「オーメン2(ダミアン)」のネタバレあらすじ結末

ホラー映画

オーメン2/ダミアンの紹介:1978年制作のアメリカ映画。オーメンシリーズの第2作目にあたる。6月6日午前6時に誕生し、頭に「666」のアザを持つ悪魔の子ダミアンを巡る物語で、第1作目の直接的な続編に当たる。

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予告動画

オーメン2(ダミアン)の主な出演者

リチャード・ソーン(ウィリアム・ホールデン)、アン・ソーン(リー・グラント)、ダミアン・ソーン(ジョナサン・スコット・テイラー)、マーク(ルーカス・ドナット)、チャールズ(ニコラス・プライヤー)、マリオン(シルビア・シドニー)、ポール(ロバート・フォックスワース)

オーメン2(ダミアン)のネタバレあらすじ

【起】- オーメン2(ダミアン)のあらすじ1

アメリカの外交官・ロバートとその妻・キャサリンは、生まれてすぐ亡くなったわが子の代わりに、同日同時刻に生まれた別の子を引き取って、ダミアンと名付けて育てました。
生まれたのは6月6日午前6時です。引き取った子の母は、出産時に死亡したと聞いていました。
やっとできた待望の子だったので、血が繋がらない子だということは、ロバートは妻・キャサリンには内緒にします。
ダミアンはすくすくと成長しますが、その過程において周囲の人物が不審死を遂げ、ロバートは不審に思います。
その後、ロバートを訪ねて来たブレナン神父により、ダミアンは悪魔の子だと判明しました。ブレナン神父も不審死します。
ブレナン神父に教わったとおりイタリアにいるエクソシスト(悪魔祓い)のブーゲンハーゲンに会ったロバートは、メギトの短剣を譲り受けて悪魔の子の殺し方を教わりました。
イギリスに戻ったロバートはダミアンを殺そうとしますが、警官によって射殺されました。妻・キャサリンはそれより前に、ダミアンを守る子守・ベイロックに殺されていました(『オーメン』参照)…。
…イタリア。
ブーゲンハーゲンは「アメリカ大使夫妻、ワシントンで埋葬」の新聞記事を見て、ロバートがダミアンを殺すのに失敗したと知ります。
長年の親友の考古学者・マイケルを呼び出したブーゲンハーゲンは、「ダミアン・ソーンは悪魔の子だ」と打ち明けます。ダミアンはロバート夫妻の死後、ロバートの弟・リチャードに引き取られていました。
ブーゲンハーゲンはメギトの短剣をリチャード宅に持って行き、渡して欲しいとマイケルに頼みます。ブーゲンハーゲン自身は病気のせいで、国外への遠出ができませんでした。
考古学者のマイケルは半信半疑でした。マイケルに信じさせるため、ブーゲンハーゲンは先週掘り出した壁画を見に行こうと言います。
その遺跡は〝イゲールの壁〟と呼ばれるもので、アンチ・キリスト(反キリスト)の顔があり、ダミアンにそっくりだというのです。
発掘現場に行った2人は地下に入りました。発掘現場の上部に1羽のカラスがおり、2人を意味ありげに眺めていました。
壁画を見るとそこに描かれた少年の顔はダミアンと瓜二つで、考古学者のマイケルもさすがに信じます。
しかしその時落盤が起き、マイケルとブーゲンハーゲンは生き埋めになってしまいました。
ブーゲンハーゲンは「悪が勝っても、いずれは善が勝つのだ!」と言いながら砂に埋もれていきました…。
…7年後。アメリカ・シカゴ。 この映画を無料で観る

【承】- オーメン2(ダミアン)のあらすじ2

ロバート夫妻の死後、ダミアンはロバートの弟・リチャード夫妻に育てられました。
リチャードはソーン産業の会長です。妻・アンは後妻で、リチャードには先妻との間にマークという息子がいました。
ダミアンを引き取ったリチャードとアンは、マークと分け隔てなく育てていました。従兄弟にあたるマークとダミアンの仲も良く、ダミアンはマークを実の兄のように慕っています。
ただ伯母・マリオンだけはダミアンのことを気に入らずにいました。兄・ロバートがダミアンを殺そうとしたのには何か意味があると考えたマリオンは、弟・リチャードにもそう告げて警戒を促します。
12歳のダミアンは、マークと同じ陸軍幼年学校に通っていました。
伯母・マリオンがリチャードに、ソーン産業の株を譲る代わりにマークとダミアンを違う幼年学校に通わせろと言い出しました。マークを溺愛するマリオンは、ダミアンとマークが仲良くすることで、マークに悪影響を与えると言うのです。
マリオンはその夜、室内に黒いカラスが入り込み、カラスを見て胸を押さえて苦しみ始めました。そしてそのまま亡くなります。
ソーン美術館の館長チャールズ・ウォーレンが、先日発掘された『バビロンの娼婦』が3週間後に届く予定だとリチャードに知らせます。
『バビロンの娼婦』とは3つの頭を持った竜の形をした鳥の青銅像で、それぞれの頭は「掠奪者」「小角」「孤独者」を示し、悪魔の力を授けられたものだと言われています。
学術的な価値が高いもので、リチャードは到着を楽しみにしていました。
チャールズ館長は、友人である中年女性の発掘隊ジョーン・ハートが、発掘のスポンサーであるリチャードに会いたがっていたと言います。ジョーンはエクソシスト(悪魔祓い)の伝記を書いているところでした。
…陸軍幼年学校で、先任に代わって経験豊かなダニエル・ネフ軍曹が小隊長になりました。ネフ軍曹は小隊を磨きに磨くと宣言し、個別に面接をおこないます。
ダミアンを面接したネフ軍曹は、互いに孤児であるという共通点を述べた後で「私は君の味方になる。どんな話でも相談に来い」と言いました。
しかしダミアンは、ネフ軍曹に一目置かれる理由がその時はまだ分かりませんでした。自分の出生の秘密を知らなかったからです。
面会を終えて部屋を出たダミアンは、マークが同級生のテディにいじめられている現場を見つけ、テディを睨みました。睨まれたテディは何かを振り払うように暴れ始めます。
歴史の授業中に注意されたダミアンは、先生に反発して「歴史のことは理解しているのだ」と断言しました。

【転】- オーメン2(ダミアン)のあらすじ3

ではナポレオンのことについて説明しろと歴史の先生に言われたダミアンは、こと細かに詳しく述べます。さらに先生に問われた年代を即答したダミアンは、ネフ軍曹にその場で呼び出されました。
ネフ軍曹はダミアンに「目立つな」と注意します。「自分の正体を知りたければ聖書の黙示録、第13章を読め」と言われたダミアンは、黙示録を読みました。
〝獣の数字 666〟を自分の身体に探したダミアンは、頭髪の中に発見して自分が悪魔の子であると知ります。最初は動揺して桟橋まで走り「なぜ僕が」と悩みますが、時間が経つうちに宿命だと受け入れるようになりました。
ダミアンの近くに、ネフ軍曹をはじめ、悪魔の申し子を擁護する人たちが集まり始めます。
リチャードの会社のポールがそうでした。
リチャードの会社・ソーン産業の基盤は電子とエネルギー産業です。リチャードが重役として引き立てているビルは、保守派でした。
しかしポールは食糧を安定して供給できるシステムを会社に取り入れて、会社の躍進を図ろうとします。ビルはその意見に反対です。
リチャードは両者の意見を汲み入れていました。
マークの13歳の誕生パーティーの日、ビルがホッケーに参加していて割れた湖に落ち、亡くなります。これによりポールが新社長に抜擢されました。
ポールはダミアンに近づき「いずれ会社の経営を継ぐのだから、今のうちから会社の見学に来た方がいいですよ」と耳打ちします。本来ならばリチャードの実の息子であるマークに告げる内容ですが、ポールはそれをダミアンに言いました。
ダミアンはマークや同級生たちと共に、ソーン産業のプラント工場の見学に行きます。そこでたまたま検査中に事故が起こりました。毒ガスが発生し、みんな避難する事態に陥ります。
病院で検査を受けた結果、みんな一定程度は毒ガスの影響を受けたのに、ダミアンだけはダメージがありませんでした。黒人の医者は疑問に思い、血液サンプルを顕微鏡で見て、山犬の血が混じっていると気づきます。
慌てて別の医者に相談しようとエレベーターに乗った医師は、23階から10階に行く(下降する)はずのエレベーターが上昇を始め、30階近くから急降下を始めたエレベーターの中で転倒しました。
エレベーターは3階で止まり、医師は大事に至らなかったものの、その直後に上からエレベーター脇の金属の紐が落ちて来て、エレベーターごと腹を切断されます。上半身と下半身に分かれたので、即死でした。

【結】- オーメン2(ダミアン)のあらすじ4

リチャードはブーゲンハーゲンの伝記を書いているという女性・ジョーンに会います。
ブーゲンハーゲンが7年前に死に、その遺体が発掘されたことを告げたジョーンは、ダミアンの正体を告げて、リチャードに警告を促しました。
ジョーンはその後、陸軍幼年学校でダミアンを見て、壁画の顔と同じだと気づきショックを受けます。
その帰りにハイウェー(高速道路)で車がエンジン不調を起こし、車の外に出たところをカラスに襲われました。目をつつかれて見えないジョーンはトラックの前に飛び出し、轢かれて死にます。
ダミアンの周囲で次々に死者が出ることで、最初は半信半疑だったリチャードも、不審に思い始めました。
ソーン美術館長のチャールズが空輸便を開けると、中から木箱が出てきます。それを開くと短剣と手紙が入っていました。
それは7年前に、ブーゲンハーゲンがリチャードに送ろうとしていたメギドの短剣と、ダミアンが悪魔であることや殺し方が書かれた資料、リチャードに宛てた手紙でした。
チャールズはリチャードにそれらを見せます。そして〝イゲールの壁〟を見ればすべてが分かると言いました。
チャールズとリチャードの話をマークが盗み聞きし、ダミアンに問い詰めます。ダミアンはマークに味方になってほしかったので「黙示録を読めば僕の正体が分かる」と言いました。
黙示録を読んだマークは、ダミアンが悪魔の子だと知ります。
ダミアンはマークに認めてもらいたがりますが、マークは怯えてダミアンを拒否しました。ダミアンは怒ってマークを睨みつけ、マークは死にます。この頃には、ダミアンは人を睨みつけただけで殺せるようになっていました。
マークの葬儀が営まれます。健康だったマークの突然死の原因は「脳の動脈の薄いところが破れていた」とのことで、急病にしてもおかしいと指摘されたリチャードは、ニューヨークへ行きました。
そこで掘り出した〝イゲールの壁〟を見たリチャードは、本当にダミアンが悪魔の子だと初めて信じます。壁画とダミアンの顔が瓜二つだったからです。
美術館長のチャールズは、動き出した貨物列車に挟まってその場で死にました。わが身に危険が及ぶと知ったリチャードは、急いでシカゴに戻り、短剣を用意します。
リチャードがダミアンを殺すと知ったアンは、衝動的にリチャードを短剣で刺し殺しました。
しかしそのアンを閉じ込めたまま、ダミアンは美術館に炎を起こして殺します。
迎えに来たポールを振り返ったダミアンは、不敵な表情を浮かべました。
〝かくの如きはキリストの使徒を装う偽使徒なり。〟――コリント人への第2の手紙 第11章 第13節

みんなの感想

ライターの感想

『オーメン』シリーズ第2弾です。若干派手さには欠けるものの、じんわりとした怖さがあります。
なるほどと思わせてくれるのは「ダミアンは途中まで自分の出生のことを知らない」。
孤児だしロバート夫妻は死んでるし、当然っちゃ当然なのですが、自覚がないんですね。
それをネフ軍曹によって知らされるくだりは、リアリティがあって納得ものです。
しかも当初は自分でも戸惑うんです。悪魔の子かよ、と。逡巡するくだりは、秀逸だと思います。…すぐに受け入れるんだけどね。
前作では黒い犬&山犬が活躍してましたが、今作品ではカラス!
カラスが出てきたら「不吉なことが起こるぞ」といわんばかりの畳みかけ。これもいい効果を上げてます。
今回のいちばんの目玉は「胴体が泣き別れになった黒人医師」。
エレベーターが落下で「ひーっ」なんですが、止まって無事助かった…と思わせておいてのお腹チョンギレなので、2回どっきりさせてくれます。
このシーンは、前作の「カメラマン首チョンパ」並みにエグいです。

ライターの感想

1作目の「オーメン」はとにかく恐いホラーでしたが、この「オーメン2」は、恐いのはもちろん、加えて、とても切ない映画です。
1作目で両親が死に、父親の弟夫婦に引き取られた、ダミアン。彼は、自分が悪魔の子である事を知らぬまま、弟夫婦の実の息子であるマークと、本当の兄弟のように仲良く幸せな日々を過ごす。
しかし、成長したダミアンの周りで、再び何人もの人が死んでいく。そして、彼は、自分の正体を、ついに知ってしまう。この時の、恐怖と絶望に叫ぶダミアンの姿が、とても悲しいです。さらに、ダミアンは、自分の正体を知ったマークを自らの力で殺します。
それまで、無意識の力の発動、あるいは、彼を守る「取り巻き」によって、殺人が行なわれていました。なのに、初めて自分の意志で殺したのが、自分を実の兄弟のように愛してくれたマークだったという、なんとも皮肉で、残酷な運命。
この時、ダミアンは、マークーと共に、自分の「人間」としての部分をも殺してしまったのでしょう。

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