「阿修羅のごとく」のネタバレあらすじ結末

ヒューマンドラマ

阿修羅のごとくの紹介:2003年公開の日本映画。昭和後期の女性達の生き様を描いた作品。向田邦子脚本のテレビドラマが原作。ドラマで次女役を演じた八千草薫が母親役を演じ、長女を演じた加藤治子がナレーションを務めた。監督は「模倣犯」の森田芳光。脚本は「海猫」の筒井ともみ。音楽は2007年の「椿三十郎」の大島ミチル。エンディング・テーマ曲はブリジット・フォンテーヌの「ラジオのように」。

予告動画

阿修羅のごとくの主な出演者

三田村綱子(大竹しのぶ)、里見巻子(黒木瞳)、竹沢滝子(深津絵里)、陣内咲子(深田恭子)、竹沢ふじ(八千草薫)、竹沢恒太郎(仲代達矢)、里見鷹男(小林薫)、勝又静雄(中村獅童)、陣内英光(RIKIYA)、枡川豊子(桃井かおり)、枡川貞治(坂東三津五郎)、赤木啓子(木村佳乃)、里見洋子(長澤まさみ)

阿修羅のごとくのネタバレあらすじ

【起】- 阿修羅のごとくのあらすじ1

竹沢家の4姉妹は密かに集まります。どうやら題目は3女の滝子が依頼して、父の恒太朗に面倒を見ている女性がいるのを突き止めたことのようです。しかも小学生の男の子までいるのです。
次女の巻子が、父の愛人の土屋友子に手付金を渡そうとします。しかし、いざ本番になるとできませんでした。巻子は夫の鷹男に任せることにします。
長女の綱子はというと、妻子持ちの枡川貞治と不倫をしていました。綱子は夫に先立たれて、一人ぼっちで生け花教室をしていたのです。
鷹男は、滝子が依頼した人物の勝又静雄に、恒太朗の件は無かった事にして欲しいと頼みます。そこに滝子が現れます。
勝又は恒太朗の愛人の子供が、恒太朗と血の繋がりが無い事を証明します。
4女の咲子が、母のふじに内緒で話しがあると電話をします。ふじは巻子にその事を知らせてしまいます。
巻子と綱子が恒太朗の件かと思って、慌てて駆け付けます。しかし、咲子は付き合っているプロボクサーの陣内英光を紹介したいだけでした。
綱子は貞治との不倫がばれたのか、クビにされます。彼女は仕事先の相手と不倫をしていたのです。

【承】- 阿修羅のごとくのあらすじ2

勝又は滝子の事が好きだと伝えます。咲子はというと、英光に浮気をされて悲しみます。しかし、赤ちゃんができたことが分かってヨリが戻ります。
巻子は鷹男の不倫を疑っていました。そんな折、結婚してお腹の大きくなった咲子から電話がかかってきます。
新聞に投書したのが巻子だと言うのです。その内容は恒太朗の事を書いていて、文面から察して巻子だと思ったのが理由です。
4姉妹はお互いに誰が書いたのかと聞きあいます。結局誰かは分かりませんでした。巻子はふじが見ないように新聞を取り上げようとします。
勝又のアパートが火事になって、恒太朗の不倫の証拠の品々がボロボロになります。滝子は両親に言って、次のアパートが見つかるまで実家に泊めてあげることにします。
勝又は自分が愛人の事を調べたのを恒太朗に打ち明けます。その告白と滝子の事を思う気持ちに、恒太朗は笑って答えます。
その後、滝子は勝又と結婚したいことを恒太朗に話します。結婚式を挙げることにしますが、咲子夫妻は呼びたくありませんでした。
しこりが残ってしまうとアドバイスされて、滝子は咲子夫妻を呼ぶ事にします。

【転】- 阿修羅のごとくのあらすじ3

結婚式では、案の定プロボクサーでもある英光が目立って仕方がありません。英光は体調が悪くなっていて、勝又の服を汚してしまいます。
滝子は結婚式を帰りたくなりますが、恒太朗がそっと気を利かせて場は静まります。
鷹男はうっかり番号を間違えて、巻子のいる自宅へ電話をかけます。気づかずに不倫をほのめかす言葉を話し続けてしまいます。
ついに綱子の家に、不倫相手の妻の豊子が乗り込んできます。銃を取り出して、あわや殺されると思いますが、水鉄砲で大丈夫でした。その代わり、綱子は貞治と縁を切ることにします。
4姉妹は、ふじに恒太朗の愛人について話すか相談します。そんな時、英光が倒れたと連絡が入ります。意識不明となって、咲子は看病する生活になります。
綱子はお見合いをしてみますが、やはり貞治でないと駄目な様子です。電話をかけて、二人は会うことにします。貞治は妻と別れることを話します。
お正月を皆で過ごした後、巻子はふじと食事に行きます。ふじは寄るところがあると言い、一人でどこかに行きます。
巻子が見たのは、恒太朗の愛人の住むアパートの前にいる母の姿でした。ふじはそのまま倒れて病院に運ばれます。

【結】- 阿修羅のごとくのあらすじ4

その頃、恒太朗はというと、愛人から結婚することを告げられます。フラれた恒太朗が病院に駆け付けると、目を覚まさない妻の姿がありました。
4姉妹は恒太朗に愛人の事など、母の不満を代わりにぶちまけます。鷹男がフォローした後、二人きりにしてあげます。そして、ふじが亡くなって葬儀が執り行われます。
家計の苦しくなってきた咲子は、スーパーで万引きをしてしまいます。疲れが出ていたせいで無意識だったのかもしれません。
英光の妻である事がバレて、スーパーの従業員からゆすられ始めます。巻子に相談しようと電話すると、滝子が駆け付けてきます。
滝子は、咲子のためにゆすり相手を追い払います。その時に、意識の無いはずの英光の足が少し動きます。
昔から滝子は、咲子の事に嫉妬していました。その事を話すと、咲子が励ましてくれて二人は仲良くなります。
巻子は、鷹男が仕事で泊まり込みになると聞きます。不倫相手といるんじゃないかと確かめに行きます。そこで怪しい秘書の赤木啓子から、今度結婚することを聞いて安心します。
ふじのお墓参りに家族で向かいます。その後、家で耳かきを探していると、ふじが新聞社から景品をもらっていた事を発見します。
新聞に投書したのは母だったのです。ふじが気づいていたけど、怒ってないわけじゃなかったことを知ります。
寝入った父が死んだのかと思って、皆で心配してエンディングです。

みんなの感想

ライターの感想

この映画は、昭和後期の女性達の生き様を上手く描いていると思います。出演している女優陣が素晴らしくて、自然で大胆で真っ直ぐと感情が伝わってきます。
音楽がとても印象的です。劇中やエンディングで流れる「ラジオのように」の音楽が記憶に残ります。
この作品は、ドラマ版のパートⅡまでを一つにまとめています。押し込めすぎていなくて、とても見やすい印象でした。
演出として、食べ物を使ったシーンや音を上手く使っています。その独特な演出が渋くて凄味を感じました。
面白かった場面は、勝又が恒太朗に愛人を調べたことを打ち明けたシーンです。その台詞の数々は面白かったです。
最後まで見終わって、ドラマ版や小説も見たいと思いました。自分の好きな映画のコレクションに付け加えたい素晴らしい作品です。

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