「1001グラム ハカリしれない愛のこと」のネタバレあらすじ結末

ヒューマンドラマ

1001グラム ハカリしれない愛のことの紹介:科学者のマリエは計測のエキスパート。予測不可能な人生に、彼女は心のハカリを見つけられるのか。
北欧を代表する監督のベント・ハーメルが脚本・製作も手掛けた。2014年アカデミー賞外国語映画部門ノルウェー代表のほか、ノルウェーのアマンダ賞では6部門でノミネートした作品。

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予告動画

1001グラム ハカリしれない愛のことの主な出演者

マリエ(アーネ・ダール・トルプ)、パイ(ロラン・ストッケル)、ノラ(ドリーン・マントル)、アーンスト(スタイン・ヴィンゲ)

1001グラム ハカリしれない愛のことのネタバレあらすじ

【起】- 1001グラム ハカリしれない愛のことのあらすじ1

ノルウェーの国立計量研究所に科学者として勤めるマリエは、スキージャンプ台の長さを測ったり、スポーツ選手用の体重計を測定したりと測量の専門家です。私生活でもついきっちりと測ってしまう癖がありますが、結婚は予測通りにいきませんでした。離婚調停中の夫は、時々家具を取りに家に戻ってきますが、二人は顔を合わせないようにする程、関係は冷え切っています。家の荷物はどんどん減り、マリエ一人ではだだっ広い空間になっていました。
マリエの父アーンストも、同じ研究所に勤める測量界の大家です。そのためマリエの祖父が遺した農園はほったらかしで、弟グンナルに譲ればよかったと今でも後悔しています。農園を継げなかったグンナルは家を出たきり、音信不通でした。
アーンストは各国のキログラム原器(キログラムの質量をもつ標準分銅)を持ち寄る国際セミナーに出席することになっていましたが、直前に心臓発作で倒れます。マリエは父の意思を継ぎ、代理出席を申し出ます。 この映画を無料で観る

【承】- 1001グラム ハカリしれない愛のことのあらすじ2

原器は重厚な金庫で厳重に保管されていて、持ち運びの際も鋼のカプセルに入れなければなりません。原器にトラブルが生じれば、研究所員は会員資格を失うほど貴重なものです。原器は洗う、洗わないの派閥に別れますが、父が後者であることは原器の知識に乏しいマリエでさえ知っていました。
マリエは原器を持って空港に行くと税関で怪しまれますが、書類を見せ持込が許可されます。そしてパリのBIMP(国際度量衡局)に到着しました。
セミナーでは各国の代表が、1889年の国際原器の見学に目を輝かせ、派閥や新たな定義についての討論も白熱しました。
マリエは敷地内に停まっていた電気自動車が気になっていると、持ち主のパイが現れ、親切に接してもらいました。
帰国したマリエはアーンストを見舞いました。彼は自分に弟がいて、パリで塗装の仕事をしていることをマリエに初めて話します。更にマリエに、人生をハカリにかけろ、自分の質量がどの位なのか死んだら分かると言い、自分の死後は火葬にするよう遺言を残しました。

【転】- 1001グラム ハカリしれない愛のことのあらすじ3

数日後アーンストが亡くなります。大好きな父を失い、マリエは愕然としていました。病室で“人生で一番の重みは背負うものがないこと”という父のメモを見つけ、弟への想いだと察しました。
マリエは働いていた方が気が楽だと、再びセミナーのためにパリへ向かいます。原器を持ちながら街を巡り、エッフェル塔に昇ると、塗装作業中のグンナルに遭遇し、父が亡くなったことを伝えました。またマリエはパイと再会し、彼が鳥の声を調査していると聞き感銘を受けました。
帰国したマリエは、家具を取りに来た夫と鉢合わせします。マリエは家に入らず原器を車に載せて父の家へ向かいますが、苛立って運転したため横転事故を起こしてしまいます。マリエはケガをしながらも、真っ先に原器の在処を探しました。
マリエは怖くてカプセルを開けられず夜を越し、明け方意を決して確認すると、無情にも原器を囲うガラスが割れていました。
マリエは隠れて原器を修理するために、パリへ向かいます。この頃には税関も顔パスでした。

【結】- 1001グラム ハカリしれない愛のことのあらすじ4

BIMPは休館日で誰もおらず、パイが庭の手入れをしていました。事情を知ったパイは修理が出来る知人を呼び、マリエを励ましました。
修理を待つ間二人は互いの話をします。パイはBIMPに15年勤めた物理学者で、アルツハイマーの母の介護のために今は造園のパートをしていること、マリエは父を亡くし人生の全ての基準点が崩れるようで落込んでいると…。パイの肩にもたれたマリエは、安らぎを感じました。そして原器は無事に直ります。
マリエは帰国し、父の遺灰を研究所の正確なハカリで計測すると重さは1001グラムで、細やかなズレに微笑みました。
休暇中のマリエはパイに会いに行き、二人で鳥の声を採取し、心穏やかな充実した時間を過ごします。
バスタブで互いの体に触れ、これまたサイズを確かめあい、二人は重なりました。“彼のサイズ”を15.5センチとマリエが感じとると、パイは「18センチ!」とすぐに訂正しました。

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みんなの感想

ライターの感想

台詞も少なく展開が淡泊だと感じる人も多いと思いますが、その分俳優が表情で丁寧に演技していたり、映像の中にも多くのヒントが散りばめられていました。
そのお陰で、キログラム原器なんぞ知りもしなかった自分が、事故で原器が転がったシーンで、思わず「嗚呼っ」と声を出してしまうほど、物語に入り込んでいました。科学者や研究者でしたら、もっと共感するのではないでしょうか。

フェルメール作品のような美しい構図の映像が印象的でしたし、車や家具、近未来のような研究所など、北欧デザインも非常にお洒落でした。
物語の展開の仕方、笑い、映像美、巧みな言葉遊びなど、ハーメル監督が俊英や名匠と称されるゆえんに納得しました。

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