「ほんとにあった!呪いのビデオ Ver.X2」のネタバレあらすじ結末

ほんとにあった!呪いのビデオ Ver.X2の紹介:一般から投稿された不可思議な映像を紹介、検証するドキュメンタリー風のオリジナルビデオ「ほんとにあった!呪いのビデオ」シリーズの派生作品で、2001年にリリースされた「ほんとにあった!呪いのビデオ Ver.X」シリーズ第2作。第1作で取り上げられた「砂嵐」の完結編、東京湾に浮かぶ浮標で撮影された怪異「東京湾」など5本を紹介する。構成は九重勇次朗。ナレ―ションは「~呪いのビデオ」シリーズ初期にお馴染みだった高橋眞三樹。

ほんとにあった!呪いのビデオ Ver.X2の主な出演者

プロデューサー/大橋孝史、スタッフ/菊竹慶治、清水直子、佐々木直也、岡元太など。ナレーション/高橋眞三樹

ほんとにあった!呪いのビデオ Ver.X2のネタバレあらすじ

【起】- ほんとにあった!呪いのビデオ Ver.X2のあらすじ1

◆「続・砂嵐」(※前編)
「ほんとにあった!呪いのビデオ Ver.X」の「砂嵐」で紹介した、28歳男性清水誠の不可解な失踪事件の続編です。
彼は、深夜番組の終了後の砂嵐に霊が見えると4人の知人に訴えた後、謎の失踪を遂げ、その足取りは、彼が昔住んでいた静岡の小学時代の友人、谷井克己という男性宅で途切れていますが、彼もまた失踪していました。
砂嵐の映像は、清水の友人で投稿者の田山正平が自宅で一週間後に録画したもの、スタッフが清水の実家で録画したもの、失踪した谷井の部屋で発見されたビデオに録画されていたものの3本。
田山の砂嵐に関しては、本人とスタッフが低い男のうめき声らしきものを確認した後、田山は高熱で倒れ、また前作の「見えない霊」で”(霊媒師でなくとも)特定の人にだけ見える霊”も有るはずと主張していた投稿者川島悠に判定を依頼したところ、”頭の欠けた小学生”が見えると証言しますが、後に、それは昔、彼を苛めていた1人で、彼が殺意を抱いた(呪った)結果なのか、事故で頭部を轢かれて死亡した子だと吐露、彼自身の暗部を露呈する結果となります。

また、清水のアルバムから、彼が静岡県S市に住んでいた小学時代、”幽霊屋敷”と呼び”基地(遊び場)”にしていた廃屋の写真が消えていて、現地調査でその廃屋をつきとめ写真撮影し、8本のビデオテープを持ち帰りますが、映像に異常は無くビデオも再生不可能でした。
前作では、そこに谷井のアパートの管理人から、彼が長野の病院に入院していると言う情報が入った所で終わっています。

谷井は長野県某総合病院の集中治療室に入院中で、意識不明の重症のため面会謝絶でしたが、スタッフは彼の家族から、彼は長野の山中で事故に遭い、所持品にビデオは無かったと聞き、事故の第一発見者から事情を聞く事に。
現場は長野の山奥の小道で、発見時、車内には谷井のみ、小道周辺には小規模な古い墓地以外の目標物がない事を確認します。それは古い共同墓地で霊が出るという噂がありました。
スタッフはその墓地にライトと定点カメラを設置、深夜1:19にもやりとした白煙のようなモノが画面左上に浮かぶ映像を捉えます。
またその墓地を管理する寺では、谷井家の墓は無く、清水家の墓は別な場所だと言われ、谷井がなぜあの場所に行ったのかがどうしてもわかりません。
そこでスタッフは再び静岡に戻り、2人の出身小学校の教師から、当時2人の担任だった岡村先生が長野県S市の出身で、10年ほど前に退職し実家の長野に引き上げ、昨年の夏に亡くなりS市で葬儀があったという情報を得て、あの墓地は岡村先生の墓だと確信しますが、彼と岡村先生の繋がりやビデオとの関係も不明のままです。(※後編に続く)

【承】- ほんとにあった!呪いのビデオ Ver.X2のあらすじ2

◆「喧嘩」
投稿者国弘一成が参加した都心の某レストランでの結婚式の2次会はにぎやかに幕を閉じ、彼はビルの出口で夜の街へとくり出す皆の様子を撮影していました。が突然、普段温和な友人が豹変し、見知らぬ若者グループと激しいケンカになり、その背中に人の顔らしきモノが映ったそうです。友人はその後、大ケガをし現在も入院中なのだとか。
問題の映像は、皆が上機嫌でおどける中、突然表から激しい罵声が響き、ビデオを持って駆け付けた彼も撮るんじゃねぇ!と怒鳴られ、画面は揺れもみくちゃになります。
その暴れる背中に、ギロリと眼を剥いた人の横顔らしきモノが映り込んでいます。

◆「双子」
双子のミュージシャン”サスケ”の兄大垣勝正と弟隆正から、花見の席で撮ったビデオに不可思議なモノが映ったので検証して欲しいとの投稿があります。
それは満開の桜の木の枝に浮かぶ”猫”としか言いようの無いモノで、以来弟は体調を崩し、兄もどんよりした気分が続いており、双子だから影響を受けているのかもと話します。撮影場所はとある公園の池のほとりの桜の木の下で、偶然その場所だけが空いてたのだとか。
その取材から8日後、勝正から弟がギランバレー症候群だったとの知らせを受け、スタッフはT南総合病院に行き、神経内科医齋藤豊に詳しい話を聞きます。それは風邪に似た症状から始まり、やがて両手足が痺れ、全身麻痺に至る難病だそうで、「ビデオに映った猫の霊が病気を起こさせたとでも言うのだろうか」とナレーションが入ります。
問題の映像は、賑やかな花見の夜、大勢の花見客の中で、陽気にギターを弾き歌を歌い盛り上がるサスケの2人と仲間たちの映像の中、弟隆正のすぐ左、背後の桜の木の枝の中に、ゆったりと身を横たえた猫の姿が映り込んでいるモノでした。

◆「エレベーター」
都内某ビルの管理人茨田慎太郎から、エレベーターの監視カメラに不可解なモノが映ったとの投稿があります。
そのエレベーターは小型の物で、緊急電話でエレベーターが止まったと言われた彼は急ぎ業者に連絡したものの、1、2分で動き出したと話します。問題の映像には閉じ込められた女性の他、箱の奥の壁に白い人影が映っているそうです。
閉じ込められた女性宮久保祐紀は、時間は午後3時過ぎ、乗った途端に吐き気がしてエレベーターが停止、緊急電話で管理人と話した直後に電気が消えたがすぐ復活し、脱出した後も気分が優れず嘔吐したと話します。
またビル建設に携わった元作業員谷口からは、建設中の事故は無かったが溶鉄工場などでの火傷程度ならあったかもと言われ、熔鉄工場の元作業員Tの話を聞くことに。
Tは、その仕事の際には事故は無かったが、溶鉱炉に人間が落ちた場合、一瞬で人体は燃え尽き後には何も残らないそうで、事故があっても報告はするが作業は続くとの証言を得ます。
問題の映像は、宮久保が乗って間もなくエレベーターが止まり、緊急用のマイクに向かって何某か話した後、箱の電気が消え画面が暗転、数秒後蛍光灯が瞬いて電気が点き、エレベーターが動き出し彼女が出て行くまでの無音の映像ですが、灯りが戻る寸前、彼女の背後の壁に、異様に長い骸骨のような白い頭部らしきモノが映っています。

【転】- ほんとにあった!呪いのビデオ Ver.X2のあらすじ3

◆「東京湾」
プロデューサー大橋孝史の友人で潜水士の北村章司(仮名)が、東京湾で奇妙な体験をしたと聞き、大橋立会いのもと、話を聞くことに。
浮標とは、船の航路を示す大きなブイのようなもので、彼は、東京湾内にあるその浮標の点検に行った際、奇妙なモノを目撃したと話しますが、いわくがあるかはわからないと話します。
スタッフが現場周辺で聞き込みをしたところ、付近に住む初老の男性から、あの場所は湾の出口のため船舶事故や飛び込み自殺が多く、捜索も難航しがちで、腐乱した遺体が浮上する場所でもあるという証言を得ます。
大橋は早速北村に連絡、浮標周辺の水中撮影の準備に掛かります。
北村が手配した作業船には、大橋、菊竹、清水らと撮影スタッフが乗り込み、海上に浮かぶ浮標のすぐ脇に停留、潜るのは北村と大橋の2名、水中カメラやライトなど大掛かりな機材も導入されます。

1回目の潜水では、海中の視界が悪く問題の場所まで到達できず、映像にも異変はありませんでしたが、その映像を北村が解説、大橋やスタッフに浮標各部の役割や問題の場所に関して具体的にイメージさせます。
2回目の潜水では、ようやく問題の箇所、浮標下の大量に貝が貼りついている部分の撮影に成功しますが、大橋に異変が起き中断されます。
彼は何とか船に上がりますが「急に下に引っ張られた」と言うばかりで、顔色を失ってふらつき、嘔吐し、やむなく撮影は断念することに。
陽が翳り港に戻った頃、大橋はようやく映像を確認できるまでに回復、2度目の潜水の画面を指差し、このくぼみの奥に何かあったと言い、菊竹の肩を掴み「足とかだけじゃない、こうやって全身、ガッ!って引っ張られ、引きずられる感じがした」と話します。
問題の映像では、太い鉄の鎖に繋がれ、大量に貝が付着した一種不気味にも見える浮標の真下の部分をカメラが舐めていくうち、貼りついた貝の表面に、こちらをじっと見つめる人の顔らしきモノが映り込んでいました。
「これは東京湾に沈む、無数の死体の怨念だろうか?」とナレーションが入ります。

【結】- ほんとにあった!呪いのビデオ Ver.X2のあらすじ4

◆「続・砂嵐」(※後編)
長野県某総合病院に入院していた谷井の意識が戻り、ようやく短時間の面会が許されます。
谷井は、片腕にギプス、額に青痣の痛々しい姿で朦朧としながらも、ポツリポツリと質問に応じます。
彼によれば、ある日突然清水から砂嵐のビデオが送られてきて、何か見えたか?と聞かれ、見えなかったと言うと、清水が静岡までやってきて再び砂嵐のビデオを見せられた、それには人の顔が見え、2人は岡村先生なのでは?という意見で一致したそうです。
けれど小学時代、2人は悪戯をして先生に叱られ、皆の前でホウキで殴られ「殺してやりたい」と思った事があり、その時偶然見つけたわら人形を釘で刺し”呪い”をかけた事を思い出し、岡村先生の実家に連絡したところ、昨年亡くなったと聞いたそうで、一度墓参りに行こうと2人で出掛けたところで事故に遭ったと話します。
出発時には、当然谷井と清水の2人が乗っていたわけですが、清水はいなかったと聞いた彼は、事故直前までは憶えているが事故後の記憶は無い、彼がどこに行ったかはわからない、ビデオもカバンに入れていたはずなのにと呟きます。

そこでスタッフは再び静岡に行き、谷井の実家で彼の事故当時の所持品を見せてもらいます。
けれどビデオは無く、事故車を引き取った業者からもビデオの件は聞いてないと言われ、やむなく長野に戻り廃車場で事故車を発見、助手席奥からビデオテープの残骸を発見します。
ビデオは、プラスチックのケース部分が真っ二つに破壊され、テープも剥き出しでかなり傷んでいましたが、幸い巻き切った状態で残っていたため、なんとか再生できる状態まで修復、砂嵐の映像である事を確認します。

※(字幕)「『おことわり』…このビデオカセットの砂嵐の映像は、谷井さんが事故に遭い、清水さんが失踪する原因となっている呪われた砂嵐の映像です。ご覧になると呪われる可能性があります。ただし当社は一切の責任を負いません」
砂嵐のみの1分10秒ほどの映像の中、後半の画面に数秒間、人の顔らしきモノが浮かんでいます。

みんなの感想

ライターの感想

「砂嵐」(「見えない霊」絡み)。巻が分れているのでちょっと判りにくいのですが、つまり前作の「見えない霊」の川島同様、清水と谷井は岡村先生を逆恨みし殺意を抱いた事から、砂嵐に先生の姿を見出し、事故に遭った(のかも)というオチなわけですが、説明不足や証拠不足が多々あり腑に落ちにくい作品かと。ただ問題はですよ、私はそう感じましたが、見る人が見れば、見えないモノが見えるかもしれません。そここそが本作のキモなのですから。
テープの修復シーンはそうそうと頷きつつ(笑)。あの頃は、ビデオでも音声テープでもダメになったとこを取り除いてメンディングテープで繋ぎ、デッキが噛みさえすれば再生できたんですよね。古き良きアナログ時代でした。
「東京湾」では水中カメラとライト導入、プロデューサー大橋孝史自らが水中撮影に挑むと言うがんばりを見せてくれてますが(かなり激しいリバースシーンがあるので食事中は要注意)、東京、静岡、長野を行ったり来たりで、移動距離がハンパない菊竹と清水(&撮影班)にも健闘賞をあげたいところです。

※本作は「ほんとにあった!呪いのビデオ パーフェクトBOX2」にも収録されています。
(シリーズVol.9~16、バージョンX1~4までを収めた13枚組のDVD-BOX)

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