「闇金ドッグス2」のネタバレあらすじ結末

闇金ドッグス2の紹介:2016年4月公開の日本映画。闇金業界を舞台に、欲望渦巻く赤裸々な人間模様に迫った『闇金ドッグス』シリーズの第2弾。本作では、前作に引き続きやくざの組長から転身した闇金会社の社長を主人公に、したたかなスナックのママや、彼女のために借金を重ねた男との駆け引きが繰り広げられる。

予告動画

闇金ドッグス2の主な出演者

安藤忠臣(山田裕貴)、須藤司(青木玄徳)、岡林幸男(黒田大輔)、ななえ(菅野莉央)、塩田の部下(谷田歩)、別所(十貫寺梅軒)、ひまわり金融・塩田丸雄(波岡一喜)、あざみママ(伊藤裕子)

闇金ドッグス2のネタバレあらすじ

簡単なあらすじ

①ヤクザ組長あがりの闇金業者・安藤忠臣は元ホストの須藤司をバイトとして雇うことに。女性を引き込む手口が上手な司のおかげで忠臣のところに女性客が集まるが、快く思わない同業者の塩田に騙され、司は100万円だまし取られる。 ②常連客・岡林があざみママに騙されて借金。それを知った忠臣は岡林、司たちと相談し、一芝居を打つ。あざみママの娘を騙して金を取り上げて岡林の借金は完済するが、あざみは岡林と心中。

【起】- 闇金ドッグス2のあらすじ1

安藤忠臣は、現在は闇金融業者を営む、元ヤクザの組長です。闇金業者の小中高志からレクチャーを受け、今ではいっぱしの闇金業者になっていました。
安藤は10日で3割(トサン)の金利で金を貸しています…。

東京都・都心部。
裏町で工場を営む別所宅へ借金の取り立てに行った忠臣は、懐かしい顔と出会います。外に、元ホストの須藤司がいました(詳しくは映画『闇金ドッグス』参照、そちらでは冒頭にちらっと出てくる)。
別所宅にはもう1人、借金の取り立ての闇金業者がいました。司に対し「こっちは大山彦組の有藤(ありとう)がついている」と、後ろ盾にヤクザがいると言って威張り散らしています。吹かし(ウソ)です。
有藤と面識がある忠臣はその男の前で、有藤に電話をすると言って撃退しました。司よりも先に別所宅へ入り、利息12万円を催促します。
金を出し渋る別所に対し、目の前で別所の息子・謙一の勤務する八丸百貨店に電話した忠臣は、暗に家族からも取り立てることができることをアピールしました。利息を払ってもらいます。

忠臣に、司がくっついてきました。
司はその後、結婚と離婚を繰り返し(詳しくは『闇金ドッグス』参照)、現在はまた須藤司に戻っているようです。
別所宅にいた時には、ひまわり金融のバイトをしていたと言い、10万円を貸してくれと忠臣に言いました。
忠臣は追い払おうとしました。
しかし事務所の前にいた女性・まゆみの引き入れに成功した司は、元ホストのテクニックを活かして勝手に借金の手続きを開始します。
まゆみは前にも1度、事務所の前にいたのですが、金を借りる勇気が出ませんでした。
まゆみは3万円を借りて帰りました。
元ホストの司の話術が「使える」と思った忠臣は、司をバイトとして雇うことにします。

司は客の引き込みとして有能でした。
ホストのように女性につきそい、金を貸す司は女性をたくさん忠臣のところへ連れてきます。
さらにその女性の友人まで紹介してもらうくらいです。
しかし司と忠臣のコンビが女性客を取り込むことは、ライバル会社の客を減らすことでもありました。
ひまわり金融の塩田丸雄は「共食いは御法度」と忠臣に警告します。
さらに自分の手下を使い、大山彦組・久保英二と名乗らせて、司から100万円をだまし取りました。手下にはしばらく出回るなと言います。
金をだまし取られた司は、忠臣から逃げ出しました。
司はしばらく忠臣から逃げ回りますが、忠臣はあることを条件にして、司を復帰させます(これはストーリー後半に絡んでくる)。

…スナック『美美(VIVI)』のあざみママに入れ込んでいる男・岡林は、居酒屋チェーン店の雇われ店長をしています。
いつも忠臣から少額の借金をしては、きちんと完済する常連客でした。
岡林は、スナック・美美のあざみママと結婚の約束をしていました。
そのきっかけはちょうど1年前です。
店の常連客である岡林が閉店後も呑んでいると、当時あざみママと親しかった常連客・榎木田が店で倒れたのです。
榎木田は翌日に健康診断があるにもかかわらず、店に呑みに来ていました。そして岡林がトイレに立って帰って来ると、榎木田は床に倒れ、あざみママは動転していました。

【承】- 闇金ドッグス2のあらすじ2

榎木田は急性アルコール中毒で死に、失意に暮れるあざみママを慰めるうちに、岡林はあざみママと親しくなります。
岡林のプロポーズに対しても、あざみママは「榎木田の1周忌が済んでから」と、前向きな答えをしてくれています。

岡林は、ある日あざみママに「母の心臓の手術代で200万円が必要」と言われます。
あざみには大学生になる娘・ななえがいました。
夫と死別したあざみは「私の周囲の者はどんどん不幸になっていく」と嘆きます。
岡林は励ますつもりで、あざみの母の手術代を用立てると言いました。そして忠臣のところへ借金に行きます。
借金の用途を聞かれた岡林は、素直にあざみの話をしました。
返せるあてとしては、勤務先の居酒屋の仕入れ先から、月末に250万円のキックバックがあると答えます。
岡林が今までずっと完済する優等生の客だったことから、忠臣は岡林に200万円貸します。
あざみママにお守りとともに200万円を渡した岡林は、「手術が成功したらお母さんに会わせるね」と言われて満足しました。
ところが…あざみママの母はとっくに他界していました。あざみは返す気持ちもありません。
あざみは受け取った金をスナックの金庫に隠しました。そして、用なしになった岡林を殺す計画を立てます。
今まであざみは複数の男に結婚をちらつかせ、脈ありと思った相手と話を進めていました。結婚をほのめかせ、結婚前から生命保険に入らせます。
得意先のノルマに協力すると言い、2年間だけ入る契約で、しかも月々の支払いはあざみが行なうと言われ、岡林は受取人があざみの生命保険に入らされています。
岡林が1年前に立ち会った榎木田の死も、実はあざみが手を下したものでした。
岡林がトイレに行った間に、酒に酔って寝入った榎木田の体内に、あざみママが酒を直接注射で打ち込んでいたのです。岡林は目撃者と証人として、利用されていました。
岡林からも大金をせしめたあざみは、榎木田と同じ方法で殺そうと思っています。そうすれば生命保険金も手に入ります。

10日後の返済日。
仕入れ先が本社にばれたとかで、キックバックの話がなくなりました。臨時収入のあてがなくなった岡林はあせり、バイト生の財布やレジの金などをあさり、店から逃亡します。
忠臣は以前に岡林からもらったライターを見て、スナック美美へ行きました。
岡林はあざみのことを「婚約者」と称していましたが、あざみママは「ただの常連客」と言い、忠臣は怪しみます。200万円借りておきながら「ただの常連客」呼ばわりするあざみに、不信感を持ったのです。
岡林を捕まえてボコボコに殴った後、忠臣は岡林を傷害保険に入らせようとしました。居酒屋で醜態をさらした岡林は、店を辞めざるをえません。手っ取り早く金を手に入れるには、傷害保険に入れた後に、指の1本でも落とせば金が回収できると考えます。

【転】- 闇金ドッグス2のあらすじ3

岡林は限度額いっぱいの保険に入っていました。岡林から聞くと、あざみ名義で5000万円の生命保険に入らされていました。
その話を聞いた忠臣は、岡林に「だまされているぞ」と言いますが、岡林は信じたくありません。その場を逃げ出します。
岡林はあざみの店に行きました。岡林は知りませんが、外で忠臣が見張っています。
あざみママは普段通りでした。岡林を心配していたと言います。
ところが岡林に酒を飲ませて泥酔させ、寝入った岡林に酒を注射しようとしました。起き出した岡林はあざみの企みを知り、忠臣の言うとおり自分がだまされていると気づいて逃げ出します。
忠臣に泣きついた岡林は「どうしたらいいんでしょう」と、すがりました。
忠臣が「考えがある」と言い、あざみから大金を巻き上げる算段を練ります。

先述のとおりだまされて100万円奪われた司を呼び戻し、あざみママの娘・ななえに接近させました。ななえはあざみに過保護に育てられたので男性に免疫がなく、司にすぐ夢中になります。
司は、新しい事業を立ち上げたいという夢をななえに話しました。そしてその商談にななえを同行します。
その作戦と並行して、忠臣は町工場の別所にある頼みごとをしていました。借金の利息を1回免除する代わりに、八丸百貨店の別所謙三という、偽の名刺を作らせます(別所の実の息子の名前は「謙一」なので、八丸百貨店にいない架空の人物の名刺になる)。
髪型をかえて眼鏡をかけた岡林は、八丸百貨店・別所として司と接し、偽の指輪を「本来ならば8000万円のところを、特別に3000万円でお譲りいたします」と言います。司の横で、ななえも商談の一部始終を見ていました。
「今日持参した1000万円を手付金としてくれ、残りの2000万円は今週中に必ず用意する」と言って、司は別所と偽った岡林に金を渡します。もし今週中に金を用意できなかったら、手付けの1000万円は違約金にしてくれとも言いました(この1000万円は「見せ金」。本物の札束ではなく、上下1枚のみ本物の1万円札)。
一部始終を横で見ていたななえは、宝石のバイヤーとして司を成功させたいと思います。
自分が残りの2000万円を用意すると言い、ななえは母のあざみのスナックの金庫を開けて2000万円を取り出し、その金を司に渡しました。

ななえが金庫から金を盗んだのは、すぐに母・あざみに知れます。
今すぐ金を返してもらえと息巻いた母・あざみは、ななえを連れて司のところへ行きました。そこで、先日岡林の消息を聞きにきた忠臣がバックについているのを知ります。
あざみは110番通報すると言いますが、忠臣も「お前の殺人容疑もばれる」と言い返しました。「その金の出所を聞かれるぞ」と言われたあざみですが、保険金殺人のことはしらばくれます。

【結】- 闇金ドッグス2のあらすじ4

忠臣は、ほかにもあざみが榎木田や、青島、渡辺という男たちにも、岡林と同じ方法で餌をまいていたことを指摘しました。
しかし開き直ったあざみは、証拠を見せろと言います。むしろ風評被害で困っているのはこちらだと、被害者のように振る舞う始末です。
そこに割って入ったのは娘のななえでした。
母のせいで司にだまされたと知ったななえは、怒りの矛先を母に向けました。
「人殺しのくせに母親面しないでよ」と怒ったななえは、自分の父もそうやって保険金で殺したのかと問い詰めます。
「パパ『は』殺していない」ととっさに出たあざみの言葉で、残りはそうでないと暗に殺人を認めたことになります。
一度口にしてしまったあざみは、それでも警察が聞いていないという思いもあり、娘のななえに「あなたのために殺してきたのよ」と訴えました。しかしななえは母の束縛にうんざりしていました。
ななえは母・あざみに怒ったまま、その場を立ち去ります。
1人事務所に残ったあざみに対し、忠臣は店の監視カメラの存在を知らせました。あざみとななえの会話は、すべて録音されていました。
警察に駆け込むと、自分の保険金殺害の容疑も露見してしまうことになります。あざみは2000万円を取り戻すのをあきらめました。

さて、あざみという結婚詐欺師に対し、その娘・ななえを結婚詐欺にはめて得た結果、あざみから2000万円を巻き上げました。
忠臣は「元本合計338万円、利息はトサンで返済額440万円、違約金と経費を足して合計500万円」と言い、残りの1500万円を岡林に渡し、「(ななえをだました)成功報酬」と言って1500万円の中から100万円を抜いて司に渡します。
職は失いましたが、1400万円という大金が岡林に入りました。
まだ現実感のないまま、岡林は金を持って事務所をあとにします。
司は忠臣に、岡林に金を渡すのかと聞きました。忠臣は「俺は詐欺師じゃねえ。金貸しだ」と答えます。

母・あざみと喧嘩した娘・ななえは、そのまま家を出ました。ひとりで暮らしていくつもりです。
娘に去られたあざみは、閉店後の店でひとり飲んでいました。そこへ岡林がやってきます。
思わぬ大金が手に入った岡林は、有頂天になっていました。100万円の札束を出して、あざみに「これで、やらせろよ」と言います。
あざみは店のカウンターに回って、ガスのホースを包丁で切りました。そして黙って岡林の前で脱ぎ始めます。
優越感を抱いた岡林は、煙草を吸おうとして、ライターを点火しました。ガスに引火して、スナック美美は爆発炎上します(あざみも岡林も即死だと思われる)。
同じ頃、忠臣は大山彦組の有藤から電話を受けて、司がだまされた主・久保英二の情報から、金をだまし取ったのがひまわり金融の手の者だと知りました。 
ひまわり金融へ取り戻しに行こうとする忠臣に、司が「元ヤクザの組長って、ほんとなんですか」と質問します。
ヤクザの方がいいのにと言う司に対し、忠臣は「ヤクザは銀行口座作れない、車も買えない、案外不便なもんだぜ」と言いました。

みんなの感想

ライターの感想

結婚詐欺まがいの手口に対して、結婚詐欺まがいの手口でやりかえす…というのは、面白かった。
忠臣が闇金業者になるまでを描いた第1作に対し、今作品は冒頭からすでに忠臣が闇金の事務所も開いて、全開で話が進む。
騙された司のオチのつけどころなども、きっちり練られていていい。
ひまわり金融・塩田らについては、シリーズでまた出てくる。

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