「月光ノ仮面」のネタバレあらすじ結末

ヒューマンドラマ

月光ノ仮面の紹介:戦死したはずの男が記憶を失ったまま戻ってくる。噺家だった男や、彼の恋人の運命を描く。
板尾創路が監督・脚本・主演を務める2作目の作品。2011年の公開作で、第35回モントリオール世界映画祭に正式出品。古典落語の『粗忽長屋』が題材になっており、独特な板尾ワールド全開の作品。難解な点も多いため、ストーリーの解釈は鑑賞者によって異なる。

予告動画

月光ノ仮面の主な出演者

男(板尾創路)、岡本太郎〈森乃家うさぎ〉(浅野忠信)、弥生(石原さとみ)、森乃家金太(六角精児)、森乃家笑太郎(柄本佑)、森乃家福次郎(矢部太郎)、達造(平田満)、岡本孝子(根岸季衣)、森乃家天楽(前田吟)

月光ノ仮面のネタバレあらすじ

【起】- 月光ノ仮面のあらすじ1

昭和22年。左目以外の顔面を包帯で覆った軍服姿の男が神田の寄席小屋に辿り着きました。男は高座に勝手に上がったため、噺家達から外へ放り出されます。ちょうどその時、落語の森乃家一門の娘弥生が通りがかり、男が落としたお守りを見て、男に話しかけました。弥生は男を、森乃家うさぎだと言いました。
岡本太郎こと森乃家うさぎは、真打を目前にしていた人気落語家で、弥生の恋人でもあった彼は戦死したと言われていたのです。
太郎と思われる男は師匠天楽の家で預かることになります。しかし男は健忘症で記憶を失っていました。何も話さない男でしたが、うさぎが以前に書き止めていた落語の帳面を見ると、『粗忽長屋』をスラスラと声に出して読み出しました。
ある夜弥生が太郎の出征前にお守りを渡した神社へ男を連れて行くと、男は裏の竹林で弥生を押し倒しました。男の包帯が解けると顔半分が傷だらけでした。そして男の左腕の痣を見て、弥生は太郎だと確信し男に身を委ねます。

【承】- 月光ノ仮面のあらすじ2

天楽は客が減った寄席の人気復活のため、男を再び高座へ上げることを決めます。男は落語の訓練を始め、弥生も温かく見守っていました。しばらくして男は、小鮭という名前で小さな寄席の前座を務めることになります。しかし結果はひどいものでした。その後もなかなか上達しない男でしたが、天楽は長い目で見ていました。
寄席もうまくいかなった夜、男はいつもの池に佇んでいると、突然辺りが光り「私はタイムスリッパーだ」と未来からやってきた発明家が現れ、去って行きました。
男の奇想天外な芸が客から受け始めますが、落語自体は全く駄目で、天楽は一度故郷へ帰って気分転換をしてくるよう命じます。男は群馬の母を訪ねますが、「息子はお国のために死んだ。誰じゃ、お前は」と激しい剣幕で怒鳴られました。
同じ頃兵士がまた一人寄席小屋へやってきて、弥生は衝撃を受けます。その人こそが太郎だったのです。

【転】- 月光ノ仮面のあらすじ3

男と太郎は同じ部隊の戦友でした。二人には左腕の同じ場所に痣があり、太郎は「兄弟みたいだ」と男を慕っていました。また太郎は戦地でも落語を披露し、兵士たちの心を癒していました。太郎は寝言でも落語を呟き、男は隣でそれを微笑ましく聞いていたのです。やがて太郎は爆撃で喉を負傷し最期を感じた際、弥生のお守りを男に託したのでした。
群馬から戻った男は一門の弟子たちから殴られます。そこへ太郎が来て、男との再会を果たします。太郎は男を責めず、互いの無事を知った二人は微笑み合いました。
男が寝言でも落語を呟く様子を見て、喉の傷で話せなくなった太郎は男に運命的なものを感じ、彼に森乃家うさぎを継がせたいと円楽に手紙を託します。そして闇市で日銭を稼いででも喰わせていくので、弥生と一緒になりたいとも綴られていました。男と関係を持ってしまった弥生に気まずさが残ります。
弥生と太郎がいつもの池に来て、このところ満月が欠けることがないと弥生が呟きます。弥生がバランスを崩し、庇った太郎が池に落ち溺れかけます。弥生は思わず見捨てようとしますが、男が来て太郎を助け出しました。

【結】- 月光ノ仮面のあらすじ4

円楽は一か月後の一門会の寄席でうさぎの復活式と、太郎と弥生の祝言を挙げると決めました。呆然とする弥生に、いつも使っている車夫の達造が「何でも言って下さい」と申し出て、弥生は何かを企みます。
男は遊郭の床下を、遊女と共にずっと掘り進めていました。堀り着いた先は光が放たれ、いつかの発明家が現れました。
一門会の日、男は達造の人力車に乗って神田の寄席に向かい、その頃弥生は神社で神頼みをしていました。
うさぎの復活とあって、寄席は客で大賑わいです。うさぎを襲名した男は、高座で銃を撃つ真似をすると会場は大爆笑。そして男は本当に銃を乱射し、客も円楽も弥生も撃ち、みな爆笑しながら流血しました。太郎は額を撃たれました。男以外はみな笑顔のまま倒れ込みました。
寄席小屋を後にした男が達造の人力車に乗って帰ると、うさぎの姿になっていました。(※『粗忽長屋』の一節:“ここで死んでるのは確かに俺だが、それを見ているこの俺はいってぇ誰なんだ”に由来すると思われる)

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