「エクソシストビギニング4」のネタバレあらすじ結末

エクソシスト ビギニングの紹介:2004年公開のアメリカ映画。「エクソシスト」とは「悪魔祓い」の意味。映画『エクソシスト』シリーズの第4弾ではあるが、25年前のメリン神父の闘いを描いた時系列としては最も古い序章の作品となっている。

この映画を無料で観る

予告動画

エクソシストビギニング4の主な出演者

ブランカスター・メリン神父(ステラン・スカルスガルド)、フランシス神父(ジェームズ・ダーシー)、ドクター・サラ・ノヴァック(イザベラ・スコルプコ)、ジョセフ(レミー・スウィーニー)、チューマ(アンドリュー・フレンチ)、グランヴィル少佐(ジュリアン・ワダム)

エクソシストビギニング4のネタバレあらすじ

【起】- エクソシストビギニング4のあらすじ1

第二次世界大戦末期…。
メリン神父は生まれ故郷・オランダで神父をしていました。しかしそこにナチス・ドイツ軍が踏み込みます。
ナチスは大量の市民を広場に集めて、メリン神父に対して「殺す人間を10人選べ」と言いました。メリン神父が拒むと、ナチス兵はそばにいた人間を撃ちます。
「選ばないと、全員殺す」と脅されたメリン神父は「私を殺せ」と言いますが、ナチス兵はメリン神父を殺しません。殺さない方が、メリン神父をより苦しめるのに効果的だと知っていたからです。
メリン神父が選べない間にも、どんどん人が殺されていきます。
メリン神父は仕方なくではありますが、10人の人間を指さしました。兵士はメリン神父が選んだ人たちを、撃っていきます。
やむをえない措置です。ナチス兵の銃の前にはメリン神父の信仰は無意味で、他の人間を生かすためには、10人の犠牲者を出す必要があったのでした。
こうして10人の犠牲者を出すことで、他の人物は殺されずに済んだのですが、メリン神父は心に深い傷を負います。
自分が選んだ人間が殺された…メリン神父は、自分が本当に神父としてふさわしいのか、また信仰が人を本当に救えるのか、疑問を抱くようになりました。
第二次世界大戦後もメリン神父は悩み続けます。考古学者でもあったメリン神父は、一時期、神父を名乗るのを止めました。
…1949年、エジプト・カイロ。
ある収集家の秘書・セメリエと会ったメリン神父は、あることを依頼されます。ケニアのナイロビでイギリスが発掘作業を開始した場所で、5世紀頃の教会が発掘されたというのです。
5世紀にアフリカ地方でキリスト教の教会があるというのは興味深く、メリン神父は思わず耳を貸しました。
セメリエのオーナーは、悪魔の彫像を探していました。サンプルを見せたセメリエは、発掘作業に参加して聖像を探して来て欲しいとメリン神父に頼みます。
セメリエは既にイギリス軍に話を通し、メリン神父が行くことを伝えていました。メリン神父は好奇心も手伝って、現地に行くことにします。
ケニアのナイロビにあるイギリス軍司令部に赴いたメリン神父は、グランヴィル少佐に発掘場所を教えてもらいました。それは、トゥルカナ地方のデラーティという場所です。
その場所は数か月前までは放置されていましたが、グランヴィル少佐の部下が遺跡を発見しました。 この映画を無料で観る

【承】- エクソシストビギニング4のあらすじ2

イギリス政府に報告したところ、重要性を感じたので政府が発掘を命じたものでした。秘書・セメリエの言う通り、5世紀には存在する筈のない教会が、そこにはあるとグランヴィル少佐は言いました。
教皇庁にも記録が残っていないものなので、もし本当に教会だとすると、非常に貴重な建造物になります。
メリン神父はそこで、若いフランシス神父と出会います。メリン神父とフランシス神父はジープで現地まで行きました。
道中、フランシス神父に対して、メリン神父は「今は一般人で、神父ではない」と告げます。しかしフランシス神父にとっては、メリン神父はやっぱり神父でした。
現地で若い金髪の女医サラ・ノバクと出会ったメリル神父は、互いに惹かれあうものを感じます。サラは未亡人でした。
現地では、原住民を雇って発掘作業をしています。原住民のエメクイと親しくなったメリン神父は、エメクイの息子たち・ジェームズとジョセフとも顔なじみになりました。
原住民を雇って発掘作業をしていますが、現場では入れ代わりが激しい状態です。というのも、現場では作業員が体調を崩したり、精神のバランスが崩れたりして、やめていく人が多いからでした。またほかにも、行方不明になる人間がいるそうです。
教会は屋根が見えるだけの状態で、まだほとんどが土に埋もれている状態です。しかし1500年前のものとは思えないほど、劣化していない建物でした。
屋根から建物内に入ったメリン神父とフランシス神父は、ルシファー(悪魔)の壁画を見つけます。それは紛れもなく、カトリックに関連する建造物を意味していました。
建物に先に入ったベシオンという男性学者は、心の病を患ってナイロビにある精神病院に入院しています。
ベシオンの入院する病院長であるジオネッティ神父に会ったメリン神父は「神父に戻る気はないのか」と聞かれます。しかしナチス軍による心の傷が癒えていないメリン神父は、その気はないと答えました。
ナイロビの聖ヨハネ療養所にベシオンは入院しています。メリン神父はベシオンとの面会を申し入れました。
部屋に行くと、ベシオンは上半身裸で机に向かっていました。扉が勝手に開き、メリン神父が入ると扉が勝手に閉まります。
振り返ったベシオンは、胸にナチスのマークを刻み「今日は神はいないぞ」と言って、メリン神父の目の前で首を切って死にました。

【転】- エクソシストビギニング4のあらすじ3

「今日は神はいないぞ」というのは、ナチス軍がメリン神父に10名の犠牲者を指名させる際に発した言葉でした。そして胸にナチスのマーク…本来はベシオンが知る筈のない、メリン神父の過去のトラウマです。
メリン神父は、ベシオンが悪魔に乗り移られていたのだと感じました。
病室には悪魔の絵が山ほど描かれており、ベシオンはアラム語を理解できないのに、アラム語で〝悪魔が地上に現れ、大勢が死ぬ〟と書かれていました。
場合によっては「悪魔祓い(エクソシスト)」の必要がある…そう考えたメリン神父は、フランシス神父に『ローマ儀礼書』を渡し、悪魔祓いの心積もりをしておくよう示唆します。
メリン神父の予感は的中しました。
ある日、黒人の召使・エメクイの息子たち・ジェームズとジョセフが、ハイエナに襲われます。兄のジェームズは食い殺されましたが、弟のジョセフは無傷でした。
そのジョセフは調子を悪くして寝つき、ベッドが揺れ、けいれんを始めます。
原住民の族長の妻が出産しますが、子どもは死産で、しかも赤ん坊にはウジが湧いていました。
女医のサラはシャワーを浴びていて、下半身から大量に出血します。生理ではないのだと、メリン神父に訴えました。
そしてとうとう白人の調査隊にいたジェフリースという中年男性が、遺体となって発見されます。それは無残にも歯と血だけが残るものでした。
族長の妻が死産したことを受け、原住民の間では白人に対する怒りが勃発します。
それまで原住民だけで暮らしていた頃には、何も異変が起こらなかったのに、白人が入り込んで発掘を始めてから異変が続くことから、「白人のせいだ」と思いました。
(注:これは厳密には違う。本当は、教会を発掘し始めたからなのだが、双方に誤解が生じている)
原住民の反発に対し、イギリス政府は軍隊を出して統率しようという動きが高まります。グランヴィル少佐は兵を引き連れて現れ、銃器など近代兵器によって軍隊の力を見せつけ、屈服させようとしました。
メリン神父は双方の衝突を避けようとするのですが、互いに聞き入れません。
そうこうしているうちに、少年・ジョセフの容体が悪化しました。
原住民は儀式を行なって、ジョセフを鎮めようとします。女医・サラはナイフで脅され、拘束されました。
ジョセフは腹の上にヒルを乗せられて、生贄にされそうになります。原住民の間では「ジョセフを生贄にして、その代わり他の住民たちは助かろう」と思っていたのです。

【結】- エクソシストビギニング4のあらすじ4

しかし儀式の最中、ジョセフの部屋の上に設置された換気扇が回り始め、ベッドは盛大に揺れ始めました。ジョセフはけいれんを始め、制止しようとした原住民の大人の指が、反対方向にねじまげられます。
これを見たフランシス神父は「ジョセフの中に悪魔がいる」とみなし、ジョセフを連れて教会の遺跡に入って、悪魔祓いの儀式を始めました。
その頃、メリン神父は、遺跡の教会について調べていました。そして驚愕の事実に突き当たります。
その場所は、1500年前に大量殺戮が行なわれた場所でした。現在と同じように、原住民と白人との間で戦いが勃発し、やがて戦いは白人と原住民だけにとどまらず、白人同士や原住民同士による「殺し合い」に発展していました。
その大量殺戮の事実を消すために教会が建てられ、教皇庁は事実を隠匿するため、記録を抹消したのです。
そして現地に寄せ付けないよう、謎の疫病の噂を流していました。
しかし抹消した筈の記録が1893年に再発見され(悪魔が復活させた)、それで今回の調査となったわけでした。悪魔が白人をおびき寄せたのです。
グランヴィル少佐は蝶がカラスに見え、標本の蝶が一斉に動く幻覚を見て、拳銃自殺をしました。
外では白人の兵隊と、原住民との戦いが始まっていました。メリン神父は、一刻の猶予も残されていないことに気づきます。
フランシス神父はジョセフの悪魔祓いをしましたが、効果はありませんでした。それもそのはずで、実は悪魔は女医・サラに乗り移っていたのです。
サラはフランシス神父を襲い、シャベルで撲殺しました。砂嵐が到来し、遺跡から発掘されたパズズの偶像が埋まっていきます。
メリン神父は覚悟を決めました。ナチスの事件以来「神父」であることをやめたメリン神父でしたが、再び信仰を得て、サラと対峙します。
サラは地下教会の遺跡の壁にクモのように張り付いて、メリン神父を挑発します。しかしメリン神父は言葉に惑わされることなく、『ローマ儀式書』を持ってその一節を唱えます。
サラから悪魔を祓うことには成功しますが、サラは命を落としました。ジョセフは助かります。
メリン神父とジョセフは教会の遺跡から出ますが、外には全滅した原住民とイギリス兵士たちの死体が、過ぎ去った砂嵐に埋もれかけて累々と横たわっていました。
…後日。エジプト・カイロに戻ったメリン神父は、秘書・セメリエに「彫像はなかった」と答えます。
しかし再び信仰を取り戻したメリン神父は、悪魔と戦う決意を固めていました。

みんなの感想

ライターの感想

『エクソシスト』シリーズでは4作目に当たる今作品。
しかし時代設定は最も古く、メリン神父が「どのようにして悪魔と戦うことを決めたか」を描いたもの。
この作品の後に、『エクソシスト』の第1弾が時系列としてくる、という並び。
ホラーの中で『エクソシスト』ほどいろんな方向にベクトルが向いているのも珍しい。
1はスタンダードに悪魔祓い、2は超能力と催眠療法…と、若干SF要素が入る。
3は猟奇殺人事件として刑事が事件を追うタッチ、そして今作品。
今作品のテーマは「人間同士の醜い戦い」を描くことにより「最も怖いのは悪魔ではなく、生きた人間だ」ということを浮き彫りにしている。
もちろん、悪魔に取り憑かれたサラも怖い。シリーズの中では1~2を争う怖さじゃないかな。
1では首が反回転&一回転&ブリッジ&空中浮遊…1だけで「やりつくした感」があったのだが(笑)、
今作品の目玉は、やっぱりなんといっても「壁をスパイダーマンばりにサカサカ動くサラ」。
着目すべきは「ブリッジ状態で」。お腹が壁向いてるのではなく、背中が壁側にある。人間としてありえない関節の動き。
あらすじで触れられなかったが、「蛇の舌」もある。なかなかの迫力。

映画の感想を投稿する

映画「エクソシストビギニング4」の商品はこちら