「NO」のネタバレあらすじ結末

NOの紹介:1988年に行われたチリの国民投票をめぐる広告合戦の舞台裏を描く。第85回アカデミー賞外国語映画賞ノミネート作品。

NOの主な出演者

レネ・サアベドラ(ガエル・ガルシア・ベルナル)、ルチョ・グスマン(アルフレド・カストロ)、ホセ・トマ・ウルティア(ルイス・ニェッコ)

NOのネタバレあらすじ

【起】- NOのあらすじ1

15年もの長きに渡る軍事独裁を経て、チリのピノチェト政権は国際的な批判にさらされていました。1988年、現政権の是非を問う国民投票が行われることが決定します。
現政権の賛成派は「イエス派」、野党連合の反対派は「ノー派」と呼ばれ、両者はある選挙活動手段を平等に与えられました。それは、深夜のテレビ放送で15分間のキャンペーンCMを流すというものでした。
若手広告マンのレネは、ノー派の政治家であり友人でもあるウルティアからの依頼を受けCM製作をすることとなります。レネは製作の打ち合わせに参加しますが、胸が痛む悲惨な映像を作ろうとするノー派の人々の考え方に疑問を感じます。
恐怖政治で国民は委縮していて、暗い映像を流しても恐怖するだけ、そう考えたレネはあえて「喜び」をテーマにしたCM製作を提案します。

【承】- NOのあらすじ2

レネの上司のグスマンは、政権幹部とパイプを持っていました。グスマンはノー派勢力の拡大を恐れレネに脅しをかけますが、レネは「クビにしろ!」とグスマンを罵倒し圧力ももろともしません。
やがて、CM製作は試作品完成の段階まで進みました。CMは親しみやすさを狙って陽気な映像がメインでした。これを観た政治家からレネは「現実から目を背けている」と批判を受けますが、方針を大きく変えることはなく、喜びを前面に出した映像作りを継続します。
また、ノー派のシンボルマークも並行して完成します。それは、「NO」の上に虹がかかったもので、様々な色=政党が虹のように団結していることを示していました。製作が順調に進んでいたところに、レネを含めCM製作スタッフの家への嫌がらせの被害が頻発していました。しかし、スタッフは「うまくいってる証拠」と言ってCM製作はその後も変わらず進んでいきます。

【転】- NOのあらすじ3

ノー派は「チリ喜びはすぐそこに」、イエス派は「伸びゆく国イエス!」のスローガンをそれぞれ掲げ、両者はついにCM放映日を迎えました。
深夜時間帯のCMは誰も観ない、どうせ我々が勝つ、と高をくくっていたイエス派でしたが、ノー派はその予想を裏切りインパクトのあるCMを次々と放映します。
これに危機感を抱いたイエス派はノー派への誹謗中傷をCMで行い、さらにはノー派のCMを検閲し放映不可としました。レネはこれを逆手にとり、検閲批判をCMに盛り込み、ノー派は国民から強い支持を獲得します。
その後も国民から親しまれるようなコメディ路線のCMを作るノー派に対して、イエス派はネガティブキャンペーンを繰り返すしかありませんでした。しかし、両者のCM合戦が熾烈になったことで、レネだけでなく幼い息子シモンにも危険が及ぼうとしていました。レネは別居中の妻ベロニカにシモンを預けることを決意します。

【結】- NOのあらすじ4

CM放映は最終日を迎えます。ノー派のCMに現れたのは、クリストファー・リーヴ、ジェーン・フォンダ、リチャード・ドレイファスら、ハリウッドのノー派支持者たちで、一方、イエス派はピノチェト将軍の演説を流しました。
投票当日、中間速報も出ない状態であるにもかかわらず、イエス派は祝宴を開いていました。ノー派陣営はイエス派に勝っていると独自に集計していたものの、不安はぬぐえずにいました。
そのとき、一つの速報ニュースが流れます。軍のトップがノー派の勝利を認め、政権を見限ったというのです。それに続いて、ノー派の勝利を伝えるニュースが流れます。ノー派陣営も、街の人々も「新しいチリの誕生」と大合唱します。
レネはシモンを抱きかかえながら、歓喜する人々があふれかえる街の様子を目に焼きつけます。一人の若き広告マンのCMによって世界が変わった瞬間でした。

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