「17歳のカルテ」のネタバレあらすじ結末

17歳のカルテの紹介:ウィノナ・ライダー製作総指揮、原作者スザンナ・ケイセンの衝撃的な自伝を映画化した、2000年公開の映画。当時新人だったアンジェリーナ・ジョリーも出演しており、この映画でアカデミー助演女優賞を獲得している。

17歳のカルテの主な出演者

スザンナ・ケイセン(ウィノナ・ライダー)、リサ・ロウ(アンジェリーナ・ジョリー)、ヴァレリー・オーウェンス(ウーピー・ゴールドバーグ)

17歳のカルテのネタバレあらすじ

【起】- 17歳のカルテのあらすじ1

主人公スザンナ・ケイセンは、薬物の大量服用によって自殺未遂を疑われ、カウンセリングを受けています。
スザンナは、自殺しようとしたわけではないとカウンセリングにも反抗的に応じますが、カウンセラーはスザンナの症状を重くみて、クレイムア精神病院に入院させることを決めます。
自分に何の相談もなく入院を決められたことに憤るスザンナでしたが、まだ親の保護下にある彼女には、その決定に逆らうことが許されていませんでした。住み慣れた自宅が遠ざかっていくのを恨めしそうに振り返りながら、スザンナはタクシーに乗せられ、クレイムアへと向かいます。
道中、ラジオからは流行りの曲『恋のダウンタウン』が流れ、無精髭をたくわえた運転手は不躾に、「何をしでかしたんだ?」とスザンナに尋ねます。スザンナはそれを気怠げにいなしながら、ただ車に揺られるのでした。

【承】- 17歳のカルテのあらすじ2

クレイムア精神病院の門前では、看護師長のヴァレリー・オーウェンスが待ち構えていました。スザンナを友好的に迎え入れ、病院内を案内し始めます。
スザンナは、初めて足を踏み入れる精神病院という世界に、戸惑いを隠せません。顔の半分が焼け爛れた少女、奇声を上げる女性、濁った目でこちらを見る患者たち、それらの光景にスザンナは言葉を失います。
そこへ、痩せた金髪の少女が、看護師たちに連れられて入ってきました。その少女は、クレイムアに長く入院している患者で、脱走常習犯のリサ・ロウでした。
リサの“帰還”を喜ぶ患者たちに、彼女は大げさな態度で接します。他の患者たちとは明らかに雰囲気の違うリサに、スザンナは警戒心を示します。リサはそんなスザンナに、挑発的な視線を向けるのでした。

【転】- 17歳のカルテのあらすじ3

最初はリサと距離を置いていたスザンナでしたが、医師や看護師たちに反発する彼女の姿に次第に同調していき、他の患者たちとも打ち解けていきます。
そんな中、拒食症で入院していたデイジーの退院が決まります。患者たちはデイジーを友好的に送り出しますが、その本心は羨望と嫉妬に渦巻いていました。ある日の夜、リサが突然スザンナの枕元にやってきて、一緒に逃げようと持ちかけます。言われるがまま連れ出されたスザンナは、リサと共にヒッチハイクをし、男たちを誘って金を騙し取り、やがてデイジーの新居に辿り着きました。
デイジーは2人を訝しがりますが、一晩だけなら泊まってもいいと家にあげてくれます。家に入るや否や、リサはデイジーに対して辛辣な言葉を浴びせかけます。リサもまた、1人だけ退院したデイジーを快く思っていなかったのです。ショックを受けた様子のデイジーは、「今日はもう休む」と言い残して2階へ上がっていってしまいました。
翌朝、2階からは大音量で『エンド・オブ・ザ・ワールド』が流れ続けていました。不審に思ったスザンナは、2階へ様子を見に上がります。するとそこには、浴室で首を吊っている、変わり果てたデイジーの姿がありました。

【結】- 17歳のカルテのあらすじ4

デイジーの自殺に茫然自失となったスザンナは、1人クレイムアに帰ってきました。リサは、そんなスザンナを尻目に、1人で逃げてしまいました。しばらくは生気のない人形のように寝てばかりいたスザンナでしたが、ヴァレリーに叱責され、リサが長い間ここにいるという話を聞かされると、ここから退院しなくてはという意識が生まれます。
真面目にカウンセリングを受け、ようやく退院が近付いてきた日の夜、ふと目を覚ましたスザンナは、自身の日記を読み上げるリサの声が聞こえてくるのに気付きます。慌てて部屋を飛び出したスザンナは、声の出所を突き止め、何故勝手にこんなことをするのかとリサを責めます。
リサは、自分が長い間ここにいること、その間、誰も自分の背中を“押さない”という嘆きを、激情にまかせて吐き出します。リサの剣幕に追い詰められたスザンナは、リサの望む通りに、彼女の背中を“押す”のです。「あなたはここでしか生きられない。あなたはもう死んでいるのよ。」と言い放つのです。それを聞いたリサは、糸が切れたかのように泣き崩れるのでした。
退院の日、リサの元へやってきたスザンナは、「私はまだ死んでいない」という彼女の言葉を聞いて微笑みます。ヴァレリーに別れを告げ、帰りのタクシーに乗り込むと、かつてスザンナをクレイムアへ連れてきた運転手と同じ男が、バックミラー越しにスザンナを見ていました。「あんたのことを覚えてるぞ。」と言う運転手に、スザンナはただ笑みを返すのでした。
『その後、再会した人もいるし、二度と会わなかった人もいる』というスザンナの独白を最後に、映画は終幕します。流れる主題歌は、『恋のダウンタウン』です。

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