「猫なんかよんでもこない。」のネタバレあらすじ結末

猫なんかよんでもこない。の紹介:2016年1月公開の日本映画。猫嫌いのプロボクサーと猫との不思議な共同生活をつづり、涙を誘った実話を基にした人気コミックを映画化。最初は2匹の猫に翻弄されながらも、いつしか猫なしでは生活できなくなっていくボクサーの青年を風間俊介がユーモラスに演じる。

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予告動画

猫なんかよんでもこない。の主な出演者

杉田ミツオ(風間俊介)、兄貴(つるの剛士)、ウメさん〔梅沢〕(松岡茉優)、兄貴の奥さん(内田淳子)、医者(矢柴俊博)、獣医(伊藤武瑠)、食堂のおやじ(杉作)、大家さん(市川実和子)

猫なんかよんでもこない。のネタバレあらすじ

簡単なあらすじ

①ボクシングに燃えるミツオと兄貴は2人暮らし。ある日兄貴が2匹のオスとメスのきょうだい猫を拾ってくる。オスの黒猫にはクロ、メスの白と黒の猫にはチンと名付けてミツオが育て始めた。 ②プロボクサーへの道が開けた矢先、ミツオは目を痛めてボクサーへの道が断たれる。失意の最中、兄貴はマンガ家を辞めて結婚し、田舎へ帰ってしまった。ミツオに残されたのは猫たちだけ。 ③ミツオは給食センターの仕事をしながらマンガ家をめざすが、ボクシングマンガは落選続き。クロが死んでショックのミツオは、ふと猫を題材にマンガを描こうと思う。クロの死を乗り越えたミツオに受賞の電話が。

【起】- 猫なんかよんでもこない。のあらすじ1

杉田ミツオはボクシングに真面目に取り組む20代後半の男性です。
これまではアルバイトをしながらボクシングの試合に出ていましたが、いつまでもB級ライセンスから上がれません。
中途半端な生活がよくないのだと考えたミツオは、バイトも辞めて兄貴のアパートに転がり込み、ボクシングに集中しました。あと1勝でA級ライセンスにあがれます。
無職で居候で兄貴のお世話になりながら、次の1戦に勝つためにミツオは日々努力しました。
ある日ミツオがジョギングをしていると、電柱のそばに「きょうだいの子猫です どなたか拾ってください」という書き込まれた段ボールが置かれ、中には生後間もない黒猫と、白と黒の模様の猫がいました。
ミツオは気になったものの、猫が好きではないのでそのまま帰ります。ミツオは犬派なのです。
ところが兄貴がその子猫たちを拾って帰ってきました。しかも黒猫のほうを「黒いから、クロ」、白と黒の模様の猫を「小さいから、チン」と名前までつけてしまいます。
名前だけつけて世話はミツオに任せると言った兄貴に、ミツオは文句を言いますが、「払うか、家賃」と言われると黙るしかありませんでした。A級ライセンスをめざす今のミツオは、兄貴に頭が上がらないのです。
こうしてミツオは、猫のお世話係もすることになりました。
ミツオは当初、クロとチンのことを鬱陶しがっていました。呼んでも猫は来ませんし、来てほしくない時にかぎって、やってくるからです。
しかもフローリングの床に大小便をしますし、ボクシンググローブにじゃれついたりもします。
猫が何を好んで、何を苦手とするかが分からないミツオは大いに戸惑いました。
そんな折、アパートの中年女性の大家さんに、猫の存在がばれます。大家さんは2階の佐々木さんから「猫の鳴き声がする」と言われて、探していました。
ミツオは最初は否定しましたが、家の中から猫たちが出てきたので、申し開きができなくなります。
大家さんは猫の飼い方を知らないミツオに、トイレの設置方法などを教えます。
ミツオは昔、家の庭でロッキーという犬を飼っていましたが、猫の飼育経験はないのでありがたく思いました。 この映画を無料で観る

【承】- 猫なんかよんでもこない。のあらすじ2

大家さんは「猫って、犬みたいに呼んでもこないし、呼んでない時に来るし」と言います。ミツオは同じことを感じていたので、深くうなずきます。
ミツオにじゃれつきながら前足を交互に足踏みするような行為をする猫を見て、大家さんはその行為が、母猫のおっぱいが出るように揉む仕草だと説明し、小さい頃に母猫から引き離されると癖が残ると教えました。
ミツオと兄貴は、子猫たちが意外と重い過去を背負っているのだと思います。兄貴は「お前のこと、母親と思ってんじゃねえ?」とミツオに言いました。
いっぽうで、自分の指だけを舐めると思っていたのに、大家さんの指も舐める猫を見て、ミツオは複雑な心境になります。大家さんは「猫が人間の指を舐めるのは、塩分摂取のためなんだよ」と説明しました。
一緒に暮らしているうちに、クロとチンは兄貴よりもミツオに明らかになついてきます。好意を寄せられたミツオもまんざらではなく、だんだん猫が可愛く思えてきました。
一ノ瀬純とのボクシングの戦いで勝利したミツオは、顔面をボコボコに傷つきながらも、試合には勝利します。これで念願のA級ボクサーへの仲間入りでした。
ところがその矢先に、衝撃的な出来事が発覚します。
眼科医院を受診したミツオは、医者から「網膜裂孔(もうまくれっこう)」の診断を下されました。網膜が引き剥がされて、亀裂や孔が開いている状態です。
このままボクシングを続けていると「網膜剥離(もうまくはくり)」になり、二度と目が見えなくなると医者に言われました。当然、ボクシングを続けることは無理だと告げられます。
A級ライセンスになった矢先に道が断たれ、ミツオは絶望しました。兄貴はミツオに小遣いを渡し、励まします。
目的がなくなったミツオは、何をして生きればよいか悩みます。マンガ家の兄貴は「お前もマンガ描いたら? 子供の頃、俺よか上手かったじゃん」と声をかけました。
その兄貴が結婚してアパートを出ることになります。マンガ家をあきらめて、奥さんと共に田舎に帰りました。ミツオはアパートにクロとチンと共に残ります。
家賃は4万円、貯金の残高は20万ちょっと…ミツオはすぐに職探しを始めました。

【転】- 猫なんかよんでもこない。のあらすじ3

チンとクロにマグロ缶をやっても食べず、猫たちはミツオのサバの水煮を欲しがります。ためし、猫用のマグロ缶を食べてみると結構おいしいとミツオは感じました。
翌日、シラス缶を買って来ましたがみごとにスルーされます。
大人になったチンとクロは、外に出て夜まで帰って来ないことも多くなりました。ついに猫にも捨てられるかとミツオがチンとクロを探していた時、公園で眼鏡をかけた若い女性・梅沢に会います。
チンとクロを見た梅沢はミツオに「外飼いはお勧めできません、不衛生ですから。あと避妊と去勢手術をしてください」と言って去りました。
チンはやんちゃなメス猫で、クロは臆病なオスの黒猫でした。近所のボス猫・バロックを見たミツオは、自分がプロボクサーになれなかった夢をクロに託し、クロを近所のボスにしようと考えます。
ボス猫のバロックとチンがいっしょにいるところを見たミツオは、チンの避妊手術を考えました。実家の兄貴に電話して事情を話して金を借り、川口獣医病院に行ってチンの避妊手術をします。
避妊手術後、チンは近所のオス猫たちに相手にされなくなり、外にもあまり出なくなりました。ミツオは人間の都合で避妊手術をチンにした、罪悪感にとらわれます。
その頃から一転してクロが外に出かけるようになりました。帰って来たクロには噛み傷があり、ミツオはまたもや川口獣医病院へ駆け込みます。
エリザベスカラーをつけて退院したクロに、ミツオは外出禁止令を出しますが、クロは再び負けると分かっていても戦いに行きました。
ミツオは幼稚園の給食センターで仕事を始めますが、そこの管理栄養士が梅沢さん、通称・ウメさんでした。ウメさんと親しくなったミツオは、チンとクロの相談をします。
クロは一度は負傷したものの、その後躍進を続け、とうとう近所一体のボスになりました。ミツオも嬉しく思います。
ボスになったクロから、トカゲのお土産がありました。ウメさんに意味を聞くと「自分より格下の奴に、餌の取り方を教えている」という答えが返ってきて、ミツオも頑張らねばと思います。
一念発起したミツオはマンガ道具一式を購入し、投稿するマンガを描き始めました。

【結】- 猫なんかよんでもこない。のあらすじ4

クロもボスになれたのだから、今度は自分がマンガで世界チャンピオンになるとミツオはやる気に燃えます。
できあがった原稿を投稿しますが、結果は落選でした。出版社に電話して聞いたミツオは「受賞したら、こちらから電話をかけますから」と言われます。
クロが猫エイズに罹患します。感染した猫と喧嘩して感染したのだろうと獣医に言われました。
すでに免疫不全に陥っているクロは、猫エイズを発症していました(人間と同じで感染しているだけでは死に至らない。発症すると死に至る病になる)。
クロを自分の都合で近所のボスにしたいと思って喧嘩を仕向けていた自分のエゴを悔やみ、ミツオは泣きます。
ミツオは、昼は給食センターの仕事をしつつ、夜はマンガを描きながらクロの面倒を見る生活を送りました。ボクシングのマンガを何回も投稿しますが、落選つづきです。
仕事とマンガとクロの介護に疲れたミツオは、ついクロを責めてしまうこともありました。
ある日クロが久しぶりに外に出ます。夕方になって戻ってきたクロは、横たわったまま苦しみ始め、亡くなりました。
クロを亡くして自分を責めるミツオに、ウメさんは「人間はあれこれ解釈つけるけど、猫ってもっと自由にものを考えてるのじゃないか」と慰めます。
チンとミツオだけの生活になり、チンがかつてクロのいた場所(テレビの上)で同じポーズを取ったのを見た時、ミツオはふと猫を題材にしてマンガを描こうと思い立ちました。
マンガには、チンだけではなくありし日のクロも描きます。四コママンガを描き、タイトルは『猫なんかよんでもこない。』とつけて投稿しました。
チンを抱いて近所のポストに投函しに行ったミツオは、不思議と穏やかな気持ちになります。マンガやボクシングとちがい、猫たちは自分を必要としてくれた…ミツオはウメさんにそう告げました。
しばらく職場を休んでいたミツオに、ウメさんは弁当の差し入れをします。気持ちの整理をつけたミツオは、弁当を家で食べた後、昼寝をします。
ぶらりと家を出て夕方帰ってきたチンは、トカゲの土産を床に置くと、ミツオの横で丸くなりました。
電話が鳴りますが、ミツオは熟睡していて置きません。留守電になった電話に、出版社の編集部から、原稿の件で打ち合わせたいことがあるとメッセージが入りました。

みんなの感想

ライターの感想

王道のストーリーなのですが、王道だからこそ見てほしい一品。若干クサイけど。
劇中でクロが亡くなるところは(猫の死は)、ペットを飼う以上避けて通れない道。
主人公がそれを乗り越えるまでがきちんと描かれていて、好感を持てた。
ペットの死は、どうしてもつらいし、自分を責めてしまうのよなあ。
どうやって折り合いをつけるかが肝というか、肝腎なところだと思う。
そういう意味でも、この映画は「ペットを飼っていない人」よりかは、飼っている人のほうが共感を得られる。
さらにいうと、今現在ペットを飼っている人よりも「ペットの死を経験した人」がいちばん心に響くのではないか。

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