルターと公園で演奏してくると言います。
ウォルターは自信が無くて、皆と演奏するのを躊躇します。しかし、次第にのってきて参加します。アフリカンビートに合わせて踊る人がいたりと大勢の人が見に来ます。
つい夢中になって急いで待ち合わせ場所に向かいます。地下鉄のホームで演奏している人がいて、タレクはウォルターといつか演奏をしようと提案します。
地下鉄から降りて改札口を通ると、警官がタレクに尋問を始めます。そして連行されてしまいます。

【転】- 扉をたたく人のあらすじ3

ウォルターは誤解だと警察署で証言して家に帰ります。ゼイナブに捕まったことを報告すると、二人が不法滞在していることを知ります。
ウォルターは弁護士を雇って面会に行きます。難民申請についてタレクに聞きます。ジャンべの練習結果を面会中に披露するウォルターでした。
大学で用事ができたため、コネチカットに帰らなければならなくなります。ゼイナブは遠慮していとこの家に住むことにします。
翌日、電話がなくてタレクの母、モーナが家を訪ねてきます。ウォルターが捕まったことを報告すると拘留所まで連れて行って欲しいと頼まれます。
モーナの手紙をタレクに見せます。モーナはタレクが出てこられるまで家に帰らないと言います。
モーナはホテルに泊まると言いますが、ウォルターが部屋を使っていいと勧めます。
ウォルターとモーナは弁護士に相談しに行きます。モーナは2年かけて上訴して、却下されたと言います。命令書は来ていないと言います。弁護士は、9.11前は適当でしたが、命令書を無視しているならば危ないと言います。 この映画を無料で観る

【結】- 扉をたたく人のあらすじ4

モーナはゼイナブに会いに行きます。カフェで話し合う間、ウォルターが店番をします。モーナはタレクとゼイナブのお気に入りの場所を案内してくれるように頼みます。
ゼイナブはモーナとウォルターをお気に入りの場所に連れていきます。ウォルターはコネチカットにいるチャールズからすっぽかしてしまって電話がきます。
ウォルターはコネチカットに戻ります。その間モーナはアパートに住みます。用事が済んだ後、ウォルターは直ぐにアパートに戻ります。
タレクは周りの皆が次々と移送されていて焦ります。ウォルターはモーナを夕食とオペラ座の怪人の劇場に誘います。
ウォルターはモーナに休職したことを打ち明けます。彼は何年も同じことを繰り返していて、まともな仕事はしていないと打ち明けます。
翌朝、タレクから連絡がきて急いで拘留所に向かいます。しかし、すでにタレクはシリアに送還された後でした。怒りをぶちまけるウォルターでした。
その晩、モーナはウォルターに命令書を捨てていたことを打ち明けます。周りが大丈夫というのに身を任せてしまったのです。そして翌日モーナはタレクの元に向かいます。
ジャンべを持ったウォルターは地下鉄に向かいます。タレクと約束した地下鉄で、練習したジャンべを一人で披露してエンディングです。

みんなの感想

ライターの感想

この映画は現実的で人と人との交流を丁寧に描いているのが印象的な作品です。タレクがウォルターにジャンべを教えている姿は心が温まります。
公園でジャンべを使って音に合わせて踊る人達、躊躇していて中々参加できないウォルターを誘うタレクの姿、彼らの様子を暖かい目で見守る観衆達の姿には感動させられます。
また、人の様々な感情を表現しているのも印象的です。モーナがタレクを心配して強い意志でやってきた姿、彼女が命令書を捨ててしまったことを打ち明ける時の悲しい表情は心を打たれてしまいます。
ゼイナブがウォルターの家に泊まることを遠慮している姿もそうですし、タレクが移送されそうに焦っていて音楽も聴けない辛い表情は、出演者達の演技が素晴らしいのもあり、彼らの感情を見る側に惜しげもなく与えてくれます。
演技では今作で初主演を果たしたベテラン俳優のリチャード・ジェンキンスが際立って見えます。ウォルターは普段は落ち着いているようで、心を閉ざしています。そんな彼がタレク達との出会いで少しずつ変わっていきます。
タレクの送還で激怒する姿、モーナと劇場と夕食に行き喜ぶ姿、モーナ達との別れで悲しむ姿、ジャンべに関わって楽しむ姿など喜怒哀楽を見事に表現しています。その演技力は各賞にノミネートされ、受賞をした理由も頷けます。
個人的に面白かった場面がゼイナブがモーナと話しをするために、ウォルターが店番を頼まれたシーンです。全て手作りの商品ですと紹介するぎこちないウォルターを見てニヤリとしてしまいました。
この映画は初めは4館のみの公開だったそうですが、最終的には270館までに広がり、6か月間ものロングランの公開になったそうです。その理由は見終わって納得の作品です。

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