「野いちご」のネタバレあらすじ結末

ヒューマンドラマ

野いちごの紹介:1957年に製作されたスウェーデン映画。監督は「処女の泉」などで知られるイングマール・ベルイマン。ある老教授の1日を、心象風景を交えて描写したドラマ作品。日本公開は1962年。

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予告動画

野いちごの主な出演者

イサク教授(ヴィクトル・シェストレム)、サーラ&ヒッチハイカー(ビビ・アンデショーン)、マリアンヌ(イングリッド・チューリン)、エヴァルド(グンナール・ビョルンストランド)、ヘンリク・アケルマン(マックス・フォン・シドー)、シャルロッタ(グンネル・リンドブロム)

野いちごのネタバレあらすじ

【起】- 野いちごのあらすじ1

老教授イサク・ボルイは、妻のカリーンに先立たれた後、家政婦と2人で暮らしていました。イサクは医師としての功績を認められ、名誉博士号を授与されることになっていました。晴れがましい授与式になるはずでしたが、その前夜にイサクは自分の死を暗示する奇妙な夢を見ます。
夢の中で人気のない町を1人歩いていたイサクは、針のない時計を発見します。そこに馬車が猛スピードで走って来て、棺桶が落下します。その棺桶から手が伸びてきて、イサクは恐怖に襲われながら目を覚まします。
翌朝イサクは当初の予定を変更して、ストックホルムから式場のルンドまで車で向かうと家政婦に告げます。この日を待ち望んでいた家政婦から非難されますが、息子の嫁であるマリアンヌが同行を願い出ます。 この映画を無料で観る

【承】- 野いちごのあらすじ2

イサクの息子のエヴァルドも医者をしていますが、マリアンヌとの関係は上手くいっていませんでした。マリアンヌはイサクに冷徹やエゴイストなどと厳しい言葉をぶつけます。
ルンドへ向かう途中、イサクは思い出の場所に辿り着きます。そこでイサクは、かつて結婚の約束をしていた女性・サーラが他の男とキスをする夢を見ます。
その後イサクは、サーラによく似たヒッチハイカーの女学生らと出会い、快く車に乗せます。ところが道中車と衝突事故を起こしてしまいます。車の主は年中不毛な言い合いをする夫婦で、マリアンヌは彼らを見捨てます。
一行は昼食をとり、イサクの開業医時代の話や神の存在理由について議論します。異なる価値観を持つヒッチハイカーたちに対して、イサクは「至るところに神はいる」と伝えます。
そして、イサクはマリアンヌと共に96才になる母親を訪ねます。イサクは母親から夢に出てきた針のない時計を見せられ、動揺します。

【転】- 野いちごのあらすじ3

2人は再びヒッチハイカーを乗せて走り出します。眠ってしまったイサクは、夢の中でサーラと再会を果たします。サーラは手鏡をイサクに向けながら、「あなたにあるのは知識の山だけ」と言い去って行きます。イサクがピアノの音に惹かれて部屋へ入ると、そこにはサーラを自分の弟であるシーグリフトが仲良くワインを飲んでいました。
別の夢では、古い屋敷を訪ねたイサクが大学の講義室に通されます。そこでは医学試験が行われており、試験監督から問題を出されますが、イサクは何も答えられませんでした。さらに診察試験では、死んだはずのサーラが突然笑い出します。イサクは試験監督から冷淡で自己中心的だと指摘されます。
次に森へ連れて行かれたイサクは、カーリンと不倫相手の密会を目の当たりにします。試験監督は「全ての哀しみを手術で取り除いた」と告げて、イサクはようやく眠りから目覚めます。

【結】- 野いちごのあらすじ4

イサクはマリアンヌに死ぬ夢を見たことを話します。マリアンヌはエヴァルドも同じ夢を見たことと、自分が妊娠していることを打ち明けます。
イサクはカーリンとの喧嘩が絶えず、そんな両親を見ていたエヴァルドは子どもを育てる自信が養われませんでした。そして、マリアンヌに自分と子どものどちらを選ぶのかを問い、イサクはこれまで彼女の悩みに耳を傾けなかったことを反省します。
ルンドでの名誉博士号授与式を終え、イサクはその夜エヴァルドと家族のことについて真剣に話し合います。そして、屋敷の外ではヒッチハイカーたちがイサクの栄誉を心から祝福していました。
イサクは満ち足りた気持ちで眠りにつき、夢の世界へと入っていきます。野いちごの森からサーラが現れ、イサクを入江に連れて行きます。そこでは自分の父親が釣りをして、母親は読書をしていました。
こうしてイサクの心境が安らかになる場面で、物語は幕を閉じます。

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みんなの感想

ライターの感想

1人の老人の夢(追憶)を通して、人間の苦悩や喜びの本質はいつの時代も変わらないのだと教えてくれるような作品でした。50年以上前の映画ですが全く古びておらず、鑑賞後は静かな感動に浸れました。

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