「闇金ウシジマくんザファイナル4」のネタバレあらすじ結末

ヒューマンドラマ

闇金ウシジマくん ザ・ファイナルの紹介:2016年9月22日公開の日本映画。10日で5割という法外な金利で金を貸す闇金、カウカウファイナンスの社長・丑嶋と、彼の元を訪れる債務者たちの姿をリアルに描いた人気コミック「闇金ウシジマくん」の劇場版第4作で完結編。丑嶋の元同級生・竹本の登場により、知られざる中学生時代のエピソードや過去の因縁、彼がなぜ闇金の世界に入ったのかが明らかになる。

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予告動画

闇金ウシジマくんザファイナル4の主な出演者

丑嶋馨(山田孝之)、戌亥(綾野剛)、高田(崎本大海)、柄崎貴明(やべきょうすけ)、モネ(最上もが)、犀原茜(高橋メアリージュン)、村井(マキタスポーツ)、竹本優希(永山絢斗)、鰐戸一(安藤政信)、鰐戸二郎(YOUNG DAIS)、鰐戸三蔵(間宮祥太朗)、甲本直人(太賀)、榊原(モロ師岡)、あやめ(天使もえ)、樫原あむ(真野恵里菜)、今井万里子(真飛聖)

闇金ウシジマくんザファイナル4のネタバレあらすじ

簡単なあらすじ

①丑嶋の元に中学時代の同級生・竹本が借金をしに現れる。おしみなく愛を注ぐ竹本は貧困ビジネス・誠愛の家で、足を切断された黒田の治療費を得ようとしていた。しかし丑嶋に恨みを持つ鰐戸三兄弟は丑嶋から金を奪おうとする。さらに債務整理でひと儲けしようとする都陰弁護士も丑嶋に目をつけた。 ②高田と柄崎を人質に取って丑嶋から2億円を奪おうとした鰐戸三兄弟は返り討ちに遭い、さらに犀原茜率いる悶主陀亞連合に倒された。都陰弁護士は違法業務を摘発され、懲戒免職処分に。 ③竹本は丑嶋から5000万奪って甲本に託す。甲本は尾行していた悶主陀亞連合(犀原茜)に金を奪われた。竹本は1年で廃人になるという清掃員の仕事場行きに。

【起】- 闇金ウシジマくんザファイナル4のあらすじ1

(説明の便宜上、いつも以上に整理整頓してお届けします…)
丑嶋馨(うしじま かおる)は東京都新宿で『カウカウファイナンス(COW COW FINANCE)』という、闇金融業の社長をしている若い男です。
丑嶋の会社では「10日で5割(通称・トゴ)」「ギャンブルの借金には1日で3割(通称・ヒサン)」という法外な金利をつけていましたが、それでも一般の消費者金融で借金をできない人物が借りにきます。

…パチンコ狂いの男性が、金を返済できないと丑嶋に泣きつきます。もう何日も何も食べてない、子どものミルク代にも困っていると訴える男は、丑嶋がアイスコーヒーのシロップを使わないのを見ると、シロップを奪って吸います。
見かねた受付嬢・モネが食べ物を渡そうとしますが、「演技が下手」と丑嶋は男に指摘しました。丑嶋と柄崎はその直前、男がパチンコ屋から出てくるのを見ているのです(つまり金に困っているのはパチンコ狂いの結果、自業自得だと言いたい)。
そんなにシロップが好きならやろうと言い、柄崎は冷蔵庫からかき氷用のいちごシロップを渡しました。いちごシロップ一気飲みの刑に処された男は、ぷはーっと吐きだしてみんなに笑われます。

…ある大手の消費者金融に勤務していた男性が、丑嶋のところに5万円を借りにきました。
勤めていた消費者金融は過払い請求の訴えによって倒産し、男は現在無職です。
昨今の『街金対策法(貸金業法改正)』で消費者金融の貸付上限金利が29.2%から20%になったことを指摘した男は、20%以内で貸し出せるのは銀行や銀行系列のカードローン会社だけだと声高に訴えます。銀行は0.0何%という低金利で集めた貯蓄(個人の預金)を貸し付けるわけだから楽勝で、バカでも儲かると罵ります。
さらに過払い金請求で街の消費者金融会社が次々に潰れていることを指摘した男は、このままだと闇金が復活すると宣告します。
そして…「だから、5万円貸してください」と丑嶋に言いました。なぜ「だから」なのかは不明です。

男の言うことはある程度当たっていました。このところ世間では「過払い金請求」がえらく流行しています。
それを利用して大金を儲けている弁護士事務所がありました。都陰(とかげ)亮介は過払い金返還請求で荒稼ぎをしている中年男性弁護士です。遅れて来たバブルとばかりに、着ているスーツは流行に合っていませんし、寿司の食べ方も汚い男です。
都陰は弁護士事務所を開き、たくさんの事務員を雇っていました。弁護士の資格を持っていない事務員の男性・三上や若い女性事務員・樫原あむにも、どんどん仕事を割り振ります。本来は弁護士資格を持っていないとできない仕事まで、割り振っていました。
過払い金を返還請求する際には、ざっくりと上乗せをし、差額分まで着服しています。

丑嶋に300万円の金を借りに来た女性がいました。美容業界のカリスマ社長の女性・今井万里子です。
今度開くイベント会場のハコ代(場所代、会場代金)を先に払わなくてはならなくなり、用立ててもらおうというのです。
「返せなかったら風俗でも何でもして、働いて返せる」と豪語する万里子に、丑嶋は「貸せるのは50万まで。先に風俗屋のプロフィール写真撮っとくから、脱げ」と冷淡に言います。「行動で示すような奴じゃなきゃ俺は信じねえ」と言われ、万里子は下着姿になって写真を撮られました。
金を借りてイベント『ビューティフル・パーティー』を開いた万里子は、盛大なイベントを成功させます。その際に、イベント会場で、万里子は知り合いの女性・小川に都陰弁護士を紹介してもらいました。
思ったよりも発表会の身入りが少なかったものの、新製品の発売が控えていることを丑嶋に伝え、返済をジャンプして(金利分だけを支払日に払い、元金の返済を先送りすること)もらった万里子は、後日なんとか返済はしたものの、法外な金利に腹を立てます。
そこで万里子は都陰弁護士を寿司屋に連れて行って接待し、過払い請求の話を聞きました。都陰弁護士と肉体関係を持ち、丑嶋から金を取り返そうともくろみます。
万里子にすっかり骨抜きにされた都陰弁護士は、先に甲本ら(後に詳しく記載する)の債権者の介入通知の知らせを送っていたこともあり、ついでに万里子らの金も取り返してやると豪語しました。
丑嶋に電話をかけ、弁護士介入通知を送るので、ファックス番号と住所を聞きます。
丑嶋は都陰弁護士が、東京第3弁護士会所属の登録番号12641と聞きました。後で情報屋・戌亥に調べさせます。
都陰弁護士の話は後に絡んできます…。

ある日、丑嶋のところへ中学時代の同級生・竹本優希が訪ねてきました。
「カオル(馨)ちゃん、いる?」
応対した高田は丑嶋の下の名を知らずに追い返そうとしますが、中学時代からの同級生・柄崎がそれを制止し、社長の下の名だと言います。
丑嶋は当初、現れた男性が風呂に入っておらずくさいので、ファブリーズを吹きかけようとしました。
「久しぶり。僕だよ、覚えてない? カオルちゃんのうさぎ預かってたでしょ。あのうさぎ、元気?」
丑嶋は、うさぎは死んだと答えます(注:原作では現在も子孫がいるらしいですが、映画版では母の形見のうさぎしかいない模様。よって母のうさぎの死以来、新たにうさぎは飼ってない可能性ありです)。
金を借りたいという竹本に対し、丑嶋は「友人として? 客として? 友人としてなら、俺は個人的な金の貸し借りはしねえ。客としてなら、うちの金利は10日で5割で高えーぞ」と言います。
竹本は金を借りずに帰っていきました。丑嶋は戌亥と会い、竹本のことを話題にしました。

それは中学2年の時の話です。
丑嶋は訳あって、地元を一旦離れて転校し、再び地元に戻ってきました。父がいなくなり、母は死んだのです。
小学時代の同級生・戌亥とはずっと良好な関係を築いていましたが、戻ってきた丑嶋に対し、戌亥は丑嶋が不在の間にいろんな勢力ができていることを告げます。丑嶋が転校したのは、戌亥とは違う中学です。
転入生としてやってきた丑嶋は、転校初日に柄崎に難癖をつけられました。紙くずを投げられて「そのゴミ、捨ててこい」と言われた丑嶋は「ゴミ? あー、てめえのことか」と答えて柄崎の反感を買います。
その夜、柄崎は2年C組の全員を集め、金属バットで丑嶋を袋叩きにしました。参加しなかったのは竹本のみで、竹本にも後日制裁が下ります。
「殺すんならきっちり殺せ、柄崎!」と言った丑嶋はさらにひどいリンチを受け、入院しました。
退院した丑嶋はア行から順番に、同じクラスの生徒を1人ずつ血祭りにあげていきます。
阿部を殴り、井上をクレーンで吊るし、次に加納を痛めつけた丑嶋は、柄崎を呼び出しました。
その途中、卒業した小学校の校庭にいるうさぎに餌をやりに来ている竹本を見た丑嶋は、竹本の顔にも傷があることに気づきます。竹本だけはクラスで丑嶋を殴る仲間に加わらず、そのために制裁を受けても文句ひとつ言わない竹本に、内心、丑嶋は感謝していました。
竹本は卒業してからも、土日はずっと小学校のうさぎに餌をやりに来ています。
「やられたらやり返す。なめられたらおしまいだ」と言う丑嶋に、竹本は「おしまいから始めたら?」と、丑嶋にない発想の言葉を吐いて立ち去ります。丑嶋は竹本を不可思議な存在に思いました。
呼び出した相手・柄崎に「お前んち、晩飯何時から?」と質問し、一瞬油断したところを攻めた丑嶋は、電球を柄崎の口に入れて割ります。その後、柄崎をごみ箱に放置しました。
順番に仕返しをしていることを知ったクラスメイトの男子生徒は、後日、集団で丑嶋を襲おうとしました。丑嶋はカッターナイフを出し「最初の1人は必ず殺す」宣言をし、男子生徒はみんな黙りこみます。
先頭にいた柄崎が丑嶋に土下座をし、「加納を助けてくれ」と言いました。
丑嶋が加納をやっつけた日、加納は地元で最も恐れられている先輩・鰐戸(がくと)三兄弟に呼び出しを受けていたのです。しかし丑嶋にやられて加納が行かなかったことで「バックレた」と思われ、加納は鰐戸三兄弟の長男・一(はじめ)、次男・二郎、三男・三蔵に捕らわれていました。柄崎は加納を助けるために10万円用意しろと言われています。
以前、言うことをきかなかった柄崎は、三蔵にチェーンソーで腹を切られたことを丑嶋に話しました。
そして、10万円用意できないヤキは自分が受けるから、加納が嘘をついていないことを説明してくれと頼む柄崎に、丑嶋は「鰐戸と喧嘩するんだったら、つきあってやるよ。てめえは一生鰐戸の奴隷のままでいいのか」と言いました。
柄崎と丑嶋は、2人で鰐戸三兄弟のところへ乗り込むことを決めます。
柄崎宅に立ち寄った丑嶋は、柄崎の母にご飯を御馳走になりました。柄崎はその間に身体を清めながら、鰐戸を襲撃すると生きて戻れないかもしれないと、母が用意してくれた白いパンツに顔をうずめ、こっそり洗面所で泣きます。
母に「行ってくるわ」と告げた柄崎は、原付で丑嶋と2人乗りしながら、丑嶋も母に会えと言います。しかし先述のとおり、丑嶋の父は蒸発し、母は他界して、この世にいませんでした。
代わりに祖父宅に立ち寄った丑嶋は、酔っ払ってコタツで寝ている祖父の部屋の片づけをし、竹本を河原に呼び出すと、飼っていた母親の形見のうさぎ(品種はライオンラビット。名前は「ホッパー」)を預かってもらいます。 この映画を無料で観る

【承】- 闇金ウシジマくんザファイナル4のあらすじ2

先日まで自分を痛めつけた相手・柄崎と丑嶋が組むことになったのを知った竹本は、丑嶋の母の形見のうさぎを引き受けながら「お母さんのこと、大好きなんだね」と言います。肯定した丑嶋は竹本も同じだろうと指摘しますが、竹本は分からないと言いました。
竹本は人並みに暮らし人並みの愛情を受けて育ち、それが息を吸うくらいに当たり前にある生活を送っているので、自覚したことがないと告げます。
「僕もカオルちゃんみたいに、人を好きになってみようかな」と言って、竹本は丑嶋に笑いかけました。そのまま柄崎と丑嶋を河川敷で見送ります。
鰐戸三兄弟については、丑嶋は当時からすでに情報通であった戌亥から情報を得ていました。地元では別格扱いで、特に三男の三蔵が凶暴と聞かされます。
鰐戸三兄弟のところへ殴りこみに行った柄崎と丑嶋ですが、警察に通報されていました(丑嶋から話を聞いた戌亥が通報したのでしょう)。鰐戸たちは引き揚げようとしますが、丑嶋は「柄崎、お前、やる時は徹底的にやれ」と言いながら、三蔵の頭頂部に、フルスイングで金属バットを振り下ろしました。三蔵は頭を割られます。
三蔵は死にませんでした。なんでも一説によると頭を殴られたことで賢くなり、東大に進学できたとかいう噂もあります(あくまで噂)。
丑嶋は三蔵への暴力でカンカン(少年鑑別所)行きになりました。以来、柄崎は丑嶋に忠誠を誓い、丑嶋の右腕として活躍してきました。そして、鰐戸三兄弟は、丑嶋に深い恨みを抱いています。特に頭をかち割られて、現在は頭部に大きな傷跡が残るスキンヘッドの三蔵は、丑嶋を殺しても飽き足らないほど憎んでいます。
これが、12年前の話です。
ついでにもう1つの話を先に説明します。
地元の暴走族連盟の悶主陀亞(モンスター)連合の総長・鮫島に、傘下に入れと言われた丑嶋は、それを断って対決しました。
鮫島は丑嶋に致命傷を負わせ、直接的ではありませんが、後日鮫島は暴走族同士の抗争で、死にます。
両親に捨てられて鮫島に親代わりとして育ててもらっていたのが、今やライナーローンで丑嶋とライバル関係にある犀原茜でした。
犀原は恩人である鮫島の後を継いで悶主陀亞連合を仕切って、丑嶋への復讐を誓っています。
丑嶋と柄崎が2人乗りの原付で鰐戸兄弟のところへカチコミ(殴りこみ)に行く際に、犀原と擦れ違いになりますが、犀原は2人に「ぜってー死ぬなよ!」と檄を飛ばします。それもひとえに「鰐戸に殺されるくらいなら、自分(犀原)が丑嶋を殺す」ためにかけた言葉でしょう。
頭をかち割られた三蔵が、その犀原に言い寄ったことがありました。
犀原はキスをしたら唇を噛みきってやると言いますが、三蔵はかまわずにキスをし、結果、三蔵は上唇を噛み切られました。
さらに後日、犀原は鰐戸宅に催眠ガスを流し込み、家に侵入して寝ている三蔵の下唇も、約束どおり切り取ります。
この話は『伝説の死のキッス』として語り継がれ、それ以来三蔵は顔の下半分をバンダナで隠していました。犀原茜も、三蔵に恨みを買っています。
犀原茜は丑嶋を目の敵にしており、鮫島のネクタイをいつも左腕に巻いていました。復讐の誓いを忘れないようにするためです。
現在の犀原茜は、さらに恨みを募らせていました。半グレ(暴力団に所属せず犯罪を繰り返す集団)の相沢浩司が若琥会の経理担当・熊倉を痛めつけたために(映画『闇金ウシジマくんPART.2』参照)そのツケが回ってきて、犀原の商売は割を食っているからです。

さて、話を現在に戻します。
竹本はその後、丑嶋に宣言したとおり「人を好きになろう」と努力しています。人のために尽くした結果、成績は優秀だったにもかかわらず、どんどん落ちぶれてしまいました。
携帯電話を止められて派遣の日雇いの仕事を貰えなくなった竹本は、寒空の中で野宿しようとして、「1日900円で寝られるところがあるよ」と誘われます。
誘われるままついていった竹本は、山の中にある古ぼけた木造家屋に案内されました。そこは『誠愛(せいあい)の家 Love House』と呼ばれる場所です。近くにコンビニどころか、一般家屋もないほどの山中です。
そこへ行ってから、「前金で家賃2か月分の5万4000円を前納すること」と言われました。竹本に金がないのを見越して、です。
金がないなら月に3割の利息で貸し付けると言い、竹本に誓約書と借用書を書かせたのは、鰐戸三兄弟の長男・一でした。
鰐戸三兄弟は大人になっても3人組で、金に困り働く場所のない者を集めて、超低条件で働かせてむしりとる「貧困ビジネス」をしていたのです。
竹本は「つくし」部屋に案内されました。つくしの部屋には室長・榊原、先輩の黒田、甲本がいます。
室長の榊原は金を稼ぐために、ぼったくりをしていました。布団は月1500円で貸付、食べ物の料金表も見せます。カップめん500円、缶詰め450円、水2Lで600円ですが、近くにコンビニがないので他に頼るところもありません。
その夜、同室の黒田が脱走しようとして見つかり、三蔵に右足首から先を斧で切断されました。
翌朝、三蔵が朝礼で脱走者が出たことをみんなの前で告げます。誠愛の家には20人ほどの労働者が集まっていました。
次に脱走者が出たとき用にと「愛の棒デラックス(ゴルフクラブの先に釘を埋め込んだもの)」を示し、松葉づえをついた黒田に容赦なく振りかぶります。
制止しようとした竹本は、甲本らに止められました。刃向かうと仕返しが怖いのだそうです。
誠愛の家の歌をみんなで歌っている時に、竹本は黒田を介抱しました。歌は自作ソングで『ドジョウもミミズも幸せだ 奴らはあんまり考えない 僕らも多くを望まない 汗を流せば飯うまい サンキュー誠愛 足るを知れば 誰の身の上にも朝は来る』といった内容です。
朝礼の後は、労働です。働く場所は日によって異なりますが、工事現場の廃材の片付けや、産業廃棄物の片付けなどです。
休んでいた甲本が三蔵に見とがめられ、ドラム缶に入れて潰されそうになりました。竹本がそれを止めます。
長男の一が「人手が減る。竹本はまともに相手にするな」と言って三蔵を諌めました。
昼食はうどん400円、生たまご100円、冷えた飯とカレーのレトルト800円(注:映画『闇金ウシジマくんPart.2』にも同じメニューがあり、劇中でもパクりと言われてます)です。
チョコと羊羹を差し入れてもらった竹本は、それを惜しみなく同僚に分け与えますが、羊羹を独り占めした甲本は、作業場から見えるアパートに住む女性・あやめにひとめぼれして、ふとももを見ながら「エロいなあ」と言います。
右足首を切断された黒田は、部屋で痛みに苦しみます。鎮痛剤が欲しいと訴える黒田ですが、同僚の甲本は黒田の食料を狙っていました。冷蔵庫を覗きこみ、切断された足首が未練たらしく入っているのを見て悲鳴を上げます。
榊原室長の命令で、竹本は黒田の足首を庭に埋めました。
夜は夜で工場のガラスを叩き割り、誠愛の家のメンバーは銅線を盗む仕事をさせられます。
給料日は「憩いの日」と呼ばれていました。
その日には誠愛の家の一角に、いろんな露店が並びます。スマートボール、昔のパチンコ(自動ではなく一つずつ玉をはじく)、射的などがあり、給料をもらったばかりの人たちは、そこでお金を落としていきます。
福引は1回100円ですが、特賞として赤羽のソープ店『レッドペガサス』の人気女性・初美さんを40分間好きにしていい(本来なら1万5000円)ということで、室長の榊原は燃えます。ちなみに、初美さんの映像は「イメージ映像」なので、実際の初美さんがどのような女性か、また特賞を引き当てた者がいたかは分からずじまいです。
甲本は月の給料をわずか1日でスってしまいました。家賃の返済に充てられません。
黒田は室長の榊原に「栄養ドリンクに入ったシンナー」を勧められました。竹本は「脳が縮んじゃうよ」と黒田を止めますが、目先の痛さをまぎらすためにシンナーに走ります。
見かねた竹本は鰐戸一に、黒田を病院に行かせてくれと相談しました。まず入居時の家賃を返済しろと言われます。
以前、闇金に行って断られた話をした竹本は「どこの?」と聞かれて、カウカウファイナンスのポケットティッシュを見せました。「お前、なんでここへ行った」と質問する一に「カオルちゃんがいるから」と竹本は答えます。
丑嶋が闇金をしていると知った一は、もう一度行ってこいと連帯保証人として甲本と共に行かせました。
カウカウファイナンスを訪れた竹本と甲本は、5万ずつ貸してくれと丑嶋に言います。金の使い道を聞かれた竹本は「同居人の医療費」と答え、柄崎に「お前の彼女か」と質問されますが、「ほとんど初対面のただの同居人」と答えたために、柄崎に不審がられます。

【転】- 闇金ウシジマくんザファイナル4のあらすじ3

「人は損得で物事を決めすぎる。相手の立場に立っての思いやりがあってもいいと思うんだ」と竹本は答え、丑嶋は借用書を書くよう指示します。
ところが5万から利息分を抜いて2万5千円渡す段になり、竹本が「2万5千円渡されて10日後に5万返すって、利子は5割じゃなくて10割だよー」と指摘し、「カオルちゃん、強欲は罪で下品だよ」と言います。
柄崎が金を貸すのを止めるかと聞きますが、丑嶋は「約束どおり金を返してくれれば問題ねえ」と答えました。
その頃、三蔵はなぜ丑嶋ばかり羽振りがよいのかと、ホステスクラブで荒れていました。
三蔵に対し、一が「すべてを12年前に戻すんだ」と言い、丑嶋の金を奪う計画を立て始めます。
一はさらに竹本に、ほかの奴らもカウカウファイナンスに連れていけと言いました。竹本は指示どおりカウカウファイナンスに連れて行き、職場の同僚にも融資してほしいと言い、自分にもさらに金を貸してくれと頼みます。保証人はすべて竹本が背負います。
丑嶋は竹本に「なにしてーのお前。お前がしていることは砂漠に水まくのと同じくらい無駄だ」と助言しますが、竹本は「無駄じゃないよ、カオルちゃん。君が教えてくれたことだよ。人が人を見捨てたら、心の貧しさはなくならない」と答えました。
「貸すのはいいが、あとで地獄見るぞ」と丑嶋はアドバイスします。

鰐戸一は誠愛の家のメンバーに、丑嶋の尾行を3日間しろと命令しました。メンバーは2人1組で、交代で丑嶋を尾行します(露骨すぎる尾行でした)。
ホストの利息分の回収に行った際には、ヤクザがケツ持ち(バックについている)と脅すホストを丑嶋が倒し、ホストが電話した先の、「ボコボコにしていいっすから」と言う相手のヤクザに対し、に「もう済んでる」と答えます。
店を営業させて借金を回収した方がよいとみなした女性はジャンプし、他の闇金業者・舌打金融が店を潰そうとすると、女性をかばって業者を倒しました。
3日間の尾行はすべて報告され、丑嶋のタイムスケジュールができました。
ちょうど返済日にあたり、いっせいに誠愛のメンバーの携帯に着信がかかります。
それを見た甲本は、「丑嶋の仕事、思ったより地道で俺らより働いてるな」と呟きました。
一はそれを見て、丑嶋が隠しているであろう財産を奪う計画を立てました。
まずは都陰弁護士事務所に連絡を取り、甲本ほか8名から被害の訴えを出させます。
都陰弁護士はすぐ丑嶋に電話し、介入通知を知らせました。丑嶋は元金だけでも入れてもらわないとと取り込み詐欺に当たると指摘しますが、都陰弁護士は聞く耳を持ちません。(冒頭付近のが関わってきました)
柄崎と高田が住民票の場所に行きますが、偽造されたものだと判明しました。丑嶋は情報屋の戌亥に都陰弁護士のことを調査依頼します。
この甲本ほか8名の訴えの直後に万里子から相談を受けた都陰弁護士は、徹底的に丑嶋を責めて過払い金を返済させ、ざっくりと儲けようと企みます。
さらに丑嶋に電話をかけて、今井万里子以下8名から過払い金の請求が来ていると告げ、1375万8000円の返還請求をしました。あとは事務員の樫原あむを呼び、処理しろと言います。
万里子の前で格好をつけて「言われた通り、大人しく払いますよ。払わなければ、つぶすまで」と言った都陰弁護士に、万里子は「たのもしい」と言います。

竹本は金を借りて黒田の治療費に充てようとしますが、黒田はシンナー入りのビニール袋をかぶって死のうとします。止めようとする竹本に、黒田は自分の過去の罪を告げました。
それまで普通のサラリーマンで普通の家庭持ちだった黒田は、4年前に出来ごころで、ウイークリーマンションで中学生を買春しました。その時にその少女が自分の財布をいじっていたので突き飛ばしたところ、少女が頭を打って倒れました。
下手に病院へ行って罪が露見し、児童買春罪と殺人罪で逮捕されるくらいならば、ここで死んだほうがましと言う黒田に対し、竹本は何も言わず立ち去ります。ただし顔のビニール袋には、息ができるようこっそり穴を開けていました。

鰐戸三蔵のところへ犀原茜の忠実な部下・村井がやってきました。村井は三蔵らが行なっている貧困ビジネスが、自分たちの仕事とかぶっていることを指摘し(ひやしカレーなど、映画『闇金ウシジマくんPart.2』参照)、今すぐ手を引けと命令します。
三蔵は村井の左目をカッターナイフで切りつけると、拉致しました。
上半身裸の村井を椅子に拘束し、煙草の吸殻を身体に押し付けてブラジャーの形に焼け焦げをつける『一生もののブラジャーの刑』を執行した三蔵は、それでも反抗的な村井に、次は追加で『一生もののお茶目な眼鏡の刑』を執行するぞと言います(眼鏡の刑は最終的には免れた)。
そこへ竹本が現れ、携帯を返してくれと頼みました。丑嶋に金を返すと約束したからです。
一は竹本に、丑嶋を売るよう要求しましたが、竹本は断りました。丑嶋の尾行をさせたのは丑嶋から金を奪う気なのだろうと指摘した竹本は「もしカオルちゃんを呼ぶなら、分け前をもらう」と言います。誠愛の家の住人の分です。
「君らは奪いすぎた。金銭的な余裕があれば、人は少し変われる」と鰐戸兄弟に言う竹本の言葉を、甲本が外でこっそり聞いていました。
竹本は丑嶋に電話をし、明日全員の分の借金101万2500円の返済に行くと告げます。最後に「カオルちゃん…強欲は罪だと思う。分け合う気はないか」と質問しますが、丑嶋は「それは金を貸す側になったことのねえ奴の言い分だ。お前も金貸しやってみろよ」と答えました。と同時に、竹本サイドの裏事情を知らないながらも、何かが起こることは予期します。
都陰弁護士事務所に債務者を装って訪問した戌亥は、弁護士資格を持っていない事務員・三上と樫原との会話を録音し、資格を持っていない者が応対していると看破しました。法律的な質問を重ね、証拠を握ります。
カウカウファイナンスを鰐戸らが襲撃しました。柄崎と高田はやられ、モネが顧客名簿を抱えて逃げます。パソコンは鰐戸らが押収しました。
戌亥は丑嶋を駄菓子屋に呼び出して、うどんを食べながら都陰弁護士事務所の報告をしていました。債務整理を得意にする弁護士ですが、依頼人に充分な説明をしないまま契約書を書かせたり、数をこなすために事務員に仕事を丸投げしている、評判のよくない弁護士だと言います。またざっくりと試算を見積もって相手側に請求し、和解して儲けていると告げます。
丑嶋が戌亥といるところへ、「えざき焼豆腐」より着信がありました(劇中に、事務員・モネが柄崎の頭にすきやきの焼豆腐を落とすシーンあり。戌亥が焼豆腐を作りすぎだと指摘し、残りの豆腐を柄崎が食べる一幕もある)。丑嶋が出ると鰐戸一が柄崎と高田を拉致したことを告げ、2億円用意しろと要求します。
声を聞かせてやれと一は柄崎に命令しますが、柄崎は「社長を裏切らない」と言い、自分で自分の舌を噛み切ろうとしました。一は柄崎が死なないようにタオルを柄崎の口に詰めると、代わりに高田の指を折って、その悲鳴を丑嶋に聞かせます。
2億円を用意して、中学時代に三蔵の頭をかち割った場所で取引すると言って、一は電話を切りました。
電話の後、鰐戸一は弟たちに、丑嶋を殺して死体は田舎ヤクザがやっている産業廃棄物の山に捨てると言いました。山は高温になっているそうで、1か月もすれば骨もなくなるそうです。
それを竹本と甲本は聞いていました。竹本は「殺人はやりすぎだ」と言い、村井、柄崎、高田の誰か1人を逃がして警察を呼んでもらおうと言います。
室長の榊原はおじけづきますが、竹本は「勇気を持って一歩踏み出せば絶対何かが変わるんだ」と言いました。言いながら、100万ほどの金を見せます。
鰐戸らに命令されて、誠愛の家の仲間は手分けして丑嶋の行きつけの場所を回りましたが、その中のペット霊園で竹本は丑嶋の隠し金を見つけていました。ペット霊園には、母の形見のうさぎ・ホッパーの骨壷がおさめられています。
鰐戸らが金を素直に誠愛の家の仲間に渡すと思えないと考えた竹本は、仲間たちのやり直しのために5000万の金を抜き取っていました。鰐戸に盗まれないようにコインロッカーに隠しています。
竹本はコインロッカーの鍵を榊原室長に預けました。朦朧とした黒田を村井に見立てて椅子に縛り、村井をおぶって山道をおりて逃がします。
村井は警察に通報せず、上司である犀原茜のところへ行きました。犀原茜は事情を知り、悶主陀亞連盟に招集をかけます。三蔵も犀原に恨みがあるかもしれませんが、犀原も三蔵に「やられる前にやってしまえ」という思いを持っていました。
丑嶋は金を用意して約束の場所へ行きます。柄崎と高田と交換に金を渡しますが、金は1億5000万円しかありません。指摘された丑嶋は一に銃を突きつけながら、誰かが5000万すでに抜いていたと指摘し、一は竹本の仕業だと気づきます。
丑嶋から銃を奪った一は、差額分を持ってきたら手を打つ(和解する)と言いますが、その時またパトカーのサイレンが聞こえました。撤退しようとする一に、丑嶋は「やる時は徹底的にやれって教えたろ」と言いますが、一は丑嶋の気迫に恐れをなし、銃を発砲せずに金を持って立ち去ります。

【結】- 闇金ウシジマくんザファイナル4のあらすじ4

パトカーのサイレン音は戌亥が鳴らしたもので、戌亥が迎えに来ていました。銃はモデルガンでしたが、本物も用意しており、丑嶋の腹のズボンの中に隠していました。

逃げた鰐戸たちは、廃墟のアジト「再度レジャーランド」で丑嶋のパソコンを物色し、顧客名簿はないものの大量の客の借用書のスキャンデータ、証書のコピーがあると気づきます。
都陰弁護士に電話して、鰐戸らはそのデータを売ろうとしました。都陰弁護士は受け取りに行くと言い、鰐戸らは居場所を教えます。
電話を切った都陰弁護士は、女性事務員・樫原あむに頼みました。あむは事務所を辞めさせてくれと言いますが、都陰弁護士に命令されます。
事務所を出たあむに、戌亥が声をかけました。
三蔵は竹本を殴って5000万円のありかを聞きますが、竹本は答えません。甲本が「どこかのロッカーに金は隠した。ロッカーの鍵は榊原室長が持っているが、場所は竹本しか知らない」と言います。
一は竹本の指を甲本に折らせてありかを吐かせようとしますが、竹本は「折りなよ、甲本っち。君のことを恨んだりしないから。お金を隠した場所は言わないよ。あのお金はみんなのものだ」と言います。
そこへ都陰の使いの者がやってきました…と思ったら、丑嶋がスタンガンを持って現れました(戌亥経由で居場所を知りました)。丑嶋は三蔵と二郎をスタンガンで気絶させると、一に「外見てみろよ」と言います。
外には犀原茜が率いる悶主陀亞連合が集結していました(丑嶋が居場所を教えたか、脱走した村井が場所を知っていたかでしょう)。「みなごろしにしろーー!」と叫びます。
村井をぶち殺すぞと一が脅しますが、顔に巻いたビニール袋を外すとそれはシンナーで朦朧とした黒田で、村井は悶主陀亞連合の後ろの方で健在でした。
犀原率いる悶主陀亞連合と鰐戸三兄弟の戦いになります。三兄弟は三蔵が作った拷問用具で、完膚なきまでに叩きのめされました。
丑嶋はその間に、自分のパソコンと1億5000万円を取り戻します。
竹本、甲本、榊原も騒動の隙に分かれて逃げました。犀原が顎で示し、手下を尾行させます。
竹本は丑嶋に見つかり、車に乗せられました。竹本は5000万円をいつか返すから、誠愛の会の人たち20人に貸してくれと言います。
丑嶋は「5000万を分けても1人あたま250万円。それで何が変わる。簡単に金を手に入れた奴は簡単に使う。駄目な奴は簡単には変わらない」と言いますが、竹本は「それでもいつか変わる」と答えます。
竹本に電話がありました。出ろと丑嶋が言います。
電話は甲本からでした。丑嶋が代わりに出て、竹本を人質に取ったから金と交換だと告げます。
甲本ら誠愛の家の仲間たちは、1か所に集まっていました。丑嶋は「甲本、よく聞け。お前ら全員に合法で時給の高い仕事を紹介する。さらに借金も紹介料でチャラにしてやる。このままお前らが竹本を見捨てたら、すべての負担が竹本にいく。竹本がやる仕事は時給5万円の清掃員だが、長く働くと廃人になる危険な仕事だ。俺は、竹本をそこへ行かせたくねえ」と言います。
榊原室長は信用するなと横で言いますが、甲本は考えた後「竹本は偽善者だ。でも、ほんとにいい奴だ」と呟くと「俺はあんたを信用する」と丑嶋に言い、今いる場所がカプセルサウナ新宿6丁目の屋上だと告げました。
甲本はみんなに丑嶋の仕事の条件のよさを大声で言いますが、みんなは一斉に逃げ出します。榊原もロッカーのキーを甲本に渡して逃げました。丑嶋を信用したのは甲本だけでした。横で丑嶋が高田に、新宿6丁目に向かうよう指示します(コインロッカーの鍵を得るため)。
竹本は電話越しの甲本に、コインロッカーの場所は所沢駅南口の第3ロッカーだと告げます。丑嶋はすぐに高田に、場所を変更して所沢駅に向かうよう指示しました。
電話を切った丑嶋は、竹本に「5000万円作るのに最低5年、下手したら10年かかる。クズをかばって何になる」と言いますが、竹本は「人が人を見捨てたら何も残らない。さっき甲本っちは僕を見捨てずにかばってくれた。それで充分だよ、カオルちゃん」と答えました。
甲本も高田も走ります。しかし先に着いたのは甲本で、高田が到着した時にはコインロッカーの中身は空になっていました。
甲本が持って行ったことで、借金5000万円のツケは竹本が支払うことになります。
しかし甲本はお金を得た後、悶主陀亞連合の手先に奪われていました。5000万円は犀原茜のところへ行きますが、犀原は「丑嶋―、まだ落とし前ついてねえからな」と毒づきます。

都陰弁護士は電話の後、思わぬところに金脈を発掘したとほくほく顔でした。債務者が無知でバカだと金が手に入る…と思いながら丑嶋に電話します。
挑戦状のつもりで「近々そっちへの債務整理が1億円超えますんで」と電話で告げていると、丑嶋と柄崎、高田が乗り込んできました。丑嶋は「てめーに払う金は1円もねえ」と言います。
舌を噛んだために現在治療中でしゃべれない柄崎が、写真を示しました。今井万里子との密会写真です。
弁護士が依頼人と肉体関係になると弁護士倫理規定違反になるので、懲戒免職だと丑嶋が言いますが、「依頼人になる『前の』写真」と都陰弁護士は主張しました。
そこへさらに丑嶋は録音テープを聞かせます。事務員の三上と樫原あむが戌亥に応対している録音テープです。
三上はそこで「弁護士の三上です」と自己紹介していました。あむは弁護士と言っていませんでしたが、前後の会話から「弁護士と思われても仕方がないような」内容でした。事務員が弁護士を名乗るとこれも違法に当たります。
都陰弁護士は自分が指示したことではないと言い、三上が勝手にしたことだとわめきますが、女性事務員・樫原あむが認めました。
あむは正義を貫きたくて弁護士事務所に入ったのに、金ばかり儲けようとする都陰弁護士にうんざりしていました。
都陰弁護士は後日、東京弁護士会から懲戒処分になり、家庭も壊れたそうです。
今井万里子は、金は取り戻せませんでしたが、都陰弁護士に未練はなく、ノーダメージです。
都陰弁護士事務所を出た丑嶋は、柄崎に飯でも食いに行こうかと声をかけました。まだ舌が完治していないので食事もろくにできない柄崎に「牛タンでも食いに行くか」と優しい言葉(!?)をかけます。

甲本はいつぞやの工事現場でひとめぼれした相手・あやめ宅の前に立っていました。
5000万円を手に入れられずリア充になれなかった甲本は、かくなるうえはあやめを強姦して強盗し、回転しない寿司を食べて自殺しようと決意していました。
出て来たあやめに着信があり、携帯を取った拍子にあやめのバッグから財布が落ちます。それを拾った甲本の耳に、聞くともなくあやめの家庭の事情が入ってきました。
あやめの父は余命わずかの入院中で、母は介護に疲れており、あやめ自身も父の医療費を稼ぐために必死で働いていました。それを知った甲本は、あやめに大きな声をかけ、「これ、落としましたよ」と財布を渡します。
立ち去るあやめを見送りながら、甲本は竹本に心の中で「これでいいのか、竹本。人の金を盗むよりバイトの方が気が楽だ。強姦より風俗の方がお手軽だ。もう一度、人生をやり直してみるよ、竹本」と思っていました。甲本の顔は晴れ晴れとしています。

竹本は借金を返すため、時給5万円の清掃員の仕事をすることになりました。1年持てばいいくらいの危険なバイトです。
それでも竹本は行くと言います。迎えのワゴンバス(白いワゴン)が来るのを、柄崎と丑嶋が見送りました。
竹本は「僕とカオルちゃんは善悪についての賭けをして、僕が今回は負けたけど、僕は死なないよ。廃人にもならない。5年先か10年先か、きっと戻って来るよ。その時の僕を見せてやる。未来の君たちの生き方を見に来る」と宣言します。
バスに乗る竹本は、最後に「カオルちゃん、じゃあね」と言いました。それはくしくも中学2年の時、竹本にうさぎを預けて鰐戸にカチコミに行く丑嶋に竹本がかけたことばと同じでした。
自分たちの車に乗り込んだ丑嶋は、バックミラーで白い車を見ながら、思わず柄崎に「待て」と言います。柄崎は車を止めました。
しばし丑嶋は考えます。発車する白いワゴンを見ながら、考えた後、「行け」と言い、「行こう、柄崎」と言い直します(初めて「行こう」命令口調ではない!?)。
横断歩道を、うさぎを連れて歩く母娘を見ながら、丑嶋は竹本との別れを考えていました。
本当は丑嶋は、清掃業者に竹本を売りたくありませんでした。しかしお互い大人になり、かたや金貸しのシビアな業者、かたや徹底して人を信じる者として変えられない生き方を選んでしまった者同士、どうしようもありませんでした。
互いに生き方は極端ですが、丑嶋は今更その生き方を変えられません。なので竹本を送ったことに悔いはありません。
ありませんが、少しばかりセンチになる時だってあるのです。

柄崎の舌が治ってから、戌亥の実家のお好み焼き屋でみんなが集まります。丑嶋、柄崎、高田、モネ、戌亥でお好み焼きを食べながら、「昔はこんな飯でも贅沢だったっすよね」と柄崎が丑嶋に言います。
さらに柄崎は、力の強弱がはっきりしていた昔に対し、現在は力の強弱が成否に関係しているわけではないと言いました。
柄崎の言葉を聞きながら、丑嶋は12年前の中学時代のことを思い出します。さらに、竹本との別れのシーンも、しみじみといつまでも思い出していました。

(エンド後)
〝この映画はフィクションです。
登場人物、団体名などは
実在のものとは一切関係ありません。

ヤミ金は犯罪です。

ヤミ金に身代金を要求するのも犯罪ですし、
弁護士にも悪い人はいますが、ヤミ金が犯罪であることに変わりありません。
無理にキスをするのも犯罪です。
でも、その仕返しに相手の唇を実際に奪い取るなど、決してあってはならないことです。

命に代わる借金はありません。
ひとりで悩まないで、ご相談を。〟

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みんなの感想

ライターの感想

130分なのだが、すごく凝縮されていた。見ごたえはある。
竹本の無償の愛の根底にあるものが理解できないままだったが、それにしてもラストで迷う丑嶋を初めて見た。
ファイナルという名にふさわしいラストだった。
ちなみに私は原作は未読なので、申し訳ないが原作との違いを申し上げられない。
聞くところによると原作の丑嶋くんは、母親の形見のうさぎの末裔を飼っているとか?
少なくとも映画では位牌は1つホッパーのみで、どうやらプライベートでもうさぎは飼っていなさそう。
みなさま、お疲れさまでした、と声をかけたい。

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