「ほんとにあった!呪いのビデオTHEMOVIE」のネタバレあらすじ結末

ほんとにあった! 呪いのビデオ~THE MOVIE~の紹介:2016年にはついに本編だけでも67巻となり継続中の人気シリーズ「ほんとにあった! 呪いのビデオ」の2003年に公開された劇場版第1弾。路上で突然死した男性が最期に見た”見た者に災いが降りかかるビデオ”。それに関わった人々をスタッフが追跡取材し辿り着いた”死の真相”とは。製作は張江肇、鈴木ワタル、プロデューサーは木谷奈津子、大橋孝史、音楽はD.R.A、構成・演出は「ノロイ」「オカルト」の白石晃士、演出補は横田直幸、若狭朋宏。ナレーションは中村義洋。

予告動画

ほんとにあった!呪いのビデオTHEMOVIEの主な出演者

スタッフ/インタビュー(白石晃士)、ビデオに関わった人々

ほんとにあった!呪いのビデオTHEMOVIEのネタバレあらすじ

【起】- ほんとにあった!呪いのビデオTHEMOVIEのあらすじ1

「呪いのビデオ製作委員会は、1999年の発足以来、不可解な映像を一般の人々から募集し、検証を行ってきた。『ほんとにあった呪いのビデオ』は、実際に送られて来た投稿映像と、その検証の過程を収めたドキュメントシリーズである」と字幕とナレーションが入ります。

2002年7月22日朝。高架下と工事現場の間の細い路地で原英俊の遺体が発見されました。第一発見者は夜勤明けの警備員の中年男性で、遺体は両手を胸に当て、苦しげな様子だったと語ります。
その30分前。原の同僚が路地の入口にぼんやりと立つ彼を目撃していました。同僚男性は「遅刻するぞ」と声を掛け、「すぐ行きます」と軽い調子で答えたものの、来る様子が無かったため出勤、勤務中に病院から知らせが入り驚いたと語ります。
前日の夜。原の彼女は、彼は前日、彼女のアパートで過ごし、特に変わった様子も無く夕飯を食べ、朝、朝食を食べて出かけたと話します。
前々日の夜。原が大学時代の友人とビデオを見ている最中に異変があり、その様子を撮影したビデオ映像こそが、この一件の発端となる投稿ビデオでした。

【承】- ほんとにあった!呪いのビデオTHEMOVIEのあらすじ2

投稿者は原の大学サークルからの友人菅沼武彦で、遺体発見の3日前の夜、心霊や怪奇現象が好きな菅沼は「ほんとにあった!呪いのビデオ」シリーズの第2巻を持ち込み、友人4人で見ていたというのです。
が、その中の1本「作業服の男」は、”見た者全員に災いが降りかかる”と言う映像で、「ほんとにあった!呪いのビデオ」シリーズプロデューサー大橋孝史によれば、掲載に当たってスタッフが検証したところ、投稿者の吉田久美子はビデオを見ておらず、撮影者野田覚は失踪、見た人間は目が悪くなる、事故に遭うなどしたため、”問題の映像”だけを巻末に収録、視聴は閲覧者の選択に委ねる形での掲載となった作品でした。

今回の投稿映像は、平井勝也が撮影したもので、場所は酒も進み話が弾むアパートの一室、投稿者の菅沼の隣には原が座り、その後ろに小型のTV、本棚の前に西川、そしてドア側に撮影者の平井がいる、計4人での宅飲みの様子でした。
ビデオを持ち込んだ菅沼は心霊話を信じるタイプのため、”問題の映像”を避け1人部屋を出たものの、原は信じないタイプで見ると言って残り、平井は原を撮影しながら西川と話し2人は画面を見ていなかったのだとか。つまり、”問題の映像”を見たのは亡くなった原1人だけだったのです。
が、菅沼が原に問題の映像が終わったと言われ部屋に戻る際、ラップ音がしたというのです。それは投稿ビデオにも残っており、部屋にいた3人も聞き、菅沼と平井は家鳴りの音ではなかったと話します。

”問題の映像”の反響は大きく、見た人からの数々の不調や事故の報告が相次ぎ、制作の中村義洋も、体調を崩し完成後原因不明の高熱が続いたと話します。
また、後に「ほんとにあった!呪いのビデオ~Special1」に収録された追跡取材(「続・作業服の男」)では、”問題の映像”の作業服の男が喋った、声が聞こえたとの意見が寄せられたため、ビデオが撮影された電車沿線を取材、付近では40年前にトンネルの落盤事故が発生、8人が生き埋めとなり、ビデオの”作業服の男”と面立ちの似た作業員が亡くなった事が明らかとなります。当時現場にいた証言者は、彼は救出された時点ではまだ呻き声をあげ息があったと話します。
また、その頃、投稿者の吉田久美子は音信不通となり、失踪した撮影者野田の弟は身体を壊して入院しており、プロデューサー大橋は数々の災いにビデオが何らかの影響は及ぼしていると思うと語ります。

原は原因不明の突然死とされました。撮影者の平井は突然死はよくあることで、ビデオとは無関係だと言いますが、菅沼はラップ音などを含めビデオを見た原1人が死亡したことでビデオが原因だったと話し、2人ともそのビデオはもう見たくないと語ります。
ここで、問題の映像、「ほんとにあった!呪いのビデオ 2」の「作業服の男」が挿入されますが、「このあと、問題の映像をお見せします ご覧になるかどうかは、あなたの自由です ご覧になりたくない方は、目を閉じて下さい」と警告が入ります。
それは電車のボックスシートで話す吉田久美子を野田覚が撮影した映像で、2人が楽しそうに会話する中、吉田の背後の車窓に、誰もいなかったはずの反対の列のボックスシートに座る作業服の男が映り込んでいる映像でした。

【転】- ほんとにあった!呪いのビデオTHEMOVIEのあらすじ3

取材は新たな証言者を得て、さらなる展開を迎えます。
原と幼稚園時代からの幼なじみ新藤一夫は、高校時代、原から1本の妙なビデオを見せられたと言います。
それは、原が当時バイトをしていた喫茶店の店先で、店主女性が紙袋に入った古びたビデオを拾い、持ち主がわからず保管していた物でした。が、ある日、原が自分が見てみると持ち帰り、けっこう気持ち悪かったと言うので店主は見なかったと言います。
その後、原は新藤に件のビデオを貸し、大勢で見た新藤は怖いと言うより変なビデオだったと語ります。が、それを境に原は暗闇を異常に恐れ、声が聞こえる、何かがいる気がすると怯えるようになったと言うのです。
心霊ビデオに怯えるタイプでは無かったと言う大学時代の友人たちの証言は、原の彼女の証言で覆ります。彼はある日彼女に暗所恐怖症だと告白、かっこ悪いから周囲には内緒にしてと言われたというのです。

また、新藤は原のビデオを見た後、1週間ほど左足首に激痛があり、一緒に見た友人たちも体に不調があったと話します。
その友人のうち、京野裕介良子夫妻は、夫裕介がビデオを見た2、3日後から右首に皮膚炎を発症、妻良子は右首に赤い点が現れ、出血が止まらなかったと話します。また、古澤実はビデオを見た後、1週間の間に3度の貧血を起こし、中でも3度目の貧血では路上で意識を失い昏倒したものの医者では異常無しと言われたと語ります。
その後、件のビデオは原が受け取ろうとしないまま新藤の家にあり、その後、大学時代の彼女宅に持って行ったきり別れてしまったというのです。

スタッフが新藤の元カノ牧美代子に連絡を取ると、まだ自宅にあるが支障があって処分に困っていた、引き取ってもらいたいと言うため、スタッフは彼女の家に向かいます。
牧は、その日、友人3人と怖いビデオがあると盛り上がり、(彼女自身は初めて)件のビデオを友人3人と見て泊まった翌朝、友人のアサミが亡くなったというのです。それは原の突然死から、2か月が過ぎようとしていた頃でした。
異変に気付いたのは井出智子で、その朝、彼女がトイレから戻るとアサミの身体があり得ないほど不自然に捻じれているのに気づき、揺すって仰向けにしたところ、死んでいるようで悲鳴を挙げたと。牧たちは慌てて救急車を呼んだものの、アサミはすでに亡くなっていたそうです。

検死を担当した医師は、死因は窒息、原因は突然呼吸停止の発作に襲われたためと思われ、青壮年突然死症候群と診断したものの、女性の発症は非常に稀だと話します。牧も井出もその死に顔は苦悶に歪んだ恐ろしい表情だったと証言しています。
また、その場にいた滝田恵は、日中、見晴らしが良い土手沿いの十字路で記憶が突然飛び、道の真ん中で車に撥ねられそうになったと言い、ビデオを見た4、5日後であったことからビデオが原因だったのではと話します。
牧は、連続した数々の出来事から、ビデオを軽々に処分すれば再び災いが起きるのではと案じ、処分できず途方に暮れていたと言うのです。
スタッフが検死の担当医に原の死因も青壮年突然死症候群と思うかと聞くと、青壮年突然死症候群は主に睡眠中の発作が原因だが、路上で発症したケースも約13%あるため可能性はあると。けれど、呼吸停止の直接の原因はまだ完全には解明されていないと語ります。

【結】- ほんとにあった!呪いのビデオTHEMOVIEのあらすじ4

責任を感じた牧は、アサミの墓を参り、紙袋に入ったままのビデオテープをスタッフに委ねます。
問題のビデオは古く汚れて傷だらけのVHSビデオテープで、ラベルは全てカビと汚れで読み取れず、プラスチックの透明部分にもひびが入り欠けているものでした。
そのビデオを見た証言者たちは、口々にビデオの映像を語りますが、物語や設定は存在せず、全て曖昧で意味を成さず、不気味で恐ろしい印象の羅列のようにも聞こえます。

制作者も所有者も不明のそのビデオは、原の高校時代のアルバイト先の入口に置かれたビデオで、原は暗所恐怖症となり、幼なじみの新藤に貸し、数年後、別の”見たら呪われる”動画を見た翌々日に突然死。一方、ビデオは新藤を経て、牧に渡り一緒に見たアサミが死亡、その間何人もが体調不良や突然の発病、記憶の欠如、事故などに遭遇しているのです。
「このあと、問題の映像をお見せします ご覧になるかどうかは、あなたの自由です ご覧になりたくない方は、目を閉じて下さい」と警告が入り、「それでは、問題の映像をご覧いただこう」とナレーションが入ります。

モノクロのビデオノイズ。やがて、劣化したようなカラーになり、長期間放置されているかのような大きな廃工場のような屋内が映ります。カメラは右手に無数に並ぶ錆びついた作り付けのロッカーのような扉を、定点から撮影するアングルで、手前には柵のような物があり、地面には木切れや廃材が散乱しています。
再びノイズが走った後、カラー画面に戻ると、遠くで金属のような何かを繰り返し叩く音が鳴り続けています。が、その音はどこか狂気じみていて、取り憑かれたように何かを破壊する音のようにも聞こえます。
その間、並んだロッカーの奥の扉の1つがゆっくりと開き、その扉の奥の暗闇の中から、茫洋と佇んだ首の無い白い人影のようなモノが浮かび上がっていきます。
開いていくロッカーをアップにしたリプレイが2度続き、スタッフロールが流れ、最後に「本作をご覧になられた方は、お祓いを受けることをお勧め致します」と字幕が出ます。

みんなの感想

ライターの感想

本編中の台詞では「ほんとにあった!呪いのビデオ 2」の”問題映像”として語られる作品タイトルが「電車の窓に…」と表現されていますが、DVDでは「作業服の男」のタイトルで統一されているようなので、勝手ながら変更して書かせていただきました。
(「電車の窓に」と言うタイトルは本作の”問題映像”とは別物でVer.X:3に存在しているようです)
紹介される”問題のビデオ”はたった2本。しかも1本は既作の引用なので、賛否が凄まじく分かれる作品なのですが、最終的にたどり着く”問題のビデオ”のセンスが凄まじい(あくまでも私感ですが、”最後の問題映像”部分は、再見するのも夜は避けたい1本でした)。動画でお見せできないのが残念です。「ノロイ」「オカルト」がお好みの方は必見です。
ちなみに、若き日の無名の頃の白石監督が坊主っくりでインタビューしている姿も微笑ましい1本ですw

「ほんとにあった!呪いのビデオ 2」 (「作業服の男」前・後編) ※後編が”問題の映像”です。


「ほんとにあった!呪いのビデオ special 1」 (「続・作業服の男」) ※「作業服の男」の追跡取材です。


本作はこちらにも収録されています。
「ほんとにあった!呪いのビデオ パーフェクト DVD-BOX3」
(シリーズVol.17~25、映画版(THE MOVIE)1&2、リング編、戦慄投稿BEST20を収めた13枚組のDVD-BOX)

映画の感想を投稿する

映画「ほんとにあった!呪いのビデオTHEMOVIE」の商品はこちら