「ほんとにあった!呪いのビデオ Ver.X」のネタバレあらすじ結末

ほんとにあった!呪いのビデオ Ver.Xの紹介:一般から投稿された不可思議な映像を紹介、検証するドキュメンタリー風のオリジナルビデオ「ほんとにあった!呪いのビデオ」シリーズの派生作品で、2001年にリリースされた「ほんとにあった!呪いのビデオ Ver.X」シリーズ第1作。投稿者が自分には言えると主張する「見えない霊」、ねつ造作品に映り込んだ不気味な声「偽ビデオ」、失踪者が相次ぐ「砂嵐」など8本を紹介する。構成は九重勇次朗。ナレ―ションは宮川宏司。

ほんとにあった!呪いのビデオ Ver.Xの主な出演者

プロデューサー/大橋孝史、スタッフ/佐々木直也、清水直子、菊竹慶治、湯河圭太など。ナレーション/宮川宏司

ほんとにあった!呪いのビデオ Ver.Xのネタバレあらすじ

【起】- ほんとにあった!呪いのビデオ Ver.Xのあらすじ1

◆「見えない霊」
「~呪いのビデオ2」で、修学旅行先の旅館で落下する光が映ったと言う「窓の外を落下する光」を見た投稿者川島悠から、画面左側の女子高生の背後の格子に、軍服姿の男が映っているので検証して欲しいと言う投稿が届きますが、プロデューサー大橋、スタッフの菊竹、清水らには確認できず、川島を呼んで結果を伝えます。
彼は納得せず、画面左端の格子窓を差し具体的に説明するもののやはり見えず、そこで霊媒師の中田節子を呼び再び検証しますが、彼女にも「確認できない」「格子裏のガラスの反射では?」と言われます。
それでも川島は納得せず、霊媒師は一般には見えないモノ、映ってないモノでも自分には見えると言うじゃないか、”ある人にしか見えない霊”もあるのでは?と言い張ります。
中田は確かに自分にしか見えない場合も多々あるが「~落下する光」に関しては、見えないから見えないと言ってるだけ、嘘は言えないと言い、(霊媒師を名乗る以上)「見えないからわかりません」とは言えないのでは?と冷笑する川島に苦笑し、「ならばあなたが(霊能者を)なされば」と退席し、別室のインタビューでは、ああいった方には何度も会った事がある、霊(能力)への憧れなのでは?と語ります。
一方川島は、中田は見えないモノを信じたくないだけ、万が一自分の過去に何か関連があって見えたとしても、霊媒師なら見えるはず、次はもっと(腕の)いい霊媒師を呼んで欲しいと笑い、去って行きます。
※「~呪いのビデオ2」「窓の外を落下する光」の映像が入り、川島の示した左側の格子窓がアップになります。

◆「人身事故」
高校の同窓生4人での北海道旅行の出発駅で撮影された不可解な映像。
映像はミニDVビデオテープで、投稿者の山崎絵津子は、撮影時には気づかなかったが、旅行後の上映会の際、メンバーの数山真美子が気づいて騒ぎになった、変事は無いが、祟りか呪いなら次は自分の番かもと明るく話します。
一方、数山はその後、仕事中腹痛で救急搬送されストレスだろうと言われたと言い、杉本洋子は原因不明の炎症で目が充血して腫れたと言い、眼帯を着けていました。
一方、撮影者の堀中あやめは、2人とも神経質だからと苦笑し、私は変わりないし気にしてないと笑います。
菊竹らスタッフは、撮影場所の駅のホームで現場検証し、駅員らへの聞き込みから、かつて男性がホームに突き落とされた死亡事故があったとつきとめますが、ビデオとの関係は不明でした。
問題の映像は、3人がはしゃぎながら電車に乗り込む寸前、その足元の隙間にぼんやりと白く、崩れた男性と思しき顔が浮かんでいるモノでした。

【承】- ほんとにあった!呪いのビデオ Ver.Xのあらすじ2

◆「消えた腕」
問題の映像はHi8の8㎜ビデオテープで、投稿者の山原美香(仮名)が、小学1年の息子良輔が妹や大勢の友だちと公園で遊ぶ様子を撮ったもので、遊具に座る友だちのみおの腕が消えています。
その数日後、みおは自転車に撥ねられ左腕にヒビが入るケガを負いますが、事故の前日、良輔がみおの左腕がポロリと取れる夢を見たと言うのです。
また後日、彼女から息子が自分の右足が無い夢を見たと不安げな連絡があります。
それはキッチンで朝食を作る美香に右足が無く、良輔が足どうしたの?と聞くと全然変わってないよと言われる夢でしたが、みおの件以外、予知夢などの経験は無いそうです。スタッフは美香に1日密着取材しますが、特に変わった様子はありませんでした。
一方スタッフの菊竹は、居間のソファでの取材中、ガラスに反射した親子の後姿の中の、母親の肩から上だけが欠けている事に気づき、美香に連絡しますが、頭部に異常は無いと言われます。
しかしその1週間後、彼女が駅の階段で落ち、頭を6針も縫う大ケガをしたという連絡が来ます。

◆「偽ビデオ」
スタッフは、とある温泉地で撮った映像の中に女の声で「殺す」と聞こえると言う、投稿者で撮影者の米田信吾と熊みゆきに話を聞きます。
彼らは、映像は2人で撮影し他の人には言ってないと言い、異変もないそうですが、たまたま屋台の人から、昔不倫関係の男女が無理心中を図り、女性だけが死亡、その後しばしば女の霊が目撃されるようになったと言う噂を聞いたと話します。
問題映像はVHSテープ、雑木林で笹の葉を持ってはしゃぐみゆきを、米田が撮影するうち「殺して…」と微かな女性の声が入っていると言う短いもので、スタッフは現地で聞き込みをしますが、心中事件の過去も噂も無く、みゆきに現地で事情を聞くことに。
彼女は、現在米田が事故に遭い、命に別状はないが集中治療室に入ってると言いつつも、取材に応じます。

撮影場所は町外れの雑木林で、彼女は映像と同じ大木の根元に立って詳しく状況を説明しますが、その後役場で、心中は無いが自殺はあった、場所はまさしくその大木の根元だと言われ大木まで戻る事に。
けれど携帯を見た彼女は、気になる事があって急用なので帰りたい、友だちが目がおかしくなって…と口ごもるうち、実は撮影していたのは2人ではなく3人だったと打ち明け謝ります。
スタッフは彼女と共に3人目の女性Sの部屋に行き事情を聞きますが、Sは今朝方不気味な男の声で目が覚め、右眼に痛みがあって今もよく見えないと話します。
けれどその最中、映像がねつ造では?と疑念を持ったスタッフに問い詰められた2人は、女の声はSの声だと認め、マスターテープを彼女のビデオカメラで再生して見せます。

映像はいわゆるメイキング映像で、Sの声のすぐ後にはっきりと男の苦しげな呻き声が入っていて、スタッフが何度も再生するうちみゆきは泣き出し、Sは怯えて男の声に関してはわかんない、テープはあげますから帰って!と追い出されます。
スタッフは、多分男性であろう第4の人物の存在を疑い再度S宅に行きますが、2人は怯えきっていて、別の男なんていない!信じてください!と言われ追い返されます。
数日後、Sが路上で取材に応じ、みゆきはあの後、当て逃げ事故に遭ったと言い、彼女自身部屋の電気が消えたり、変な声が聞こえる気がして、怖いけれど深く考えないようにしてると話します。
その後、スタッフがマスターテープを検証したところ、川辺で話すみゆきとSの背後の雑木林に、獣のような横顔が浮かび上がっていました。

【転】- ほんとにあった!呪いのビデオ Ver.Xのあらすじ3

◆「車」
投稿者井上聡が、車に妻と幼い娘の結菜を乗せ、実家に向かう途中の車内の映像に映り込んだ不可思議なモノ。問題の映像は、ハンディカメラ用の小型のビデオテープに録画された1~2分の短いモノです。
その映像が撮られた直後、井上は通勤途中に意識が飛び、交差点のガードレールに激突、その映像が原因ではと思い投稿したそうです。
またその車は、以前からオートマなのにエンストしたりと異常が多かったため、事故後に同じ車種の中古車に買い替えたそうですが、2台目の車も住宅街の路上で大型ワゴンとすれ違いざま、側溝に落ちる事故を起こし、現在は車を所有していないのだとか。
問題の映像は、井上が運転席、妻が助手席でビデオを撮影、後部座席にはチャイルドシートに眠そうな結菜が座っているという状況で、運転席の彼、後部座席の結菜を順に映す短いモノで、正面のバックミラー、運転席側の天井、そしてチャイルドシートの結菜のすぐ脇と、合計3体の不気味な顔が映り込んでいます。

◆「8ミリフィルム」
青森の骨董屋で買った8㎜カメラに残された撮影者不明の8㎜フィルムの不可解な映像。
投稿者桑野研二は、そのカメラを購入した時には映写機が無く、引っ越しなどがあったためすぐには見れず、最近映写機を購入し、1回目には気づかなかったが、2回目に横になって見ていた時に気づいたと話します。
問題の映像は、かなり古く音声は無く、子供や赤ん坊を背負った駄菓子屋の老女、寝たきりの老人、ホテルらしき玄関の雪景色など脈絡が無いモノで、一瞬若い男性らしき撮影者が鏡に映り、走る車から雪景色の街路となった直後に画面全体がぼやけ、画面いっぱいに横向きの顔がかなり鮮明に映り込んでいます。フィルムはぼやけたまま、暗い風景となり途切れます。

◆「うめき声」
とある団地に住む水橋夫妻から、一通の投稿が届きます。
それは、ある日、5歳の息子光基が4歳の妹るかが寝言を言っていると言い出し、夫婦で眠る子供たちを見ていたところ、突然るかが不気味なうめき声を上げ、大人の女の声で何事か喋り出した、内容は聞き取れず本人も全く覚えていないようだ、解明して欲しいという内容でした。
夫妻はそのうめき声はたとえようが無く不気味で、娘の声ではない事だけは確かだと困り果て、子供たちも無邪気にインタビューに応えますが進展は無く、スタッフは夫妻の許可を得て、眠る子供たちを撮影する事に。
夜11時前から深夜まで、子供たちはあまり寝返りもせず静かに眠っています。が、午前1時47分、突然地の底から響くようなクリーピーで不気味なうなり声が始まります。
画面は父親に抱かれカメラを見つめる、愛くるしいるかの顔に変わり、終わります。

【結】- ほんとにあった!呪いのビデオ Ver.Xのあらすじ4

◆「砂嵐」
「1人の男性が姿をくらました」…失踪した男性は清水誠。
投稿者の田山正平は、1月15日の電話が最後でその後、何度も連絡をしたが不通だと話します。
清水は電話で、ある番組の終了後に映る砂嵐の中に何かがいる、君にも見て欲しいとひどく怯えていたそうで、田山自身は清水が録ったという砂嵐の映像は見ておらず、その1週間後、同じ番組の終了後の砂嵐を録画したと言うビデオを見せますが、スタッフにも彼自身にもただの砂嵐にしか見えませんでした。
スタッフは清水の実家に行き、初老の両親に事情を聞きます。両親は田山の事も砂嵐の件も知らず暗い顔で話を聞き、母親は、息子は口数が少なくいつも2階でビデオを見ているような子だったからと話します。
彼がふらりと出掛けたのが1月18日、家族が25日に捜索願を出してからすでに1ヶ月近くが経っており、彼の自室の小型テレビの周囲や棚にはたくさんの生テープや映画のビデオがありましたが、砂嵐を録ったものは見つかりませんでした。

母親は、普段から自室はいじるなときつく言われていたため、数日後ようやく部屋に入り、本棚に入れっぱなしだった古いアルバムがベッドの上にあるのを見て、不思議に思ったそうです。
そのアルバムは彼の幼い頃からの写真集で、スタッフと共に眺めていた母親が、ふいに彼が小学校3年の時に住んでいた静岡での写真が無くなっている事に気づきます。彼が飼っていたハムスターのよっちゃんも、彼の失踪以来元気がないそうです。
スタッフは深夜、母親立会いのもと、清水のビデオで件の砂嵐を録画しますが、特に異変を感じる事はありませんでした。
また残されていた清水の携帯電話から、失踪直前、彼が田山以外の3人にも電話をしていた事が判明します。

清水の昔のバイト仲間だった平誠二への発信履歴は1月12日0:17。
寝ていた彼は2回目に電話を取り、ビデオを見てたら砂嵐の中に幽霊かなんかが出た、一緒に見てくれと言われたが、冗談だと思い、翌日の仕事も早かったため切った、その後連絡はないと話します。
清水の同僚、富樫純への発信履歴は1月11日23:14。
富樫は、砂嵐の中に霊が映った、一緒に見て欲しいと言われ、何度か断ったが、普段大人しい清水の熱心さに押され、16日に清水の自宅に行き一緒に見た、自分には見えなかったが清水は画面の左に老人の霊が見えると怯えていたと話します。
スタッフは富樫を制作室に招き、彼らが清水家で録画した砂嵐、田山が録画した砂嵐の順に見せたところ、田山のビデオにのみ、低い男のうめき声が入っている事が判明します。
そこでスタッフは「見えない霊」の川島を呼び、検証してもらったところ、小学生くらいの頭が欠けた少年が映っていると言い、映っている場所を示し似顔絵を描きます。
3人目は清水の彼女、井口礼子で、発信履歴は1月11日22:22。
彼女は、無くなった写真を憶えていて、小学生の頃、清水たちが”幽霊屋敷”と呼んでいた廃屋の写真だったと話します。

スタッフは母親から清水家の当時の住所を聞き、静岡県S市で聞き込みを開始、当時の同級生から、”基地”で遊んだ記憶がある、清水が「谷井」という子と仲が良かったと聞き、谷井に電話しますが留守電になっていて繋がりません。
また清水の出身小学校では、当時の担任から、昔、近所の廃屋のようなところで老人が死んでいた事件があったが、場所も定かではなく、そこが清水と谷井の”基地”なのかは解らないと言われます。
またその頃、東京のスタッフから、富樫が42度の高熱で倒れたと連絡があります。

スタッフは現地の図書館で当時の新聞を調べ、廃屋から男性の白骨死体が出た事件をつきとめ、記事にあった廃屋らしきものを探し当て内部に侵入、撮影します。
そこは、広い屋敷のような建物でしたが、完全に荒れ果て足の踏み場もない有様で、1階広間の仏壇には遺影が放置され、2階には腐ったような臭いが立ち込めていて、庭に捨てられていた8本のビデオテープを持ち帰りますが、再生不可能でした。
また、管理人の立会いのもと谷井のアパートを捜索、部屋は片付いていて、オーディオ類の主電源は生きていましたが、蛍光灯は玄関以外の全てが切れていました。スタッフはそこで1本のテープを発見し、彼のビデオで再生し砂嵐の録画だと判明します。
また、部屋に2組の布団が敷かれたままになっていて、清水が失踪直前、この部屋に来たのでは?と推測します。

スタッフからいきさつを聞いた清水の両親は疲れ切った表情で、今は万策尽き警察に任せているだけだが、息子がこの取材のビデオを見て戻ってくれればと語っていました。
また後日、川島にインタビューしたところ、あの日、見えている(小学生の)霊は悪いモノではないと言ったが、実は心当たりがあると口ごもり、自分を苛めていたグループの1人で、交通事故で頭部を轢かれ亡くなった子に似ている、当時「殺してやろう」という強く思っていたため、あの場では言えなかったと打ち明けます。

「砂嵐には何が見えるのだろうか?…解った事は全ての人に霊が確認できるわけではないらしい。もし、あなたが霊を見たなら、それはあなた自身の怨念と関係があるのかもしれない…」
田山が録画した砂嵐、スタッフが清水宅で録画した砂嵐、谷井の部屋で発見されたテープの砂嵐の順で、映像が流れます。
スタッフロールの中、清水の部屋の全景、ハムスターのよっちゃんの映像が流れ、清水誠の捜索願いが出ます。
「身長約165㎝、体重約75㎏の中肉中背、年齢28歳、右肘に10㎝ほどの火傷痕、お心当たりの方は『呪いのビデオ製作委員会』までご連絡を」…。
その直後、谷井のアパートの管理人から、谷井が事故で長野の病院に入院していると連絡が入ります。
スタッフは急遽病院に駆けつけますが、集中治療室にいて面会謝絶だったため回復を待つことに。
(続編「ほんとにあった!呪いのビデオ Ver.X2」に続く)

みんなの感想

ライターの感想

「~呪いのビデオ」本編や「~Special」版とはスタッフもナレーションも違い、また違った趣の派生シリーズです。曖昧なオチなどに焦れる前半に比べ、最後の「砂嵐」の追跡取材や余韻、「見えない霊」の川島の絡ませ方などはなかなかのもので、続編の「ほんとにあった!呪いのビデオ Ver.X2」が楽しみです。ちなみに私は田山の砂嵐にアップで目を伏せた感じの人の顔が見える気がしました。見覚えや心当たりはありませんが。
”砂嵐”とは、アナログ放送時代、番組終了後に流れていた正式名称”スノーノイズ”と言うもので、夜中ふと消し忘れたTVに映っているそれに見入ってしまうなど不可思議な引力があり、往年の名作「ビデオドローム」「ポルターガイスト」等にも効果的に登場し、数々の都市伝説の元となっている現象です。そうかー…最近見ないなーと思ってたら、知らないうちに無くなっちゃってたのね(寂)

●本作内で引用されている作品
*「ほんとにあった!呪いのビデオ2」(「窓の外を落下する光」収録)


*「ほんとにあった!呪いのビデオSpecial」(霊媒師中田節子大奮闘の1本)


※本作は「ほんとにあった!呪いのビデオ パーフェクトBOX2」にも収録されています。
(シリーズVol.9~16、バージョンX1~4までを収めた13枚組のDVD-BOX)

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