「ほんとにあった!呪いのビデオVerX4」のネタバレあらすじ結末

ほんとにあった!呪いのビデオ Ver.X4の紹介:一般から投稿された不可思議な映像を紹介、検証するドキュメンタリー風のオリジナルビデオ「ほんとにあった!呪いのビデオ」シリーズの派生作品で、2002年にリリースされた「ほんとにあった!呪いのビデオ Ver.X」シリーズ第4作。呪詛らしき意味不明の手紙が添えられた「差出人不明のビデオ」、かつて甚大な被害をもたらした鉱毒事件の舞台で起きた「廃坑をさまよう霊」など13本を紹介する。構成/演出は「ノロイ」「コワすぎ!」シリーズの白石晃士。ナレ―ションは宮川宏司。

ほんとにあった!呪いのビデオVerX4の主な出演者

演出/白石晃士、演出助手/栗林忍、スタッフ/足立学など。ナレーション/宮川宏司

ほんとにあった!呪いのビデオVerX4のネタバレあらすじ

【起】- ほんとにあった!呪いのビデオVerX4のあらすじ1

◆「差出人不明の投稿ビデオ」
呪いのビデオ製作委員会に差出人不明の不気味なビデオテープが送られてきます。
消印は都内で差出人名は無く、古びたクッション封筒にマジックで殴り書きされた宛名、同封された手紙も「(「~呪いのビデオ」は)霊を冒涜している」「報復」「九回見れバ発狂」など支離滅裂で呪詛じみた言葉や不気味な絵を鉛筆でびっしりと隙間なく書き殴った異様なモノでした。
演出の白石晃士と演出助手の栗林忍は、その調査に乗り出します。
最初に異変を感じたのは、投稿を最初にチェックする製作委員会スタッフ足立学でした。多忙のため投稿を自宅に持ち帰りチェックしていた彼は、件の封筒のあまりの異様さに後回しにしたそうです。
問題の映像は、夜、川か湖の畔で、魔法陣のような丸い何かの中央で人形らしきモノが燃やされ、その煙の中から人型の何かが湧き出て来るというモノで、慣れっこだから怖くは無かったが、何度もその部分を見直して一時停止した瞬間、背後でラップ音がしたと言うのです。彼は、それ以来、その人影が頭に焼き付き、1人になると叫び出したくなると言い、「信じるわけではないが『九回見れバ発狂』という言葉を多少不安に感じている」と話します。

消印から撮影場所は東京近郊と思われ、問題映像を何度も検証した結果、水面と思しきモノを河川と断定、画面最上部に小さく映る鉄橋を3両編成の列車が通過するシーンに着目し、鉄道マニアで知られる祐天寺のカレー店ナイアガラのマスターに相談、神奈川県の某河川にかかる鉄橋と電車を特定します。
スタッフは、その路線と河川との位置関係で撮影場所と思しき堤防を特定、炎の代わりにライトを置き、夜間、終電が通過するまで撮影を続けますが、その映像には不気味なうなり声のようなモノが録音されていました。
その直後、スタッフルームにひどく動揺した足立が来て、今しがた、友人が飛び降り自殺したと連絡が来たと話します。
それは彼のマンションによく泊りに来る友人で、旅行に行く約束もしてたのに死ぬなんて考えられない、件のビデオは後回しにしたため数日間自宅にあったから彼も見たと思う、そんなヤバいビデオだなんてわかんないじゃないすか…と声を詰まらせます。
「投稿された映像は、見ると呪われる可能性があるため、巻末に収録している」とテロップが入ります。

◆「ライブハウスに異形の物体が…」
とあるバンドのライブ会場で撮影された映像。楽曲の合間、カメラが撮影者の足元を映した瞬間、白い顔に手が生えたような奇妙な物体が画面を過ぎります。
◆「車内の宴会に謎の光球が…」
会社の会議室で行われた宴会の映像。余興で盛り上がる社員たちの左上から弧を描くように小さな光球が落下します。
◆「野良猫の体に何ものかの顔が…」
水辺の公園に棲みついた数匹の野良猫を映した映像。黒い縞模様の猫が撮影者を威嚇し地面を掘り始めた瞬間、その後ろ脚に白い人の顔のような模様が浮かび上がります。

【承】- ほんとにあった!呪いのビデオVerX4のあらすじ2

◆「廃坑をさまよう霊」
文学部のグループ発表に、鉱山がテーマの小説を選んだ投稿者田島友香、横山美沙、工藤綾子の3人は、とある廃坑を見学に行き、木の地蔵が祀られた洞穴を撮影中、人の顔のようなモノが見えたため、怖くなってテーマを替えたと話します。
その場所はかつて、鉱毒の流出で田畑や河川が汚染され、不作と病気に苦しめられた住民が国と衝突する重大事件の舞台となった廃坑でした。
小雨の降る中、スタッフは3人と共に現場検証に向かいます。
問題の映像の撮影場所は、当時火薬庫として使われ、現在は木製の地蔵と煉瓦の壁の一部が祀られた穴でした。
スタッフは彼女たちに再現してもらい撮影しますが映像に異常は無く、地蔵の背面に人が隠れられる隙間がある事を確認し、誰かいたのでは?と聞きますが、彼女たちは、他に人はいなかった、暗くてイヤな感じがしたと声を揃えます。
「この場所で命を落とした坑夫の霊が映り込んだとでも言うのだろうか」とナレーションが入り、問題の映像となります。
映像は、地蔵に手を合わせる2人を田島が撮影しているシーンで、煉瓦の壁の後ろから、ひょいと白い顔が覗くというモノでした。

その後も検証を続けたスタッフは、人工池のシーンにも同様の霊らしきモノを発見したため、田島に電話をかけますが繋がらず、やむなく横山に連絡、田島は突然大学を辞め行方知れずで、北海道の実家の電話も繋がらないと言われます。
撮影場所は、鉱山から流出した鉱毒を無毒化するための広大な人工池で、工事中にも死亡事故が多発し、慰霊碑にはその湖底に村が沈んでいると刻まれていました。
その後、田島本人から連絡があり、彼女自身は無事で、家族とともに九州に引っ越したという事、また彼女の祖父が、かつて人工池に水没した村の住民で北海道に移住した1人であったという事が判明します。
けれど彼女がなぜ大学を中退してまで引っ越したのかは解らず、理由を聞いてもビデオとは無関係の家族の事情だから話したくないと言われます。当時の資料から、水没した村は、国により強制廃村とされ破壊された事が判明します。
人工池の映像は、広大な人工池の畔で遊ぶ観光客や釣り人を映したもので、その足元の小さな草むらの中に、火薬庫跡と同じ白い顔が浮かんでいました。

◆「火事の煙の中に死神の顔が?!」
白昼の火災現場から吹き上がる白煙を、付近の建物越しに映した映像。その煙の中から威嚇するかのような不気味な顔が浮き出します。
◆「芝居の稽古の最中に…!」
会議室らしき部屋で、3人の女性が芝居のセリフ合わせをしています。が、その背後にあるスチールのロッカーと壁の隙間から薄く小さい手のようなモノが一瞬出て引っ込みます。
◆「お化け屋敷に本物の霊が?!」
あるお化け屋敷の映像。暗闇に複数の女性の悲鳴が響き渡る中、一瞬、画面にカラーノイズが走りますが、その中に亡霊のような顔が浮かび上がっています。

【転】- ほんとにあった!呪いのビデオVerX4のあらすじ3

◆「砂嵐のTV画面から」
投稿されたのは、複数回ダビングされたような荒れて不気味な砂嵐の映像でしたが、スタッフには異変部分が確認できず、投稿者小林純一のアパートを訪ねます。
彼は、ビデオは友人から「TVから人の手が出てくる」と言われて貰ったものだが、自分は見えなかった、けれど鑑賞中に部屋の電灯が点滅し、数日後、電源が切れているスピーカーからノイズが聞こえ、別の友人はデジタルの腕時計の表示が変になったと言ってたと話します。
栗林は異変が起こるか検証したいと頼み、彼のビデオで再生し始めますが、突然バチッと音がして30Aのブレーカーが落ちます。時刻は昼間で、彼らのいる部屋にしか電灯は点いていませんでした。
スタッフは、そのマスターテープを探すべく持ち主を辿りますが、女が映ったと聞いたが見えなかった、見ていた3人の携帯に同時に非通知の着信があり、1回だけ鳴ったなどの報告が相次ぎ、その都度ダビングされた事が判明、やがてその持ち主の1人、A・Kへと辿り着きます。

彼によれば、高校時代そのビデオは「見ると不幸になる」という噂されたもので、白いモノが浮き出すと言い、彼のテープを再生し説明しますが、スタッフには確認できませんでした。
そこで彼のビデオの入手先である倉田登を紹介してもらい、事情を聞きます。
彼自身は、友人からビデオを貰い、TV画面が映るシーンで首の無い女が画面から出て来るのを見たと言うものの、その後、その友人は高校を中退し、携帯のアンテナを増設する仕事に就いたところ高圧線に触れて感電死、彼自身も留守電に砂嵐のノイズ音のような音が入っているなどがあったため、怖くなって捨てたと言われます。
マスターテープへの手がかりは断たれますが、スタッフは、体験者のほとんどが電気や電波に異変が起きている事に着目、街中の電柱や電線、高架、変圧器などを撮影します。

ほどなくして倉田から、同窓会で亡くなった友人のビデオの入手先が判明したと連絡があり、スタッフは、その持ち主川上健吉に話を聞きます。
彼によれば、そのテープは、7、8年前に川上一家が住んでいた借家で、大掃除の最中に天井の羽目板が抜けビデオが落ちてきた、先住者の物と思い興味半分で見たところ、砂嵐の画面が延々と続き、最後のTV画面が映るシーンで、画面の中から白い靄のような塊が這い出すのを見て気味悪くなり、友人に事情を話して貸したまま忘れていたそうです。
けれど、今回の取材をきっかけに、家中を探したところ見つかったと言い、自分が見たのは1回きりで気味が悪いから見たくない、そちらで処分してくれと言われ渡されます。
問題の映像は、真っ暗な部屋で小型テレビに映る砂嵐をカメラで映している映像で、途中からカメラがTVから離れ、暗闇に斜めに浮かぶTV画面のシーンになります。その時、TV画面から四つん這いになった人型の靄が這い出て来て、一瞬光って消えると言うモノでした。
川上家が住んでいたと言う借家は現在マンションへと変っており、不動産屋にも事情を聞きますが、以前の住人についてはわからず、また、スタッフが撮影した電柱には、電線にまとわりつく小さな白い発光体が映り込んでいました。

◆「8ミリフィルムに奇怪な目が!」
70年代の沖縄の町を撮影した8ミリフィルム。音声の無い歴史的資料のような映像ですが、画面が暗くなる一瞬、画面の上半分に視線が定まらぬ巨大な両目が現れ消えていきます。
◆「波間に現われた霊」
曇り空の海辺でサーフィンをする数人の男性の映像。その1人がサーフボードの上に立ち上がり波に乗った瞬間、その左側の波間に白い顔のようなモノが浮かんでいます。
◆「結婚式に現われた怨霊!?」
豪華な投稿者の結婚披露宴の映像。新婚カップルがケーキ入刀となった瞬間、右側に閃くフラッシュの光の中に、歯を剥いた不気味な男の顔が大きく浮かび上がります。

【結】- ほんとにあった!呪いのビデオVerX4のあらすじ4

◆「呪われた椅子」
投稿者岡本康志は、妻の沙織と赤ん坊の我が子を撮影していたところ、椅子から白い靄のようなモノが立ち昇り、テーブルに置いてあったコップが落ちたと話します。そのカップは座りのいい幼児用の両耳マグカップで、椅子の方へ引っ張られるように落ちたのだとか。
また古道具屋で買ったというその椅子は、うたた寝をすると金縛りに遭い、子供は嫌がって座らず、微熱が続きむずかるようになったそうですが、デザインが気に入っており処分するか迷っているそうです。
その古道具屋は、解体業者から買ったがデザインがいいわりになかなか売れなかったと言い、解体業者は、解体を請け負った廃ホテルの最上階にあった物だと言いますが、その現場は荒れ果て業者も何度も替わっていたそうで、異常な事故が相次ぎ、彼の会社もまた工事途中で手を引いたと話します。

スタッフは早速、解体業者から聞いたホテルに向かいますが、到着したのは夜、白石と栗林と撮影班は、鬱蒼とした木々に囲まれたその巨大で異様な姿に圧倒されながらも、割れたガラスや廃材の散乱した建物内に侵入、カウンターにあったパンフレットで、件の椅子がホテルの最上階のラウンジの物だと確認します。
防火扉に封印されているかのような階段室は、鳥の死骸やフンが大量に積もり悪臭を放っていましたが、彼らが足を踏み入れると同時にラップ音が響きます。辿り着いた最上階の”スカイラウンジ”は、窓が割れ天井が抜けた野ざらしの状態で、家具などは無く、彼らは結局階段室に戻り、下りながら調査を続行することに。
階段室から3階にかけて、彼らを追うように激しくラップ音が鳴り、何かが滴る音が続く中、大きな宴会場を発見、そこにはホテル内の家具が乱雑に積み上げられており、岡本夫妻の物と同じ椅子も多数ありました。
また、その中になぜかポツンと黄色い花柄の子供椅子が置き去りにされており、栗林が触ろうとした瞬間、背後でパチッと大きなラップ音が響き、飛び退きます。
問題の映像は、岡本がソファに座る妻と赤ん坊をあやしながらテーブル越しに撮影しているもので、その左側に件の椅子が映っています。
その椅子に一瞬、ぼんやりとうなだれて座る白い人影が現れ、次の瞬間、椅子の方向に引っ張られるようにコップが落ちる様子が映っていました。

◆「差出人不明の投稿ビデオ 本編」
「冒頭に紹介した『差出人不明の投稿ビデオ』をご覧いただこう。これを見てあなたにどんな現象や不幸が起きても、我々は一切の責任を負わない」とナレーションが入ります。
夜、件の堤防で、白い魔法陣のようなモノとその中央が激しく燃えています。映像は無音で、炎が弱まると同時に燃えているのが大振りのわら人形のようなモノと判ります。
炎はそのまま勢いを失い、黒焦げの人形の周りに闇が戻り始めた時、人形からうわりと白い煙でできた人型のようなモノが立ち上がり、カメラに向かって数歩近づき、消えていきます。

みんなの感想

ライターの感想

本シリーズでも異色の「~THE MOVIE」1、2でもお馴染みの白石監督が「~呪いのビデオ」のセオリーを頑なに守った興味深い作品で、ハンチング無しのスマートな青年姿もほのぼのしい1本です。同監督の「オカルト」であの最低男江野と堂々渡り合った栗林忍が本作でも大活躍、ラップ音にも異臭にも動じず、ポーカーフェースで先陣を切る姿には感服しますが、供養塔的役割と思われる某火薬庫跡に上がれと言われた瞬間、は?と振り向く尖った表情もたまりません。
ちなみに「廃坑をさまよう霊」の撮影現場は、明治初期に起こったわが国初の公害事件の舞台となった廃坑だそうで、被害者はその上、事件を収めようとした国からの強制廃村、強制移住という苦難を強いられた傷ましい事件だったのだとか。
また祐天寺の”ナイアガラ”、本作に登場する内藤駅長は残念ながら2014年に逝去されたそうですが、2017年現在も営業中だとか。取材時のあの豊かな笑顔はずっと心に残りそうです。

※本作は「ほんとにあった!呪いのビデオ パーフェクトBOX2」にも収録されています。
(シリーズVol.9~16、バージョンX1~4までを収めた13枚組のDVD-BOX)

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