「ゴダールの決別」のネタバレあらすじ結末

ファンタジー映画

ゴダールの決別の紹介:過去の出来事が記された書物で欠落したページを埋める為に、編集者の男がその出来事を目撃した人々を取材する。その出来事とは一体…。
神ゼウスと人妻が浮気をするというギリシャ神話を基にしたジャン=リュック・ゴダール監督の1993年制作の商業映画で、日本では翌年に約1か月の間のみ公開された。ゴダール監督作の中でも難解さを極める作品の一つである。

ゴダールの決別の主な出演者

シモン・ドナデュー(ジェラール・ドパルデュー)、ラシェル・ドナデュー(ロランス・マスリア)、アブラハム・クリムト(ベルナール・ヴァルレー)、オード・アミエル(オード・アミオ)

ゴダールの決別のネタバレあらすじ

【起】- ゴダールの決別のあらすじ1

場所はスイス・レマン湖のほとり。本の編集者であるアブラハム・クリムトという男がやってきます。彼はとある夫婦に起きた不可思議な出来事を調査するために、この地へ辿り着きました。
アブラハムは、シモン・ドナデューとその妻ラシェルを探していました。アブラハムは近くの車の整備工場にてシモンとラシェルの居場所を聞きますが、どちらも不在だと返答されます。さらに整備工は、小説に登場する人物でもないのに、面識のない人を呼び捨てにするのは失礼だと言ってきました。シモンとラシェルは一見ごく普通の夫婦ですが、「小説の登場人物かもしれない」と、アブラハムは意味深にほのめかしました。
この村に住む多くの住民が登場し、それぞれに物語がありました。

【承】- ゴダールの決別のあらすじ2

森の中では、牧師モノの妻アンヌとその男児とラシェル、牧師夫妻のクレマンスらが歩いていました。やがてクレマンスと男の子が待っていた列車から、レインコートを着た長髪の神が現れます。
実はラシェルは数日前モノ牧師に、自分が寝た相手が夫なのか神だったのか分からなかったと相談していたのです。
シモンとラシェルを探し続けていたアブラハムは、町のビデオ店にて自分は編集者だと名乗ります。そして1989年7月23日の午後に起きたことを調査しているのだと話しました。
ビデオ店店主のステファヌと恋人のネリーは、7月23日のことを証言し始めます。

―1989年7月23日
神はシモンの背後から、自分の帽子をシモンに被せ、レインコートと持っていた新聞を彼に手渡すと姿を消したのです。おそらくこの時、神がシモンの体に乗り移ったのだと考えられるのです。

【転】- ゴダールの決別のあらすじ3

夜。
シモンは家を不在にしていました。しかしシモンの姿をした神がラシェルの前に現れます。夫がなぜここにいるのか不思議に思ったラシェルですが、彼女は目の前にいるのがシモンではなく神だと気付いたようで、神の誘惑をはねつけました。
翌朝ラシェルは、神がラシェルのことを呼ぶ時に敬語の人称を使ったため、やはり夫ではないと思いました。そんな彼女に対し神は「私はあなたたちそれぞれの中にいる」と言いました。
白昼の時間帯に、神は「まだ夜だ」とラシェルに説明すると、彼女は気絶する演技をして神に倒れ掛かりました。神は彼女を抱き留めます。「今は昼なのね」とラシェルが言うと、神は彼女のネグリジェを脱がしました。
そして神は「すべてはひとつで、一者は他者の中にある。それが三つの位格だ」と繰り返しました。神はラシェルに「不死のものになりたくないか」と聞きますが、彼女は興味を示しません。そして彼女は神に抱き付き失神しました。神は「なぜ私ではないと分かるのだ」と言い残し消えました。

【結】- ゴダールの決別のあらすじ4

その後ラシェルが目を覚まします。水上にはレインコートだけが浮かんでいました。その後ラシェルは通常の体に戻ったシモンと再会します。

シモンはある契約を交わす際、シモン・ドナデューと署名します。(Si m'on donne à Dieu=〝もしわが身を神に捧げるなら“という意)それをラシェルが背後から見ていました。

やがてアブラハムはある雨の日、整備工場にていよいよシモンに会いました。シモンはあの7月23日と同じように、帽子を被りレインコートを着ています。シモンはアブラハムからの詰問に、あの日は何事もなかったように答え、「真実は子供の口から生まれる」と言いました。

アブラハムと女子生徒のオードが会話しています。オードは「私に尋ねる人などひとりもいない」と…。

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