「実写版ニルスのふしぎな旅前編」のネタバレあらすじ結末

ニルスのふしぎな旅 前編の紹介:2011年製作のドイツ&スウェーデン合作映画。スウェーデンの女性作家セルマ・ラーゲルレーヴが執筆した、不朽の児童文学の実写映画化。2枚あるDVD作品の前編。14歳の少年ニルス・ホルガション少年がトムテ(妖精)によって小人にされ、ガチョウのモルテンやガンの群れと一緒にスウェーデン中を旅するストーリー。

予告動画

実写版ニルスのふしぎな旅前編の主な出演者

ニルス・ホルガション(ユストゥス・カメラー)、オーサ・ベルグレン(パウリーネ・レネヴィエ)、セルマ・ラーゲルレーヴ(セシリア・ユーン)、コボル(ハンス・ツィッシュラー)、エドゥアルド・フォーミュラ(クルト・クレマー)、母スティーナ・ホルガション(シュテファニー・ヤップ)、父スコーネ・ホルガション(ウーヴェ・ボーム)、インガ・ベルゲン(ミリヤ・トゥレステット)、トーレ・ベルゲン(ヨアキム・ナッテルクヴィスト)

実写版ニルスのふしぎな旅前編のネタバレあらすじ

簡単なあらすじ

①スウェーデン南部のスコーネ地方のホルガション農場に住む14歳の少年・ニルスは、怠け者でイタズラ者。少女・オーサはニルスのおおらかさが好きだが、他の大勢の者にニルスは嫌われていた。ある日家の精トムテに魔法をかけられ、ニルスは小さい姿にされてしまう。 ②ガチョウのモルテンに乗ったニルスは、ガンの群れといっしょに旅をすることになった。旅をするうちにニルスはモルテンを大事に思い始める。ところがキツネのスミッレに裏切りをばらされ…。

【起】- 実写版ニルスのふしぎな旅前編のあらすじ1

(この映画では、作家セルマ・ラーゲルレーヴが途中に何度か登場し、作品を執筆している様子が描かれています。後編の途中でセルマ自身も出てきます。
但し話のストーリーの流れをそぐことになるので、途中のセルマ登場シーンは省きます)
初老女性セルマ・ラーゲルレーヴが、机に向かって白紙の冊子に、文字を走らせます。
〝昔、14歳の男の子がいました。髪は亜麻色でした。男の子は怠け者で、食べて寝てばかり。いちばんの楽しみはイタズラでした。〟
…スウェーデン南部・スコーレ地方。
14歳の少年・ニルスは亜麻色(黄色がかった薄茶色、ほとんど金髪に見える)の髪の毛の少年です。
ニルスの家はホルガション農場でした。父・スコーネと母・スティーナは毎日家畜の餌やりや畑仕事など、必死で働いていますが、ひとり息子のニルスは怠けてばかりです。
その日も両親が手伝いをさせるためにニルスを呼びますが、ニルスは屋根の上に寝て、猫に空き缶をつけるイタズラをして遊んでいました。
農場近辺にはスミッレと名付けられたキツネがおり、もう4年間も家畜を荒らす獰猛な害獣として嫌われています。
農場の仕事を終えた父・スコーネは他の農場の男性とともに、キツネ狩りに行こうとしました。ニルスも連れていってくれと頼みますが、家の手伝いをしなかったのだから駄目だと言われます。
代わりに母・スティーナに牛乳配達を頼まれたニルスは、しぶしぶ牛乳の入った大きなアルミ缶を木製の荷車に乗せて、町まで行きました。
町でいじめっ子のラースたち3人組に会ったニルスは通行料を寄越せと言われ、ラースの足を踏んで牛乳を置いて逃げます。逃げている最中にニルスは幼馴染みの少女・オーサと会いました。
オーサの家は薬局をしています。オーサは母・インガに頼まれて強い酸の薬瓶を配達している最中でした。オーサはいつも飼い犬・アルフレートを連れています。ニルスとオーサは互いに思いを寄せていました。
3人組に囲まれたニルスは「強い酸を投げつけるぞ」と言ってラースたちを追い払いましたが、ラースは悔し紛れにニルスの配達途中の牛乳の缶を蹴ってこぼします。ニルスは配達できないまま、家に戻りました。
牛乳配達できなかったニルスは、両親に叱られます。翌日、ホルガション一家はイーダおばさんの家に訪問する予定だったのですが、罰としてニルスは留守番を言いつけられました。
翌日、両親は家を出て留守にし、ニルスは野菜畑を耕して種まきする仕事と、垣根の修理を命ぜられます。
その頃オーサは父・トーレから「ニルスと付き合うな」と言われます。トーレは町の有志の子・ラースとの付き合いを勧めますが、ラースの性格の悪さを知っているオーサは反発します。
オーサの妹・シーニェも一部始終を見て知っているので、姉・オーサの味方をしますが、父・トーレはとにかくニルスとの付き合いをやめろと一点張りでした。

【承】- 実写版ニルスのふしぎな旅前編のあらすじ2

留守番を言いつかったニルスのところへオーサが来ます。ニルスは、スミッレから家畜を守れと言われていたにも関わらずオーサと釣りへ行きました。
「父に反対されているからもう会えない」とオーサは言い、ハートの形をした石を拾ってニルスに渡します。
ところがニルスがカラスにパチンコで石をぶつけようとしたのを見て、オーサが「動物をいじめちゃ駄目」と反対し、口論になりました。2人は喧嘩別れします。
その直後、ニルスの農場の方から鳥のけたたましい鳴き声がしました。ニルスは急いで戻りますが、飼っていた2羽のガチョウの片方をスミッレに奪われます。
家畜を守ることに失敗したニルスは、せめて畑を耕そうと思ってトラクターを動かしました。トラクターは触るなと父に言い渡されていました。
案の定、トラクターを乗りこなせなかったニルスは垣根に衝突し、気絶します。
気絶から目を覚ましたニルスは、「家の精(トムテ)」を見つけました。高さ20cmほどの小人です。
トムテに「ガチョウを戻せ」とニルスは願いを言いますが、トムテはニルスがいつもイタズラばかりしているのを懲らしめるために、小さくなる魔法をかけました。ニルスは小人になります。
元に戻してほしいと思ったニルスはトムテを探しました。その時、自分が小さくなっただけでなく、動物たちの言葉も理解できるようになったと知ります。
家畜たちは皆、ニルスのことを「怠け者のイタズラ小僧」と思っていました。ニルスは動物たちにも嫌われています。
オーサが仲直りに現れますが、小さくなった姿を見られたくないニルスは垣根の隙間に隠れ、見つけたのは犬のアルフレートだけでした(アルフレートは「飼い主・オーサが好意を抱いているから」ニルスのことが好き)。
オーサはニルスを見つけられないまま帰りました。
その時、ホルガション農場の上を渡り鳥のガンの群れが通過します。北をめざしているガンに白いガチョウ・モルテンは憧れて、自分も一緒に北へ行こうと飛び立とうとし始めました。
これ以上ガチョウを失ってはいけないと思ったニルスは、自分の身体が小さくなっていることも忘れて、モルテンの首にひっかけた紐をひっぱります。ニルスはそのまま、モルテンとともに空へ飛んで行ってしまいました。
これは家の精・トムテにとって大きな誤算でした。
懲らしめた後、すぐ元のサイズに戻してやるつもりだったのに、ニルスが農場から去ってしまったので、魔法を解けません。そもそもトムテが人間のサイズを変えるのは、同業者組合(KI)の規則違反にあたり、妖精の資格を剥奪されるかもしれません。
あせったトムテは黒いカラス・バタキに頼んで、ニルスを連れ戻すよう指示しました。バタキも北へ向かいます。

【転】- 実写版ニルスのふしぎな旅前編のあらすじ3

モルテンが合流したガンの群れは、アッカ隊長というメスのガンがリーダーを務める群れでした。アッカ隊長は自分がケブネカイセ山(スカンジナヴィア山脈北部の最高峰)の出身だと言います。
アッカ隊長率いるガンの群れの目的地は、ラップランド(フィンランドにある土地)でした。そこで夏の間に繁殖&産卵し、夏の終わりに再び南下するのです。
休憩で着陸した場所で、ニルスが人間だと知ったアッカ隊長は、態度を一変させました。人間つきはゴメンだと言うアッカ隊長に、ニルスは「人間もガチョウも嫌なんて何様だ」と怒ります。
共にガンに認められなかったモルテンとニルスに仲間意識が芽生えました。モルテンとニルスはその日、一緒に寝ます。
アッカ隊長のところへカラスのバタキが来ると、ニルスの悪口を言います。アッカ隊長はその前にニルスがモルテンに優しくする様子を見ていたので「ニルスは旅をすることで変わる」と言い、バタキとアッカ隊長は「ニルスが成長するか」賭けをしました。アッカ隊長はモルテンとニルスを旅に参加させることにします。
夜、ニルスの両親が帰ってきてガチョウとニルスがいないのを知り、「ガチョウを守れなかったからニルスは家出したのだ」と勝手に解釈しました。そのうちに帰って来るだろうと思います。
翌朝からモルテンとニルスは、ガンの群れに加わって、ひたすら北をめざしました。モルテンは離陸は上手にできるのですが、着陸の際によく失敗します。
アッカ隊長はニルスに「あなた自身が心を入れ替えないと元の姿に戻れない」と言いました。ニルスは、心を入れ替えるにはどうすればよいのか考え、「仲間のために何ができるか」考えて、夜の見張りを買って出ます。
その夜、ニルスは見張りをしました。途中いびきをかいて寝てしまっていましたが、見張りをしたことでアッカ隊長や一部のガンに仲間と認められます。
朝、湖から森へ食料を調達に行ったニルスは、そこでキツネのスミッレに出会いました。命と引き換えにガンの居場所を教えろと脅されたニルスは、スミッレに居場所を教えた後、キツネ用のワナに落ちてしまいます。
急いでワナから抜け出して、ガンやモルテンたちの無事を願いながらニルスは湖のそばのタンポポ畑に走りました。ガンたちはスミッレの接近に気づき、飛び立って無事でした。
モルテンはスミッレに狙われましたが個人宅に逃げて無事です。
浮浪者の男2人組が個人宅へ物乞いに行き、モルテンを見つけて食べようと言います。それを見つけたニルスが「城の奴らはケチだ」と大声で叫んだため、家の人は浮浪者が言ったのだと思いこみ、喧嘩になりました。
その隙にニルスはモルテンを救出し、飛び立ちます。

【結】- 実写版ニルスのふしぎな旅前編のあらすじ4

再会を喜んだモルテンとニルスの絆はより一層深まり、ニルスはモルテンのことを大事に思い始めました。モルテンだけでなくガンの群れも大事に思い始めたニルスは、スミッレに脅されたとはいえ居場所を告げたことを深く悔いて、次は絶対に裏切らないと心に堅く誓います。
…ニルスを訪問して「家出した」と聞かされた少女・オーサは、最初は自分と口論したために家出したのかと思い、次に「絶対にニルスは家出なんかしない。何か事情があったのだ」と思います。ガチョウがいなくなったことがヒントだと考え、オーサも家の金を持ち出して家出をし、北へ向かいます(たまたま乗ったバスが北行きだった)。
オーサの家出が家にばれ、父・トーレは母・インガに「ニルスとの付き合いを止めたから、苦にしたのよ」と責められました。トーレは反省します。
翌日、モルテンに乗って空を飛んでいたニルスは、地上にオーサと犬・アルフレートの姿を見つけました。その時にクツを落としてしまいます。
そのクツが頭の上に落ちてきて、オーサは「ニルスのクツが小さくなっている」と気づき、ニルスも小さくなっているのではないかと考えました。行き先は北で間違っていないと思ったオーサは、バスを乗り継いで北を目指します。
ニルスを追うのはオーサだけではありません。キツネのスミッレも獲物を逃したと悔しがってニルスを追って北上しました。カラスのバタキもニルスの監視で北へ向かいます。
妖精・トムテの元へ同業者組合(KI)がきてトムテ条例に違反したと指摘しました。但し処分は猶予になり「夏の終わりまでにニルスを元の大きさに戻せば処分はなし」と言います。
トムテは期限を切られたことを伝えるために、モグラのアンダーネットに伝言を頼みました。カラスのバタキへ、夏の終わりまでだと伝えてもらいます。
…少年・マッツがボートに乗って湖に出て、漂流していました。ボートは浸水しかかっています。
それを上空で見たニルスは、湖のふもとで少年を探す母親のところへ降り立って「湖にいる」と伝えました。両親は急いで小型ボートを出し、息子・マッツをy助けます。
妖精が教えてくれたと言う母の元へオーサが訪ね「ガチョウを知りませんか」と聞きます。妖精がガチョウに乗っていたと母が話し、オーサをひと晩家に泊めました。
キツネのスミッレがアッカ隊長に取引を持ちかけます。ニルスさえ引き渡せばガンは狙わないとスミッレが言いますが、アッカ隊長は断りました。ニルスを仲間と認めているからです。
スミッレはアッカ隊長に「そいつは裏切り者だ。お前らの居場所を吐いた」と言い、アッカ隊長やモルテンが「本当か」とニルスに詰め寄りました。
ニルスは認め、ガンの仲間たちはいっせいに「裏切り者だ」とニルスを糾弾します…。
(後編の予告、見どころをぱぱっと紹介 後編につづく…)

みんなの感想

ライターの感想

全世界的に超有名な児童文学。
日本でも1980年にアニメ化されて、当時は大人気だったらしい。今でもたぶん一定の年齢以上の人は、このアニメのことを知っていると思う。
(すみません~、私は見てないのです~ 泣)
確かに、ある日突然、小さくなってガチョウのモルテンと一緒に旅に出るニルスの冒険を見ていると、わくわく。
アッカ隊長がカッコいいんだわ。これ。ネタバレになるけど、後編ではアッカ隊長の意外な過去も少し明かされる。
後編もあるのだが、非常にはらはらなところで前編が終わるので、長くなるが一気に見ることをおすすめする。

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