「ウルフアットザドア」のネタバレあらすじ結末

ウルフ・アット・ザ・ドアの紹介:2016年製作のアメリカ映画。『アナベル 死霊館の人形』のジョン・R・レオネッティ監督によるサスペンススリラー。とある瀟洒な家に集まり、パーティーを楽しんでいた男女4人。そこへ殺意を持った侵入者たちが忍び寄り…。

予告動画

ウルフアットザドアの主な出演者

シャロン(ケイティ・キャシディ)、アビゲイル〔アビー〕(エリザベス・ヘンストリッジ)、ボイチェフ(アダム・キャンベル)、ジェイ(マイルズ・フィッシャー)、ジョン(クリス・マルケイ)、マリー(ジェーン・カツマレク)、ウィリアム(スペンサー・ダニエルズ)、スティーヴン(ルーカス・アダムス)

ウルフアットザドアのネタバレあらすじ

簡単なあらすじ

①1969年8月9日、アビーは女友達・シャロン夫妻の家に世話になっていたが、故郷であるボストンへ帰ることを決意。アビーの恋人も含めて4人でレストランへ行き送別会をした後、屋敷に戻る。 ②その屋敷に深夜、数人の男女が侵入してシャロンやアビーたちを襲う。犯人はカルト教団の信者たち。

【起】- ウルフアットザドアのあらすじ1

〝1969年 夏 ロサンゼルス
激動の1960年代を締めくくる
凄惨(せいさん)な事件により
カリフォルニア・ドリームの負の側面が
明らかとなった〟

〝実話に基づく物語〟

アメリカ・カリフォルニア州ロサンゼルス。
深夜3時6分にノックの音で目覚めた中年女性・マリーは、横で寝ていた夫の中年男性・ジョンを起こします。
ノックの音がしたと訴えると、ジョンは寝室から階下へおり、リビングや玄関の照明をつけて回りますが、特に異常はありませんでした。
ジョンが寝室に戻ると、家の中から物音がしました。妻・マリーは通報します。
マリーが窓から外を見ると、女性の人影が見えました。寝室の外にも人間の足の影が見え、ジョンとマリーは寝室の照明を消し、身を寄せ合います。

すぐにロス市警が駆け付けました。ジョンもマリーも無事に保護されます。
しかしリビングは家具が盛大に倒され、壁には赤い文字で「LITTLE PIG(子豚)」という落書きがいくつもなされていました。「LET ME IN(入れてくれ)」という落書きもあります。
黒人の警官は、最近同じ手口の家宅侵入が多発していると告げました。今回は少し過激だと言います…。

(先に盛大にネタバレ。先に書いたようにこれは実話。
映画『ローズマリーの赤ちゃん』で主演を果たした女優シャロン・マリー・テートが殺害された事件を、この映画は扱っている。
シャロンはその映画の前年製作の映画『吸血鬼』で知り合った映画監督ロマン・ポランスキーと結婚し、妊娠8か月だった。
犯人はカルト指導者チャールズ・マンソンの、熱血的な信奉者たち。
シャロンたちが住んでいた家の前の住人が、マンソンのレコードデビューを阻害した。
信奉者たちはそれを逆恨みして襲撃した。いわば、人違いの殺人。
大女優になったばかりのシャロンが26歳で亡くなったことが大いに話題を呼び、1969年は大ニュースだった。
今作品は、この事件を下敷きにして作られている。)

1969年、8月。
女優のシャロンは、自分の親友・アビーが故郷のマサチューセッツ州ボストンに帰ると聞き、お別れパーティーを開きます。
メキシコ料理店のエル・コヨーテで、シャロンたちは別れを惜しみました。

・アビー…黄色のワンピースを着た女性。実家が裕福。実家からの仕送りが途絶えたことが帰郷の一因ではあるが、潮時だと本人も思った。シャロン夫妻の家に住んでおり、ボストンへ翌日、帰る予定。この映画では主人公。
・ボイチェフ…アビーと1年前にズマのビーチで出会い、交際している男性。アビーを引き留めたいと思っている。
・シャロン…女優の若い女性。妊婦。
・ジェイ…黒髪の若い男性。シャロンの夫。

アビーの帰郷を恋人のボイチェフは嫌いますが、シャロンも同感でした。寂しいと思っています。

【承】- ウルフアットザドアのあらすじ2

シャロンはカリフォルニアにあるズマのビーチの写真を入れたペンダント・ネックレスをお別れに渡しました。アビーの誕生日の10月にはまだ早いですが、誕生祝いだと言います。
店で送別会をした後、4人は車に乗ってシャロンたちの屋敷に移動します。

シャロンとジェイが住む屋敷は広く、本館と別館があります。
別館にはウィリアムという若い青年が住んでいました。
ウィリアムの部屋には親友のスティーブンが訪問しており、音質がよくなったヘッドフォンとレコードプレイヤーを勧めます。
ウィリアムに売りつけたスティーブンは、車を出して帰ろうとしました。
門を開いて帰ろうとするのですが、若者に囲まれて車の窓ガラスを割られ、ハンマーで殴られます。
そのまま何度も殴られたスティーブンは、息絶えました。
ウィリアムはヘッドフォンを使い、ずっと音楽を聞いています。そのおかげでウィリアムだけは凶行を知らず、生き残りました。

本館では、シャロンが女友だちのエイミーに電話をかけて、呼び出そうとしていました。
その通話が途中で切れたのですが、シャロンは気にしません。
別室ではアビーが荷造りをしていました。恋人のボイチェフは「仕送りを打ちきられたから親元へ帰るのか」と言いますが、アビーは「潮時だと思っている」と答えます。
引き留められないボイチェフは落胆し、庭へ散歩に出かけました。
荷造りを再開したアビーは、庭に設置されたスプリンクラーが作動したのを見て、窓ガラスを閉めます。
庭に出たボイチェフは門のところにあるスティーブンの車に近寄り、車中に潜んでいた男性に襲われました。ハンマーで殴られて気絶したボイチェフは、バスルームに隠されます(まだ死んでいない)。

シャロンとジェイはミキサーでジュースを作っていました。そこへ、ノックの音がしたというアビーがやってきます。
エイミーにさっき電話したとシャロンが言い、アビーが代わりに玄関へ行きました。
アビーは呼びかけながら玄関を開けますが、玄関脇にあるブランコが揺れているだけでした。
誰も気付きませんが、すでにこの段階で屋敷内に若者たちが侵入を果たしています。
大きくなったお腹を鏡で映してみるシャロンの背後を、人影が通るのですが、シャロンは気付きませんでした。

両親から送られてきたワンピースをクローゼットに吊っていたアビーは、クローゼットのハンガーが揺れたのを見て不気味に思います。
洗面所に行って戻ってくると、ハンガーに吊りなおしたはずのワンピースが、今度はボストンバッグの上に畳まれていました。

【転】- ウルフアットザドアのあらすじ3

顔が逆光で見えない人物が、別の部屋から手を振りながらさらに別の部屋へ堂々と移動しているので、アビーは思わず見に行きます。アビーは気付いていませんが、顔が見えなかった人は、はだしでした(足音を立てないための配慮)。
あまりにも堂々としているために、アビーは警戒心を怠ります。シャロンの知人かと思ったのです。
アビーはシャロンのところへ行き、人の姿を見た話をしました。話を聞いたシャロンが警戒し、女性2人で移動して見にいきます。
今度は外で別の人影を見つけました。アビーは、ボイチェフのことが心配になりますが、シャロンがすぐ戻ってくるのではないかと言います。

リビングではジェイがソファに横たわり、テレビを見ながら寝入っていました。
そこへナイフを持って静かに近寄った人物がテレビを消すと、ジェイの口を押さえて犯行に及びます。
ジェイは口を塞がれていたので、声を出すことができませんでした。それでもくぐもった声が聞こえ、アビーが反応します。
どうやらおかしいということに、シャロンもアビーも気付きました。女性2人が異変に気づいたのを感じ取ったように、侵入した人物たちもいたずらを始めます。
ビンが割れる音を聞いたシャロンとアビーが台所へ行くと、ミキサーが机から落ちて割れていました。テレビの電源がつく音も聞こえます。
リビングでジェイの遺体を見つけたシャロンは、ショックを受けました。それと同時に部屋の照明が消され、外から血のついた手がどんどんと窓ガラス越しに叩かれます。

(犯人たちは顔を隠していない。しかしカメラワークのせいで、性別の区別すらもつけにくくなっている。
みんなシャツにジーンズ、髪の毛も長めで細身なので、男性か女性か分かりづらい)

アビーは背後から首を絞められ、相手の人物と戦いました。
シャロンが窓際に移動すると、開いた窓からスプリンクラー(異常ではなく、タイマーで芝生や植木に自動的に散水するもの)の水が入り、壁から包丁が突き立てられました。
部屋の奥からアビー用のワンピースを羽織った人物が現れ、シャロンが生まれてくる赤ん坊用に買ったひつじのぬいぐるみを持っています。
シャロンは逃げて洗面所にこもりました。そこで、先に殴られて洗面所に隠されたボイチェフと会います。ボイチェフも気絶から目を覚ましていました。
ボイチェフとシャロンのいる洗面所のドアが、破壊されます。
別の人物は、壁に「PIG」という落書きを始めていました。冒頭の、中年夫妻の「LITTLE PIG(子豚)」という落書きをした者たちと、大いに関係がありそうです。
「赤ちゃんを殺さないで」とシャロンは叫びますが、2人は気絶させられました。

【結】- ウルフアットザドアのあらすじ4

相手の人物と戦っていたアビーは、倒れ込んだ先のペンキの缶を見つけ、それを相手にかけて逃げました。
台所の机の壁に逃げ込むと、そこには眼鏡をかけて髪を2つに分けて結んだ女性が、ろうそくを持って歩いています。部屋の照明を消された代わりに、ろうそくが立てられていました。
アビーのところにも、洗面所で助けを乞うシャロンの声が聞こえます。アビーはクローゼットの衣装の陰に隠れ、目を盗んで裏口の扉を開けようとしましたが、つっかい棒が外からなされていて無理でした。
ボイチェフの「アビー、逃げろ!」という声も聞こえてきます。
外で走って逃げたアビーは、別館のウィリアムのところへ行き、窓ガラスを叩いて助けを呼びました。
しかしウィリアムはヘッドフォンをつけて音楽を聞いていたので、気付くのが送れます。
なにかおかしいと思い、ウィリアムがヘッドフォンを外して窓を見た時には、アビーは口を塞がれたまま羽交い絞めにされ、本館に連れられていました。
ウィリアムは全く気付きませんでした。再び音楽を聴き始めます。

シャロンとアビーとボイチェフは捕まり、一室に集められて、手足を拘束された状態で床に転がされていました。
アビーは頬を踏まれ、ボイチェフは足蹴にされ、シャロンは両足を掴まれて別室へ連れて行かれます。
ボイチェフはアビーに「諦めるな」と言います。2人でまた思い出のズマのビーチへ行こうと言うと、部屋に入ってきた男にボストンバッグをぶつけました。アビーも電話機を武器にして戦います。
ボイチェフがナイフで背中を刺され、アビーはハンマーで相手を殴りますが、同じくナイフで下腹を刺されました。

下腹部を血で染めながらも、アビーは再び屋敷の外へ逃げ出します。
出口近くまで行き、フェンスを乗り越えて敷地の外へ出ました。
通りがかった車に助けを呼びますが、車から降りてきた人物はハンマーを持っており、アビーは一味だと知ります。
ロケットペンダントが目の先に落ちていました。それを見ながらアビーは「何が目的なの? もうやめて」と呟きます…。

…後日。
シャロンたち5人が殺された事件が、テレビニュースで報道されます。なんらかの儀式に関係しているのではないかと、当初の報道ではなされました。

〝1969年8月9日の朝、シャロン、ジェイ、アビー、ボイチェフ、そしてスティーブンの遺体が発見された。
ウィリアムは1人で音楽を聴き続け、事件に気付かなかったという。
数か月に及ぶ捜査の末、チャールズ・マンソンの率いるカルト教団から、4人が逮捕された。
無分別な暴力によって混乱を生むことで、世界を支配できると、彼らは信じていた。〟

(実際のシャロンたちの本物の顔写真。実行犯の本物の顔写真)

みんなの感想

ライターの感想

1969年に本当にあった話。当時はすごーく話題になったそう。
私はこの当時生まれていないのだが、映画とかにあまり詳しくない夫ですら「聞いたことがある」というくらい。
なので海を隔てた日本でも、このニュースはセンセーショナルだった模様。
臨月に近いシャロンが無慈悲にも殺されたことや、さらにのちの調査で、いわゆる「人違い殺人」であったことは驚きだったらしい。
この映画はそれを「再現した」ようなもの。えもいわれぬ不気味さがある。
あらすじで書いたが犯人たちにピントがきちんと合っていないので、男女の区別すらつきにくい。
顔を隠しているわけでもないのに、正体が判らない気持ち悪さを感じさせることにも成功させている。
なによりも、これが本当にあったことだと思いながら見ると、不気味さがより一層際立つと思う。

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