「JSA」のネタバレあらすじ結末

ヒューマンドラマ

JSAの紹介:2000年に公開された韓国映画。日本では2001年公開。韓国では公開当時、ソウルでの入場者数の記録を塗り替え社会現象となった。第38回大鐘賞で最優秀作品賞を受賞。準主人公を演じたソン・ガンボは最優秀主演男優賞を受賞。2001年には第51回ベルリン国際映画祭のコンペディション部門にノミネートされた。これまでの興行成績を変えた映画として後世に名を残す作品。

 

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予告動画

JSAの主な出演者

イ・ヨンエ(ソフィー・チャン)、イ・ビョンホン(イ・スヒョク)ソン・ガンホ(オ・ギョンピル)、キム・テウ(ナム・ソンシク)シン・ハギュン(チョン・ウジン)

JSAのネタバレあらすじ

【起】- JSAのあらすじ1

10月28日午前2時16分、韓国と北朝鮮を挟む板門店のJSA(共同警備区域)の北朝鮮詰所で、警備を担当していた朝鮮人民軍のチェ・マンス上尉とチョン・ウジン兵士二名が韓国軍兵士により射殺される事件が発生します。
31日、中立国監視委員会は両国の同意を得た後、事件の真相解明に向けてスイス軍法務科将校の韓国系スイス人女性、ソフィー・チャン少佐に捜査依頼をします。
ソフィーは両国の戦後からの緊迫した現状、そして今回の事件が非常にデリケート且つ重大な問題であることを上司から説明されます。
ソフィーは事件の容疑者である韓国軍兵士、イ・スヒョクに面会しますが、スヒョクはショックの為か、心ここにあらずといった様子で何も話そうとしません。
スヒョクの証言記録によると、事件当日スヒョクは詰所の傍の藪の中で用を足していたところを突如朝鮮人民軍将校と兵士に拉致され北朝鮮詰所に連れて行かれ、脱出の為に発砲し銃撃戦になったということです。
その後応戦にやってきた韓国軍兵士達が、北朝鮮側から「帰らざる橋」を渡ってくるスヒョクを発見。橋の真ん中の国境線に倒れているスヒョクを救出、という内容です。
ソフィーは現場となった北朝鮮詰所でウジンの使っていたノートを見つけます。
そこには恋人と思しき一人の女性を描いたスケッチがありました。ウジンは絵が得意だったのです。
その後ソフィー達は現場に居合わせていた朝鮮人民軍兵士、オ・ギョンピルと面会。
ギョンピルは銃撃戦で肩を撃たれ入院していました。
大丈夫?と声を掛けるソフィーに、これぐらい何でもないと言い、以前数々の過酷な任務で負った傷跡を見せるギョンピル。
証言を話すよう促すソフィーですが、ギョンピルもまた何も話そうとしません。
供述書には書けるのに何故自分の前では誰も何も話そうとしないのかと苛立つソフィー。
ギョンピルの証言によると、事件当日突如スヒョクが北朝鮮詰所にやって来て発砲してきたといいます。
二人の証言はあまりにも食い違っており、ソフィーは困惑します。
そしてチェ上尉とウジンの遺体を調べるうちに、更に不可解なことが発覚していきます。
医者によると、チェ上尉が一発目に受けた傷は致命傷ではなく、額に受けた二発目の傷が致命傷だということです。
ソフィーは、被害者の額を躊躇無く正面から撃ち抜くというのは、発砲者に復讐心が見受けられるパターンだといいます。
一方ウジンの遺体には何発もの銃弾を受けた後があります。
医者によれば、一発目に受けた銃弾でウジンは即死状態にあり、つまり容疑者は既に死んでいるウジンに対しその後至近距離から何発も発砲したということになるのです。
事件当日、韓国詰所にてスヒョクと共に二人体制で警備任務に当たっていたナム・ソンシク兵士に話を聞いたところ、自分が用を足しに行っている間にスヒョクが拉致されてしまったと言うソンシク。

【承】- JSAのあらすじ2

不可解なことはまだありました。
遺体と現場の銃痕と、発砲された銃弾の数が一発合わないのです。
スヒョクが使っていたハンドガンには本来15発の銃弾が入りますが、裏技を使えば16発セットすることが可能な構造になっています。
ソフィーは取調べにて普段通りに銃弾をセットしてみるようスヒョクに促します。
始めは一切話さず、何もしようとしないスヒョク。
ソフィーが何故脱出を図るためにウジンを何度も撃ったのかという質問を投げかけ、遺体の写真を見せようとすると、見たくないと断り、言われた通り銃弾をセットし始めます。
しかし彼に裏技の知識は無いようでした。
スヒョクの気分を和らげるため、「あなたは早撃ちの天才と聞いたわ」と話し掛けるソフィー。
するとスヒョクは口を開き、戦場で大事なのはスピードじゃない、冷静さだと言います。
その後スヒョクの彼女に話を聞きに行くソフィー。
彼女は、別に私はスヒョクの事を本命だとは思っていないと笑いますが、でも今まで引っ込み思案で友達がいなかった兄がマシになったのは彼と関わっているお陰だと言います。
その兄とはソンシクでした。
11月4日、ソフィーはスヒョクに対し本格的な取調べを開始。
北朝鮮の三人の遺体から発見された銃弾数は11発です。
スヒョクのハンドガンに残っていた銃弾は5発。
そして未だ見つからないが確実に兵士を撃ち殺しどこかに消えた謎の1発。
スヒョクのハンドガンにセットできる銃弾数は15発。
スヒョク一人の犯行にしては数が合わないのです。
更に当日スヒョクとソンシクの所持するハンドガンが入れ替わっていたこと、そして現場にいなかったはずのソンシクの持っていたハンドガンから北朝鮮兵士の血痕が発見されたことから、もう一人の容疑者として挙げられたソンシク。
彼もまた同時刻、スヒョクとは別の部屋で取り調べを受けさせられていました。
ところが、取調べ中にソンシクは自殺を図り、窓から飛び降りてしまったのです。

【転】- JSAのあらすじ3

事件以前。
板門店の国境を訪れるヨーロッパ人団体旅行者一向。
すると一人の女性の赤い帽子が風で飛んでしまい、国境を超えて北朝鮮側に入ってしまいます。
躊躇する女性に帽子を手渡したのは、国境警備に当たっていたギョンピル。
一方、写真を撮ろうとする一人の観光者を制するのは同じく警備に当たっていたスヒョク。
スヒョクたちの日常的な任務の風景です。
ある日の夜のこと。スヒョクの部隊は非武装地帯での任務に当たります。
すると、誤って北朝鮮側に入ってしまっていることに気づく一同。
急いでその場を後にします。
その為、一人部隊から離れて用を足していたスヒョクは気付かぬうちに他のメンバーに置いていかれてしまい、あげく地雷を踏んでしまいました。
足を離せばアウトです。
そこへたまたま通りかかったのは、可愛がっている犬が脱走したため追いかけてきたギョンピルとウジン。
スヒョクが即座にウジンに向けて銃を構えますが、後ろからギョンピルが来てスヒョクを羽交い絞めにします。
「ちょちょちょっと待て俺地雷を踏んだ!」即座に叫ぶスヒョク。
これ以上近付いたら爆発させるぞとスヒョクは脅し、二人は即座に立ち去ろうとしますが、待てよこの野郎!置いていく気か!?と叫ぶスヒョク。
唖然とするギョンピルとウジン。
さっき行けって言ったじゃないかとギョンピル。
俺は近付くなって言ったんだ誰が行けって言ったこの野郎!!助けて下さい・・・と、ベソをかきながら頼むスヒョク。
もうほっときましょうよ~と言うウジンを尻目に、ギョンピルは地雷を解体してスヒョクを助けます。
まだベソをかいているスヒョクにギョンピルは「土産だ」と地雷を渡し、ウジンは「元気でな~」と言い、二人は帰って行きました。
それがきっかけで、スヒョクとギョンピルは詰所から詰所へ手紙を投げ合い文通を始めます。
スヒョクはギョンピルを兄貴と呼び慕います。
ところがある日、ウジンがその手紙にふざけて「今度こっちの詰所に遊びに来い」と書いたことで、スヒョクは本当にこっそり「帰らざる橋」の国境線を越えて北朝鮮詰所に訪ねて行ってしまいます。
突然の来訪者に驚き銃を向けたものの、唖然とするギョンピルとウジン。
まさかほんとに来るなんて、こいつ馬鹿じゃねぇのかとウジン。
え…じゃあさよなら…と帰ろうとするスヒョクに、ちょ、ちょっと何も帰らなくても!とウジンは引きとめ、統一の扉を開けによくぞ来てくれた!と歓迎します。
一連の光景に呆れるギョンピル。
4月11日のことでした。
それから三人での秘密の交流が始まります。
酒を飲みながらお互いの国の事を話したり、スヒョクがK-POPのカセットやエロ本を持って行ったり。
ある日、スヒョクの昇進祝いに酒盛りを行う三人。
二年二ヶ月で昇進だって?俺たちは13年この仕事やってんだぞと馬鹿にするウジンに、自分は銃を早く構えることが出来ると言って披露するスヒョク。
するとギョンピルが言います。戦場で大事なのはスピードじゃない、冷静さだと。
ある日三人が集まっていたとき、あやうくチェ上尉に見つかりそうになります。
チェ上尉は非常に傲慢で高圧的な人物で、ごまかそうとするギョンピルは蹴り飛ばされ、河に落ちてずぶ濡れになってしまいますが、何とか秘密は守られます。
スヒョクは、友達があまりいないソンシクにも二人を紹介することにします。
ソンシクは始め国境線を越えることに戸惑っていましたが、そこへ二人がやって来ます。
ギョンピルはソンシクを抱きしめ、あったかいなと言います。
それから四人で秘密裏に集まるようになり、酒盛りをし、子供のようにゲームをして遊んだりするうちに、友情が深まっていきます。
板門店での任務でも、こっそり唾を飛ばし合って遊ぶスヒョクとウジン。
ある日皆で集まっているとき、スヒョクはギョンピルに、もしよかったら韓国に来ないかと言います。
固まる一同。
ギョンピルは真剣な面持ちで、一度しか言わないからよく聞け、自分の夢はこの国を南朝鮮以上のお菓子を作れるような国にすることだと言います。
10月17日、両国の情勢が悪化してしまい、二人に会うのは今度のウジンの誕生日で最後にしようとスヒョク達は決めます。
そして10月28日。
絵の得意なウジンにソンシクは絵の具をプレゼントし、泣いてしまうウジン。
皆これで集まるのは最後だということに気付いています。
スヒョクもソンシクも名残惜しくて、なかなか帰ることが出来ずにいました。
その時です。
チェ上尉が帰ってきてしまったのです。 この映画を無料で観る

【結】- JSAのあらすじ4

地面に叩き付けられたソンシクは、泣きながらそれらの出来事を思い出していました。
ソンシクは病院に搬送され、意識不明の重体に陥ります。
11月5日、両国兵士達を交えた大きな取調べが行われます。
総指揮を担当するソフィー。
ソンシクが自殺するときのビデオが映し出され、尋問が進んでいくうちに、いたたまれなくなり泣き出すスヒョク。
もうやめてくれと叫び、真実を話しそうになるスヒョクですが、その時ギョンピルが立ち上がり、スヒョクを殴り付けたのです。
「俺はずっとこうしたかったんだ!腐った資本主義の豚どもめ!」と叫ぶギョンピルに、「落ち着いて下さい!」と止めようとする取り巻き。
朝鮮労働党万歳!偉大なる指導者、首相万歳!と叫ぶギョンピルの目は、床にぐったりと倒れたスヒョクを力強く見つめています。
その後ソフィーは上司から任務解除を言い渡されます。
理由はソフィーの父親が北朝鮮将校だったことにありました。
あと三日くれればスヒョクに自白させてみせると食い下がるソフィーに上司は言います。君は板門店の事を何も理解していない、両国が望んでいるのは真相解明ではなく、この事件を曖昧にすることなのだと。
真実を知りたいソフィーはスヒョクに再度自白を促します。
ソフィーは四人の友情が存在した証拠として、ウジンのノートに残っていたスケッチ画を見せます。
その絵のモデルはスヒョクの彼女だったのです。
スヒョクは言います。自分は刑務所は平気だし、勲章もいらない。自分が真実を話す代わりにあなたは何をくれるのかと。
ソフィーは、あなたが最後まで守ろうとしているギョンピルの安全だと言い、スヒョクは真相を話し始めます。
10月28日。
チェ上尉が帰ってきてしまったことで、皆お互いに銃を向け合う事態に。
チェ上尉は説得を試みるギョンピルを殴りつけ、怒ります。
皆疑心暗鬼になり、誰も銃を降ろすことが出来ません。
スヒョクは涙を流し、何が兄貴だこの野郎…結局は敵なんだと呟きます。
ギョンピルは、今にも撃ち合おうとするスヒョクとチェ上尉を説得します。
そんなことをしたらここで皆終わるだけだ、もう一度新しく始めよう、皆同時に銃をおろすんだとギョンピルは言い、両手で双方の銃をゆっくりと下ろします。
緊張が解けその場にへたってしまうウジン。
その時です。
チェ上尉の無線から誰かの呼びかけが。
チェ上尉が無線を取ろうとした時、それを銃と間違えたソンシクは彼を撃ってしまいます。
ソンシクはあわてて銃を構えるウジンをも撃ってしまい、銃弾はウジンの額を貫通しカセットデッキへ直撃。
並んでスヒョクもウジンを撃ち、銃弾はウジンの手に当たります。
そのままスヒョクはギョンピルにも銃を向け撃とうとしますが、ハンドガンは壊れてしまい、銃弾は発射されませんでした。
その時、衝撃でウジンの持っていた銃が発砲し、スヒョクは足を負傷し倒れます。
そのまま正気を失ったソンシクは、倒れたウジンに何度も銃を撃ち、ウジンの血がスヒョクの壊れたハンドガンに飛び散ります。
そんな最中、ギョンピルだけが最後まで冷静でした。すぐ証拠隠滅を開始します。
放心状態のソンシクから銃を奪い、まだ生きていたチェ上尉を今までの恨みをこめて正面から撃ち殺します。
そしてスヒョクを立ち上がらせ、銃を持たせます(この時ギョンピルはスヒョクとソンシクの銃を間違って渡してしまったのです)
転がっていた銃からウジンの血痕を拭き取り(この際拭き忘れた箇所があり、後々ソフィー達に発見されることに)呆然としているソンシクをビンタし、その銃を渡します。
「いいかよく聞け、スヒョクは拉致されたと、ソンシクはここにいなかったと言え」と二人に指示を出し、急いで逃げるように促しますが、自分だけが無傷なのは不自然です。
ギョンピルはスヒョクに自分のことを撃つように促し、泣きながらギョンピルの肩を撃つスヒョク。
その後ギョンピルは、ソンシクがウジンにプレゼントした絵の具と銃弾で壊れたカセットデッキを河に投げ捨てます(これが消えた銃弾の真相です)
ソンシクは先に韓国詰所に隠れ、足を怪我したスヒョクは橋の国境線上で倒れてしまいます。
応援部隊がやってきて、銃撃戦に突入。
銃弾や照明弾が飛び交う中、救出されるまで国境線上でスヒョクは虚空を見つめていました。
搬送されていくスヒョクをギョンピルは安堵の表情でいつまでも見つめていました。
「発砲したスヒョクとソンシクを許せるか」とソフィーはギョンピルに尋ねます。
ギョンピルは「あれが南の詰所で起きていたら、自分が最初に撃っていたと思う」と答えます。
ギョンピルがスヒョクへ返しておいてくれと渡されたライターをソフィーが届けに行きます。
その時ソフィーは何気なく、ウジンの額を撃ち抜いた「消えた弾丸」を撃ったのはソンシクではなくスヒョクだとギョンピルが証言していたことをスヒョクに伝えてしまいます。
スヒョクはずっとソンシクが撃ったと思い込んでいたのです。
しかし親しい友人を、自分の早撃ちが災いして殺してしまったことを思い出してしまったスヒョク。
その後スヒョクは搬送される時、隙を付いて引率していた兵士の銃を奪い、自殺してしまいます。
突然のことにその場に固まりただただ涙を流すソフィー。
板門店。
赤い帽子をギョンピルが渡した時。
一人の観光者が写真を取ろうとしてスヒョクに止められたあの時の写真が、四人が一緒に写ったたった一枚の写真でした。

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