「理由なき反抗」のネタバレあらすじ結末

ヒューマンドラマ

理由なき反抗の紹介:中流階級の少年たちを主人公とした1955年製作のアメリカの青春映画。少年独特の繊細さを表現したジェームズ・ディーンの演技は当時の若者たちに大きな影響を与えた。また、主人公が交流を深める友人を演じたナタリー・ウッド、サル・ミネオらの演技も高い評価を受けた。

予告動画

理由なき反抗の主な出演者

ジム・スターク(ジェームズ・ディーン)、ジュディ(ナタリー・ウッド)、ジョン・クロフォード(サル・ミネオ)、フランク・スターク(ジム・バッカス)、キャロル・スターク(アン・ドーラン)、バズ・グンダーソン(コリー・アレン)、レイ・フレミック(エドワード・プラット)

理由なき反抗のネタバレあらすじ

【起】- 理由なき反抗のあらすじ1

1950年代のアメリカ、ロサンゼルス郊外のとある街。この街に引っ越したばかりの高校生のジムは、イースターに深酒をして警察のお世話になっていました。署内には、父親と喧嘩して家出をしたジュディ、子犬を撃ったジョンというジムと同年代の少年少女の姿もありました。

やがて、警察署にジムの父フランクと母キャロルと祖母が駆けつけ、少年課のレイ刑事との面談が始まりました。しかし、ジムの家族は各々自己の主張ばかりして話が一向に進みません。レイに別室に連れられたジムは、「自分の居場所が見つけられたら…」と自らの悲痛な思いをレイに告白します。ジムは前に住んでいた街でも暴力事件を起こしていましたが、家族は新しい街に移って友達ができれば万事解決すると考え、ジムと向き合おうとしなかったのです。そんな家族の現状に絶望し、ジムは深酒をしてしまっていました。レイはもしまた何かあったら自分を頼るようジムに伝え、ジムを家族とともに家に帰すのでした。

翌日、ジムは何事もなかったかのように転校初日を迎えました。近所には、偶然昨夜署内で見かけたジュディの姿もありました。ジムは登校途中のジュディを口説こうとしますが、ジュディは不良グループと合流し、あっさりジムをふってしまうのでした。 この映画を無料で観る

【承】- 理由なき反抗のあらすじ2

高校に行くと、子犬を撃って警察に捕まったジョンの姿もありました。ジョンはジュディと仲の良いバズという不良に気をつけるようジムに忠告します。バズとは友達に絶対なれないというジョンの言葉にジムは「友達は不要だ」とクールに答えますが、一風変わった転校生のジムはすでにバズに目をつけられていました。プラネタリウムでの授業を終えると、バズたち不良グループがジムを待ち伏せしていたのです。その中にはジュディの姿もありました。当初相手にする気がなかったジムでしたが、「腰抜け(チキン)」と呼ばれたことに腹を立て、バズとナイフで勝負することに。ジムは軽傷を負ったものの、この勝負に勝利します。しかし、バズはすかさず再戦を要求し、ジムは今夜街外れの崖でバズとチキンレースをすることになってしまいました。

ジムが家に帰ると相変わらず母と祖母にうだつの上がらない父がいました。ジムは名誉がかかった今夜の勝負について父に相談しますが、父は冷静になれと繰り返すばかり。父に強い男であって欲しいと望んでいたジムは、父の返答に失望し家を出て崖へと向かっていくのでした。

その頃、ジュディもまた父親と喧嘩をしていました。父親にキスをせがんで拒否されたことを悲しみ、ジュディもまた家を出て崖へと向かいます。崖には、ジョンの姿もありました。レースの準備をするジムの姿を見守るジョンとジュディ。二人ともジムの「やる時はやる」姿に魅了され始めていました。

【転】- 理由なき反抗のあらすじ3

いよいよチキンレースが始まろうとしていました。チキンレースのルールはシンプルで、崖に向かって全速力で車を走らせ、先に車から飛び降りた方が負け、というもの。ジムは崖の手前で無事車から飛び降りますが、バズは服がドアノブに引っ掛かり飛び降りことができなくなり、そのまま崖へと落ちてしまいました。

この大惨事の前に、その場にいた不良たちは一目散に逃げて行きましたが、ジュディはバズの死に動転していました。ジムはそんなジュディを家まで送り、帰り際に「ひどい顔だ」と言って鏡を見せてきました。それは、ジュディが警察署に忘れてきたパクトケースで、ジムが偶然見つけて持ち帰ったものでした。パクトケースを受け取ったジュディは、ジムのことを強く意識し始めました。

一方、家に帰ったジムは両親に事の経緯を説明し、警察に出頭することを伝えます。しかし、父はそれを制止、さらに母はヒステリーを起こし、一家の会話は混乱状態に。再び父親に失望を感じたジムは父親を押し倒し、単身警察署へと向かいます。しかし、頼りのレイ刑事は不在でした。しかたなくジムが家に戻ると、家の前にはジュディがいました。ジュディがこれまでの態度をジムに謝ると、ジムはジュディの額に優しくキスをしました。そして、今いる場所から出たいという思いを分かち合った二人は、街外れの空き家に行くことを決めます。そこは、ジョンがジムに教えてくれた秘密の隠れ家でした。

二人が空き家に向かっている間に、事態は大事となっていました。ジムとジュディの家族は警察に我が子の行方不明を通報し、バズの不良仲間たちはジムを必死に探していました。不良たちはジムが警察に密告したと勘違いしており、ジムに報復しようと考えていたのです。それを知ったジョンは、家から拳銃を持ち出し、ジムを探すべく家を出て行くのでした。 この映画を無料で観る

【結】- 理由なき反抗のあらすじ4

ジムとジュディが空き家の豪邸で過ごしていると、そこにジョンもやって来ました。空き家の庭先でゆったりと時間を過ごすジムたち。特に、裕福ではあるものの長い間両親の愛を知らずに生きてきたジョンにとってはとても幸せな時間でした。その内にジョンは寝てしまい、ジムとジュディは空き家探検に出かけ、ある一室で横になりました。自分たちがもはや独りではないことを実感したジムとジュディは、愛を伝え合うのでした。

しかし、その頃不良たちが空き家に到着し、ジョンが追いかけまわされていました。ジョンは必至に逃げますが、あまりの恐怖に持っていた拳銃で不良の一人を撃ってしまいます。ジムが異変に気づきジョンを止めようとしますが、ジョンは置き去りにしたことへの恨み言を吐いてジムを振り払い、姿を消してしまいました。やがて空き家に警察も到着しジョンの追跡を開始しますが、ジョンはプラネタリウムに立てこもっていました。

ジョンの孤独を理解してあげられなかったことに責任を感じ、ジムはジョンの説得を試みます。寒がるジョンのために自分のジャケットを着せ、外に大勢人がいることに不安がるジョンに「君が好きだからさ」と言って、必至にジョンを安心させようとするジム。説得する間にジムはジョンの銃からこっそり弾を抜き、あとはジョンとともに外に出るだけとなりました。

しかし、外に控えていた警察のライトと銃に動転しジョンは銃を持ったまま暴れ出し、警察官に射殺されてしまいます。自分のことを父親のように慕っていたジョンのために何もできず、その場に倒れこむジム。そんなジムに手を差し伸べたのは、ジムの父親でした。「お前が望むように強くなる」。そう言って、父はジムを立ち上がらせました。落ち着きを取り戻したジムは、傍らにいたジュディを「僕の友達だ」と父親に紹介しました。そして、一行は車に乗り込みプラネタリウムを後にしました。長かった夜は明け、空は白み始めていました。

みんなの感想

ライターの感想

ジェームズ・ディーンの情感豊かな演技には、少年時代に感じた苦々しい思いを観る者に思い出させる圧倒的な力があります。改めて、ジェームズ・ディーンの早すぎる死が悔やまれます。余談ですが、劇中に登場する天文台は本作がきっかけで有名になったらしく、2016年の映画「ラ・ラ・ランド」でも非常に重要な場面で使われています。本作が今日の映画に与えた影響は多くありますが、天文台でのシーンからはその一端が感じられました。

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