モンスターズ・ユニバーシティ

「モンスターズ・ユニバーシティ」のネタバレあらすじ結末

2001年公開の「モンスターズ・インク」の前日譚であり、マイクとサリーの大学での出会いから最高のコンビになれたかの過程を辿っていく物語である。ハリウッド映画祭においてアニメーション映画賞を受賞し、作品賞にもノミネートされました。

映画「モンスターズ・ユニバーシティ」のネタバレあらすじを結末まで解説しています。まだ映画を観ていない方は「モンスターズ・ユニバーシティ」のネタバレあらすじに注意ください。

予告動画

モンスターズ・ユニバーシティの主な出演者

マイク・ワゾウスキ〔青年期・成人期〕(ビリー・クリスタル&田中裕二)、マイク・ワゾウスキ〔少年期〕(ノア・ジョンストン&佐藤和太)、ジェームズ・P・サリバン〔通称:サリー〕(ジョン・グッドマン&石塚英彦)、ランドール・ボッグス〔通称:ランディ〕(スティーブ・ブシェミ&青山穣)、ディーン・ハードスクラブル学長(ヘレン・ミレン&一柳みる)、スコット・スクイブルス〔通称:スクイシー〕(ピーター・ソーン&嶋田翔平)、ドン・カールトン(ジョエル・マーレイ&宝亀克寿)、テリ・ペリー(ショーン・ヘイズ&佐藤せつじ)、テリー・ペリー(デイヴ・フォーリー&花輪英司)、アート(チャーリー・デイ&姫野惠二)、デレク・ナイト教授(アルフレッド・モリーナ&石住昭彦)、ジョニー・ワーシントン(ネイサン・フィリオン&東地宏樹)、クレア・ウィーラー(オーブリー・プラザ&東條加那子)、ブロック・ピアソン(タイラー・ラビーン&三宅健太)

モンスターズ・ユニバーシティのネタバレあらすじ

簡単なあらすじ

①緑色の球体に手足のついたモンスター・マイクは、モンスターズ・インクの工場見学で〝怖がらせ屋〟に憧れ、モンスターズ・ユニバーシティへの進学を決める。 ②大学に入学したマイクは、サリーやランディらと出会いを果たすが、マイクの容貌は怖いとは言い難く、試験に失敗したマイクと怠け者のサリーは学部を追放された。 ③学部に戻ろうとマイクとサリーは協力し〝怖がらせ大会〟で優勝するが、サリーがズルをしていた。人間界に行く事件を起こした2人は退学処分になるが、大人を怖がらせた腕を学長に認められモンスターズ・インクへの就職を果たした。

【起】- モンスターズ・ユニバーシティのあらすじ1

ここは、モンスターたちの世界です。モンスターの世界では大企業〝モンスターズ株式会社(モンスターズ・インク)〟があり、そこでは人間界の子どもの部屋に通じるドアがあります。
モンスターたちは子ども部屋に行き、子どもたちを怖がらせて悲鳴を上げさせ、その悲鳴をエネルギー源としてモンスターの世界に供給しています。
必然的に「怖いモンスターほどえらい」という価値観が、モンスターの世界では定着していました。
マイク・ワゾウスキは緑の球体のボディに、小さな手足がついたひとつ目のモンスターです。えんどうまめに手足がついている姿を想像すれば分かります。
幼少期からマイクは「あまり怖くないモンスター」「存在感を忘れられがちなモンスター」でした。マイクの姿は怖くないのです。
小学校の工場見学でモンスターズ・インクを訪れたマイクは、そこで働くプロの〝怖がらせ屋〟を見て強い憧れを抱きました。
特にモンスターズ・ユニバーシティ(MU)を卒業した証である、つばのあるキャップをかぶったモンスター〝フランク・マッケイ〟に憧れたマイクは、フランクについて子ども部屋に行ってしまいます。
フランクは青いタコのような容貌で、子どもを驚かせました。それを見ていたマイクは、フランクに「気づかれない存在感を消す」才能を見いだされ、案外向いているかもしれないと言われます。
それがきっかけでマイクは〝怖がらせ屋〟になりたいと強く願い、モンスターズ・ユニバーシティへの進学を決めました。
成長したマイクはモンスターズ・ユニバーシティへ入学します。広大な敷地にはさまざまなモンスターがいて、マイクは期待に胸を膨らませました。入学した学部は、フランクが在籍した〝怖がらせ学部〟です。
寮で同室になったのはランドール・ボッグスという、紫色のトカゲのようなモンスターでした。ランドール、通称・ランディはカメレオンのように周囲の色に同化することができ、最初は眼鏡をかけていましたが、外すと怖い顔です。
翌日、入学式がおこなわれました。ナメクジのようなモンスターは必死で大学内を移動しますが、歩みがのろいので進みません。入学式の後、早速講義が始まります。
〝怖がらせ入門〟の講義では、赤いドラゴンのようなモンスターのデレク・ナイト教授がスパルタ教育を施しました。ナイト教授の講義を、ディーン・ハードスクラブル学長が見学に来ます。
ディーン学長はムカデとドラゴンを足して割ったような姿の女性で、かつて怖がらせ屋として実力を発揮した人物です。モンスターズ・ユニバーシティを束ねるディーン学長は「学期末に行なわれる試験に落ちたら、学部を追放する」と皆に言いました。
同じ講義を受ける中で、見るからに怖そうな同級生がいました。名をジェームズ・P・サリバンという、通称・サリーという緑色のもふもふの毛に紫色の水玉が入った、大きなモンスターです。
見かけからして怖そうなサリーは名家の出身で、名を聞いたナイト教授は期待します。しかしサリーは怖そうな容貌にかまけて努力を怠っており、ワンパターンな怖がらせ方しかできません。

【承】- モンスターズ・ユニバーシティのあらすじ2

それに対し、マイクは見かけが怖そうでない代わりに、必死で勉強します。いろんな怖がらせの表情を覚え、学業にも励みました。座学はナイト教授にも褒められます。
サリーは努力型のマイクを意識し始めました。マイクは生まれつき怖そうなサリーを羨ましいと思いつつも、地道に努力を続けます。
迎えた怖がらせ入門講座の実戦練習の試験の日、マイクとサリーは諍いになり、ディーン学長の記念品である筒のような悲鳴ボンベ(中に悲鳴が保存できる)を壊してしまいました。
学長はサリーとマイクに対し「2人とも足りないものがある」と言って〝怖がらせ学部〟から追放します。サリーに足りないものは努力ですが、マイクは残念ながらキャラや造形自体が向いてないと学長は思ったわけです。
〝怖がらせ学部〟から〝ボンベ学部〟に移されたマイクは、なんとか怖がらせ学部に戻る方法はないかと考え、冬休み明けに開催される社交サークル主催の〝怖がらせ大会〟で優勝し、名誉挽回を図ろうと考えました。
ディーン学長に掛け合い、もし優勝したら学部に戻してくれと訴えます。学長はその願いを受ける代わりに「負けたらユニバーシティから去れ」と言いました。
ところがマイクはひとつ誤算をしていました。〝怖がらせ大会〟に出場するには、6人のチームを組まないとならないのを、マイクは知りませんでした。
誘われて入った同じサークルのメンバーが名乗りを上げてくれますが、実はこのメンバー(後述)もあまり怖くありません。しかも全員揃っても5人で、出場資格に足りません。
そこへ手を挙げたのが、サリーでした。マイクはしぶしぶですが、サリーも入れて6人で戦うことにしますが、サリーのほうも学部に戻るため、マイクとしぶしぶ組んだ感じでした。
マイクの入っていたサークル名は「ウーズマ・カッパ(OK)」と言い、全員が怖くない風貌のモンスターでした。
・マイク
・サリー
・ドン・カールトン…おじさんのアザラシみたいなモンスター。元々はセールスマンで、大学に入り直した社会人学生。
・スコット・スクレイブルス(通称・スクイシー)…肌色の目がたくさんあるモンスター。ウーズマ・カッパの活動はスクイシーの家でおこなうが、母がしょっちゅう邪魔をする。
・テリー&テリ(ペリー兄弟)…二つの頭を持つがボディは一つの双生児。両方ともひとつ目モンスター。
・アート…紫色のもじゃもじゃモンスター。横に広くワカンムリみたいな姿をしているが、謎の多いキャラクター。
サリーを加えたメンバーは早速スクイシーの家で入会の儀式をしますが、後ろでスクイシーのママが尻を振りながら洗濯をするので、あまり威厳がありません。
とにもかくにも、サリーを加えた6人は合宿しながら猛特訓しました。
〝怖がらせ大会〟が始まります。エントリーしたのはナメクジやコウモリのようなモンスターが集まった「ジョーズ・シータ・カイ(JOX)」、女性ばかりのモンスターチームの「パイソン・ニュー・カッパ(PNK)」、タコやヘビのようなモンスターが集まった「スルグマ・スルグマ・カッパ(EEK)」、体格のよい怖そうなモンスターばかりが集まった「ロアー・オメガ・ロアー(ROR)」、岩みたいな身体を持つリーダーが束ねる「エータ・ヒス・ヒス(HSS)」そして「ウーズマ・カッパ(OK)」の6組でした。怖そうなチームはRORで、見守る学部生たちはRORを本命視します。

【転】- モンスターズ・ユニバーシティのあらすじ3

大会は1つの試合でビリになったチームが失格になる、脱落形式でした。
第1の試合では、毒への挑戦が試されます。小さいトゲ状の丸い物体に触ると、身体が膨らみます。OKはビリになりますが、JOXが保護ジェルを使って失格になり、OKは残りました。
この戦いの時にチームワークが大事だと痛切に感じたマイクは、メンバーたちの得意・不得意を互いに知り合い、生かそうと考えます。
2つめの試合は「図書館で静かにする(司書に捕まってはならない)」という内容でした。司書の横にある旗を取ってくれば合格です。
OKのメンバーは忍び足でこっそり移動しますが、サリーが我慢ならなくなり、荒っぽく移動してはしごを倒して司書に気づかれました。
しかし「捕まらなければアウトではない」のを逆手に取り、サリー以外のメンバーも音を立てて司書を引きつけて、必死で逃げました。部屋を脱出する際に、ペリー兄弟が得意の手品で旗を盗み、OKは勝ち残ります。ここで失格になったのはEEKでした。
マイクらは上位のチームが参加するパーティに誘われて有頂天になりますが、サリーは警戒します。サリーの警戒は当たり、怖くないマイクらは可愛い色のペンキを塗られ、ぬいぐるみと一緒に写真を撮られて学園の新聞の一面に載せられます。
他のメンバーは意気消沈し「向いていないんだ」と言い出しました。その時にドン・カールトンが言った「本物」という言葉に反応したマイクは「本物たちの職場を見に行こう」と、モンスターズ・インクに皆を連れていきます。
夜のモンスターズ・インクには、さまざまなタイプのモンスターが働いていました。何も怖そうなモンスターばかりが向いているわけではない、皆タイプが異なっていて各々の特性を生かしてプロになっていると知ったメンバーは自信を取り戻し、サリーとマイクは和解します。
夜中に会社に侵入したので警備員に見つかり、メンバーは協力して逃げました。
巨大迷路などの試合を受けたメンバーは順調に勝ち進み、最終的に勝ち残ったのはRNRとOKの2組になりました。最終の試合は〝怖がらせシミュレーター〟で競います。
怖がらせシミュレーターは、ナイト教授の講義にも出てきたものです。寝ている人間の子どもを怖がらせて、その悲鳴の度合いを計測するのですが、大事なのは「子どもの年齢や何が好きで何が苦手か」という資料を読んで、それを元に怖がらせるということでした。
最終の試合でRNRとOKは互角の戦いをします。RNRに所属するマイクの同室のランディは、同化効果でピンクのハート柄になって、怖くありませんでした。
最後に受けたマイクは最高値を叩き出し、OKチームが優勝します。
喜んだメンバーですが、仲間内の祝勝会の時に、マイクは変なことに気づきます。おふざけ半分で驚かせても、コンピューターの子どもが最高に怖がるのです。

【結】- モンスターズ・ユニバーシティのあらすじ4

サリーがマイクのためを思って細工をし、マイクの番だけレベルを低く設定していたのでした。
最高得点が自分の実力ではないと知ったマイクはショックを受け、自分たちの実力で勝ちえた優勝ではないと知ったメンバーも落胆します。
サリーは申し訳なく思い、ディーン学長に本当のことを打ち明けます。サリーは学長に、大学を追放すると言い渡されました。その時、大学内に警報が響き渡ります。
やけになったマイクが人間界へのドアを研究する研究室に入り、人間界への扉を開いたのです。
マイクはよりにもよって、チームワーク・キャンプ(子どもたちが集まっているキャンプ)の中に入り込んでしまいました。ひとりじゃない子どもたちは怖がらず、むしろ興味しんしんでマイクを追いかけます。
マイクを呼び戻すため、サリーもディーン学長の制止を振り切って扉に入りました。サリーが行った頃には、人間界ではキャンプ場に保安官が集まっており、マイクは湖のそばで湖面に自らの顔を映して落ち込んでいました。
落胆するマイクに対し、サリーも「俺も負け犬だ」と自分の感情を吐露します。サリーは名家であるプレッシャーに怯えている、とも洩らしました。「なぜ今までそれを言ってくれなかったのだ」と言うマイクに「今までは友達じゃなかったから(今は友達だと思っているから言っている、という意味)」とサリーは答えます。
モンスターの世界に戻ろうとした2人は、扉が閉じられているのに気づきます。ディーン学長がモンスター界の電源を切ったのです。
「本当に怖がらせられたら、悲鳴でこっち側からもドアが開く」ことを知っているマイクは、サリーと2人で大人5人の保安官を驚かせようと考えました。
キャンプの部屋を暗くし、動く人形や爪跡の残った壁を見せて、さらにベッドを動かして見せた後、保安官たちの前に立ちはだかってサリーが吠えます。
大人の保安官5人の悲鳴で最高値になり、モンスター界の電源が入ってマイクとサリーは帰れました。ディーン学長も感心します。
他のメンバーは〝怖がらせ学部〟に戻ることができましたが、マイクとサリーは事件を起こした責任を取らされて、大学を退学させられます。今回のことでドン・カールトンとスクイシーの母が結婚することになりました。
退学になったサリーとマイクでしたが「2人は協力し合い、前代未聞のことをした」と評価したディーン学長は、ある新聞記事を渡して去っていきます。そこには「郵便室なら募集中」というモンスターズ・インクの募集記事がありました。
郵便室に就職したマイクとサリーは、そこでもめざましい記録を打ち立てます。以降、あちこちの部署で新記録を叩き出した2人組は、のちにとうとう念願の〝怖がらせ屋〟チームに配属になりました。めでたしめでたし。
(エンド後)入学式で必死に歩いていたナメクジがやっと講義室に到着する。しかし「今年度の授業は終わった」と言われ、また帰る。

みんなの感想

ライターの感想

映画『モンスターズ・インク』の続編にして前日譚。
『モンスターズ・インク』を好きな人にとっては嬉しい作品だと思う。
~・インクのほうでは、マイクのよき相棒であるサリーが、出会いは最悪だったり、インクのほうで悪役を演じるランディが、今作品ではなんだかとってもけなげ。
最初はメガネかけてる超優等生で、気弱な感じで、友人を作るためにカップケーキを作るなんて…。なんか立場、逆じゃん、と思ってしまう。
とにかくマイクが「えんどうまめ」に見えてしょうがなかった。ひとつ目…けっこう怖いんですけど。

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