「100歳の少年と12通の手紙」のネタバレあらすじ結末

100歳の少年と12通の手紙の紹介:余命僅かな10歳の少年と、偶然出会った女性の交流をファンタスティックに綴ったヒューマンドラマ。
ベストセラーとなった原作を執筆したエリック=エマニュエル・シュミット自身が脚本を書き監督した。2009年のフランス・ベルギー・カナダの合作で、音楽は数々の名作を手掛けたミシェル・ルグラン。文部科学省選定作品。

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予告動画

100歳の少年と12通の手紙の主な出演者

ローズ(ミシェル・ラロック)、オスカー(アミール)、デュッセルドルフ医師(マックス・フォン・シドー)、ゴメット婦長(アミラ・カサール)、ローズの母(ミレーヌ・ドモンジョ)

100歳の少年と12通の手紙のネタバレあらすじ

【起】- 100歳の少年と12通の手紙のあらすじ1

10歳のオスカーは白血病のため小児病棟に入院しています。やんちゃな彼は病状が重いことで何をしても注意されず、自分を腫れ物扱いするような大人たちに不信感を抱いていました。

ある金曜日。オスカーは院内でばら色の服を着た宅配ピザの主人ローズとぶつかります。オスカーは辛辣な言葉を躊躇いもなく投げかけてきた彼女をすぐに気に入りました。
いつもは日曜しか来ない両親が、何故かその日自分に隠れて来院し、院長と談話している様子をオスカーは盗み聞きしました。オスカーの骨髄移植がうまくいかず、余命が短いというのです。それを宣告された両親は、息子に会う勇気も無ければ事実を本人に知らせないと言ったのを聞いたオスカーは、両親や職員への嫌悪感を強めました。

反逆したオスカーは徹底的に大人たちと口を利きません。困った院長が「誰となら会話するのか」と問うと、オスカーは迷わず“ばら色の服の人”と答えました。婦長はその人がピザの主人だと調べ上げます。 この映画を無料で観る

【承】- 100歳の少年と12通の手紙のあらすじ2

院長はローズを呼び出し、戸惑う彼女を強引にオスカーと会わせます。オスカーはローズに大人への不満をこぼし、また来てほしいと彼女にせがみました。病院嫌いで慈善などもってのほかというローズに院長は、ピザを発注するという条件を出し、オスカーの庇護を依頼してきます。
その夜ローズは、レスラーである恋人がファンから貰ったというスノードームを手にします。当時病気だったファンが今も生きているか分からないという恋人の言葉を聞いたローズは、オスカーと交流する決意を固めました。

ローズはオスカーにあのスノードームを渡します。オスカーはドームを見つめ、自称元女子レスラーというローズの昔話と共に、彼女が戦う様子を空想しワクワクします。しかし会話の成り行きで、ローズはオスカーとの面会の契約が12日間と口走ってしまい、オスカーは自分の余命の短さを知り落胆しました。
そこでローズは12/20の今日から、一日を10年として考えることを提案します。また毎日神様に手紙を書くことをオスカーに勧めました。それには理由がありました。オスカーの気持ちを知る術を院長から相談されていたローズは、神様へ手紙を書かせることで、彼の本音を知ろうとしたのです。
オスカーに隠れて手紙はコピーされ、その後風船に括って空に飛ばし、その光景をオスカーは窓から眺めました。

【転】- 100歳の少年と12通の手紙のあらすじ3

ローズはオスカーが青色症で入院中のペギーに恋していると聞き、告白するべきだと背中を押します。ローズとオスカーのカウントでは、彼は既に18歳。大人にさしかかったオスカーは、ペギーに想いを告げキスしました。
20歳になったオスカーはその日の手紙で、ペギーと結婚したこと、ぬいぐるみとローズを子供にしたことを報告します。次の日の手紙では、ペギーの手術の成功を願いました。

オスカーの体力が急速に弱まります。゛怖い″と吐露した彼をローズは病院のスタッフに内緒で教会へ連れて行き、死ぬことは怖くないのだと勇気づけました。
その後ペギーの手術は成功しますが、オスカーは過去に他の女子とキスしたことをペギーに責められ、別れを告げられます。40歳は魔がさすのだと言って、ローズは仲直りを勧めました。そんな日は、オスカーは拗ねて神様にお願いをしませんでした。

クリスマス。オスカーは友人の手を借り、ローズの配達車に隠れて乗込みます。ローズに気付かれないまま夜になり、彼女は家に入ってしまいました。冷え切ったオスカーは力を振り絞り、ローズの家に行き助けを求めます。ローズは驚きますが、オスカーを責めることなく温かく介抱しました。また、両親に反発するオスカーをローズは優しく嗜めます。彼女の言葉で改心したオスカーは、心配して迎えに来た両親に、「ごめん」と口にしました。そして両親もローズの存在を知ることになります。

【結】- 100歳の少年と12通の手紙のあらすじ4

60、70代を過ぎオスカーの体調は悪化していきます。12/28にはペギーが退院し、会えないまま別れを経験します。その日オスカーは、神様は大嫌いだと手紙を書きませんでした。
翌日、神様の来訪を感じとったオスカーは、毎日を“初めてのように生きる”という人生の意味を教えてもらいます。彼は何かを悟りました。
100歳となったオスカーは寝たきりとなります。次の日、付添っていた両親とローズが席を外した間に彼は逝きました。私達のいない間に…と涙するローズに、「あの子がみんなを見守っていた」と院長がやるせなく呟きました。

今まで葬儀を避けてきたローズは、遠い場所からですが初めて葬列を見つめました。しばらく気を落としていたローズは立ち直り、神様への手紙を書きます。オスカーと出会ったお陰で私の心は一生愛で満たされると…。そしてオスカーの枕元に残されていた手紙と共に空へ飛ばしました。

春。バラ色の車で、病院の子供たちにピザをふるまうやさしいローズの姿がそこにありました。

みんなの感想

ライターの感想

主軸の物語はありがちですが、幻想的でユーモアあふれる映像や、歯に衣着せぬオスカーとローズの掛け合いにより、“お決まり”のストーリーには収まっていませんでした。そのため、泣けるシーンがより一層胸に響いたように感じます。
原作者による映像化ということで、これ程までに独創的な世界を頭に浮かべながら小説を書いているのだと知り、驚嘆しました。
ミシェル・ルグランがこれまで手がけてきた映画音楽は壮大なイメージが強かったのですが、今作では不思議さと可愛らしさに富み、まさにお伽噺の世界を体現した音楽でした。

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