「オーメン4」のネタバレあらすじ結末

ホラー映画

オーメン4の紹介:1991年公開のアメリカ映画。オーメンシリーズの4作目。前3部作との直接の因果関係はなく(ラスト部分のみ関係あり)、また「悪魔の子」も今作品では女の子になっている。

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予告動画

オーメン4の主な出演者

カレン・ヨーク(フェイ・グラント)、ジーン・ヨーク(マイケル・ウッズ)、アール・ナイト(マイケル・ラーナー)、ディーリア(エイジア・ヴィエーラ)、ヘイスティングス医師(マディソン・メイソン)、ジョー(アン・ハーン)

オーメン4のネタバレあらすじ

【起】- オーメン4のあらすじ1

アメリカ、バージニア州に住む有能な弁護士・ジーン・ヨークと妻・カレンは、共に身体は健康であるものの不妊に悩んでいました。話し合った結果、生まれたばかりの赤ちゃんを養子に貰うことに決めます。
聖フランシス孤児院のシスター・イボンヌから、交換留学生の父と大学生の母との間にできた女児を貰ったヨーク夫妻は、赤ん坊にディーリアという名前をつけます。ディーリアというのは「目立つ」という意味があり、そこからつけたのと、カレンの叔母で政治活動をする女性の名からあやかったものです。しかしその子は呪われた赤ちゃんでした。
その夜、イボンヌは「呪いの子を生ませてしまった。殺すべきだった」と言い、それに対して平手打ちをした聖フランシス孤児院の院長は、心臓発作を起こして死にます。
またシスター・イボンヌは月食の最中、逆さ十字(注意:「逆さに飾られた十字架」のこと。悪魔崇拝や反キリスト教となぞらえることがある)を見て泣きだしました。
気になったシスター・イボンヌはディーリアの洗礼式を見にいきます。ディーリアは洗礼式の最中に泣きだして式ができず、その後、若い神父は心臓発作で亡くなりました。
ディーリアはすくすくと成長しました。
その頃、娼婦を買春したというスキャンダルで辞職したグラハム・レズニック議員の代わりに立候補したジーンは当選を果たし、バージニア州の議会議員になります。
さらにホームレス救済法案を取り上げたジーンは高支持率をおさめ、財政委員長も務めました。
シスター・イボンヌはディーリアが気になって様子を見に行きますが、ディーリアはシスター・イボンヌを見つめながら人形の顔を齧ります。
そのディーリアの無表情に恐れをなしたシスター・イボンヌは退散し、人形の顔は歯型が深く残るほど強く噛まれていました。
母・カレンはディーリアとかくれんぼをして遊んでいた時、暴走トラックがディーリアに衝突しそうなのを見て悲鳴をあげます。
その時にディーリアを助けた犬を、カレンたちはライダーと名付けて飼い始めます。
父・ジーンは順調に出世していました。
ディーリアの通う幼稚園で、ディーリアをいじめる男の子がいました。入園式の日にガムを髪につけられたことから始まり、いつもディーリアに悪口を言ったり、ぶったりします。
ある時、その男の子がディーリアの弁当箱を取り上げて、床に落とすという度が過ぎる悪ふざけをしました。昼食のピザトーストが落ち、男の子はそれを踏みつけます。
ディーリアは無表情で弁当箱を拾うと、弁当箱で男の子を何度も殴りつけました。男の子もグーで殴り返します。
この騒動で、男の子の両親がディーリアの家に苦情を言いにきました。特に父親がうるさく、ディーリアを一方的に悪者に仕立て上げて罵ります。
ディーリアは「自分だけが悪いわけじゃない」と言います。実際、拳で殴られたディーリアの下唇は、切れて傷ができていました。 この映画を無料で観る

【承】- オーメン4のあらすじ2

父・ジーンは「(男の子の)そばに行かないようにしなさい」と言い、ディーリアは「もう心配かけないわ」と返します。
翌日、男の子の時計を奪ったディーリアは、建物にたてかけられた梯子を登って逃げました。「返してほしければ、登っておいで」と言われた男の子は、ディーリアを追って梯子を登りますが、怖くて途中でおもらしし、みんなに笑われます。
またその日、男の子の父が苦情を言いにきました。
訴えるぞと言って立ち去る男児の父をディーリアは見つめ、男性は脇見運転をして横からきたトラックと衝突し、ガラス板で首が吹き飛びました。
乗馬教室で初めての乗馬を体験したディーリアですが、ディーリアを見つめた馬が怯え始めます。さらにディーリアを乗せた馬は暴走を始め、ディーリアは馬から落ちて気絶しました。
特に外傷はありませんでしたが、父・ジーンの友人のヘイスティングス医師が、念のため検査をすると言って、ディーリアは入院します。その際、ヘイスティングス医師は「ディーリアに生理が始まった」と言いました。ディーリアはまだ8歳でした。
その頃、母・カレンは紹介所の斡旋で子守を雇いました。若い子守のジョーです。ジョーは『光の書(聖書を分かりやすく解説したような本)』を持ち歩き、超能力に興味を持つ女性で、パワーストーンとして水晶のペンダントをぶらさげ、部屋にも水晶をたくさん集めていました。
ジョーはディーリアに紹介してもらった直後から、胸のペンダントの水晶が淡い紫色から黒く濁ったのを見て驚きます。割り当てられた自室に行くと、机の引き出しの中の水晶もすべて黒く濁っていました。
ジョーは友人の男性・ノアに相談します。ノアは家の外にやってきて「得体のしれない何かに覆われている」と言い、ディーリアを「どす黒いオーラの中に赤い色が見える」と評します。このオーラは否定的で凶暴性を持つことを指摘したノアは、超能力フェアの会場でみんなに見てもらおうと言いました。
ジョーはシャワーを浴びている時、鏡の中に逆さ十字を見つけました。
週末、ジョーが母・カレンに断って、ディーリアを〝超能力フェア〟に連れ出しました。ちょうど世間では超能力ブームで、屋外にブースが集まる会場には、大勢の人たちが集まっています。
催し物も、水晶の占い、タロット占い、ユニコーンの置物の展示販売、大道芸など、ふつうのお祭りとさほど変わりはありません。
ジョーは男友達・ノアの店〝オーラ写真館〟に連れて行きました。そこでは人間のオーラが撮影できる写真機があります。嫌がるディーリアを抱き上げる形で無理やりジョーはノアに撮影させました。
一般の人のオーラは赤色なのに対し、ディーリアのオーラは真っ黒でした。しかもジョーにまでその黒いオーラがかぶさっています。
その直後、謎の風が吹き始めて会場にあったろうそくの炎や、大道芸の火の棒の炎が一斉にテントに燃え移り、会場は大火災に見舞われました。死者も出る惨事でしたが、ディーリアは悠々とジョーを連れて立ち去りました。

【転】- オーメン4のあらすじ3

その後、ジョーは犬・ライダーに追われ、2階の自室で下の庭にいる母・カレンに『光の書』を示した後、転落死します。下には回転遊具があり、ジョーの死体は落ちた後、ぐるぐる回転しました。
カレンは死の現場を見たショックから、発作を起こして倒れて、夫・ジーンの友人のヘイスティングス医師の病院に運ばれ、妊娠を告げられます。
退院したカレンは、ディーリアがわざと自分の目の前で回転遊具にあおむけになって乗る(死んだジョーと同じポーズを取る)のを見て、夫・ジーンに弟ができるのが嫌なのだろうと言いました。しかし夫・ジーンは気に留めません。
その頃カレンは、ディーリアがただの一度も病気をしたことがないことに気づき、おかしいと感じ始めました。
夫・ジーンはディーリアに甘く、あてにならないと考えたカレンは、自分で調査しようと考えます。
ジョーが残した『光の書』の線が引かれた部分をマットソン神父に聞いたカレンは、それが黙示録からの引用だと知りました。
〝竜は海辺の砂の上に立った。
さらに別の獣が海の中から上がってきた。
これには10本の角と7つの頭があった。〟
「獣」とは「反キリスト」のことで「10本の角」とは「10の国家連合」、「7つの頭」は「反キリストに味方する指導者たち」のことだと神父は言います。人口過密や汚染、犯罪の世界など、現代の人間が招いている事態こそが悪魔を呼び寄せているのだと神父は説明しました。
〝この獣は神を冒瀆し、42ヶ月統治権を与えられる〟…たった42ヶ月かと洩らすカレンに、マットソン神父はそれだけの期間があればかなりの悪事が行なえ、数百万の人を動かせると言います。
ディーリアの出生に疑問を抱いたカレンは、シスター・イボンヌに会いに聖フランシス孤児院に行きましたが、イボンヌはとうに辞めていました。カレンはアール・ナイトという探偵を雇い、イボンヌの行方を探します。
アールはイボンヌが孤児院を辞めた後、一時娼婦に身をやつし、その後、ノースカロライナにある新興宗教の教祖シスター・フェリシティとして活躍していることを突き止めました。
ディーリアを貰い受けた際に聞いた「交換留学生の父と大学生の母」なる人物は存在しましたが、1930年代にとうに亡くなった人たちで、真っ赤な嘘でした。
アールはイボンヌに会いにノースカロライナへ行きます。〝福音の天使〟と呼ばれるフェリシティ(イボンヌ)は、毒を持つガラガラヘビを身に纏わせて登場し、信者の喝采を浴びました。
しかしアールにディーリアの赤ちゃん時代の写真(イボンヌとカレンも写っている)を見せられたフェリシティ(イボンヌ)は激しく動揺し、ガラガラヘビに顔や足首を噛まれます。現場は騒然とし、アールも腕を噛まれました。
アールは病院の血清投与で助かりますが、何ヶ所も噛まれたフェリシティ(イボンヌ)は重態でした。窓が開いてフェリシティの上に差した影が逆さ十字を示し、フェリシティは死にます。

【結】- オーメン4のあらすじ4

その頃、カレンは無事に男児を出産し、男の子にアレクサンダーという名をつけました。新しい子守として、元看護師のロゼリという若い女性が、ヘイスティングス医師の紹介で家に派遣されます。
フェリシティ(イボンヌ)の住むキャンピングカーを訪問した探偵・アールは、ジーン議員の新聞記事や日記を見つけました。調査を終えたアールは早くバージニアに戻りたいと思いますが、飛行機が欠便で待たされます。
ホテルのフロントで封筒をもらった探偵・アールは、ひと足先に調査結果をカレン宛てに送付しました。その直後、勝手に動き始めた巨大クレーンの鉄球に吹き飛ばされて、死にます。
アレクサンダーを連れて退院したカレンは探偵・アールの宿泊先に電話をかけ、アールが奇妙な事故で亡くなり、同じ日に新興宗教の教祖という女性も変死したと聞かされました。
夫・ジーンが長期旅行でローマに行こうと言い出します。カレンはちょうど家に届いた郵便物を持ってマットソン神父の所へ行き、ダニエル書の第4王国の話を聞きました。
〝あなたの後に興る第4の国は、鉄のように強くては階を重ね、全世界を支配して荒廃させるでしょう〟
この第4王国はローマだとマットソン神父は言いました。ジーンがローマに行こうと言い出したことと重ね合わせ、カレンはショックを受けます。
探偵・アールの調査結果を読んだカレンは、ヘイスティング医師を訪問しました。そしてヘイスティング医師の手の甲にメスを刺すと、脅迫して聞き出します。
実はジーンの友人のヘイスティング医師は悪魔教で、ジーンとカレンの間にディーリアを仲介したのもヘイスティング医師の仕業でした。ディーリアは悪魔の子と呼ばれるダミアン・ソーン(『オーメン 最後の闘争』参照)の遺児です。
カレンの想像通り、ディーリアは悪魔の子でした。
さらにディーリアは、双子の一方がもう一方を体内に宿して生まれる「二重胎児」でした。
ヘイスティング医師は、ディーリアが乗馬で入院した時にそれを摘出し、カレンがジョーの死で気絶して運び込まれた時に、子宮に植え付けていました。
つまり、カレンが生んだ男の子・アレクサンダーは、ディーリアの双子の弟なのです。
これらのことを聞いたカレンは、拳銃で抵抗しようとするヘイスティング医師の胸をメスで貫き、拳銃を持って自宅へ戻ります。
ヘイスティング医師の紹介で派遣された子守・ロゼリも当然、悪魔崇拝の人間です。階段で揉み合いになったカレンはロゼリの腹を撃ち、ロゼリは階段から落ちて絶命します。
部屋に突入すると、ディーリアは幼い息子・アレクサンダーを抱いて「ちゃんと見て」とカレンに言います。
アレクサンダーの右のてのひらには、「666」という数字が浮き出ていました。
カレンはディーリアに銃を向けますが、殺すことができず、拳銃自殺します…。
…後日、カレンの葬儀が営まれました。妻を亡くしたジーンはアレクサンダーを抱き、養女のディーリアと手をつないで、雨のなか墓地を歩きました…。

みんなの感想

ライターの感想

『オーメン』シリーズの第4弾ですが、あくまで『オーメンのこぼれ話』みたいな位置づけだと考えたほうがいいかも。
ラストの部分で「実はダミアン・ソーンが残した子だったのだ~」と告げられますが、それ以外は…(絶句)…。
この作品を「単体で」見たならば、たぶんそれなりの満足度を得られると思う。
しかし『オーメン』シリーズを見た者からすると「その設定は1にもありましたよね」…そう、1の焼き直しなのです。
主人公の「悪魔の子」を男の子(ダミアン)から女の子(ディーリア)に置き換えただけです。
悲しいかなミステリアスな部分が一切なく、ディーリアは「ただの意地悪な女の子」にしか見えません。
笑うシーンなども、いじめっこにしか見えない。
芸達者な子ではあるので、意地悪な役で使えばいい作品になるだろうに、
今回の「悪魔の子」設定のオーラは感じられませんでした。
名シーンを探すとすれば、探偵・アールが鉄球に吹き飛ばされるシーン。
ただこれも、以前にガラスで首が飛ばされるカメラマン…胴体が泣き別れの黒人医師…それらの焼き直し。
二重胎児という設定は少し興味深かったものの、基本的にはほんと「悪魔の子を男児から女児に置き替えてみました」程度の作品です。

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