「ほんとにあった!呪いのビデオ14」のネタバレあらすじ結末

ほんとにあった!呪いのビデオ14の紹介:一般から投稿された不可思議な映像を紹介、検証するドキュメンタリー風のオリジナルビデオで、2004年にリリースされた「ほんとにあった!呪いのビデオ」シリーズ第14作。「~Special5」の「日本人形」の続報、不可思議な老人の姿を捉えた「頭のおかしい老人」、廃ホテルに出現する寂しげな人影「ふたり…」などを紹介する。構成・演出は「自殺霊」の坂本一雪。ナレーションは中村義洋。

予告動画

ほんとにあった!呪いのビデオ14の主な出演者

撮影/坂本一雪、スタッフ/藤屋敷隆志、横内靖典など、元演出助手/江田広司、ナレーション/中村義洋

ほんとにあった!呪いのビデオ14のネタバレあらすじ

【起】- ほんとにあった!呪いのビデオ14のあらすじ1

*テロップ*「本作では、画面上にノイズが見える、異音が聞こえる等、不可解な箇所があるかもしれませんが、製品の異常ではありません」

◆「事故現場」
投稿者東京都船田雅司は、ある日の仕事帰り、雨のそぼ降る表通りを走る車の後部座席から、路上に倒れている人を見かけ、咄嗟に携帯で撮影したそうですが、車内の暗い天井部分を薄く嗤った女の顔がゆっくりと横切ります。
調査の結果、その場所は人身事故の多発地帯だと判明します。

◆「スタッフルーム①」
製作委員会スタッフルームAM06:30。坂本一雪は遅れて来た演出助手藤屋敷隆志を携帯で撮影しながら、一緒にスタッフルームに入りますが、藤屋敷は部屋に入るなり「また始まったか」とぼやき、床に散らかった資料を片付け始めます。
その異変は「~Special5」の「日本人形」で、町工場の社長金井からある8㎜フィルムを預かって以来頻発しており、スタッフルームの異変を捉えた監視カメラの映像「その後」にも「おかっぱの少女が映ってる」「件の日本人形ではないか」との投書が多数寄せられているモノです。
「日本人形」とは、金井の父親で亡くなった先代社長の遺品と思われる8㎜フィルムの途中に、鳥居や工場の廃墟、日本人形などが映り込んでいたモノで、発見されて以来、社内で異変が多発、日本人形が複数回目撃されたという不気味なエピソードで、金井から件の8㎜フィルムを調査して欲しいと託されたものの、持ち帰って以来、スタッフルームでも異変が起き始めたというところで継続中のエピソードです。
「その後」には確かにおかっぱの少女らしきモノが映っており、スタッフは再び金井に連絡を取ろうとしますが、工場は人手に渡り金井は消息不明、追い打ちを掛けるように演出助手の横内靖典が不可解な交通事故を起こします。
彼は、目の前を過ぎった人影を避けようとして車2台に接触、まだ鎖骨の固定帯を装着しているのだとか。一方でその件で活躍した演出助手江田広司も行方不明となっており、スタッフルームには再び監視カメラを設置する事に。(「スタッフルーム②」に続く)

◆「マーゴン/MA-ON」
投稿者川田光成は、その日、近年稀に見る大型台風を撮影すべく街に出ますが、激しい雨によりレンズには水滴が付着し光が入るたび丸い輪が出来ています。が、カメラがどんよりとした雨空に向けられた瞬間、その輪の中に無数の蠢く眼が映り込んでいます。

【承】- ほんとにあった!呪いのビデオ14のあらすじ2

◆「安普請」
安普請の1DKアパートで藤屋敷の取材に応じる投稿者有田進一は、その日、友人の西条達哉と彼が連れてきた女性の3人で飲むうちこの部屋に戻り、いい気分で撮影会を始めたと話します。
有田は携帯の、西条はデジカメの動画機能で、お互いや女性や室内を撮影していたそうですが、ほぼ同時に畳に座り込み酔いつぶれた女性にカメラを向けた時、その女性の後ろに、有田のカメラには畳にめり込んだ女が映り、西条のカメラには大量の髪の毛が映っていたそうです。ちなみに男性2人は窓側の両サイドの壁際、女性は台所側の畳の中央という位置関係で、めり込んだ女の体はどちらのカメラにも映っていませんでした。
また、西条はその取材にも同席する予定でしたが、電話をすると彼女(飲み会の女性とは別人)が出て、彼は現在病気で入院中で、今後は付き合いもやめて欲しいと謝るばかりで話にならず、彼が連れて来た女性についても聞けず仕舞いだそうです。
また有田は、入居時には平らだった畳がなぜか歪み始めたと言い、コーヒー缶で検証すると中央が盛り上がった状態になっており畳を上げたところ、彼の入居時の日付の新聞紙の下から、古いジップ付きビニール袋に入れられた髪の毛が絡んだこげ茶色の乾燥した何かが出て来たため、専門家に分析を依頼することに。(「安普請②」に続く)

◆「酔払い」投稿者/神奈川県伊沢敦志
泥酔しコンビニ前で座り込む友人を、女性と2人でふざけて撮影していた投稿者。女性は泥酔した彼の正面にしゃがみその顔を撮影していますが、投稿者のカメラが逆さまになった瞬間、彼女の足首を掴む手が映り込んでいます。

◆「頭のおかしい老人」
藤屋敷は、茨城県の従兄の家で不可思議な老人を撮影したという投稿者平井沙織に事情を聞きます。
その日、従兄の海外留学の話を聞き、祖母のビデオを借りて出掛けた彼女は、その家の居間で従兄家族との団らんを撮影していたところ、知らぬ間に壁際のソファに湯呑みを持って座っていた和装で白髭の老人に気づき、カメラ越しに会釈したところ会釈を返されたそうで、急に来た親戚だと思ったそうです。
けれど伯母に聞いてもそんな人はいないと言われ、一方で止め忘れたカメラはテーブルの上から撮影を続けていて、その老人の去り際を捉えていたのですが、その頭がおかしく、しかも老人の湯呑みだけが残されていたというのです。
藤屋敷らスタッフは、彼女と共に今も湯呑みが残されているという平井家に向かいます。
ビデオを見た彼女の伯父平井巌と和子夫妻は「知らない老人だし、頭がおかしくて不気味だ。人間とは思えない」、その家にも親戚にも思い当たるような障りや過去は無いと言い、湯呑みを見せてくれます。湯呑みには銘は無く、大柄で無骨な手作りの物のようでした。
問題映像では、居間で歓談する伯母夫婦と従兄、彼女の4人の後ろのソファに、和装の老人が悠然と座っていて、撮影していた彼女に会釈をした後、席を立ち、伯母の背後を通って去って行くと言うモノでした。が、老人が会釈した瞬間、頭部がブレたように見え、屈んだ瞬間、異様に伸びた後頭部が映り、伯母の背後を通る頃には、その姿が薄く透けています。
老人の頭部は、”エイリアン”のように後頭部が後ろに突き出た異様な形なのですが、老人の威厳や佇まいから七福神の”福禄寿”のようにも思えます。

【転】- ほんとにあった!呪いのビデオ14のあらすじ3

◆「スタッフルーム②」
製作委員会スタッフルーム内AM01:30。男性スタッフ2人がいる中、突然ロッカーの扉が勢いよく開きます。相変わらず異変は続き、投書も続々届いており、スタッフは「日本人形」を見て以来、不運が続いていると言う手紙の送り主有賀研二に事情を聞きます。
インタビューは、商店街の道端で行われますが、彼はビデオを見て以来不運続きで、夜中突然揺り起こされる、台所で調理中に肩を叩かれる等の異変が頻発していると話し、その最中にも、突然自転車の女性が彼に追突するアクシデントに見舞われます。
そこに、行方不明だった江田広司が職安に通っているという情報が入ります。(「スタッフルーム③」に続く)

◆「手首」
投稿者安田巧は痩せて小柄で落ち着きのない青年で、御祓いに行った方がいいのかなと呟いた直後にでも気にしないからと言い、シャツは気味悪いから捨てた感じだと話します。彼が自室で撮影した携帯の動画では、押入れの前に掛けられたシャツから生々しい手が何本も出ていたのですが。
◆「安普請②」
分析の結果、「安普請①」で畳の下から発見された物体が人間の皮膚だと判明します。スタッフは大家への取材を試みますが有効な情報は無く、一方、音信不通となっていた西条と連絡が付き、彼の自宅アパートを訪ねます。
彼は病気ではなく大火傷で入院していたため連絡が取れなかったと話し、その腕や顔に残るケロイドも生々しい状態でしたが、取材に応じます。が、取材は彼のアパートの玄関先で、人間の皮膚が出て来たと言っても反応が薄く、取りつく島も無いまま終わります。
◆「シリーズ監視カメラ 産女(うぶめ)」映像提供/F県道路情報提供サービス
車通りの全く無い雪深い2車線道路を見下ろす監視カメラの映像。やがて画面上部の道路が暗がりへと続く部分に、巨大な、首を異様な角度に傾げた長い黒髪の半裸の女性の上半身が現れ、その後全く車の通らぬ路面に2時間、微動だにせず佇んだ後、次第に薄くなり消えていきます。

◆「スタッフルーム③」
行方不明のスタッフ江田広司が都内S区の某職安に通っていると知った藤屋敷らスタッフは、午後3時、職安前で片足を引きずる江田を発見、声を掛けた途端逃げ出そうとした彼を確保し、公園で事情を聞きます。
藤屋敷はとりあえず無断欠勤を諌めつつ、退職理由を聞きますが、問い詰められた彼はもぞもぞと口ごもり「…限界っすよ…」とこぼします。
彼は「日本人形」の一件以来、度重なるスタッフルームでの怪異や大量の投稿に怯えていて「藤(屋敷)さんは見てないから解らないだけ」といい、横内同様、原付で走行中、目の前に突然人らしきモノが飛び出してきたため避けようとして事故を起こし、倒れた瞬間、顎を削られ大量出血し救急搬送されたと話しますが、藤屋敷は「まーでも大丈夫だよ。それを調べるのが仕事だから」と受け流そうとします。
彼は、確かに人”らしきモノ”ではあるが、当たった感触は生々しく、絶対当たってると思われる距離に現れたんだと力説、原チャリ乗ってる藤さんも気をつけた方がいい、アレをあなどらないでくださいよと言い去って行きます。
藤屋敷は、大丈夫!俺なんもなってないもんと言いつつも、これから起きますよと返され多少不安げに彼を見送ります。
◆「焼肉屋」
都内N市焼肉屋”O”、午後9時頃。仕事を終え、焼き肉を貪る藤屋敷の映像の途中、音声が乱れ、白い人影のようなモノが浮かんでいる画像に変わります。

【結】- ほんとにあった!呪いのビデオ14のあらすじ4

◆「ふたり…」
藤屋敷とスタッフは、VHSテープで送られてきた投稿映像の撮影場所、中部地方S県某山中の廃墟へと向かいます。
投稿者は、テープに映った2体の人影が夜な夜な助けを求めて現れるため眠れないと訴え、ある日「あなたは誰ですか?」と心で問うたところ、脳に直接「バンボルグ」と「ゲヒラ」という信号が届いたのだとか。彼は2体を”憐れな友人たち”と呼び、製作委員会に救済を求めるべく、投稿したのだそうです。
富士山の草深い裾野に佇むその廃墟は、かつて大掛かりなホテルだったようで、かの霊峰が一望できたであろう広い窓の大広間や大きな厨房などが備わっています。
スタッフらは割れたガラス扉の隙間から内部に侵入、屋内は完全に朽ち果てていて、カビと苔に浸食され、壁材や天井は腐食して垂れ下がり、様々な物が放置されています。
スタッフらは屋内を探索し、人影が映っていた厨房奥の倉庫の入口と、厨房脇の階段の2ヶ所を特定しますが、異変や残留物などは捉えられずに終わります。
検証を終えたスタッフは大広間へと戻りますが、そこには鍵盤が錆かペンキかで赤く染まった古いグランドピアノが置き去りにされています。藤屋敷は残った鍵盤をいくつか叩き「静寂の中、響き渡るその音が、バンボルグとゲヒラの哀切なる魂の声のようにも聞こえるのだが…」とナレーションが入り、問題映像となります。

投稿者は晴れた昼間に1人でこの廃墟に侵入、撮影したようで、問題映像には言葉はありませんがガラス片を踏みしだく耳障りな音を立てながら、淡々と内部を映していきます。
件の厨房は、建物の地下にあるため薄暗く、暗所モードで撮影されていて、投稿者が厨房の前から奥の階段を撮影したその刹那、肩を落として佇む男性が映り、再びカメラが厨房の中を撮影した際には倉庫の入口に佇む男性の背中が映り込みます。ちなみに階段の男がゲヒラ、厨房にいる男がバンボルグ、どちらも白いワイシャツ姿で俯いていてたまらなく寂しげです。
と、唐突に藤屋敷が厨房を検証する映像に替わり「驚くべきことにこの取材中にも…」とナレーションが入り画面が途切れます。

◆「焼肉屋②」
終業後、焼肉屋から出て一服する藤屋敷。その胸元に不気味な顔がうっすらと浮かび、「これから彼の元に起こる何かを暗示しているのだろうか?…」とナレーションが入ります。
スタッフルームの監視カメラの映像。手前に1人スタッフが立って作業をしている奥で、藤屋敷がジュラルミンの機材ケースを調べていますが、箱に手を添え振り向いた瞬間、蓋が勢いよく閉まり指を挟んでうずくまります。手前のスタッフは、藤屋敷の目の前のスチール棚が倒れる瞬間になってようやく駆け寄りますが、ビデオは2人の慌てる声と物が落ちる音のみで途切れます。
「現在もスタッフルームでは怪現象が記録されている。ただ、最近特定の人物に集中しているように思えるのだが…」とナレーションが入ります。

◆エンディング(「黒狐」に対するメッセージ)
その頃、製作委員会に届き始めた自称「黒狐」からの投稿が紹介されます。
それはかなり稚拙な手書き文字と文章で、1通目は封書で便せん3枚に渡る「呪い殺す!」「覚悟しておけ!」という脅迫文で「黒狐と鬼より」、2通目はハガキで「1週間以内に岐阜県養老町の福源寺に来い!来なかったら呪い殺す!」とか「明日、午前2時に神奈川県逗子市の小坪トンネルに来い!」とあったため、スタッフはとりあえず指定の時間があった小坪トンネルで待ちますが現れずに終わります。
そのどちらも愛知の消印のみで差出人が無いため、藤屋敷は横内を従え坂本のカメラに向かって、「これしか手段がありませんが会いたいです。連絡お願いします」とメッセージを残します。

みんなの感想

ライターの感想

意外とツボったのが「頭のおかしい老人」。あざといタイトルながらインパクトは強烈、なのにどこかほのぼのしいエピソードです。また「産女」「ふたり…」はどちらも空虚で侘しげな映像が印象的でした。
一方、頑張ってきた元演出助手江田広司が「限界っすよ」と脱落、「日本人形」の障りがますます過激になる中、かの「黒狐」が初登場、ロン毛でヘビースモーカーの演出助手藤屋敷と横内がどう切り抜けるのかも楽しみです。

※「ほんとにあった!呪いのビデオ Special5」(「日本人形」収録)


※本作は「ほんとにあった!呪いのビデオ パーフェクトBOX2」にも収録されています。
(シリーズVol.9~16、バージョンX1~4までを収めた13枚組のDVD-BOX)
  • 匿名さんの感想

    頭のおかしい老人はまんまぬらりひょんですよね。

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