「ほんとにあった!呪いのビデオSpecial3」のネタバレあらすじ結末

ほんとにあった!呪いのビデオ Special3の紹介:一般から投稿された不可思議な映像を紹介、検証するドキュメンタリー風のオリジナルビデオ「ほんとにあった!呪いのビデオ」シリーズの番外編で、2002年にビデオ版として発売され、後にDVD化された「ほんとにあった!呪いのビデオ Special」シリーズ第3作。かつて自殺者が相次いだ某巨大団地で撮影された不気味な顔、某水門付近で漂うモノ、中古ビデオに遺された謎の女など10本を紹介する。構成/演出は近藤太、坂本一雪(撮影兼任)。監修は中村義洋、ナレーションは本シリーズでは異色の朝コータロー。

ほんとにあった!呪いのビデオSpecial3の主な出演者

レポーター(演出補)/樋渡麻実子、北川さおり、住村愛子、ナレーション/朝コータロー

ほんとにあった!呪いのビデオSpecial3のネタバレあらすじ

【起】- ほんとにあった!呪いのビデオSpecial3のあらすじ1

◆「首都高の怪」
福岡から東京に来て初めて首都高を走ったという投稿者室田雅雄(仮名)と園田貴子(仮名)のカップル。室田は運転する彼女を助手席から撮影し楽しげにはしゃぐ中、車の右手に東京タワーが見え始めた頃、道路脇を薄い子供らしき人影が過ぎります。それは彼らが福岡に戻ってからビデオを見て気づいたそうで、さらに東京タワーが間近に迫った頃「殺すぞ…」という微かな声が入っていたのにも気づきゾッとしたと話します。

◆「巨大団地」
オカルト好きで守護霊を信じ、心霊体験に憧れていた中学生の投稿者内田真由とその友人林理佐は、レポーターの樋渡麻実子に、自殺事件が相次ぐ某巨大団地であれば撮れると思いビデオを持って行ったと話します。また団地内に入った途端ビデオの音声や画像が時折乱れたとも。
樋渡とスタッフらは隠しカメラを構え、彼女たちと共に中央商店街から団地の敷地内に入りますが、取材当日は夏の晴天の昼間だったため、商店街では売り声が飛び交い広場は家族連れで賑わっています。問題の映像が撮られたのは夜で、2人は人通りも無く怖かったと話し、同じような高層団地が立ち並ぶ明るい光景に圧倒され、なかなか撮影場所が思い出せません。
また、一時自殺が頻発した事から、屋上は完全立ち入り禁止で柵が張り巡らされ、最上部の連絡通路も頑丈な鉄格子で囲まれています(巻末「続・巨大団地」に続く)。

◆「最後の一人」
大学時代、演劇部だった投稿者中村亮介は、3年半前の舞台公演の記録映像に気味の悪い顔のようなモノが映り込んで以来、事故やケガが相次ぎ、最終的に部員は彼を含めて4人だけになったと話します。けれど半年前、ほんの1週間ほどの間に、彼以外の部員全員に事故や火災が相次ぎ調べたところ、3年半前と同じ日付だった事が判明、最近になってビデオを確認したところ、ついに彼自身にも耳鳴りや悪寒など体に異変が起き始めたと怯えます。毎年その時期を怖れて暮らすのはイヤだしなんとかできないかと思い投稿したそうです。
問題の映像は、賑やかなコメディ作品ですが、彼を含めた演者らの背後の暗幕の中央に突然白い影が現れ、邪悪そうに歯を剥きだし嗤う顔となり右上に消えていくものでした。

◆「人影」
レポーター北川さおりとスタッフらは、怪異が起こるという投稿者山代充の自宅に取材に行きます。
彼がこじんまりとした2階建てのその家に入居したのは2年前、けれどドアが勝手に開いたり物が無くなるなどしたため、泥棒だと思った彼はポラロイドで証拠品を撮影する事に。
異変は、知らぬ間にヤカンが空焚きされる、刃が潰された包丁が台所や浴槽に置かれる、練り歯磨きが渦模様に絞り出される等々悪質な悪戯のようで、知らぬ間に階段中央に並べられていた小物の写真は妙な色に変色していました。
ところが警察に訴えても事件性が無いと相手にされず、やむなく家の内外を8台の監視カメラで撮影したところ、問題映像の撮影に成功、泥棒はおろかヒトですら無いモノの仕業だと確信したそうです。
映ったのは天井から階段を捉えたもの、2階和室から階段踊り場と物置用の和室(2階は和室2間)を捉えたものの2台。画面は加えて変化の無かったリビングと玄関、計4枚の動画が同時進行しています。時刻は夜8時半過ぎ、リビングでは母親らしき女性が食事の片づけを始め、玄関には変化がありません。
女性と思しき白い影は、突然階段中程にぼんやりと現れ、振り向いてゆっくりと階段を上り2階踊り場から壁をすり抜け物置用の和室に消えていきます。
後に人影が消えた物置用の和室から、古い手鏡が見つかったそうです。それは以前から彼の家にあったという古い武者絵の内蓋付の立派な手鏡で、きれいに拭き清め2階和室(居室)の仏壇の隣に並べたところ、怪異は収束し平和な日常が戻ったそうです。

【承】- ほんとにあった!呪いのビデオSpecial3のあらすじ2

◆「漂流する霊」
レポーター住村愛子は、ある河川の管理官を務める投稿者坂田恭一に事情を聞きます。その現場は、とある一級河川が交わる某水門付近で、降雨の際には24時間体制となり、車や家具や遺体などの漂着物もあると話します。問題映像を捉えたカメラは水門から数100m離れた場所に設置されたもので、上方から河川の物が溜まりやすいポイントを見下ろしています。
問題映像が撮影された3日前には、上流で大雨があり中学生が流されたとの情報から特に厳重に監視していたそうで、白い漂流物を発見した彼は水死体かと思い現場に駆けつけたそうですが何も見つからず、再度映像を確認したところ、やはり映っていて動いているように見えたが消えたと話します。件の中学生は行方不明のままだそうです。
映像の日付は2000年7月2日午後4時前、気象記録では関東地方を台風が横切っているそうです。
問題の映像には、川岸付近に突然白いうつぶせの人のようなモノが浮かび上がり、暫し漂った後、くるりと仰向けになり沈んでいく様子が映っています。

◆「霊公園」
投稿者の須藤崇、栄子夫妻は取材に訪れたスタッフに、問題映像が撮れて以降、幼い娘の華子はぼんやりして食欲が落ち、吐くようになったと訴えます。
夫妻と、住村愛子らスタッフと霊媒師森救世は、マンション間近にある件の公園で状況を聞き、森は「良くない感じがする、昔何があったのか知りたい」と霊視、長年住んでいる栄子の知人T・K、U・Yに事情を聞く事に。
2人は、事件は公園で起こったわけではないが、近所で虐待により死亡した子供がよく遊んでいたと話します。その子は水商売の母親とそのヒモらしき男に虐待されているようだったが、本人も問題児でT・Kの子を噛んだり滑り台を占領するなどしたため煙たがられていた、越して来たばかりの栄子には言えなかったと打ち明けます。
問題映像は、華子が滑り台を降りた直後、滑り台の下に死体のような白い手が見えているもので、「愛された事の無い子供が愛を求めた余韻なのでは?」とナレーションが入ります。
しかしその3か月後、崇から華子の異変の原因が判ったと連絡があります。
彼は、あくまでも行き過ぎた躾で虐待は大げさだと言いますが、内緒で取り付けた監視カメラの映像では、栄子が華子を掛布団で簀巻きにし、馬乗りで殴りつける様子が映っていました。虐待された怨念が華子ではなく栄子に向けられたのだろうか…とナレーションが入ります。その後栄子は崇の勧めで相談所などに通い、徐々に状況は改善しているそうです。

◆「区画整理」
退職金で最新式のビデオカメラを買ったというシニアの投稿者西岡慎太郎からの投稿映像。
彼が撮影したのは、バブル景気の頃、地上げの機を逃し、現在は細い入り組んだ路地に木造の朽ちた廃屋と変らぬ日常が続く戸建てが密集する、時代から取り残されたような渋谷区の下町でした。
カメラは枯れたツタに埋もれ打ち捨てられた廃墟の静寂と侘しさ、また生命力の欠片を拾いつつ路地を見つめ、やがて痩せた野良猫を追い始めます。猫のアップの後、塀に並ぶ古びたガラス瓶を捉えた瞬間、画面右端に透き通った着物を着た子供のような姿が映って消え、風に揺れるツタの若葉へとピントが移ります。

【転】- ほんとにあった!呪いのビデオSpecial3のあらすじ3

◆「コンビニの噂」 
投稿者浅川大輔は、その街には女性店員がいるコンビニに入りレジにいくと、なぜか女性店員が消えており、別な店員が出てきて応対される、その怪異は複数の店で起きており、その女性店員を目撃した者は高熱を出し最悪言語障害の後遺症が残るというと言う噂があると話します。事の発端は、30代の女性店員がコンビニ強盗により殺害された未解決事件だそうですが、彼もまた、その怪異を目撃すべく友人たちと、複数のコンビニをビデオで撮りながら流していた中、あるコンビニでそれらしき人影が映ったというのです。
レポーター住村愛子とスタッフらは隠しカメラを構え、件のコンビニに潜入しますが、特に変わった点はありませんでした。
また彼は、事件後1ヶ月ほどで閉店したという実際の事件現場のコンビニ跡にスタッフらを案内し、殺害されたのは、夫が起こした人身事故の賠償金のため昼はパン工場、夜はコンビニで働き、小学生の子供もいたという女性で、傷ましい事件だったと話します。
問題の映像は、彼が運転する車で男女1人づつの友人が同乗、撮れたらどうする?送っちゃう?などと明るく話しながら数件のコンビニを回っている中、大きな交差点の角のコンビニを通り過ぎた瞬間、薄い影のような人型が映り込んでいるものでした。

◆「子供の声」
投稿者柴田昌道とその彼女小田尚美は、久々のデートで三軒茶屋に行き、デジカメの動画モードで撮影していたところ、薄く唸るような子供の声がまとわりつき「痛い!」とはっきり入るのが不気味だったと話します。
問題の映像は、2人が楽しげにデートする間ずっと低く唸るような歌うような子供の声が流れていて、晴れた夏の日にも拘らず相合傘でふざけるシーンで「痛いッ!」とはっきり聞こえます。その声は彼女を撮影する時に、なぜか一段と大きくなっていました。
◆「中古ビデオ」
投稿者木村英一が人手で賑わう人気のフリーマーケットで買ったという中古ビデオ。
問題のビデオテープはかなり古く傷んでいて、映画タイトルらしき手書きのラベルが剥がしかけのまま残っています。映画好きの彼は気にせず見始めたのですが、内容は何かのテープに上書きされたカップルのデートの様子で、先を歩く彼女を彼氏が撮影しているようでした。
画面は荒くかなり劣化していますが、立派なガジュマルの木や”ハブ危険”の箱などから場所は沖縄のどこかのようです。けれど彼女が橋に立ってどこかを指差した途端途切れ、気味の悪いノイズと共に画面が乱れ、砂嵐から女性の顔になり、何度か向きを変え崩れて終わります。
投稿者はその取材の1ヶ月後、電車のホームで何者かに突き飛ばされ転落、足の小指を切断する大ケガを負ったそうです。犯人は不明でしたが、彼が転落する直前に見た顔は、ビデオの顔によく似ていたそうです。

【結】- ほんとにあった!呪いのビデオSpecial3のあらすじ4

◆「続・巨大団地」
樋度ら取材スタッフと少女たちはその後1時間余りも団地内を彷徨ううち、投稿者の友人理佐が変調を来たし、工事現場脇で立ち止まり動けなくなります。そもそも彼女はオカルトには興味が無く、時折暗い表情をしたりなどあったため事情を聞くと、彼女自身、就学前この団地の住人で、仲の良かった隣人一家が交通事故で全員死亡する傷ましい出来事があったのだとか。幼かった彼女は事情が分からず、いつか再び一家に会えるものだと長い間信じていたそうです。
スタッフらは2人をベンチで休ませ話を聞くうち、真由が住民らしき中年男性に咎められた事を思い出し、ようやく撮影場所が判明します。
そこはある棟の屋上に至る階段室の入口で、頑丈なカギ付きの鉄格子で完全に封印され、中に人が入れるとはとても思えない場所でした。

問題映像は、閉店後の商店街内部から始まりますが、取材時とは打って変わって人通りも街灯も少なく暗く不気味で、冒頭からずっと耳障りなノイズが入っています。やがて2人はエレベーターで上階に向かいますが、外廊下の外口部は装飾鉄柵で完全に塞がれ、無機質に立ち並ぶ高層棟、廊下の端の薄暗いダストシュート等々、わくわくと撮影する真由と対照的に理佐は固い笑顔のまま、鉄柵で覆われた最上部の通路を通り、いよいよ件の撮影現場、屋上への階段室に至った途端ノイズが一層激しくなります。が、2人は気づかずカギを弄って諦めて通り過ぎ、明るい内部廊下に至った所でようやく初めて住民らしき中年男性に声を掛けられ一旦は逃げだしますが、その後、同男性に無断侵入を咎められるシーンで映像は終わります。
問題のシーンは、階段室の天井部分にカメラが向けられた次の瞬間、薄く透けた痩せさらばえた男が左上部からぬっと首を出し、ゆっくりとこちらを振り向くものでした。
「この人影は交通事故で亡くなった一家と何か関係があるのだろうか?だとすれば、懐かしい理佐さんに会いに来たとでも言うのだろうか…」とナレーションが入ります。

みんなの感想

ライターの感想

「巨大団地」「中古ビデオ」「霊公園」「漂流する霊」等々、数々の心霊特番でも取り上げられた名作揃いの一本です。また後にも先にもこれ一本の重厚な朝コータロー氏のナレーションにも趣があります。映像の精度もかなり向上し”背景となる人間ドラマ”にも重点が置かれています。
「巨大団地」での某高層団地群の圧倒的な光景や不気味な住民は、彼女たちでなければ撮れ得なかった怖さがあると思います。個人的にツボったのは「漂流する霊」で、かなりロングの映像なのに、生気のない白い物体がくるりんと裏返る瞬間は何度見ても怖気が走ります。
ちなみに「コンビニの噂」は本編第12作に続報があります。
問題映像はぜひご自身の眼でご確認ください。余すとこなくおススメ映像です。

*本作は「ほんとにあった!呪いのビデオ パーフェクトBOX1」にも収録されています。

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