「アパートメント」のネタバレあらすじ結末

アパートメントの紹介:投身自殺が相次ぐアパートの異変に気づき、恐怖に巻き込まれるという2006年に公開された韓国のホラー映画です。原作は「隣人 The Neighbors」「純情漫画」の原作で知られる人気漫画家カン・プルのWEBコミック「アパート」。監督/脚本は「友引忌-ともびき-」「コックリさん」(2004年韓国)のアン・ビョンギ。主演のセジン役を「二重スパイ」のコ・ソヨン、地下鉄の赤い服の女を「IRIS-アイリス-」のユミン(笛木優子)が演じています。特殊メイクは「黒く濁る村」のシン・ジェホ。日本版テーマソングはthe GazettEの「千鶴」。

予告動画

アパートメントの主な出演者

セジン(コ・ソヨン)、車椅子の女性ユヨン(チャン・ヒジン)、ヤン刑事(カン・ソンジン)、女子高生ジョンホン(パク・ハソン)、ジョンス(キム・ドンウク)、地下鉄の赤い服の女キム(ユミン=笛木優子)など。

アパートメントのネタバレあらすじ

【起】- アパートメントのあらすじ1

暗い部屋で自分の身体をカッターでザクザクと切りつけ、泣く女。
TVでは数十年間、部屋で引きこもりを続けている男性へのインタビューが流れています。

アパレルメーカーの販促部チーム長のセジンは、ソウル近郊の巨大アパートの広い部屋で暮らしています。彼女は独身で、趣味は毎朝のジョギング、大衆に媚びない斬新なアイデアで室長と対立しても曲げないプライドの高いキャリア・ウーマンです。
が、クリスマス・イヴにアパートの駐車場で騒ぎが起り、彼女は夜の9時56分に一斉に電灯が消える部屋があることに気づきます。
また、仕事の帰り道、人気の無い地下鉄で、彼女は赤い服の女につけられ、突然「寂しくないですか?」と言われ、自殺の道連れにされそうになります。女は列車に撥ねられて死に、彼女は難を逃れますが、その日以来悪夢にうなされて会社を休み、マンションでは投身自殺が相次ぎます。

そんなある日、彼女はジョギングで立ち寄った団地の公園で、車椅子の清楚な女性ユヨンと出会い、また「寂しくないの?」と聞かれます。彼女は両親を亡くし1人暮らしでしたが、団地の人が良くしてくれるから辛くないと話し、いやなことを忘れられるからとセジンに木製のルービックキューブを渡します。やがて彼女は迎えに来た優しそうな年配の女性と帰り、それを女子高生が携帯で撮っていました。

ユヨンの部屋は彼女の部屋から見下ろせる向かいにあり、その夜は昼間の年配女性が彼女に食事を食べさせていました。が、なぜかユヨンはすがるような目でセジンを見つめ、年配女性はカーテンを閉めてしまいます。
年配女性は、自作の煮込みを嫌がるユヨンに叩いて食べさせ、家族は私を捨てたけど、あなたがいればいいわと笑って話しています。が、それを別の部屋にいる女が歯ぎしりをしながら覗いています。

【承】- アパートメントのあらすじ2

その夜、セジンは9時56分に明かりが消えた部屋から男性が飛び降りるのを目撃、死の法則を確信します。
翌日、セジンがユヨンと屋上で話している最中に警察から呼ばれ、パク刑事から事情を聞かれますが、自殺動機が判らないとイラつくヤン刑事に、9時56分に明かりが消え自殺者が出ると証言しますが、彼は証言を無視して覗き見行為を責めるだけでした。
セジンは、エレベーターで公園の女子高生と出会い、明かりを消さないよう忠告しますが、彼女にも覗き見行為を責められます。
またユヨンの部屋にも行き忠告しますが、チェーンの掛かったドア越しに拒絶されてしまいます。セジンは奥から髪の長い女が覗くのを目撃しますが、いたのは青年でユヨンを車椅子に縛り弄んでいました。

その夜の9時56分、エレベーターに乗った青年は赤い服の女を目撃し、7階のエレベーター前で黒い女に襲われシャフトに落下、ユヨンの部屋に向かう途中、閉じ込められたセジンが乗ったかごを突き破り死亡します。
彼は10階の大学生で、ヤン刑事は、証言を信じてくれてたら助けられたかもと怒るセジンに、電気が消えたら通報しろ、さもないと自殺ほう助罪だと脅します。
翌朝セジンは、ユヨンの部屋に行き、話を聞いてと叫びますがドアは開かず、騒ぎに集まった住民にも必死で忠告するものの通報されて連行され、迷惑行為と覗き見を止めろと警告されます。

落ち込んだ彼女は、公園で女子高生と再会します。彼女はジョンホンといい、覗き見を母親に言いつけたのは自分で大事になってごめんなさいと謝ります。セジンは彼女を部屋に招いて話すうち、彼女も転校してきたばかりで孤独だと知り、ユヨンからもらったルービックキューブを譲ります。帰り際、9時56分には絶対に明かりを消さないでというと、ジョンホンは素直にうなづきます。

その晩、ユヨンの部屋にいたのは若い女で、男と携帯で話しながら、虚ろな目の彼女に無理矢理薬を飲ませたり注射をしています。それを別の部屋から女が覗き歯ぎしりをしています。
同じ頃、セジンはバスルームで赤い服の女を目撃、ジョンホンはアパートの廊下を歩く不気味な女を目撃します。
若い女と電話の男は夫婦でユヨンを使い薬の人体実験をしていたのです。が、深夜、女は薬を頬張り別人のようになって男に襲いかかり、毒を注射され死亡します。男は錯乱し証言は取れず、証拠品のカギは夫婦の部屋の物ではありませんでした。警察はようやく捜査に重い腰を上げます。

【転】- アパートメントのあらすじ3

夜、車で帰宅したセジンは駐車場にいたユヨンを乗せて、海に向かいます。海は初めてだというユヨンは、海に行こうという両親の誘いを断ったことを後悔して泣き、海ではセジンが、地下鉄で自殺した女性の話を聞いてあげていれば助けられたかもしれないと打ち明けます。

別な夜、セジンは、ユヨンが中年女に暴行されているのを目撃、急いで彼女の部屋に向かいます。中年女は怒りながら彼女を水風呂に座らせ、肌が擦り切れるほどこすっていました。その中年女とエレベーターで出くわしたセジンは、女を責めますが、女は逃げ帰ってしまいます。
セジンはユヨンの部屋の前で必死で呼ぶうち、9時56分になり明かりが明滅しその場に倒れてしまいます。女の部屋には歯ぎしりが響き、何かの気配が侵入してバスルームに引きずり込まれます。
翌日、中年女は自宅のバスルームで、体中を剥けるほど擦られた変死体となって発見されます。バスタブからは再びカギが発見されます。

一方、セジンは自分の部屋で目を覚まし、駐車場は警察と救急車で騒ぎになっていましたが、ユヨンは何事も無かったかのように窓辺の揺り椅子に座っています。
そこへジョンホンがきて、ここ数日9時56分からの記憶が無いため撮ったというビデオを見せられます。その時間彼女は突然、操られるように明かりを消していました。
セジンはヤン刑事にも知らせ、ジョンホンと3人で彼女の部屋で9時56分を待ちますが、ヤン刑事はパク刑事から呼ばれ一旦署に戻ります。それは、被害者の証拠品のカギが全て同じ合鍵だという知らせで、ヤン刑事はアパートのカギを順に試していきます。

ヤン刑事を待つうち、2人はビデオのジョンホンの隣に黒い服の不気味な女が映っているのを発見し、ヤン刑事はカギが合う扉を発見した瞬間、9時56分になります。
セジンは、ユヨンの部屋のカーテンに人影が浮かぶのを目撃、ヤン刑事はカギが合った704号室、ユヨンの部屋に入ります。
が、窓辺の揺り椅子にユヨンはおらず、別な部屋から包丁を持った女が飛び出し、ヤン刑事に取り押さえられます。それは長い黒髪の男ジョンスで、昨年704号室に入居したものの重度のチック症で引きこもりだったため住民は彼を知らず、血染めの赤い服とカギも本人が錯乱しているため、事情が判らないままです。

事情を知ったセジンは両親が留守で帰りたくないというジョンホンと共に、謎を再検証するうち、ルービックキューブが示す番号が被害者の部屋番号で、唯一1203号室だけが自殺者が出ていない事を知ります。
また、ネットでアパートを調べていたジョンホンは、家族を亡くした不幸な車椅子の女性ユヨンが住民の善意で幸せな共生生活を送っているという記事を見つけますが、クリスマス・イブにユヨンは自殺を遂げていました。記事の写真で、車椅子のユヨンと笑って写っていたのは彼女を虐待していた人々でした。警察署では血染めの服の血が704号で自殺したユヨンの血だと判明します。

【結】- アパートメントのあらすじ4

セジンは、1203号室の冷蔵庫の前で食べ物を喉に詰まらせ死亡しているあの年配女性の遺体を発見し、その口の中にあったカギでユヨンがいた704号室のドアを開けます。
部屋はガランとして古く寂れ、窓辺の揺り椅子の下には血が渇き固まっていました。セジンはその椅子に座り、彼女の過去を追体験します。
一方、警察署の取調室ではジョンスが、704号に入居した時、窓辺の揺り椅子に座るユヨンを目撃し、彼女の過去を見せられた事を語り始めます。

優しい両親が事故で死に一人残された彼女の部屋には、あの住民らが押し掛け、可哀想だから順番で面倒を見ようと勝手に決め、一時は”憐れな女性を善人が助け共生する住み良いアパート”として表彰もされ記事にもなりますが、それが次第に無力な彼女に対する虐待へと変って行った光景でした。彼女は、雪のちらつくクリスマス・イヴの夜、窓から見える幸せそうな家族を見つめながら、手首を切って自殺、その血が彼女の服を赤く染めていきます。

セジンは彼女の陰惨な過去に同情の涙を流しますが、ジョンスの告白は続きます。
ユヨンは常に彼がそばにいる事を望み、彼の身体を使って殺人を繰り返していった、自分は殺人も恐ろしかったが、彼女はもっと恐ろしく、逃げることも死ぬこともできなかったと絶叫します。
ヤン刑事らはそれでも半信半疑で、彼に現場に戻って現実を見ろと言い出します。狂ったように怯える彼はパク刑事の拳銃を奪い、頭を撃ち抜き死亡します。

そして9時56分。
セジンの部屋で両親の帰宅を知ったジョンホンは、焦ってエレベーターに乗りますが、電気が消え閉じ込められてしまいます。
また、ユヨンの部屋を出ようとしたセジンは、殺すつもりは無かったというユヨンの声で振り返ります。彼女は揺り椅子に座っていました。
全ての虐待にも堪えたのに、許せなかったのは私を無視する眼だ、あなたも私を忘れるんでしょう?!と彼女は叫び、血涙を流し、血だらけのワンピース姿で立ち上がり絶叫します。

エレベーターに閉じ込められていたジョンホンは戻ったヤン刑事に救出されますが、ジョンスと共に悪霊と化したユヨンは部屋から必死で逃げ出したユジンを屋上に追いつめます。
追い詰められたユジンは、それでもあなたを救いたかった、でももう手遅れね、あなたと痛みを分かち合うわと言います。ユジンは屋上のヘリに立ち、下から見上げるヤン刑事やジョンホンが止める間もなく身を投げ、死亡します。

2か月後、ヤン刑事は704号室に入居し、手伝いに来ていたジョンホンに怨みはそう簡単に消えないと話しています。が、彼女はユジンの部屋の窓辺に立つ彼女の姿を見つけ愕然とします。
誰もいない1203号室では扉が開き、黒い影が出ていきました。

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