「酔いどれ詩人になるまえに」のネタバレあらすじ結末

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酔いどれ詩人になるまえにの紹介:自称詩人のヘンリー・チナスキーは、作品が認められず酒浸りの日々を送っていた。多くのアーティストに支持されている作家で詩人のチャールズ・ブコウスキーの自叙伝的長編小説『勝手に生きろ!』を映画化。ノルウェー人のベント・ハーメルが監督・脚本・製作を務めた2006年公開のアメリカ・ノルウェーの合作。

予告動画

酔いどれ詩人になるまえにの主な出演者

ヘンリー・チナスキー(マット・ディロン)、ジャン(リリー・テイラー)、ローラ(マリサ・トメイ)

酔いどれ詩人になるまえにのネタバレあらすじ

【起】- 酔いどれ詩人になるまえにのあらすじ1

酒好きで自称詩人のチナスキーは、生活のために働くものの、いい加減な勤務態度をとってクビにされるのがお決まりです。それでも酒はやめられず、安いホテル住まいをしていました。出版社のジョン・マーティン氏充てに原稿を週に3,4本送っては、不採用の繰り返しです。
チナスキーはピクルス工場の面接時、社長の妻を自分の作品に登場させるという約束をし採用されます。しかしある夜チナスキーは苛立って上司に絡み、勤務中にバーへ行ってしまいます。結果工場を解雇されました。
チナスキーはそのバーでジャンという女性に出会い、3日後には彼女のボロボロのアパートに転がり込んでいました。金の無い二人は一日中酒を飲み、セックスに明け暮れる日々を送ります。
チナスキーは「職場は第二の故郷」と口から出任せを言って、自転車の問屋の仕事に就きます。同僚のマニーと一緒に競馬に行くと、見事に予想が当たりました。話を聞いた同僚たちは二人に馬券の購入を依頼しますが、マニーの提案で賭金をくすねるという悪知恵を実行します。

【承】- 酔いどれ詩人になるまえにのあらすじ2

金を手に入れたチナスキーは、いいスーツを買ったり、葉巻をくわえたりと気取ってみますが、ジャンはそんな彼に否定的でした。彼女は一日に4回セックスしていた貧乏なチナスキーの方が好きで、最近はご無沙汰なのが不満なのです。悪酔いしたチナスキーは、愚痴るジャンを殴ってしまいます。そして仕事も一カ月以上サボり、気付けばクビになっていて、マニーともそれきりとなりました。
チナスキーは自分が競馬で当てた分と、胴元として儲けた金、そして失業保険で暮らしました。働かない彼にジャンはご機嫌でしたが、チナスキーは「人に愛はいらない。必要なのは何かで成功することだ」と言い、持ち金の半分をジャンに渡し、ある日突然彼女のもとを去りました。
このころチナスキーは、“どん底でも言葉が湧きあがり、書き止めないと死よりひどいものに支配される”と詩にしています。

【転】- 酔いどれ詩人になるまえにのあらすじ3

チナスキーはローラという女性と出会い、その日のうちに関係を持ちました。金を使い果たしていた彼は、今度はローラの部屋に居候します。彼女は金のない女性を囲っているピエールという老人の愛人でもありました。チナスキーはしばらくローラと過ごしますが、ピエールが亡くなりローラとも別れました。
行く宛のないチナスキーは実家を訪ねます。母親は息子の帰りを喜びましたが、厳格な彼の父親は、昼から酔っ払い下品な発言をする息子を家から追い出しました。
商品の箱詰めの仕事を始めたチナスキーは、友人の情報を頼りにジャンを探しだします。彼女は再会を喜び、数日後にはチナスキーの家に住み始めました。
チナスキーはジャンが下品な男が好きで、誰とでも寝ているということを知っていました。事実、彼女以外とは性交渉していないチナスキーが毛ジラミに罹患してしまいます。強い薬を塗って放置したチナスキーの下半身は腫れあがり、二人は笑い合いました。

【結】- 酔いどれ詩人になるまえにのあらすじ4

タイムズ誌の記者に応募したチナスキーに採用の連絡が来ます。しかし出勤すると担当は清掃係で、彼は業務を投げバーへ行き、やはりクビになりました。
1日分の給料を貰おうと、チナスキーとジャンは重役に直談判し、数日かけてようやく小切手を貰います。その夜。お互いにもう必要がないと感じ合っていた二人は、別れを決めました。
チナスキーは家賃を払えず部屋を追い出され、日雇い仕事の斡旋所に行きますが、ここでも飲酒し追い払われてしまいます。
しばらくして、追い出されたアパートにチナスキー宛ての郵便物が届きます。原稿が一本採用されたとの連絡で、ジョン・マーティン氏の“採用は嬉しい限り”とのメッセージも添えられていました。そんなことは知る由もないチナスキーは、場末のトップレスバーで一人酒を飲んでいました。

“何かにトライするなら徹底的にやれ <中略> やり遂げたときの素晴らしさは格別だ <後略> ”というブコウスキーの詩『Roll the Dice』がラストシーンで朗読されます。

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みんなの感想

ライターの感想

くすんだ色合いの映像や懐かしさを感じさせる景色が、本当に古い映画を観ているようで情緒がありました。

主人公のような人間を、憎めない奴とよく言ったりしますが、チナスキーのダメ男っぷりは同情のしようもないと、当初は思いました。
でも浮気はしないんだなと思ったり、劇中に登場する詩も素晴らしくて、やはり憎めませんでした(苦笑)

この作品を観てチャールズ・ブコウスキーを初めて知りました。やはり芸術センスに秀でた人は、普通には生きられないんだなと実感させられました。彼の詩も読んでみたいと思います。

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