「ほんとにあった!呪いのビデオ15」のネタバレあらすじ結末

ほんとにあった!呪いのビデオ15の紹介:一般から投稿された不可思議な映像を紹介、検証するドキュメンタリー風のオリジナルビデオで、2005年にリリースされた「ほんとにあった!呪いのビデオ」シリーズ第15作。傷ましい事故現場に出現する異様な眼を捉えた「事故」、雪深い山中の廃墟に出現する不可思議な存在「責任…」、打ち捨てられたミラーハウスに響く凶声「ニューロシス」など9本を紹介する。構成/演出/撮影/編集は「自殺霊」の坂本一雪。ナレーションは中村義洋。

予告動画

ほんとにあった!呪いのビデオ15の主な出演者

撮影/坂本一雪、西村善廣、演出助手/横田直幸、藤屋敷隆志など、ナレーション/中村義洋

ほんとにあった!呪いのビデオ15のネタバレあらすじ

【起】- ほんとにあった!呪いのビデオ15のあらすじ1

「本作では、画面にノイズ等の乱れが見える、異音が聞こえるなどの不可解な箇所があるかもしれませんが、製品の異常ではありません」

◆「事故」
制作室に届いた1本の擦り切れ破壊されたビデオテープ。
ある晴れた休日、東京在住の投稿者山口悦子(仮名)は、職場の友人ととある公園に行き、その様子を買ったばかりのビデオカメラで撮影していたそうです。ほどなくして撮影を買って出た友人が投稿者を撮影し始め、2人は公園沿いの道路へと歩き出します。
そのカメラが、ガードレール脇の小さな花束を捉えた直後、友人は投稿者を撮影しようと道路へと出て行き、次の瞬間、短く悲愴な叫び声とともに計3度、カメラの画面が回転して乱れ停止します。
その時、友人は3度続けざまに車に撥ねられ、乱れた画面の黒い部分には、生々しくこちらを睨めつける眼のようなモノが映り込んでいました。
その場所は前年18回もの事故が起こった交通事故多発地帯で、カメラに映り込んだ花束も慰霊のためのものだったと思われます。
証言テープで加害者は、飲酒はしておらず、被害者が見えなかった、衝撃を感じて車を停め振り向いたら赤い塊が見えたと話していました。

【承】- ほんとにあった!呪いのビデオ15のあらすじ2

◆「責任…」(前編)
中部地方某県。演出助手の藤屋敷と横田、撮影スタッフは、大雪の山中に佇む社員寮のような廃墟にたどり着きます。内部は荒らされ、妙なダジャレの落書きが多く、床や天井も朽ち果てていて、巨体の横田は早々に床を踏み抜き、藤屋敷と共に四苦八苦します。
投稿者上居文夫は、都内某所の車中で取材に応じ、地元の先輩にしつこく誘われしぶしぶ応じたと話します。
その廃墟の中は朽ち果て、天井も床もボロボロでたくさんの落書きなどもあり、評判の心霊スポットなのだとか。けれど先輩は彼が持参したビデオカメラで撮影しながら、独り言のように「責任…責任…」と呟き、彼が撮影した自分の後ろに、古いドレスのようなモノを来た女が映り驚いたのだそうです。
その先輩とは、その3日後くらいから音信不通となり、今も連絡が取れないままなのだとか。(「責任…」(後編)に続く)

◆「夜の買物」
特殊なフィルムで覆われ夜間にしか販売物が見えないアダルト本の自販機を、ほろ酔い気分で友人と物色する投稿者寺主一郎(仮名)。彼が次々と刺激的な見出しを読み上げる中、そのフィルムの中に両手を広げ、助けを求めるような仕草をする白い人影が蠢いています。
◆「新年鍋」
新年の晴れた昼間、投稿者安野浩美一家が友人夫婦を招き、広い居間で鍋パーティーをしている賑やかで楽しげな映像。そろそろ〆の雑炊の話が出る頃、ビデオがテーブルに置かれ、伏せられたアルミボウルの底が映ります。そこにはカメラを覗き込むように上半身を屈めた2人の黒い人影が映り暫し佇んだ後、飽いたようにふいといなくなります。
◆「夜釣り」
深夜の浜辺。父親と共に夜釣りをしていた投稿者黒田弘は、透けた人間の手のようなモノが、真っ暗な海面すれすれにぶら下がり、浮遊しているのをカメラ越しに見て、懸命に父親に訴えます。間もなく父親も気づいて騒ぎ始めますが、次に見た時には消えていたのだとか。

【転】- ほんとにあった!呪いのビデオ15のあらすじ3

◆「責任…」(後編)
廃墟の内部は荒れ果て、上居の証言通りくだらないダジャレの落書きが方々にあり、2階に並んだ個室はドアが開け放たれ、床には書類らしきものが散らばっています。やがてスタッフは、問題映像の撮影場所であるラウンジから2階への階段を発見します。
問題映像は、荒れた屋内をダジャレを読みながら進む投稿者を、背後から先輩が撮影しながら進みますが、先輩は普通に話す合間合間に「責任…」「責任食品…」と言う呟きを繰り返します。けれど投稿者に問われても、質問の意味すら分かってないようでした。
やがて階段を降りてくる投稿者を広間から撮影している場面となり、投稿者の1mほど後ろにフィフティーズ風のスカートをはいた細いウェストのナニモノかが降りてきて、一瞬後に消え失せます。

◆「自転車置き場」
夜遅く、社会人野球チームの試合帰りに友人宅に立ち寄った投稿者神成義雄(仮名)と友人は、コンクリートで囲まれた自転車置き場に自転車を入れ、煙草を一服しながら話し始めます。乱雑に並べられた数十台の自転車の他、周囲に人影は無く彼らの声だけが響く中、投稿者の背後の壁に、仰向けに寝そべって2人を見て嗤う女の姿が浮かんでいます。
◆「豪雪」
友人とのドライブの帰り道、思わぬ豪雪に遭い遅くなってしまったという投稿者。
深夜、車は街灯の無い山の雪道を静かに走り続けますが、暗闇へと続く山道の向こうから白い数本の靄のような影が浮かび上がり、投稿者たちの車とすれ違います。

◆「トンネル」
心霊スポット巡りが趣味と言う投稿者沢井保増(仮名)と亀山健也(仮名)が訪れた、完成間近になぜか工事が中止され、使われずに終わった廃トンネル。
そのトンネルはストレートな直線で、中には工事途中のままの配線口や廃材が置き去りにされていますが、電気は無く入ってすぐに反対側の出口の明かりが見える小規模なものでした。
問題映像では、投稿者たちが騒がしく歩いていく中、出口付近の左側壁に佇む白い人影が見て取れます。また後の検証により、彼らが侵入して間もなく、おかっぱの少女のような鮮明な人影が1コマだけ映り込んでいた事が明らかになります。
その2体が同じモノなのか、他にも無数の人影がいるのか、また、その人影たちが工事が中止になった理由なのかどうかは不明のままだそうです。

【結】- ほんとにあった!呪いのビデオ15のあらすじ4

◆「ニューロシス(Neurosis)」
中部地方某市。
もくもくと煙を噴き上げる工場の煙突を見上げ、藤屋敷は「田舎を思い出しますねぇ…こんな都会じゃないけど」と呟きます。
山梨県在住のハイティーン、投稿者瀬川由里と奈良山優子は、閉園され廃墟となった富士の裾野の広大なテーマパークにちょっとした冒険気分で出掛けたと話します。
やがてミラーハウスを見つけた彼女たちは早速中に入り、楽しんでいたところ、子供を怒鳴るような声がして何かと思ううち、足に何かが触れ、声が一層激しくなり逃げ出したと話します。

問題の映像は、晴天の日中、2人は一面薄い雪に覆われた無人の園内をひとしきり散策して行きます。
園内は閉園当時のまま荒れてはおらず、彼女たちは、物悲しげに佇むメルヘンチックな街並みや、置き去りにされた遊具を撮りながらひとしきりはしゃいだ後、やがて鏡張りの迷路のアトラクション=ミラーハウスへと辿り着き、中へと入って行きます。
室内は暗くボロボロのカーテンがぶら下がっていますが、その分適度に光も入り、ほとんど残されている鏡も相まってちょっとしたお化け屋敷のような趣で、彼女たちはカメラを暗所モードに切り替え、撮影しながら奥へと進みます。
そして2人が暗い場所に入った頃、遠くで中年女性らしき下卑た怒号が聞こえ、子供の激しい泣き声が被り始めます。

ようやく2人がその声に気づいた時、撮影していた女性が悲鳴を上げ(この時足に何かが当たったと思われる)、その途端、動揺する彼女たちの間近に声が迫り、はっきりと女と判る殺意をはらんだ怒声となり、幼い子供の悲鳴に近い泣き声が響き渡り、物を叩きつける音なども混ざっています。その声は、混乱し慌てて外に逃げ出す2人のすぐ後ろを出口まで追いかけ、脱出した途端に途切れます。
「激高する獣のような奇声、渦巻くその怒号はあまりにも負の念に満ち、怨念の臭いがしないだろうか…しかしなぜこの2人はこのような体験をしてしまったのだろうか…ミラーハウスにおびき寄せられ、合わせ鏡のような閉塞感に苛まされるうち、言いようのない感情が生まれ、それがこの言霊をおびき寄せてしまった、とでもいうのだろうか…」というナレーションにかぶり、テロップで「虐待は小さい頃に僕もやられました…記憶が甦りますねぇ、いやですねぇ…」と言う藤屋敷のコメントが入ります。

◆エンディング~黒狐の件
「バカヤロー!呪い殺すぞ!」…前作「~呪いのビデオ14」で紹介された黒狐を名乗る差出人からの手紙は続いており、内容も「山梨に無数にある心霊スポットを案内しろ!」とか日時や場所を指定し、来なければ呪い殺す!と脅すものなど多岐に渡り、差出人も黒狐の他、赤狐、青狐、紫狐、不動明王、中にはエリカ・フォンティーヌ、黒カグヤ姫などと言った”仲間”が増え、平成16年12月には数日に渡り投函され続けていました。
「黒狐とはいったい…」とナレーションが終わり「Special6へ続く」とテロップが入ります。

みんなの感想

ライターの感想

坂本一雪監督最後の巻となる本作ですが、冒頭の「事故」はいろんな意味でキツさハンパないです。前作「~呪いのビデオ14」で「日本人形」(発端は「~Special5」)の障りが集中し始めたと思われたスタッフ藤屋敷は、ビミョーに丸くなり、「責任…」では床を踏み抜いた横田を助けて穴に落ち、「ニューロシス」では遠い目をして過去の傷みを吐露するなどなかなかの味わい深いキャラへと進化しています。ちなみに”Nurosis”とは神経症の事なのだとか。そのタイトルが殺意を孕んだ謎の凶声に対するものなのか、トラウマに呻く藤屋敷に捧げられたものなのかは不明ですが。彼も残念ながら本作が最後の参加となったもようです。
またラストの「Special6へ続く」ですが、2004年リリースの「~Special5」以降2017年現在まで発売されていないそうです。”黒狐”に関しては通常版で続報があります。

※本作は「ほんとにあった!呪いのビデオ パーフェクトBOX2」にも収録されています。
(シリーズVol.9~16、バージョンX1~4までを収めた13枚組のDVD-BOX)

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