「闇金ドッグス3」のネタバレあらすじ結末

闇金ドッグス3の紹介:2016年5月公開の日本映画。闇金業界を舞台に、欲望渦巻く赤裸々な人間模様に迫った『闇金ドッグス』シリーズの第3弾。前作の主人公が経営する闇金会社で働く元ホストが、債務者を苦しめる悪徳芸能事務所の社長と対決する。

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予告動画

闇金ドッグス3の主な出演者

須藤司(青木玄徳)、田中聖子(MEGUMI)、姫野えりな(冨手麻妙)、森(松林慎司)、クリス青西(内田滋)、ミツシバ電機社長(山崎直樹)、安藤忠臣(山田裕貴)、塩田丸雄(波岡一喜)、沢村清志(津田寛治)

闇金ドッグス3のネタバレあらすじ

簡単なあらすじ

①元ホストの司は忠臣の下で、女性専用の金融「ウィーメンダイヤル」を開いていた。元アイドルのえりなに出資した司は、えりなの元所属事務所の妨害に遭遇。同じ頃に借金を重ねる聖子の娘・ツバキが売れっこの子役と知った司は、沢村社長がピンハネしていると気づく。 ②司とえりなの直談判は失敗、しかし忠臣が元マネージャー・森から契約書の偽造書類を手に入れ、突きつけて5000万円を要求。えりなは契約解除、司は出資金を取り戻し、ツバキは移籍に成功した。

【起】- 闇金ドッグス3のあらすじ1

安藤忠臣は、現在は闇金融業者を営む、元ヤクザの組長です。闇金業者の小中高志からレクチャーを受け、今ではいっぱしの闇金業者になっています。
忠臣は『ラストファイナンス』という事務所を構え、10日で3割(トサン)の金利で金を貸しています。

東京都・都心部。
元ホストの須藤司は、まだ忠臣のところでアルバイトをしていました(映画『闇金ドッグス2』参照)。
司は最近、『ウィーメンダイヤル』というビラを作り、女性専用の金融システムを作ろうとしていました。そのビラは一見するとただの電話相談のようにも見えます。「政府公認女性支援NPO団体」という耳障りのよい言葉を連ね、「愛に飢えている女性」をターゲットに借金をさせ、利息分の金を巻き上げようとしています。
司のアルバイトは成功を収めていました。債務者に司は親身になって相談を受け、母子家庭の吃音(きつおん どもり)を持つ女性・田中聖子(後に出てくる)にも、本人が3万円を希望するところを、5万円の追い貸し(追加で融資・借金させること)します。
女性の場合は男性に比べ、借金の回収が簡単です。最悪の場合、風俗に沈めて(入らせて)そこから金をむしり取ることが可能なのです。
ですから司の着眼点は、そう悪いものではありませんでした。

マンガ喫茶で連泊する若い女性がいます。姫野えりなです。
姫野えりなはかつて悪徳プロダクション『Sawamura Factory(サワムラ・ファクトリー)』に売り出し中のアイドルグループ『けろリズム。』として所属していました。
しかしあれこれ諸経費ばかりを請求され、搾取されていました。現在は契約違反をしたとして(プライベート撮影会をしたため)、沢村社長に500万円の違約金を要求されています。
(注:この詳しい経緯については、映画『闇金ドッグス』に描かれている)
違約金を取られるばかりか、2025年7月まで芸能活動禁止を言い渡されているえりなは、ティッシュ配りのバイトをして暮らしていました。
世間の風は冷たいですが、たまにティッシュを受け取ってくれる人がいると、えりなは追いかけて自分用のチラシも渡しています。
沢村社長にバレるとまずいですが、えりなは「えりりん」という名でまだ個人的に活動しています。自分で曲『星屑リフレクション』を作り、シークレットライブと称して毎月決まった河川敷で野外ミニライブを開いていました。
聞きに来る客の中には『けろリズム。』時代のファンも残っており、常時最低でも十数人は集まっています。
沢村社長への借金は、まだ440万円残っていました。事務所への返済完了は先が長そうです。

ティッシュ配りの時にビラを配っていたのがバイト先にバレて、クビになったえりなは、たちまち困りました。そんな時、司の行なっている「ウィーメンダイヤル」のチラシを見つけます。
司を訪ねたえりなは「応援金10万円を融資する」と言う司に対し、「出資しませんか」と持ちかけました。「融資」は言いようであって、結局は借金だということを、えりなは学習しています。
「10万円出資して私のマネージャーになれば、2000円のCD売れるごとにロイヤリティが20%。1000枚売ったら?」…このえりなの問いに、筆算した司は「…40万円」と答えました。「これならウィンウィン」というえりなの言葉に、司は「いや、でもそんなおいしい話(あるわけがない)…」と言いかけますが、えりなはビラを渡して「ライブ、来てください」と言います。 この映画を無料で観る

【承】- 闇金ドッグス3のあらすじ2

司がえりなのライブへ行くと、えりなのファンが盛り上がっていました。ファンたちに、えりなが元々は『けろリズム。』というアイドルで、手売りで2000枚のCDを売り上げたのは秋葉原の伝説になっている、という話を聞いた司には、えりなの言葉が真実味を帯びてきます。
さらにスカウトが入りました。女性アーティストの聖地・ナオンDEロックフェスの、前座の仕事をしないかというクリス青西に対し、司が間に割って入って「マネージャーです」とすかさず言います。
司はえりなに10万円出資することにしました。しかしえりなは「100万円出資して。10万じゃなにもできない」と言い、フェスに出て専用グッズを売れば400万円はかたいと主張します。50%入れば司には200万円が入ると言われ、司はその気になります。

こうして司とえりなは準備をし、専用グッズも用意してフェスに臨もうとしました。しかし思わぬ横やりが入ります。
えりなが以前に所属していた『Sawamura Factory(サワムラ・ファクトリー)』の沢村社長に、フェスへ参加することが露見したのです(この詳細は後述)。
沢村社長はフェスの運営側にNGの連絡をしてえりなが出演できないようにし、えりなに会って違約金500万円の追加を告げました。えりなの返済金額は935万円になります(月に5万ずつ、今まで15万円返済していた)。
あせった司は他の女性たちの返済を厳しくしますが、はかどりません。ホストのように今まで優しく接していたために、女性たちは「そんなの司くんらしくない」と言います。
何よりも司自身が、こんなのは自分の流儀に反すると感じていました。
困った司は、以前バイトしていたひまわり金融の塩田に電話しますが、「『ウィーメンダイヤル』(の権利)を寄越せ」と言われて断ります…。

一度、えりな側の話は脇において。

同じ頃。
沢村社長のプロダクション『Sawamura Factory(サワムラ・ファクトリー)』に、超売れっ子の子役・田中ツバキがいました。
ツバキは小学生ながら大人気で、あちこちのチラシのモデルを務めたり、CMに出たりしています。この母親が、冒頭に出て来た田中聖子です。
沢村社長はツバキの売り上げを盛大にピンハネし、母親である田中聖子に金を殆ど支払いません。
CMの仕事が入っても2万円しか渡さず「子役のギャラは設定が低いんですよ。その代わり数をこなして、知名度を上げていけばそのうち大丈夫」と言います。
2万円しか聖子に渡さない癖に、月々15万円のレッスン料を請求したり、オーディションを受ける時には専用のドレスを作らせ(もちろん事務所経由で)、ドレス代10万円を請求したりもします。
娘の田中ツバキが売れっ子になっても、そういうわけで田中聖子の闇金の借金は膨らむばかりでした。

【転】- 闇金ドッグス3のあらすじ3

ツバキのマネージャーの若い男・森は、ツバキとその母・聖子を心配し、もっと金を渡すべきだと言います。しかし社長は知らんぷりを決め込みます。

ツバキのマネージャー・森は賭けマージャンが好きで、ひまわり金融という闇金の塩田丸雄(映画『闇金ドッグス2』にも出てくる)に借金をしていました。
塩田は見返りに、今度ひまわりエージェンシーという事業を立ち上げるつもりなので、沢村社長を紹介してくれと言いますが、闇金で借金をしていることがバレたくない森は断ります。
しかし塩田が『Sawamura Factory(サワムラ・ファクトリー)』に現れて、沢村社長にいきなり「ビジネスの話をしに来た」と言いました。塩田は沢村社長に、くすぶったアイドル、持て余したアイドルをAVに斡旋するので紹介してほしいと言います。
沢村社長は最初、断りました。すると塩田は森に、借金完済を要求します。
森は月100時間以上にのぼる残業代を支払えと、沢村社長に訴えました。
ちょうど「ツバキにもっと金を払え」としつこかった森を鬱陶しく思っていた沢村社長は、森に「懲戒免職ものだ」と言い、ツバキの担当を外します。そして「広告部長に昇進。明日からティッシュ配りをしろ」と言いました。
この時、塩田が持ってきたビラを見た沢村社長は、えりなが「えりりん」として今度ナオンDEロックフェスの前座に出ることを知り、違約金を請求します。

子役・ツバキはますます売れ、いろんなCMで稼ぎました。しかし母・聖子には殆どお金が入りません。
借金を返したい聖子が沢村社長にかけあっても、「お母さんは、お金儲けのためにやってるんですか? 子役の大半は金銭感覚が麻痺して駄目になる。そしてそれは母親が原因で起こるんですよ」とか「ツバキはこれから、ナショナルチルドレンになる。もうお母さんだけのツバキじゃないんですよ」とか言って、かわされるばかりです。
借金を返せない聖子に、司がハッパをかけました。その時に、聖子の娘のツバキが超売れっこ子役・ツバキであることを、初めて知ります。
売れているのに聖子に金が入って来ないと知った司が事務所名を聞くと、『Sawamura Factory(サワムラ・ファクトリー)』でした。えりなが所属していたところです。
さっさと事務所を変えるべきだと司は言いますが、聖子は「契約が10年、違約金が500万円」と言いました。
司は漫画喫茶をめぐり、えりなに「沢村から金を取り戻すぞ」と声をかけます。
そして、アイドル時代の話をえりなから聞きました。

忠臣はひまわり金融に借金している森に声をかけ、ひまわり金融の金を返す代わりに協力をしてくれと仲間に引き込みます。
『Sawamura Factory(サワムラ・ファクトリー)』に赴いた森は、「本日限りで辞めさせてもらいます」と辞表を提出しました。
司はえりな経由で同じ事務所のアイドルたちに会い、話を聞いて回ります…。

【結】- 闇金ドッグス3のあらすじ4

司とえりなが『Sawamura Factory(サワムラ・ファクトリー)』を訪れ、「えりなに出資した金の弁償」「えりなの違約金をちゃらにする&契約無効」「ぼったくった分の子役・ツバキのギャラの支払い要求」を沢村社長に訴えます。
沢村社長は断りますが、司が事務所のアイドルたちの待遇を聞いた時の録音テープを聞かせました。そして「これが世間に広まったら、事務所の信用がガタ落ちだ」と脅します。
しかし沢村社長はひるみませんでした。「どうぞ拡散希望してください」と返すくらいです。
沢村社長は「全て契約に基づいて、同意の下にやっている。やましいことなどない」と断言し、「こんなネタ(脅迫した、録音テープ)揉み消すくらいのパイプ、いくらでもあるんだよ」と呟きます。
司とえりなは撃退されそうになりました。そこへ忠臣がやってきます。
忠臣は名乗ると「うちの債務者に5000万円払ってくれませんか」と言い、茶封筒を見せました。そこには、森が所持していた書類がありました。広告出演契約書の用紙です。
本物の契約書には1千万なのですが、ツバキ(聖子)に渡した方の用紙には2ケタ抜いた10万円と書かれていました。書類の偽造です。
忠臣はツバキのだけでなく、ほかのアイドルの書類も持っていました。
これをもし警察に届け出て、訴えられたら確実に詐欺罪で実刑判決を食らい、執行猶予もつかないと言った忠臣は、小さく「娘のゆうこちゃんも悲しむだろうな」と付け足します(沢村社長の身辺は調査済みだと言いたい)。さらに沢村社長が国分寺にマンションを買ったばかりということも言い、「これもなんかの縁だ。嫁さんが路頭に迷ったら金貸してやるよ」とも告げます。
怒った沢村社長は「5000万円払ってやるよ!」と忠臣に言いました。忠臣は、司たちの言うことも呑んでくれと言って、立ち去ります。
沢村社長はえりなに契約書を返しました。えりなはその場で破り捨てます。
司は出資金100万円の返済を、沢村社長に要求しました。

ひまわり金融の塩田に会いに行った司は、客を横取りしているだろうと殴られますが、「損害を与えた分は、ビジネスでお返しします」と言います。

金策に困った沢村社長は、ひまわり金融の塩田を呼び、先日断った「売れていないアイドルを斡旋してAVに出演させる」話を進めようとしました。
ところが塩田は「5万円」と買い叩きます。
話し合いの途中にツバキ母子と森が入ってきて、事務所を移籍すると言います。たいよう芸能へ行くそうです。
司はツバキと聖子を業界で顔の広い塩田に紹介することで、大手の芸能事務所・たいよう芸能へ移籍させたのでした。これでツバキたちのギャラは上がり、移籍の斡旋をした塩田にも仲介手数料が手に入ります。
成功した塩田は報酬がいらないのかと司に聞きますが、司はいらないと答えました。
何か企んでいるのかと聞く塩田に否定した司は「俺は、女の味方なんで」と返します。

えりなはフリーの身になりました。今まで顔隠しの意味でかけていたダテ眼鏡を外し、えりりんとして再び路上ライブを行います。
それを見て満足した司は、忠臣に「俺は忠臣さんみたいな金貸しにはなれねえけど、俺みたいな金貸しがいてもいいんじゃねえかって」と言いました。忠臣は「知らねえよ」と返します。
少し自信を持った司は、かかってきた電話に「ウィーメンダイヤルです」と出ました。

みんなの感想

ライターの感想

まあこんなもんなのかなあ。
今回はえりなサイド、ツバキサイドの事情が途中で合体しての、沢村社長を追いつめるパターン。
個人的には映画第1弾のえりなのその後が気になっていたので、そこは解消されてよかった(笑)。
上手に配分もされていて、無駄なく見られた(冗長ではないという意味)。
ただ欲をいえば、みんな生活感がないんだよなあ。司はちゃんとバイト代もらってるんだろうか。

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