「追憶と、踊りながら」のネタバレあらすじ結末

ヒューマンドラマ

追憶と、踊りながらの紹介:初老の中国人女性と、彼女の息子の友人であるイギリス人の青年。大切なものを失った二人が、悲しみを分かち合えずにいた。そこには隠された現実があった。カンボジア出身のホン・カウ監督の初長編作のイギリス映画。2014サンダンス映画祭最優秀撮影賞受賞、ブリティッシュ・インディペンデント・フィルム・アワード三賞にノミネート、2015BAFTA英国アカデミー賞英国デビュー賞ノミネート作品。

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追憶と、踊りながらの主な出演者

リチャード(ベン・ウィショー)、ジュン(チェン・ペイペイ)、カイ(アンドリュー・レオン)、ヴァン(ナオミ・クリスティ)、アラン(ピーター・ボウルズ)

追憶と、踊りながらのネタバレあらすじ

【起】- 追憶と、踊りながらのあらすじ1

ロンドンに移住して長いカンボジア系中国人のジュンは、息子のカイが友人リチャードと暮らすため、アパート型の介護施設に入所することになりました。カイのために不自由な母国の政治体制から抜け出しイギリスに来たジュンですが、未だに英語も話せなければこの国に馴染みもしませんでした。施設でも孤立し、息子の面会だけが楽しみなのです。そんなジュンは自分を家から追い出す原因になったリチャードを激しく嫌っていました。
ジュンは施設での生活を厭わしく思いながらも、アランというイギリス人男性と出会い、交流を重ねています。お互い言葉は通じなくても、二人は心が通っていました。

カイとリチャードは、本当は恋人同士でした。カイはゲイであることをジュンに告げて3人で暮らしたいと考えていました。しかし何度施設を訪れても、カイは言い出すことが出来ません。ジュンを家に呼び告白しようとした日、彼女を迎えに行く途中で事故に遭いカイは命を落としました。

【承】- 追憶と、踊りながらのあらすじ2

カイが亡くなりしばらくして、リチャードはジュンに会いに行きました。ジュンに恋人のような存在がいると知ったリチャードは、彼女とアランが会話できるようにと、北京語と英語が話せる女性ヴァンを通訳として雇います。
ヴァンが来てからジュンとアランは、今まで分からなかった互いのことを知りあっていきます。それはリチャードの計らいあってこそですが、ジュンは彼を受入れることはできずにいました。
リチャードがカイの遺灰を泣く泣くジュンに渡した日。ジュンが彼を毛嫌いする様子をみて、リチャードを不憫に思ったヴァンが、彼がジュンと一緒に住もうと考えていることを勝手に伝えてしまいます。リチャードの思惑が理解できないジュンは、激怒しました。通訳するのが役目のヴァンですが、リチャードやジュンに心寄り沿うようになっていました。

【転】- 追憶と、踊りながらのあらすじ3

ある日、ジュンとアランは相手の嫌な点を言い合うことにします。二人は体臭のことなど言いたい放題卑下しあった結果、ジュンは怒ってしまいます。結局二人の心は通っていなかったのです。それ以来ジュンはアランと交流しなくなりました。
ジュンがカイの遺品を見るためにリチャードの部屋に来る日、感傷に浸っていたリチャードは、すっかり約束を忘れ部屋は散らかしっぱなしでした。ヴァンに協力してもらい、その場を取り繕います。
イギリス人のリチャードが料理の際に箸を使っていることを知ったジュンは、ほんの少し親近感を感じます。ジュンはカイの部屋で彼の匂いを感じたと話すと、僕もだとリチャードは涙を零しました。
リチャードはジュンを喜ばせようと、カイが亡くなった日に彼女に渡そうとしていたCDを改めてプレゼントしました。ジュンは懐かしい祖国の歌に心弾むものの、素直に喜べません。 この映画を無料で観る

【結】- 追憶と、踊りながらのあらすじ4

一緒に暮らそうと伝えるリチャードに、意図がわからず釈然としないジュンは語気を強めます。お前がいなければ自分は一人にならなかったとジュンは彼を責め、一方のリチャードは、ジュンがこの国に馴染んでいればカイが解放されたのだと言い争い、喧嘩別れしました。

後日カイの荷物を受取りに来たジュンに、リチャードはカイが恋人だったことを打明けました。違う文化を受入れない母をカイが心配していたこと、母に愛されなくなることを恐れ、カイはゲイだと言えかったことを話しました。
ジュンは気付かなかった自分に呆れながら、縛りつけたつもりはなくただ一緒にいただけで、リチャードにも子供ができればわかると言いました。二人はヴァンを通さなくても、己の言語で通じ合います。そしてジュンは、カイが亡くなった時に全て止まったが、やがて孤独にも慣れる。そして、今日と違う明日が来ると言い聞かせ、人生を続けていくのだと穏やかに話しました。

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みんなの感想

ライターの感想

ジュンはアランとは通訳なしでは気持ちが通じていなかったのに、リチャードとは互いの言語で会話できたという終盤のシーンが印象的でした。カイという共通の存在がそうさせたのだと思います。
ジュンは眉間に皺を寄せていることが多く、人に壁を作る雰囲気がものすごく伝わりました。しかめっ面は人を寄せ付けないものなのですね。

映像がとてもきれいで、リチャードとカイがベッドにいるシーンは非常に幻想的で、男女のそれよりも美しく映りました。また、過去と現在が繋がる映像がすこぶる自然に流れ、巧妙なテクニックだと思いました。
ストーリーなどには荒削りさも感じましたが、非常に期待できる新人監督さんではないでしょうか。

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