「ほんとにあった!呪いのビデオSpecial」のネタバレあらすじ結末

ほんとにあった!呪いのビデオ Specialの紹介:一般から投稿された不可思議な映像を紹介、検証するドキュメンタリー風のオリジナルビデオ「ほんとにあった!呪いのビデオ」シリーズの番外編で、2000年にビデオ版として発売され、後にDVD化された「ほんとにあった!呪いのビデオ Special」シリーズ第1作。本編の第1~3巻で紹介された「作業服の男」「父を呼ぶ声」「タイムカプセル」の後日談や追跡取材、ストーカーの恐怖などを収録。構成/演出は「白ゆき姫殺人事件」「予告犯」の中村義洋と「仄暗い水の底から」「アヒルと鴨のコインロッカー」などで共同脚本を担当した鈴木謙一。

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ほんとにあった!呪いのビデオSpecialの主な出演者

スタッフ/中村義洋、鈴木謙一、井口綾子など。ナレーション/中村義洋

ほんとにあった!呪いのビデオSpecialのネタバレあらすじ

【起】- ほんとにあった!呪いのビデオSpecialのあらすじ1

◆「続・作業服の男」
(「ほんとにあった!呪いのビデオ2」/「作業服の男」の追跡取材)
旅行中のカップルが撮影した電車の車窓に映りこんだいるはずの無い男…その映像を見た者には災いが降り掛かると言う「作業服の男」の反響は大きく、ビデオを見たら事故に遭った、視力が落ちた、ビデオ店に苦情が来て困るなど、数々の”災い経験”が寄せられ、スタッフは対応に追われます。
また”作業服の男”が何か言ってる、口が動く、何か聞こえるなどの情報も多かったため、スタッフは沿線の取材を決行、過去にトンネルの落盤事故があったと言う情報を得ます。
元鉄道会社社員粉内文男は、事故当時、難を逃れたものの犠牲者たちが助けを呼ぶ声を聞いた1人で、”作業服の男”が事故で死亡したヤナガワと言う作業員に似てる、事故の人災的な部分も含め無念の死を遂げた怨みじゃないかと証言します。
警告後、”作業服の男”が映る直前から数秒間の部分映像が入ります。ため息まじりで「ああ」と呻くような音声が入っています。

◆「ストーカー」
26歳の某デパート勤務のA子は、2年前からストーカー被害が続き、警察に通報するものの留保され、やむなく半年前、探偵の金井兼一郎に調査を依頼したと話します。
金井は早速、留守電に残されたつきまといを示唆する脅迫的な音声を録音、部屋に設置した隠しカメラでは、2000年1月27日21時12分、男が留守宅に侵入し物色する様子の撮影に成功。カギの交換などの対策をしたところ、一旦被害は止みますが、4月以降再び被害が増え始めたため、屋外で張り込みをすることに。
そして4月9日23時30分、ついに男がA子宅に侵入しようとする現場を押え、ビデオで撮影しながら問い詰めますが取り逃がします。ビデオを見たA子は、男が以前の住まい近くのクリーニング店のアルバイト店員だと知り愕然とします。
その一件の数日後から再び部屋の物が弄られ、部屋の隠しカメラに人影が映ったため、男の実家に乗り込みますが、男の親に、彼は4月15日にバイク事故で死亡したと言われます。人影が映ったのは4月17日の録画で、ストーカーが彼だとすればあり得ない事でした。
けれどA子は彼に間違いないと言い、録音を聞いたクリーニング店店員も男の声だと証言します。男は彼に銀座のデパート勤務の彼女がいると言い結婚をほのめかしていたそうですが、店員は”彼女”が婚約者なのに葬儀に来ないのはおかしいと思っていたそうです。
問題のビデオは、4月17日22時23分、誰もいない暗い部屋にある電子レンジの扉に、覗き込むような男の姿が映っているモノでした。
「絶対に、あなたから離れませんから」…留守電の男の声が被ります。

◆「続・父を呼ぶ声」
(「ほんとにあった!呪いのビデオ5」/「父を呼ぶ声」の追跡取材)
群馬県の某小学校の校庭開放の日、若い妻と幼い息子が遊ぶ様子を撮ったホームビデオに入っていた「おとうさん」と言う謎の声。
件の小学校の卒業生早乙女大介から、母子の背後に映っている家は長年廃屋なのに人影が映っているのはおかしいとの情報があり、スタッフは彼と共に群馬県F市の現場に向かいます。その廃屋は小学校のプール側の裏手にある2階建ての庭付き戸建で、入口は廃材で塞がれ、敷地内は荒れ果て、家屋は今にも崩れ落ちそうな状態でした。
廃屋の隣の畑で農作業中だった中年男性は、その家は20年ほど前から廃屋で、住人の大山一家が殺人事件を起こし、現在大山の親戚筋が管理しているが…と言葉を濁します。スタッフは長年地元に住む早乙女の母親の紹介で、大山の親戚筋と言う男性宅を訪ねます。
廃屋の家主大山隆雄は早乙女の息子の仕事と言う事で取材を快諾。事件は昭和55年8月19日に発生、祖父と父親は他界しており、殺害されたのは祖母キク(70歳)、母悦子(36歳)、長女真由美(12歳)、次男信也(8歳)。犯人で当時18歳の高校生だった長男和則は直後に首を吊って自殺したそうです。また、駆けつけた時には警察がいて入れず、事情聴取もされたが内情はわからない、長男は凶行に走るとは思えない子で近所の評判も悪くなかったと話します。
また、家屋は事件のため売れず、更地にしようにも工事中に事故が多発しやむなく放置しているだけで、立ち入りについては家屋が古く危険だからと拒否されます。

一方、近所の青年は、深夜、心霊スポット探検として廃屋に侵入しようとしますが、仲間の1人が突然体調を崩して嘔吐、廃屋の写真には窓に佇む不気味な顔と白い靄が映っていたと証言します。町の古参、大蔵利次は、廃屋はかつて造り酒屋で大正時代にも婿養子が妻と義理親を殺す殺人事件があり呪われた家系、鬼門屋敷と呼ばれていたと話します。
また、当時一家と付き合いがあった早乙女母も、長男和則はお婆ちゃん子で、初めに2階子供部屋で弟妹をバットで殺害、次に1階で母親を包丁で襲い、農道に這って逃げたのを追いかけて殺害、同じ包丁で離れの祖母を殺害、その後、2階自室で首を吊ったと震えます。
また近所の小林隆は、あの廃屋は心霊スポットで3回ほど霊が入って行くのを見たし、親たちは子供に霊を見ても声を掛けるなと言ってると話します。また彼は幼い頃、殺害された子供たちとよく遊んだそうで、長男和則は乱暴ではないが神経質そうで近寄り難かった、よく父親とケンカをしていたと話します。それは事件の7年前に死亡した実父和雄の他に、家族が”お父さん”と呼ぶ人物がいたと言う新たな事実でした。けれど大山は和雄以外の父親はいないと否定します。 この映画を無料で観る

【承】- ほんとにあった!呪いのビデオSpecialのあらすじ2

◆「続・白い着物の女」
(「ほんとにあった!呪いのビデオ」/「白い着物の女」の続報)
シリーズ第1作で紹介され第3作で反響が取り上げられた「白い着物の女」。ビデオを見た人々の元に現れると言う事実から”女”がビデオを介して移動しているのでは?と気づいたスタッフは、第1作の投稿者岩井尚美に確認したところ、夫妻は今もその部屋に住み、現象は完全に無くなり、悪いモノを持ってってもらったと喜んでいると言われます。
一方、磯野由美、真美子姉妹は、ビデオを見た3日後に不気味な笑い声を聞き、2週間後にその友人露口恵美子ともう1人を招き、カニ鍋を楽しんでいたところ、キッチン奥のトイレに続く扉の奥に女が現れたと話します。彼女たちのビデオには、扉から出た由美の後ろの暗い廊下に”女”が映っていました。

◆「タイムカプセル」
(「ほんとにあった!呪いのビデオ5」/「タイムカプセル」の追跡取材)
小学生大橋孝子の顔に睨んでいるような顔が被る不可思議映像「タイムカプセル」が収録された第5作発売後、スタッフは中学の同級生2人から、彼女は父の転勤で転校したが3年時に同じ家に戻り、その1人と高校も同じだったと知り、大橋本人と会い、脇田らから苛められていたためあえて連絡を避けていた事実を知らされます。
スタッフがその件を伏せて脇田ら同級生数人を居酒屋に呼び脇田を問い質すと、彼は連絡が取れなかったのは事実で苛めてないと言いますが、大橋本人が登場すると狼狽えスタッフを責め始めます。
イジメの有無が2人の水掛け論になる中、唐突に長井が大橋の顔に被っていたのは”梅木ミカ”では?と言い出します。それは小学校途中で不登校となり、件のビデオにもおらず卒業も定かでない女生徒でしたが、長井は大橋のイジメが原因で梅木が不登校になったと言うのです。
同窓生たちは、梅木がトイレで水浸しにされた一件を思い出し、脇田はその前日に音楽室で大橋と梅木が一緒にいるのを見たと言い、長井は大橋に、不審行動にも気づいてた、梅木を苛めてたんだろうと詰め寄ります。
大橋は動揺し、自分たちのイジメを棚に上げて!と逆ギレしますが、加勢に乗じた脇田は「苛めてない!」と言い張り、同窓生たちにはヤジられ、激怒して部屋から出て行きます。
残った一同が、大橋を苛めていたのかと脇田を問い質す中、カメラは彼の「(だって)ムカつくから」という声を拾っていました。

◆「ニュース映像の怪」
スタッフの井口綾子が、友人が偶然録画したニュース映像に顔のようなモノが映っているとビデオを持ち込みます。それは1999年静岡県N市で行方不明となった少女のニュース映像で、スタッフらは少女宅に行き、両親に映像を検証してもらいたいと申し出ます。
少女は安藤郡司と美保夫妻の10歳の娘圭子で、同席した霊媒師中田節子は、我が子の無事を信じる両親に対して生存を否定するようなモノを見せて商売にするなど、不謹慎で非常識だと批判します。中村は捜査の一助になればと両親を説得し、ビデオを見てもらう事に。
ニュースでは、夕方4時頃、圭子は徒歩10分ほど離れた小学校からの帰宅途中に行方不明になり、5時頃、1人で自宅と反対方向の山林に向かって歩くのを近所の住民が目撃したと伝えていました。問題の箇所は警察と地元消防団による山林の捜索シーンで、画面左下にフラッシュのように白い顔のようなモノが映ります。
映像を見た中田は、反対方向に行った理由がわからないと言う両親に、何かに呼ばれ引っ張られたのだ、これは殺された怨念などではなく、助けを求めるメッセージや場所を示す印だと言い、大丈夫、生きてますよと励まします。
ニュース映像に出ていた近所の主婦は地元育ちで、その山林には昔から天狗や神隠しなどの噂があり親から行かないよう言われていたと言い、捜索に参加した地元消防団員は当時、山林に隣接するグラウンドで圭子の靴跡が見つかったため、山林を重点的に捜索したが見つからなかったと話します。グラウンドに隣接する部分の山林は鬱蒼とした雑木に覆われ人気が無く、昼間でも踏み込み難い空気だったため、スタッフは山林内の道路に中田を呼び、霊視してもらう事に。
彼女は道路脇の洞の前で霊を感じると言い、両親には言えなかったが、圭子はすでに亡くなっている可能性があると打ち明け、唐突にスタッフの鈴木に「顔に影があって人相も悪い、体調が悪いのでは?」と言い出します。彼らは実はこの取材に入ってから東京のスタッフルームで異変が起きていると言い、彼女と共に東京に向かいます。

【転】- ほんとにあった!呪いのビデオSpecialのあらすじ3

◆「スタッフを襲う呪い」
異変とは、スタッフルームの天井当たりで頻繁に鳴る大きなラップ音やドアが閉まる音で、スタッフが説明している間にも何度か鳴り、中田はこれは強いメッセージで圭子じゃない、井口の後ろに先祖が連なって見える、最近身内に不幸は無かったかと訊ねます。彼女には心当たりがありませんでしたが、中田の言う先祖、身内、連れてきたなどの言葉から、中村が「父を呼ぶ声」絡みかもと言い、事情を説明します。中田は、恨みを抱いた霊を中村と鈴木が連れて来た、このままでは井口が危険なため除霊すべきだと言い、早乙女を含むスタッフ一同と件の廃屋に向かいます。現場では、スタッフらが困惑する中、中田は家屋に入らなければ意味が無いと言い、強引に侵入するよう一同を促します。
中田は、祖母キクが住み殺害された離れでは、外で異音がしたと言い、本宅では麦わら帽子をかぶった男の子がいる、その帽子の影が鈴木の顔に被っていたと言いますが、外の凄まじいカエルの鳴き声に加え、物が落ちる音などが響きます。
1階奥の間の大きな押入れは、長女真由美が逃げ込んだものの見つかって殺害された現場で、布団などが残されたまま荒れ果てていました。中田は怯える井口に、今、真由美が必死であなたにすがりつき、髪を引っ張ろうとしたと言い除霊を行います。
また、最後尾だった中村はずっと後ろで足音がしてたと言い、突然物音がした床にライトを向け、静かな声で「ほら、…(取材を)止めません?」と言います。
皆も怯えますが、中田は上で呼んでる、中途半端に霊が憑いたままで帰るとまた怖い事になると言い、瓦礫や土埃で埋もれた階段を昇るよう促します。
2階は長男和則が弟の信也を殺害し首を吊った現場で、中田はこここそが私たちを呼びつけ、一番念が強いと言い、不調になった早乙女の除霊をしますが、何かを叩く音や天井を駆け回る足音が一層激しくなります。
彼らが1階に降りて間もなく井口が何かに触られたと怯えて涙ぐみ、早乙女はぼんやりしたまま押入れから子供が描いた絵を出し、無言で彼らに突きつけます。それは小学2年時の信也の絵で、子供の自分と兄和則、そしているはずの無い”お父さん”らしき大人が描かれていました。
彼らは暫し立ち止り話し合いますが、それに反応するかのように2階から物音が響きます。また、周囲からも激しいラップ音がして、ついには一同が怯えて叫び始める中、突然大山隆雄が現れます。

【結】- ほんとにあった!呪いのビデオSpecialのあらすじ4

大山は当然彼らの不法侵入に立腹していましたが、姻戚関係について聞いてもはぐらかす一方で、母親が祖母キクであることだけはかろうじて認めたものの、信也の絵を見せても「亡兄のため親代わりはしたがこの男は自分ではないし、誰かわからない」と言い張り埒があきません。また彼の母親であるキクが殺害された事件当日どこにいたのかすらとぼけようとする彼に、スタッフが思わず声を荒げたところで、警官が現れます。
大山は警官を見た途端「不法侵入です」と言い、中村の説明を遮り、彼らとは面識が無く許可もしてない、全くの不法侵入だと訴えます。警官に撮影を止めるよう言われて画像は途切れ、一同は廃屋を追い出され、大山には完全に拒否され取材は終わります。

◆エピローグ
その後、以前話を聞いた農作業中の中年男性、永田正則(旧姓大山)が取材に応じ、大山隆雄はキクの次男で亡父大山和雄の弟、つまり和則ら兄弟の叔父で、和雄の死後、子供たちから”お父さん”と呼ばれ、大山家に居座り、悦子と恋愛関係になったとの噂があったと話します。また事件当日、彼があの家にいたかどうかは定かではないが、事情を知った警察にはかなり厳しく取り調べを受けただろうし、原因の一つにはなったとは思う、複雑な家庭で親にも子にも原因があったのだろうと語ります。
早乙女は取材時に「あそこはお父さんがいないから…」と言葉を濁した母を問い質しますが、小さな町内の話で周知の事柄ではあるが、(外部の)誰彼に吹聴していい話じゃないからと言われます。

ほどなくして、圭子の足跡が発見されたグラウンド近くの草むらで、ペンキで描かれた稚拙なイラストの入った立ち入り禁止の看板が見つかります。その一見ピエロのような困り顔のイラストは、あのニュース映像に映りこんだ顔とよく似ていました。「助けてくれと言うメッセージ」「ここに何かがあると言う印」…中田の言葉がスタッフの脳裏をよぎります。
また、「父を呼ぶ声」の投稿映像の廃屋に蠢く複数の人影…「(廃屋に)いるのは家族」「霊は何某かのメッセージを送っている」…
…「おとうさん」…
楽しそうに校庭で遊ぶ若い家族の映像に被ったその声で、作品は終わります。

みんなの感想

ライターの感想

様々な理由から本編に収録できない内容ゆえの特別編と言う作品集ですが、心霊というよりヒトコワ系の寒さを感じる1本です。
「タイムカプセル」は、投稿作の荒れたビデオ画面の不気味さとあいまって、ネットでは貧相で幸薄げな少女”大橋孝子”への憐憫と興味で騒然となった作品でした。成長した大橋のキャラを見れば脇田の言い分もわからないではないが、問題はビデオにまでしゃしゃり出て彼におもねっていた、生徒の転入出に関して把握できる立場にあったはずの教師鮫島ではとふと思えてしまったり。梅木ミカに関する続報やまさかの鮫島編が楽しみなところです。
一方、もしかして宗教絡み?と思わせつつ醜い家族関係をあぶり出す結果となる「父を呼ぶ声」。事件の要部分は未決なので続報があるような気もしますが、スタッフらが喧しい霊能力者にブン回される中、ユルくスルーされる少女捜索のオチにも、みんなーついて来てるー?と思わず叫びたくなったり。
ビデオ感染とか不気味な笑い声とかいろいろ言われてますが、鍋や飲みと聞けば進んで参加したがる白い着物の女の陽気さにむしろ癒されて頂きたい1本です。

本作は、元作となった本編の1~3巻を含め「ほんとにあった!呪いのビデオ パーフェクトBOX1」にも収録されています。

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