「たたり(1963年)」のネタバレあらすじ結末

ホラー映画

たたりの紹介:学術研究のために幽霊屋敷に泊り込んだ人々の恐怖の体験を描く。原作はシャーリィ・ジャクスンの小説「山荘奇談」。1963年米国。(モノクロ映画)監督:ロバート・ワイズ。「ウェストサイド物語」(1961年)と「サウンド・オブ・ミュージック」(1965年)のちょうど中間に制作された。幽霊の姿は一切映らないのに、臨場感溢れるカメラワークと演出がモノクロの画面と相俟ってそこはかとない恐怖を表現している。原題は「HAUNTING」。ネガティブな感情のデパートのようなヒロインを演じたジュリー・ハリスは、撮影の間は軽い鬱状態になったと語っている。邸の外観の撮影は英国のアルダーミンスターにあるエッティントン・ホールで、現在はエッティントンパークホテルとなっていて宿泊可能。

たたり(1963年)の主な出演者

エレノア[ネル]・ランス(ジュリー・ハリス)、セオドラ[セオ](クレア・ブルーム)、ジョン・マークウェイ博士(リチャード・ジョンソン)、ルーク・サナーソン(ラス・タンブリン)、グレイス・マークウェイ(ロイス・マクスウェル)

たたり(1963年)のネタバレあらすじ

【起】- たたり(1963年)のあらすじ1

ニューイングランドにある“丘の家”と呼ばれる古い邸は、幽霊屋敷と噂されていました。
90年前にこの邸を建てたヒュー・クレーンの妻は邸の前の大木に馬車が激突して死亡し、後妻も階段から転落死、ヒュー自身も旅先で水死しました。
超自然現象を研究するマークウェイ博士は2人の女性をアシスタントに選んで泊り込みで実験する計画を立てます。
アシスタントの一人のエレノアは自分の人生を犠牲にして我儘で気難しい母親を11年も介護して、2か月前に母親が死んでからは姉夫婦の家で厄介者扱いされていました。
そんな時に博士から実験の誘いを受けたエレノアは、逃げるように家を出て邸へ向かいます。
エレノアは10歳の時、家に石の雨が降るというポルターガイスト現象を体験していました。
もう一人のアシスタントはセオドラという自信に満ち溢れた美人で、鋭い直感の持ち主でした。
博士と邸の持ち主の老夫人の甥のルークもやって来て4人で夕食を摂ります。
邸はドアや角がわざと歪めて作られているため迷路のようになっていて、異様な冷気が漂っています。

【承】- たたり(1963年)のあらすじ2

エレノアは邸の不気味な雰囲気に恐怖を感じる一方で、ここが自分の居場所なのだと奇妙な安らぎを覚えます。
夜中に壁を叩く音で目を覚ましたエレノアは、寝たきりの母がいつもそうやって呼んでいたので「ママ」と応えて、母がもう死んでいることを思い出します。
セオドラの部屋のドアを誰かが激しく叩き、続き部屋から駆けつけたエレノアがドアを開けると誰もいませんでした。
翌朝になるとエレノアはすっかり気分が良くなって邸から出たくないと感じ、優しく接してくれる博士に次第に惹かれて行きます。
しかし、廊下の壁にチョークで“助けてエレノア、家へ帰って”と落書きされているのが見つかり、セオドラから「霊があなたを選んだのか、あなたが自分で書いたんじゃない?そんなに目立ちたいの」と言われます。
温室で石像を見つけたセオドラは、像をこの邸を建てたヒュー・クレーンと2人の妻と娘のアビゲイル、そしてアビゲイルの介護をしていた村娘に見立てます。

【転】- たたり(1963年)のあらすじ3

ヒュー・クレーンの死後、遺された一人娘のアビゲイルは邸の保育室から出ることなく老いて死にました。
介護人の村娘は死の直前アビゲイルが助けを求めて壁を叩いた時男と逢引きしていて無視し、アビゲイルの死後邸を相続しましたが図書室の螺旋階段から首を吊って死にました。
博士はアビゲイルが一生を過ごした保育室の前だけが異常に温度が下がっているのを発見します。
その夜エレノアとセオドラは一緒のベッドで寝ますが、夜中に壁の中から嗤い声を聞いたエレノアはセオドラに「手を握って」と言います。
手がきつく握られるのを感じ、耐え切れずに叫ぶとベッドではなくカウチに寝ていて傍には誰もいません。
たった今まで手を握っていたのは誰なのか?
エレノアは博士に「母が死んだ夜、壁を叩いて呼んでいたのに行かなかった。姉は私が母を殺したと責めた」と告白し、慰められてますます博士に想いを募らせます。
そして父親から愛情を与えられなかった幼いアビゲイルに同情すると同時に、老いたアビゲイルを見殺しにした介護人と自分を重ねて罪悪感に苛まれます。

【結】- たたり(1963年)のあらすじ4

博士の妻のグレイスが「馬鹿げた研究をやめさせる」と乗り込んで来ます。
妻の存在にショックを受けたエレノアはグレイスに開かずの間となっている保育室のことを教え、グレイスは皆が止めるのも聞かず保育室に泊まります。
その夜、邸の中をドーン、ドーンという怪音が駆け巡り、ドアが生き物のように膨れ、保育室からグレイスが消えます。
エレノアは図書館の老朽化してグラグラになった螺旋階段を夢遊病のように登り、その頂上の横の跳ね上げ戸の中に埃だらけのグレイスの顔を一瞬見ます。
エレノアは「この邸にずっと居たい」と言いますが、博士は情緒不安定な彼女を強制的に返すことにして車に乗せます。
エレノアは門に向かう途中で飛び出してきたグレイスを避けようとして大木に激突して命を落しますが、奇しくもその場所はクレーンの最初の妻が事故死した所でした。
グレイスは邸の中で迷っているうちにここにいたと言います。
エレノアの死を悼む博士にセオドラは言います。
「エレノアは帰る家もなく、邸に残りたがっていた。邸を自分のものにできて喜んでいるわ」

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