「東京オアシス」のネタバレあらすじ結末

ヒューマンドラマ

東京オアシスの紹介:東京のいろんな場所を舞台に、女優トウコのちょっとした逃避行と様々な人々とのふれあい、そこから得た人生の再出発を描く。監督は『マザーウォーター』の松本佳奈と新鋭の中村佳代。『かもめ食堂』『めがね』のスタッフが今作も手掛け、2011年に公開された。キャッチコピーは “見つめてみよう。きっと誰かがみえてくる。”

予告動画

東京オアシスの主な出演者

トウコ(小林聡美)、ナガノ(加瀬亮)、キクチ(原田知世)、ヤスコ(黒木華)

東京オアシスのネタバレあらすじ

【起】- 東京オアシスのあらすじ1

女優をしているトウコは、自分を縛りつける現実から逃げたくなり、喪服姿のまま撮影現場から飛び出しました。
高速道路の近くのコンビニで深夜、トウコはトラックに向かい駈け出そうとすると、レタスを配送している青年ナガノに体当たりで止められます。トウコはヒッチハイクをしようとしていただけだと主張し、拒むナガノを押し切って彼の車に乗せてもらうことになりました。
トウコのマイペースで独特なテンポに、二人の会話はなかなか噛み合いません。ナガノの行き先は高速道路を降りる辺りだと言うと、行き先も分からないのにトウコはそこまで乗せて行ってほしいと願いました。ナガノはトウコを不思議に思いながら、車は夜の東京を走り続けます。
二人は途中パーキングエリアで食事をとりました。なぜか共にきつねうどんを注文し二人は気まずさを覚えます。ナガノは本来は地元の名物ひもかわうどんが好きなのだと熱く語りました。他に客のいない深夜の食堂にて。

【承】- 東京オアシスのあらすじ2

バレーをやっていたトウコは、ナガノもバレー経験者だったと見抜きます。トラックへ飛びこもうとしたトウコを、回転アタックの体勢で阻止したからでした。アタッカーだったトウコとセッターだったナガノ。二人はトスを上げアタックを打つ仕草をしながら、互いに妙な親近感がわいていきます。
他愛もない話をし、夜の街の光景を見ながら、車は高速道路を降りました。
夜明けのころ、二人は海岸にいました。トウコが何かから逃げてきたのだと気付いていたナガノに、彼女は「ここに来なければならなかった」と話しました。自分自身も迷っているナガノにはトウコの気持ちが分かるのです。そしてトウコはナガノと別れ、海辺の道をひとり歩き出しました。

【転】- 東京オアシスのあらすじ3

ある夜。トウコは小さな映画館で作品を鑑賞すると、ついそのまま座席で眠ってしまいます。彼女を起こしたのは、古い知人のキクチでした。
キクチは現在、この映画館の受付として働いていますが、以前はシナリオライターとして活躍していました。しかしある時キクチは突然みんなの前から消えたのです。その理由は書き続けることに意味を感じなくなったからだとキクチが語ると、そんな風に思えるのはキクチらしいとトウコが言いました。
最近ではシナリオを書いていたころを思い出すようになったというキクチに、また書いてみたらとトウコは提案しました。トウコは自分自身にも言い聞かせるかのように、「うまくいくと思う、たぶん。やってみないとわからないじゃない?」と優しく語りかけるのでした。

【結】- 東京オアシスのあらすじ4

トウコは客の少ない穏やかな動物園に出掛けました。ツチブタという動物の檻の前で、ツチブタがいないのにぼんやりと立っている女性ヤスコにトウコは声をかけます。トウコは運がよくなければツチブタには会えず、餌をやる時がチャンスだと得意げに教えました。
トウコはツチブタを待つ間にヤスコが描いた絵を見て、そのうまさに驚きます。ヤスコは芸大を五浪していて、現実を諦めて動物園でバイトを始めようと面接に来たのでした。しかしそれも落ちただろうと肩を落とします。
トウコは幼い頃にこの公園に来ては、わざと迷子になっていたと告白しました。つい先日も逃げてみたが、ひとりで逃げたら帰りもひとりなのだとも。
待っていたツチブタは、昨日他の動物園に婿入りしてしまったことが分かります。二人は他の動物をのんびりと見てまわりました。トウコは「私は行くよ」と何かを得たように宣言し、ヤスコと別れました。そして再び東京の街へ歩いていきました。

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みんなの感想

ライターの感想

誰かの迷う姿から、己の姿や進むべき道が見えてくるのだろうと思いました。
実にふんわりとした作品でした。カメラワークも自由且つ独特でした。劇的な展開もないし、明確な答えも提示していない映画ですが、こういう作品もあってもよいと思います。

ナガノの台詞が、はじめは言葉に棘があってキツイのですが、次第に自然とやわらかくなっていき、加瀬さんの演技が見事だなぁと思いました。
一連のプロジェクト初参戦の原田知世さん、黒木華さんも作品の雰囲気にぴったりでした。

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