「オーメン(1976年)」のネタバレあらすじ結末

ホラー映画

オーメン(1976年)の紹介:1976年制作のアメリカ映画。6月6日午前6時に誕生し、頭に「666」のアザを持つ悪魔の子ダミアンを巡る物語。シリーズ化もされ、近年(2006年)リメイク版も作られた。

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予告動画

オーメン(1976年)の主な出演者

ロバート・ソーン(グレゴリー・ペック)、ダミアン(ハーヴェイ・S・スティーブンス)、キャサリン・ソーン(リー・レミック)、ジェニングス(デビッド・ワーナー)、ベイロック夫人(ビリー・ホワイトロー)、ブーゲンハーゲン(レオ・マッカーン)、ブレナン神父(パトリック・トラフトン)

オーメン(1976年)のネタバレあらすじ

【起】- オーメン(1976年)のあらすじ1

アメリカの外交官ロバート・ソーンは、妻・キャサリンと共にイタリア・ローマに赴任していました。
6月6日午前6時…。妻・キャサリンは待望の第1子の男児をローマの産院で出産しますが、その子はすぐに死んでしまいます。
ずっと子どもが欲しいと思いながらも恵まれずにおり、やっと生まれた子が死んだことを深く嘆いたロバートは、妻・キャサリンもショックを受けるだろうと想像します。
妻もショックで死にかねないと考えたロバートは、産院で知り合ったスピレトー神父にすがりました。
すると、たまたま同日同時刻に生まれた別の男児がいました。しかも、その子の母は出産後に死んでいました。
ロバートは、わが子が死んだことを妻・キャサリンに伏せて、母のないその子を「君の子だ」と言って渡します。
そして本物の子が死んだことは伏せておきました。妻・キャサリンは自分の子と思って育て、ロバートもそのつもりで愛情を注ぎます。
…数年後。その男児はダミアンと名付けられ、元気に育ちました。
ロバートはイギリス駐在大使として、ロンドンに異動するよう言い渡されます。実質的な栄転です。
妻・キャサリンとの仲もよく、子・ダミアンはすくすくと育ち、ロバートは幸福でした。妻のキャサリンは「未来の大統領」という冗談をロバートに飛ばします。
ロンドンで開いたダミアンの5歳の誕生パーティーの日、屋敷には大勢の人でにぎわっていました。
ダミアンの若い子守りの女性・ホリーが黒い犬と見つめ合います。
ホリーはその後、「ダミアン、見て!」と言うと屋敷の屋上からダイブして、パーティー出席者みんなが見ている前で首を吊って自殺しました。
幼いダミアンに見せまいと使用人・トムに預けたロバートは、慌てて事態の収拾をはかります。その間、ダミアンは黒い犬に向かって手を振りました。
遺書があったため、ホリーの死は単なる自殺と片付けられます。
ロバートはサウジ行きを打診されましたが、家庭の事情で断りました。
翌日、ロバートの勤務する大使館にブレナン神父が訪ねてきました。ブレナン神父はロバートに「すぐに聖体拝領式(キリスト教信者が受ける儀式で、7~8歳ごろにおこなう)をなさい」と言います。
ブレナン神父は、ダミアンの母は山犬だったと告げました。突拍子もないことを言いだしたブレナン神父を「脅しだ(実の子ではないことを脅しの材料にしている)」と思い込んだロバートは、警備の者を呼んで追い返します。
カメラマン・ジェニングスはたまたまブレナン神父を見かけて、写真を撮りました。
死んだホリーの代わりに「周旋所の紹介で」と、すぐに新たなベテラン乳母・ベイロックが現れます。中年女性のベイロックは「親しくなるために、最初ダミアンと2人きりにしてくれ」と言いました。
ダミアンと2人きりになった乳母・ベイロックは「恐れることはない。そなたを守りにきた」と言い、ダミアンは微笑みます。 この映画を無料で観る

【承】- オーメン(1976年)のあらすじ2

次の休みの日、教会に行こうとするロバートと妻・キャサリンに対し、乳母・ベイロックは「ダミアンはまだ幼いから、教会に行かせずに公園で遊ばせておくといい」と言いました。
しかしそれをおして、妻・キャサリンはダミアンを連れて教会へ行きます。屋敷に来たばかりなのに、あれこれ指示するベイロックに少し反発したい気持ちでした。
ところが教会に近づくにつれ、ダミアンが異様なまでに怯えて震え始めます。車から降りようとする妻・キャサリンの頬をひっかいたダミアンは、火がついたように暴れ始めました。やむなくロバートとキャサリンは、教会行きを断念します。
5歳になるダミアンが今まで病院に一度もかかったことがないことに、その日ロバートは初めて気づきました。妻・キャサリンに言いますが、キャサリンは「健康でいいことだ」とあまり深く考えません。
その夜、ロバートは自宅に黒いドーベルマンっぽい犬を見かけました。家の表にいた、ダミアンも気に入ったから連れ込んだと乳母・ベイロックが言いますが、ロバートは動物愛護協会へ引き取ってもらえと指示します。
妻・キャサリンとダミアンはサファリ・パークへ行きました。自家用車を乗り付けて園内に入りこんだキャサリンですが、5頭のキリンはダミアンと目が合うと一斉に逃げます。
マントヒヒの群れは、ある集団は逃げまどい、ある集団は怯えながら攻撃を仕掛けてきました。車がマントヒヒに囲まれて怖い思いをしたキャサリンは、慌てて帰宅します。
ラグビー観戦をするロバートの元へ再びブレナン神父が現れ、「明日2時半、ビショップス・パークで5分だけ」と勝手に言って去りました。その姿をカメラマン・ジェニングスが撮影します。
「来ないと奥さんは死ぬ」と言われたので、気になったロバートは会いに行きました。
ブレナン神父はロバートに、妻・キャサリンが第2子を妊娠していることと、ダミアンがその子と母・キャサリンを殺そうとしているだろうと言います。
ダミアンは悪魔だと告げたブレナン神父は、「イスラエルの古都であるメギドへ行って、ブーゲンハーゲンに会いなさい。子供の殺し方を教えます」と告げました。
ブレナン神父の言によると、悪魔は人の姿で欺いてやがて正体を現し、攻勢に出ます。ロバートの富と権力を必要とするため、ダミアンはロバートの元へ来たのだと言いました。
ロバートはブレナン神父に怒り、立ち去りました。
ブレナン神父はロバートと別れてすぐに、突如起こった局地的な嵐に襲われ、逃げ込もうと近寄った教会の上にある、落雷で落ちて来た避雷針で串刺しになり、死にます。
帰宅したロバートは、妻・キャサリンが妊娠していると聞かされて、動揺しました。ブレナン神父の言っていたとおりだからです。
2階廊下の天井に吊っていた植木鉢を取ろうとして踏み台に乗っていた妻・キャサリンに、ダミアンが乗った三輪車が衝突して、金魚鉢とともに妻・キャサリンは1階に落ちました。ダミアンに手引きをしたのは、乳母・ベイロックでした。

【転】- オーメン(1976年)のあらすじ3

妻・キャサリンは脳震盪と上腕を骨折し、流産します。落胆したロバートに妻・キャサリンは「私を殺させないで」と言いました。キャサリンはダミアンをわが子ではなく、何か邪悪な存在ではないかと勘付き始めていました。
カメラマンのジェニングスから、ロバートに面会の電話があります。アパートに来てくれと言われたロバートはジェニングスの部屋を訪れ、そこで衝撃的な内容を聞かされました。
ジェニングスは、外交官であるロバートたちの写真を撮影しています。
死んだブレナン神父の写真を見せたジェニングスは、神父の身体に線が通っていることを指摘しました。ネガ痕ではないことも申し添えます。
最初の頃は薄かった線が、ラグビーの試合の日の写真ではくっきりとブレナン神父の体を貫通していました。
さらにジェニングスは、ロバートの妻・キャサリンの周囲と、自殺した若い子守・ホリーの写真にも同じ線があることを告げます。
…そして、その線はカメラマンであるジェニングス自身にも写っていました。ジェニングスはロバートの息子・ダミアンの調査に協力したいと言います。
不審な事件が相次ぐため、ロバートも調査する気になりました。2人はイタリア・ローマへ渡り、ダミアンの産院を訪れました。
そこで2人は、ダミアンを融通してもらったカプチーニ病院が5年前に火事で全焼したことを聞かされます。火は記録保管室から出ており、書類は一切残っていません。
ダミアンを渡してくれたスピレトー神父は九死に一生を得て、フロジノーレのサン・ドミニコ修道院にいると聞かされ、2人はそこへ行きました。
火傷で右半分の顔がただれ、右腕が不自由になったスピレトー神父は、左手で「チェルベット」と書いて息絶えます。
チェルベットのサンタンジェロ墓地へ行った2人は、6月6日午前6時に死んだ墓を掘り返してみました。母の墓の中身はブレナン神父の言う通り、山犬でした。子ども(死んだロバートの子)の墓は頭部の骨が折れており、「殺されたのだ」とロバートは気づきます。
山犬に追われつつ逃げ延びた2人は、ダミアンが本当に悪魔だと確信しました。ロバートは妻・キャサリンにすぐロンドンを離れるよう電話で警告しますが、キャサリンは病院を訪れた乳母・ベイロックに突き落とされ、5~6階の病院の窓から救急車の上に落下して死にます。
ブレナン神父が言っていた「メギドへ行って、ブーゲンハーゲンに会いなさい」という忠告どおりにメギドに行ったロバートは、エクソシスト(悪魔祓い)を名乗るブーゲンハーゲンから、7つの短剣を手に入れました。
「教会の祭壇で悪魔を殺せ」「第1の短剣が肉体的な生命を断って十字架の中心となる」「あとの短剣は霊的生命を滅ぼすもので、放射状に刺せ」と教わったロバートは、一縷の望みを託して、悪魔と人間の見分け方を教わります。
ブーゲンハーゲンは「悪魔の弟子には身体のどこかに666という数字の痣がある」「見つからなければ、髪の中を探せ」と言いました。

【結】- オーメン(1976年)のあらすじ4

とはいうものの子どもは殺せないと思ったロバートは、短剣をすぐに捨てます。
捨てた短剣を取りに行ったカメラマン・ジェニングスですが、停車していた筈の車のサイドブレーキが解除され、ジェニングスめがけて坂道を後退してきます。
車は止まりましたが、後部に積載されていた積み荷のガラス板が滑り落ち、ジェニングスの首が飛びました。
目の前で起きたおぞましい出来事に恐れをなしたロバートは、ダミアンが悪魔かもしれないと思い始め、短剣を持ち帰ることにします。
イギリスに戻ったロバートは、家の中に山犬がいる気配に気づきました。もうその頃には、半分以上「ダミアンは悪魔だ」とロバートは信じはじめていました。
山犬をおびきよせたロバートは、地下室に閉じ込めます。
こっそりとダミアンのベッドに近づいたロバートは、ダミアンの頭を撫でながら、髪の毛をかき分けて文字を探します。
はさみを持って頭頂部の髪を切ってライトで照らすと、そこには「666」の数字がありました。ダミアンは悪魔だとロバートは確信し、退治しようと決意します。
そこへ背後から乳母・ベイロックが、ロバートの首にしがみついてきました。ベイロックは反キリスト教信者、悪魔を崇拝する者で、悪魔であるダミアンを守るために派遣されていました(注意:サタニズム、悪魔が復活を遂げた際、それを助けた者は優遇される)。山犬も同じで、悪魔の子・ダミアンを守るためにそばにいました。
ベイロックを振り払ってダミアンを脇に抱えたロバートは、1階におります。はさみを手に追ってきたベイロックに再び襲われたロバートは、台所でマイナスドライバーを乳母・ベイロックの首に刺して殺しました。
泣き喚くダミアンを車に乗せたロバートは、教会へ急ぎます。たまたまパトカーが目撃し、停車するよう呼びかけますが、ロバートが無視したためにパトカーは追跡しました。
教会に到着したロバートは、赤いパジャマ姿のダミアンを教会の祭壇に押さえつけて、言われたとおりに短剣を刺そうとします。
ダミアンが「やめて、パパ」と懇願しました。一瞬ひるむロバートですが、悪魔を退治しようと、短剣を振りかざします。
そこへ突入した警官が発砲し、ロバートは銃弾に倒れました…。
…後日、ロバートと妻・キャサリンの葬儀が営まれます。
大統領夫妻も参列し、生き残ったダミアンと手を繋いで歩き始めました。ダミアンは大統領夫妻に引き取られる模様です…。
〝知恵はここにあり。
心ある者は獣の数字を数えよ。
数字は人の数字にして666なり〟
――黙示録 第13章 第18節
(悪魔は権力を武器にして偽りの王国を築くため、ダミアンは政界関連のところへ引き取られるよう計算している。
大統領夫妻に引き取られるのも、ダミアンの計算のうちだろうと思われる)

みんなの感想

ライターの感想

制作年は1976年と古いですが、現在見直しても遜色ないほどの傑作です。
まださほど過激表現が盛んでなかった当時としては斬新で、特に
・教会から落ちて来た避雷針に神父が串刺し
・すべりおちて来たガラス板でカメラマン・ジェニングスの首がぽーんと飛ぶ
この2つのシーンは非常にインパクトの強いものです。
ほかにも、三輪車に乗ったダミアンが母・キャサリンの踏み台めがけて突進していくシーンなど、有名なシーンがてんこもりです。
残酷なシーン描写に頼るわけでなく、徐々にじんわり怖さが回って来る感じ。
劇中で使われる音楽もけっこう有名で、スリリングな展開をあおるのに一役買っています。
ほんとに古い作品なのですが、シリーズちゅうでは最も優れた作品だと言えます。
あ、ローマの墓地のシーン(チェルベット)だけは少々安っぽいセットです。明らかにセット組まれてるなあ、という感じ。
あと…山犬は、どうみてもやっぱりドーベルマンです(笑)。
ダミアン役いい味出してます。ほおがぽっちゃりしてて(ふてぶてしい?)、にやっと笑うとそれだけでぞくぞく。
科白がほとんどないんですよね。「いるだけ~」「笑ってるだけ~」それなのに怖いという…すごい。
ほとんど喋らない子ども…これも「悪魔的な要素」を煽っていてナイスな演出です。

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