「黄昏」のネタバレあらすじ結末

黄昏の紹介:風光明媚な湖ゴールデンポンドの畔の別荘で過ごす老夫婦とその娘、娘の恋人親子の交流を描いた1981年のアメリカ映画。老夫婦が迎えた人生の黄昏、皮肉屋の父と奔放な娘との長年に渡る確執、老人と少年という3つの視点から描かれた物語は、どの世代が見ても共感を憶える名作である。原作は1978年のブロードウェイで上演されたアーネスト・トンプソンの同名戯曲で脚本も担当。監督は「ローズ」のマーク・ライデル、音楽は「天国から来たチャンピオン」のデイヴ・グルーシン。1981年アカデミー賞主演男優賞、主演女優賞、脚色賞受賞作。

映画「黄昏」のネタバレあらすじを結末まで解説しています。まだ映画を観ていない方は「黄昏」のネタバレあらすじに注意ください。

予告動画

黄昏の主な出演者

ノーマン・セイヤー・Jr(ヘンリー・フォンダ)、その妻エセル(キャサリン・ヘプバーン)、その娘チェルシー(ジェーン・フォンダ)、娘の恋人ビル・レイ(ダブニー・コールマン)、その息子ビリー(ダグ・マッケオン)、郵便配達のチャーリー(ウィリアム・ラントゥ)など。

黄昏のネタバレあらすじ

【起】- 黄昏のあらすじ1

風光明媚な巨大湖ゴールデンポンドのほとりに立つ古い木造の別荘に、元教授ノーマンとその妻エセルの老夫婦がやってきます。
エセルは着くなりアビの声に感動しはしゃぎますが、ノーマンは聞こえんと相手にしません。彼女は片付けや暖炉の支度に張り切っていましたが、ノーマンは釣竿や自分の退官時のニュース記事などを見てため息を漏らし、電話交換手に威張り散らします。が、電話台にあった家族写真が誰の物かどうしても思い出せません。そこに薪を山ほど抱えたエセルが戻り、森の様子を明るく話し、家具に掛かったカバーを剥がし始めます。
彼女は森で素敵な中年夫婦ミグリオーレ夫妻と会った、私たちと同じねと言いますが、ノーマンは難癖をつけ、おまえは老年でわしは化石だと言い、彼女が大事にしていた人形エルマーが暖炉から落ちてると聞けば、不治の病で自殺を図ったと言い出す始末。
彼女はあなたはギリギリで70代、私はまだ60代で中年だわ、死にたいならさっさと暖炉に飛び込みなさい!と言いますが、彼はしゃらっと「おまえとエルマーを残して?それはダメだ」と答えます。エセルは笑ってその背中を抱き、カヌーを出すわと話します。2人は湖畔にカヌーを浮かべ、つがいのアビに感動しますが、モーターボートに邪魔をされ憤慨します。

翌朝、2人は岸辺の給油所兼食料品店に行きますが、ノーマンはスタンドの少年たちの不遜な態度に憤慨して絡み、家に帰れば、苺つみから戻ったエセルに仕事を探すと言い出します。彼女は呆れ、彼に苺摘みを頼みます。その時、水辺から郵便配達のラッパの音がして、彼女はなんだかんだとごねるノーマンをなだめて森に出し、郵便配達のチャーリーをコーヒーに誘います。手紙は30代でバツイチの一人娘チェルシーからでした。
一方、しぶしぶ森に出かけたノーマンは、突然道を見失い、不安に駆られて小走りに走り出しますが、心臓は悲鳴を上げふらつきながらもなんとか家に戻った時、エセルはチャーリーと楽しいおしゃべりの最中でした。彼は森での事は言わず、チャーリーに網戸を壊したと難癖をつけます。
2人はそれを受け流し、エセルはチェルシーから数日後の誕生日に来ると手紙が来た、新しい恋人の歯医者さんと一緒だそうよ!と明るく話しますが、ノーマンは野球の事や皮肉ばかりを言い、はぐらかそうとします。が、エセルが席を立った時、チャーリーに今度で何度目の誕生日?と聞かれ、最近97歳で亡くなった近所のミス・アプリーの話になります。ノーマンは変わり者の同性愛者だったと貶しますが、エセルは長命で満足だったでしょうと微笑みます。
チャーリーが帰った後、アビの話をするエセルに彼は再び職探しの話をし、言い返されるなり新聞を叩きつけ、ようやく「(行き慣れたはずの)旧道まで出られなかった。恐ろしくておまえの元に逃げ帰ったんだ…おまえの顔を見れば混乱が収まるから」と打ち明けます。
エセルはテラスのソファで肩を震わせる彼の背中を撫でながら、「心配性ね。混乱しなくていいの。毒舌も冴えてたでしょ?」励まします。そして、午後に一緒に行きましょう、すぐ思い出すわ、「あなたは私にとって輝ける頼もしい騎士よ。馬の上であなたの背中にしがみつくわね。2人でどこまでも行きましょう」と。ノーマンは「馬はキライだ」と言い、ずいぶん年寄りの姫だ、なぜこんな老いぼれと暮らすんだと彼女を抱き寄せます。

【承】- 黄昏のあらすじ2

夕方、ノーマンは蝶ネクタイをしてそわそわとチェルシーを待っていました。エセルは誕生日の飾りつけをし、ノーマンに愛想良くね!と念を押します。
やがてチェルシーが到着し、エセルとハグして再会を喜びますが、ノーマンは彼女からのキスをぎこちなく受け「おデブちゃんが来たぞ」と言います。一瞬で顔を曇らす彼女にエセルはすかさずスリムよと言い、レンタカーの車種をしつこく聞く彼を往なします。
次にきたのは、恋人の13歳の連れ子ビリーで、ノーマンをしげしげと見て鼻で笑い「ずいぶん年だよね、80歳?」と聞きます。エセルは皮肉で返すノーマンに部屋を案内させます。
チェルシーは内緒でエセルに、ノーマンが老けたけど、物忘れはしない?と聞き、ノーマンにあてこすりを言われ、でも性格は変わらない、毒舌の犠牲ねと暗い顔をします。エセルはそれでも来てくれた!と抱きしめ微笑みます。
そこにようやく恋人のビルが現れ皆と挨拶しますがノーマンの毒舌に戸惑います。チェルシーは湖に皆を誘いますが、ビルは行かないと言い張るノーマンに合わせ残ることに。
彼は家を誉め自分は45歳だと話しますが、ノーマンは無愛想に「宝島」を手に取り、ビリーも読んだかと聞きます。ビルは読んでないと言い、大げさに呆れるノーマンに前妻が放任主義でと言い訳し、チェルシーの魅力と出会いの重要性を語ります。ノーマンは彼の話を無視して本を読み始め、ついでに歯の治療費を聞き高い!と驚き、ビルは唖然とします。
かまわず本を読むノーマンに、ビルは意を決して今夜チェルシーと同じベッドで寝てもいいかと切り出します。ノーマンは遠回しに許可はしますが、「わしの家で娘に辱めを受けさせよう」、エセルを初めて汚した部屋がいいか、暖炉の前でもできるぞと続けます。
ビルはさすがに呆れ、あなたは人を言い負かすのが好きで、彼女にも似た面があるが僕は強がりだと判る、たとえ友人にはなれなくてもあなたは魅力的だから知りたいが、今は無理だ、毒舌は出来るだけ我慢するが、あなたの意図は見抜いてると話します。黙って聞いていたノーマンは、見事なスピーチだ、恐れ入った、君はよくしゃべるがいい男らしい、寝るのを許可すると言いますが「娘とならばな」と付け加え、ビルは絶句します。

そこへビリーがはしゃいで戻り、チェルシーが裸で泳ぐとビルを誘います。ノーマンもここは何でも有りだと言い、2人は連れ立って外に出ますが、ビリーはノーマンと話せと言われしぶしぶ残ることに。が、ビルもエセルが一緒だったため声をかけられずに待つことに。
一方、ビリーは仕方なくノーマンに話しかけますが受け流され、逆にカリフォルニアのイマドキの13歳は休みの日に何して遊ぶんだと聞かれます。ビリーはナンパ(cruise chicks)してチュー(Suck face)だなと言いますが、ノーマンは言葉の意味さえ解らず、「宝島」を差し出し、1章の感想を明日の朝聞くから今すぐ部屋で読めと命じます。
やがてガウンを着たエセルがビルに声をかけ、彼は湖に、彼女は家に戻ります。エセルはビルはいい人だわと言い、一緒に寝ると言う件にも大人ですもの、からかったの?と笑います。また、チェルシーからビリーを1ヶ月預かって欲しいと頼まれたと言い、了解しながらも困惑する彼に「あなたが世界で一番優しい人だと知ってるのは私だけね」とキスします。
その後、5人はエセルの用意したろうそくだらけの特大バースディケーキを前に誕生日ソングを歌い、ノーマンは80年の大半をこの美人と過ごした、はるばる来てくれた皆にも感謝するとスピーチし、皆でろうそくを吹き消します。

翌朝、水着で泳ぐチェルシーを眩しそうに見ていたビルは、郵便配達のチャーリーを幼なじみだと紹介し兄妹のようにはしゃぐ彼女を見て妬きますが、チャーリーもまたビルとはしゃぐ彼女を見て寂しそうな顔をします。
夜には、皆がすごろくで盛り上がる中、チェルシーだけは雑誌を見ていました。が、ノーマンがあの子は負けず嫌いでゲームはやらんと言った瞬間、ノーマンはゲームより人に勝ちたいんでしょ!と怒ります。
翌朝早く、エセルは岸辺の庵で塞ぎ込むチェルシーに楽しんでる?と声をかけます。彼女は、自分はもう大人なのにここでは子供のおデブちゃんに戻ってしまう、ノーマンはクソ野郎だ、離れていてもあの人の顔色を窺い期待に応えようとしてしまう、でもけして認めてはもらえないと泣き出します。
エセルは彼女を抱き、”父親は威圧的で母親も味方しない”子供の頃の話を蒸し返すのねと言い、ケンカ腰のあなたは魅力的じゃない、子供の頃の苦い思い出や心残りは誰にでもある、あなたは大人よ、人生は止まらない、乗り遅れないでと言い去って行きます。

【転】- 黄昏のあらすじ3

やがてチェルシーとビルはヨーロッパへと旅立ち、ビリーも笑顔で送り出しますが、見送った途端ふて腐れ、ノーマンと釣りに行くよう促すエセルに「ウソくさ(Bullshit)」と悪態を吐きます。エセルは強引に支度を始めますが、ノーマンは彼にウソくさが好きか?いい言葉だと言います。
また、ノーマンがチェルシーが幼い頃使ってた釣り用ベストだと懐かしそうに差し出すと「捨てなかったんだ」と言い、僕、出てくかも、厄介者だと思ってるんでしょ?と言います。ノーマンは「ウソくさ」と言い、2人はかまわず出掛けます。
桟橋に現れたビリーは、チェルシーのベストを着ていて、似合ってると褒めるエセルに礼を言います。またモーターボートとオンボロと貶されたノーマンは何も言わず全力で走り出し、よろけたビリーは歓声を上げます。
エセルが見守る中、2人は釣りを楽しみ、ビリーに湖上のジャンプ台で後ろ宙返り飛び込みを教えますが、見本を見せようとするノーマンをエセルが叱ります。
やがてノーマンは、エセルに内緒でビリーを秘密の入江に連れて行き、ここには4~5キロはゆうにある大物のマス、ウォルターがいると言い、釣り方を教えるうち怒鳴った事を責められ、素直に謝ります。2人はぎこちなく釣りを続けますが、ナンパより楽しいか?と聞かれたビリーは苦笑いで否定します。間もなくエセルがボートでランチを届けに現れ、ノーマンが大きなニジマスを釣り上げ喜びます。

日が暮れ、テラスでビリーに魚をさばかせていたノーマンは、ウォルターはけた外れにデカいと言い、またなれ初めを聞かれ、一度は応募の景品だったと言いますが、わしが校長の頃、代用教員で来た彼女が驚くほどの美人で、自分が告白して彼女も恋に落ちたと語ります。内緒で聞いていたエセルは彼がブービー賞の賞品だったのよと笑い、彼に面倒事を押し付けてないであなたが暖炉に火をつけてと頼みます。
ノーマンはなかなか火がつかずイラつきますが、やろうか?と言うビリーを拒否、何とかつけると、テラスで「二都物語」を読んでいたビリーをかまううち、エセルが家が燃えちゃうわ!と叫びます。
暖炉では、火が周囲の新聞紙に燃え移り、ボヤになっていましたが、エセルはマットをかぶせ、ビリーは魚が入った水をかけ事無きを得ます。が、ノーマンは「魚を散らかしたな!」と怒鳴り、ビリーは僕に怒鳴るな!と言い返し、エセルは言葉を失います。ノーマンは「わしがいたら危ないという事か」と呟き部屋にこもってしまいます。
エセルは、暗いテラスで落ち込むビリーに、ノーマンは自分の人生に怒鳴ったの、老いたライオンのようにいつでも吠えていたいの、うわべではわからないけど、彼もあなたと同じにままならぬ人生を精いっぱい生きてるのよと話します。

またある日、2人はモーターボートを運転したいと言うビリーに2つ返事で許可を出します。ビリーは大きな湖を猛スピードで走り回り大喜びでした。
そして曇りの日、エセルは2人が知らぬ間に直したと言う網戸に感激し、ビリーとノーマンを釣りに出します。
彼らはもう一つの秘密の場所”地獄の入り江”でウォルターを狙いますが、そこは岩が多く座礁事故も頻発している場所でした。ノーマンは不安がるビリーを舳先に座らせて案内をさせ、彼がボートを運転してゆるゆると進んでいきます。エセルは双眼鏡で見ていましたが、遠雷の響く曇り空の下で2人のボートを見失います。
薄暗い中で釣りを始めた時、ふいにノーマンが「暗いな、チェルシー」と呟きます。ビリーは心配して声をかけますが、ノーマンはムッとして大丈夫だと言い、「早く(ウォルターを)捕まえないと僕、いなくなっちゃうよ」と明るく言っても、「ああ、わしもだ」と言うのです。それには死別の含みがあり、ビリーは思わず「寂しいね」とこぼします。その直後、ビリーの竿に当たりがありはしゃぎますがアビの死骸でした。ノーマンは苦い顔で湖に帰してやれと言います。
ビリーは、遠い目をするノーマンに「死ぬのが怖い?」と聞きますが、彼は「人間はなぜ何でも知りたがるんだ」と言い帰り支度を始め、ビリーが運転、自分は指示すると言い出します。ノーマンは舳先に膝をつき指示していましたが、ボートは何度も岩にぶつかり、焦ったビリーが全力前進してしまい、岩にぶつかった瞬間投げ出され水に落ちてしまいます。ビリーは水に飛び込み必死で救出しますが、彼はチェルシーの名を何度も呼び、額にケガをし、岩にしがみつくのがやっとでした。
エセルはチャーリーに2人が釣りから戻らない、ボートを出してと頼みます。やがて彼女は嫌がるチャーリーを自分が案内するからと説得し”地獄の入り江”に向かわせます。ライトで彼らを見つけたエセルは勇ましく水に飛び込んで岩まで泳ぎ、2人におバカさんね!と言い、ノーマンは彼女を見るなり「こんな時間に外出か?」と笑います。

1週間後の晴れた日、ずっと釣りを禁じられていた2人はエセルが出かけた隙に釣りに出かけようとしますが、すぐに見つかり怒られます。額に絆創膏を貼ったノーマンはビリーにチャンスをやりたいと言い、エセルは近場でならと許し、いたずらっ子の顔でそそくさと出かけて行く2人を笑って見つめていました。
彼女は上機嫌で森に行き、ゴールデン・ポンドの歌を踊りつきで歌っているところにチェルシーが帰ってきます。
彼女は乗ってきた車の車種を言い、ビリーの様子を聞きますが、エセルは親友と釣りに出てるわと湖上を指差します。2人は言いつけどおり近場で釣りをしていました。エセルは座礁の事も話し、ケガはおでこにたんこぶと笑い、チェルシーも微笑んで岩に座り2人を眺めます。が、2人は仲が良いのねと言い、ビリーが来てからご機嫌なの、早く男の子を借りるべきだったとつとめて明るく言うエセルに「私と交換で?」と絡みます。彼女はボートを睨み「きっと自慢の息子になった」と言い、私とは友達じゃなかったのに!と憤慨します。
エセルは子供みたいねと言い、良い事は無かったの?と聞くと、ビルと正式に結婚したと言いますが、笑顔で祝福するエセルに、でも最低男のノーマンは何も思わないわ!と罵ります。エセルは彼女の頬を叩き、その最低男は私の夫よと言います。チェルシーは泣きながら駆け出し、スカートとタンクトップのまま湖に飛び込みます。
その時、ボートではビリーの竿に大物がかかり、ノーマンは「ウォルターじゃないか!」と叫び奮闘していました。
庵では寂しそうなチェルシーにエセルがノーマンの気持ちを話していました。彼は私たちのためなら火の中にだって飛び込む、あなたを愛してるの、80を越えて心臓も記憶力も衰えてきてる、友だちになりたいなら早いうちにと。チェルシーは怖いと言い、エセルもまた彼もあなたを恐れてるだけだと言い、戻ってくるボートを指差します。

ボートではビリーが笑って手を振り、桟橋に着くなりウォルターを捕まえた!けど長生きさせようって逃がしたんだ!僕たちお手柄だったよ!!とノーマンと盛り上がり、エセルにも知らせなきゃ!と家に走り出します。
チェルシーはノーマンに、普通の父娘のように話したい、いがみ合うのを止めたいのと懸命に泣きながら訴えますが、ノーマンは気にせんでも財産はみなおまえにやる、ただ気が合わない程度の事だと言うだけでした。また、彼女が友達になってと言うと、それは頻繁に遊びに来ると言う事かと聞かれ、諦めて「そうね、そうするわ」と答えます。
そして結婚の報告をすると、ノーマンはチョー素晴らしい!とビリーの口真似をして、ビリーも一緒か、やつに後ろ宙返りをマスターさせたと笑い、おまえは出来なかったな、女の子には難しいかもなとこぼします。チェルシーは、失礼ね!やってやるわよ!と憤慨し飛び込み台に泳ぎだします。
ノーマンはボートで向かい、桟橋にはエセルとビリーが駆けつけます。
エセルは後ろ向きに構えますが怖いと言い、ノーマンはビリーにしたように指示し、一番簡単な技だから平気だ!と応援します。がそれでも怖がる彼女にノーマンが「もうよせ」と言った瞬間、見事に後ろ宙返りを決めて見せます。
桟橋の2人は拍手し、チェルシーもできたわ!と笑いますが、ノーマンはボートに立ち上がり、「チェルシーが後ろ宙返りをしたぞ!」と拍手をし、大喜びしていました。

【結】- 黄昏のあらすじ4

2人がロスに帰る日、ノーマンはビリーにナンパに飽きたら使えと釣竿を渡し、チェルシーには大学の飛び込み決勝戦の銀メダルを首に掛けてやります。2人はビリーを抱いて別れを惜しみますが、チェルシーはノーマンとハグせずに「グッバイ、ノーマン、…パパ」と言います。ノーマンは彼女を抱き寄せ、しっかりとハグします。

老夫婦が別荘を去る日、母の形見のボーンチャイナを運んでと頼まれたノーマンは、重いな、わしを殺す気かと言った途端心臓発作を起こし、テラスのソファに倒れ込みます。
エセルはすぐにニトロを彼の口に押し込みますが、「神様、彼を連れてかないで!…こんな頑固者、手に負えませんよ」と泣き何度も彼の名を呼び続けます。医者を呼べと言われ、彼女は電話機を持ってまたノーマン傍らに座り電話をしますが、交換手が出ません。
やがて、病院の電話帳を取りに戻ろうとしたエセルに、ノーマンはここにいてくれと言い、寄り添って泣くエセルを何度も呼ぶうち、気分がよくなってきた、納まったと目を開けます。
彼女はよかった!と改めて泣き出し、初めて死を実感した、棺に横たわる青いスーツのあなたが見えたと話します。ノーマンは今頃か、スーツは似合ってたかと言いますが、彼女は似合ってるはずないと泣き、感想を聞かれて、「思ったより悪くない、怖いと言うより安らかだった、天国に行くのも悪くなさそうだけど」と言葉に詰まり嗚咽します。
ノーマンは湖に挨拶に行こうと言い出し、よろよろと立ちあがりエセルと抱き合い、ダンスをしようか、それともチューがいいかと笑い、アビが挨拶に来たと話します。
2人はゆっくりと桟橋まで歩き、ノーマンは、つがいだけだな、ヒナは成長してロスにでも飛んで行ったんだろうと話します。
ゴールデンポンドは再び、美しい夕日に染まっていました。

みんなの感想

ライターの感想

ほんとに口がへらないイヤな爺さんなんですが、不覚にも何度見ても泣かされ、見飽きない名作です。
本作で親子を演じたヘンリー・フォンダとジェーン・フォンダは実際でも親子でどちらも名優なのですが、色々あってこの親子のように長年の確執を抱え、それを解決すべく娘のジェーンが映画化権を獲得、同時代の名優同士なのに不思議と共演の機会が無かった名女優キャサリン・ヘプバーンとの初共演を実現させ、ヘンリーは本作で初の最高齢アカデミー主演男優賞を獲得した数か月後に亡くなり遺作となったといういわくつきの作品です。
初めて見た時はチェルシーのイラつきが痛いほど解り、次に見た時は「明日の記憶」の直後だったりして「知ってた道が判らなくなる」のがもう怖くて怖くて。
運悪くこれまで見逃していたと言うシニア世代や、大人になってもまだ親へのもやもやが消えない3、40代には特におすすめ、何度でも見たくなる名作です。

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