「キャンディマン」のネタバレあらすじ結末

キャンディマンの紹介:キャンディマンの都市伝説を調査していた大学院生が晒される恐怖を描いた1992年のアメリカのホラー映画。クライヴ・バーカーのホラー小説「血の本」収録の短編「禁じられた場所」の映画化作品で自身が製作総指揮を務めている。監督/脚本は「パガニーニ 愛と狂気のヴァイオリニスト」のバーナード・ローズ。物悲しい音楽は「クンドゥン」のフィリップ・グラス。ヒロインは「サイドウェイ」のヴァージニア・マドセン。

予告動画

キャンディマンの主な出演者

ヘレン(ヴァージニア・マドセン)、キャンディマン(トニー・トッド)、ヘレンの夫トレバー(ザンダー・バークレー)、バーナデッド(カシー・レモンズ)、アン=マリー(ヴァネッサ・A・ウィリアムズ)、ジェイク(デファン・ガイ)、バレント刑事(ギルバート・ルイス)、バーク医師(スタンリー・デサンティス)、パーセル教授(マイケル・カルキン)など。

キャンディマンのネタバレあらすじ

【起】- キャンディマンのあらすじ1

--人は俺が罪の無い者の血を流すと言う…だが、血は流すためにこそあるのだ…俺はこの”かぎ”の手で、お前を股間から喉元まで切り裂くのだ…俺はお前を殺しにやってきた--
画面いっぱいに蠢いていた蜂の群れはビルの谷間に黒煙のように散って行きます。

これは”本当の話”なんだけど…と女子大生が話し始めます。「数年前、インディアナ州で子守りバイト中のクレアがワルのビリーを呼び、鏡の前で『ねえ、キャンディマンって知ってる?切り落とされた右手にかぎの手が刺さってて、鏡に5回名前を言うと、スーッと背後に現れる…』と話し、ビリーが4回言ったところで下に行かせ最後の1回を呟いた。すると背後にキャンディマンが現れ、1階にいたビリーは彼女の断末魔の叫びを聞き、天井から滴る血を浴びた。クレアは切り裂かれ、赤ん坊は殺され、ビリーは頭が変になった」…。話を聞いていた大学院生のヘレンは、同じ院生で親友の黒人女性バーナデットが聞き取りをしている教室に入って行きますが、その学生の話もそれのバリエーションで「子供みたい」と笑います。

シカゴのイリノイ大学。教授のトレバーは満席の講義で”下水道に棲息する巨大なワニ”の話を完全否定し、これは”現代口承伝説”(都市伝説)で都市社会への恐怖が無意識に現れたものだと話したところで終業になります。
彼は残っていた4、5人の学生にヘレンを妻だと紹介しますが、後で特に親しげだったステイシーとは特別な関係?と聞かれ「僕が好きなだけだ、乙女の恋だよ」と笑います。また、現在バーナデットと都市伝説の論文を共同執筆している彼女は、”口承伝説”の講義は来期のはずと責めますが聞き流されます。
その後、彼女が教室で先ほどの録音を聞いていると、黒人の掃除婦ヘンリエッタが「キャンディマンなら公営のカブリーニ・グリーン団地に住んでて皆怯えてる」と声を掛け、その団地の住人で同僚の従妹キティを紹介します。
キティは「団地に住んでるルーシー・ジーンが風呂場で壁を壊す音を聞き、何度も警察を呼んだが信用してもらえず、”かぎの手”で引き裂かれた」と話し、ヘンリエッタは新聞で読んだからほんとよ、キャンディマンに殺されたのよと付け加えます。そのニュースは実在し、犯人はいまだ不明でした。
彼女は自宅マンションでバーナデットに記事を見せ、キャンディマンは鏡から現れると言うが、実はこのマンションも公団の建物で向かいのカブリーニ団地と同じ構造で、実はバスルームの鏡の裏に壁が無く隣室と繋がっていると言い、実際に鏡の裏の薬棚を外して空室である隣室見せ、犯人はここから侵入したのよと笑います。2人は戻した鏡に向かってキャンディマンと唱え始めますが、ヘレンだけが5回目を言い笑います。
その夜ヘレンは、酔って帰宅したトレバーに脅かされ憤慨します。

カブリーニ団地は黒人居住区のスラム化した公営団地で、黒人ギャングのたまり場です。ヘレンとバーナデッドは刑事の振りをしてルーシー殺害事件の現場を目指します。怯えて緊張していたバーナデッドは、論文の確証となる絶好の場所だとヘレンに言われ腹を決めます。
2人は入口にいたギャングらを振り切り4階へと上がりますが、ヘレンは壁中に描かれたアートのような落書きに感嘆の声を上げカメラで撮影します。すると突然扉が開き、ウエイトレス服の若い黒人女性に犬をけしかけられドア越しに謝罪します。
件の現場はその隣室で、内部は荒らされ落書きだらけでひどい悪臭でした。
けれどヘレンは、やっぱり同じ構造だと言い、写真を撮りながらバスルームの鏡を外し、怯えるバーナデッドを残して隣室へと侵入します。

隣室の内部は、壁が破壊され穴が空いています。そこを抜け出した彼女は、その穴が壁に描かれた巨大な黒人の顔の口の部分だと知り、呆然と見つめるうち、フイルムが終わりめまいを覚えます。その黒人の眼は彼女をじっと見下ろし、足元には剃刀の刃を仕込んだキャンディが供物のように置いてありました。
フィルム取りに戻った彼女はバーナデッドに叱られ出ようとしますが、先ほどの女性が犬を連れて現れ問い詰められます。論文の取材と知った彼女は他人の家に勝手に入って!と激怒しますが、ヘレンに名刺を渡されたところで赤ん坊が泣き出し、部屋へと戻ります。
彼女の部屋はきれいに整えられ、暮らしぶりも良さそうでした。彼女は「論文て、あたいらの悪口?」と言いますが、可愛い男の子ねと言われ、自分はアン=マリー、この子はアンソニーであたいの全てだ、自分は下の連中とは違う、この子を育てたいだけと言い和解します。
彼女は優しく赤ん坊の世話を手伝うヘレンに「白人が来ると必ず何か起きるから」と言い、新聞記者や刑事にも色々聞かれたけどルーシーの事よね? あの日、隣から悲鳴が聞こえたから通報したけど誰も来なかった、みんなキャンディマンを恐れているから、そして「あたいも怖いけど、この子は絶対に渡さない」と呟きます。

【承】- キャンディマンのあらすじ2

その夜2人は、トレバーと共に教授たちとの食事会に行きますが、ヘレンがパーセル教授に論文をからかわれ「あなたを負かすわ」とやり返します。が、逆に「カブリーニ団地はキャンディマンの故郷だ。10年前に私がキャンディマンの記事を書いた事をご存知か?」と聞かれ、言葉に詰まります。彼は爆笑し、キャンディマンの生い立ちを話し始めます。
1890年、彼は奴隷の息子として生まれたが、父親が靴の大量生産機を考案して富豪となった。彼は一流の教育を受け上流社会で育つが、並外れた絵の才能があり、多くの金持ちに肖像画を依頼された。が、そのうちの1人である地主の娘と恋に落ち妊娠させてしまう。激怒した地主は悪党に復讐を依頼、悪党は彼をカブリーニ・グリーンに追い込み、ノコギリで右手を切断、養蜂場から盗んだミツバチの巣をその裸体に塗りつけ、彼は全身を刺され苦悶のうちに息絶えた。死体はマキ山で焼かれ灰は野原だったカブリーニ・グリーンに撒かれたのだと。

ヘレンは再び1人でルーシーの部屋の写真を撮りに行き、幼い少年ジェイクと出会います。彼女はキャンディマンに怯え話せないと言う彼に、ならば彼がいる所に連れてってと頼み、空き地を横切り、公園脇の薄汚れた公衆トイレへと案内されます。道の途中にはうず高く積まれた家具や廃材の山がありますが、彼は「祭りさ」と通り過ぎます。
ジェイクは、「ここで近くのスーパーに母親と買い物に来ていた頭の弱い男の子が殺された、母親はトイレに行きたいと泣き出したその子に腹を立て1人で行かせたが、数分後悲鳴が響いた。狂乱する母親の代わりに屈強な男が見に行ったが、たった5秒で完全な白髪となり怯えて逃げ戻った、男の子は急所を切られ血まみれで倒れてた、死んで幸せだった」と話し、キャンディマンの仕業なの?と聞かれうなづきます。

彼女はジェイクに見張りを頼み、男子トイレに侵入しますが、糞便の落書きがひどい悪臭を放ち、一番奥のトイレの便器の中にはミツバチが群れていました。彼女はなんとか撮影を続けますが、外ではジェイクが振り向き「キャンディマン」と呟いていました。
それは手下を引き連れた黒のロングコートのギャングの青年で、「キャンディマンに用か?俺がそうだ」と言って手かぎでヘレンを殴打し、笑いながら出て行きます。
彼女は左眼が無惨に腫れ上がったまま警察署で面通しを行い犯人を特定、バレント刑事は奴は以前から目をつけていたが、証言すれば命を狙われるため証人がいなかった、ルーシーも少年もヤツの仕業だろうと話し「証人は(あなた)1人で十分だ」と笑います。
廊下で待っていたジェイクは警察に喋りやがって!と怒り「キャンディマンに殺される」と声を潜めますが、彼女はそれは作り話で、悪い大人が彼の名を利用しただけだがもう捕まったと話し、納得します。
その夜、彼女は上機嫌で、帰宅したトレバーに食事を出しますが、彼はさほど喜んではいない様子です。

数日後、登校したヘレンは、警察が被害者が黒人だと知らん顔なんてひどい!と憤慨していましたが、心配していたバーナデッドはおかげで犯人が捕まったと受け流し、彼女に警察の写真課の友人から借りたと言う事件現場のスライドを渡し、出版社も乗り気だから本になると嬉しそうに話し、翌日会う約束をして立体駐車場で分れます。
ヘレンはウキウキとスライドを確認しながら自分の車に向かいますが、その名を呼ぶ声に振り向くと、そこにはダークブラウンのファー付ロングコートを着た長身の黒人がいて、慢心する従者を諌める支配者のように彼女を見すえ「お前を迎えに来た」と囁きます。その瞬間、彼女はめまいを覚え、件の部屋の壁に描かれた黒人の顔のビジョンを見ます。
男は「お前は俺の伝説を疑い作り話だと言った、だから来たのだ」と言い、かぎの刺さった血塗れの手を見せ「俺のえじきになれ…お前の命をもらう…人は俺の絵を壁に描き、俺の名前を囁く…人々の恐怖なくして俺は存在しない…だから俺は罪無き者の血を流す…俺と来い…」
ヘレンは弱々しく抗いますが体は動かず、ハチの群れのビジョンを見、幾筋かの涙を流し気を失います。

【転】- キャンディマンのあらすじ3

彼女が狂ったような絶叫で目覚めたのは見知らぬバスルームで、服も血塗れでした。血痕は扉の外へと続き、廊下には肉切り包丁と犬の生首が転がっていて、彼女は思わずその包丁を手に取り寝室の扉を開けます。
そこはマリーの部屋で、彼女は包丁を持ったヘレンを見るなり「あんたがやったのね!」と襲い掛かり床に頭を叩きつけられますが、必死で抵抗するうち、包丁がマリーの腕を切り裂き、彼女を黙らせようと包丁を振り上げたところで警察が来ます。
彼女はヘリも出動する大騒動の中、連行され、血塗れの衣服を脱がされ取り調べられます。
バレント刑事は彼女の説明を聞かず、夜10時にマリーが帰宅すると犬が殺害されていて、ヘレンに包丁で襲われた、それは警官たちにも目撃されてると言い赤ん坊の行方を尋ねますが、彼女が知るはずもありません。また、午前3時にようやく家に電話をする許可が出ますがトレバーはおらず、留守電に貰い受けに来るようメッセージを残します。
ヘレンは拘置所で、マリーの赤ん坊が黒人の絵の部屋にいて、キャンディマンのカギの手が狙っているビジョンを見ますが、間もなくトレバーが貰い受けに来て保釈されます。

事件は匿名のまま大々的に報道されますが、彼女は駐車場からの先の事は何一つ覚えておらず、またトレバーは優しく2人で乗り切ろうと言いますが、昨夜は熟睡してたと言い、大学に出掛けてしまいます。
独りになった彼女は、暴行の日のスライドの鏡を撮影している自分の背後にキャンディマンがいた事を知り、家の鏡を見ますが、現れたキャンディマンにキッチンに追い詰められ、包丁を手にしたところで「俺は存在する。子供は預かった。俺と来なければ子供の命はない」と脅されます。
また彼は「恐怖こそが俺の命。お前が俺を否定し、伝説を揺るがせたため殺しにきた、お前の凄惨な死が俺の新たな伝説になる…俺と来て永遠の命を手に入れろ」と言い、彼女の首をかぎの手で浅く切り裂きます。彼女は陶然として力を失い、なすがままでした。
その時、見舞いに来たバーナデッドがヘレンの声を聞いて部屋に入り、キャンディマンに襲われます。
ヘレンは彼女の断末魔の叫びを聞きますが、床に倒れ動けないうちトレバーが帰宅します。ヘレンは血塗れで「奴がいるのよ…」と呻いていましたが、その手には包丁が握られていました。

彼女は自室のベッドで血塗れのまま手錠で拘束された状態で目覚め、暴れて居間に駆け込みます。
そこにはトレバーもいましたが、バレント刑事と大勢の警察官が来ていました。彼女は無惨なバーナデッドの遺体を見て嗚咽しますが、トレバーは義務的に抱きしめただけでした。
搬送中、彼女は「俺とくれば生への固執は消える、俺は人々の”噂”、生きている必要はない」という囁きを聞き、あの部屋で泣く赤ん坊のビジョンを見て涙を流します。
病棟に着くと彼女は個室のベッドに両手足をベッドに縛られ1人にされます。キャンディマンはそこにも現れ「俺の甘美なキスを受けろ」と迫り、彼女は人殺し!と叫んで暴れたため、鎮静剤で眠らされます。
あの部屋で、キャンディマンはなぜか赤ん坊を殺さず、その血を与えていました。

その後、彼女は両手を拘束されたままバーク医師と面談しますが、州検事局の拘置命令書を見せられ、君は1ヶ月間鎮静剤で眠ってたと言われます。また彼は君は第一級殺人に問われ私が精神鑑定を頼まれたと言って事情を聞き、彼女にあの個室での録画を見せます。そこには暴れて叫ぶ彼女だけが映っていました。
彼女は涙ぐみしかし毅然として「私じゃない、私がバーナデッドを殺せるわけがない、証明するわ。彼を呼ぶのよ」と言い、その部屋の鏡に向かってキャンディマンと5回唱えます。
するとバーク医師の椅子の下からキャンディマンが現れ、医師の背中をかぎの手で裂き、「俺を呼んだな。今夜お前に新たな奇跡を見せてやる」と言い彼女の拘束を千切り、窓を突き破り去って行きます。ヘレンは外壁を伝って逃げ、騒動に紛れて看護師の制服を奪い、自宅へと駆け戻ります。
けれど自宅では、ステイシーが壁の塗り替えをしていて、ヘレンが「出て行って」と声を掛けると驚いて泣き出しトレバーを呼びます。彼はバスローブ姿でのん気に出て来ますが、彼女を見て顔色を失い、ステイシーに病院に電話をしろと言います。
ヘレンはベビーピンクのペンキをぶちまけ「私が怖い?騙し通せるとでも思ったの?裏切ったのね!」と怒鳴って嗚咽し、その隙にも電話を掛けようとする彼に「お終いね」と言い出て行きます。
橋の上で凍える彼女は「皆、お前を見捨てるのだ。残された道は一つ。俺のものになれ…」と言う声を聞き、涙を一筋流し、カブリーニ団地のあの部屋へと向かいます。

ルーシーの部屋には蝋燭が灯され、いくつかの手かぎが吊るされていました。彼女はその一つを持って積み上げられた荷物を上ると、その上の部屋は数部屋がぶち抜きになった廃墟で、彼の伝説通りの絵が描かれていて、奥の台座には不気味な寝息を立てるキャンディマンが横たわっていました。
彼女が手かぎをその首に打ち込んだ瞬間、彼は目を開けて微笑み「ヘレン、よく来たな」と言い「子供を返して。約束よ」と言う彼女に「俺のものになれ。子供は返してやる。それが条件だ」と言い抱き上げます。
そして「怖いわ」と言う彼女に、「怖れるのは苦痛か、その果てか?…苦痛は堪え切れぬほど激しいが、死を恐れる事は無い…人々は俺たちの名を壁に描き、その恐怖を繰り返し口にする…俺たちは彼らの目の前で死に、彼らの心に恐怖を刻みつけるのだ…俺と来い…そして永遠となれ…」…キャンディマンは手かぎで優しく彼女の股間に触れ顔を寄せますが、彼女はその手に群がるミツバチに怯えもがきます。
彼は、はだけたコートの奥、腐乱した胸の中や口中にみっしりと詰まった蠢くハチを口移しで彼女に与え、気を失なった彼女を憐れむように見つめ、「お前は俺のものだ…そして今、新たな奇跡が生まれる…」と呟き、赤ん坊を連れ去ります。

【結】- キャンディマンのあらすじ4

独り目覚めた彼女は、奥の壁に描かれたキャンディマンの切り落とされた腕が、白人たちの中の女性に差し伸べられている事に気づきます。
「IT WAS ALWAYS YOU HELEN」…ヘレン、君を愛してた。ずっと君を…女性は彼女に似た白人の女性でした。
そして彼女は、赤ん坊の泣き声を辿りあの廃材の山へと向かい、手かぎで廃材をよけながら奥へと入って行きますが、ジェイクはその手かぎを見て「キャンディマンだ」と呟き、松明を持って仲間と共に廃材の山に行き、ガソリンをかけ、住民たちも続々と出てきて周りを取り囲みます。
やがて彼女は廃材の山の奥で赤ん坊を発見、優しく抱きますが、背後に現れたキャンディマンに抱きすくめられ口を塞がれ、その瞬間、ジェイクの合図で火が放たれ、周囲は瞬く間に激しい炎に包まれます。

彼女は「助けて!!騙したのね!」と叫びますが、住民たちの声に掻き消され、キャンディマンは「お前は俺と共に旅立つのだ。俺たちの骨は灰になり、永遠に離れる事は無い…俺たちはすでに死んでいるのだ…」と頬を寄せます。
ヘレンは、無感動に炎を見つめるマリーに気づき、火のついた木片でキャンディマンの胸を刺し貫き、逃げ出します。
キャンディマンがもがいて暴れるうち廃材の山が崩れ、ヘレンも火のついた太い木材の下敷きになりますが、赤ん坊を守り、体中炎に包まれながらも脱出、キャンディマンの「戻って来い!」という絶叫が響く中、住民が火を消しに駆け寄ります。
彼女は全身に大火傷を負いながらもマリーに赤ん坊を渡して息絶えます。一方キャンディマンは炎に焼きつくされ、その身体から湧き出した無数のハチは火の粉となって散って行きます。

ヘレンの葬儀は、クレバーとステイシーとパーセルら2人の教授と言う寂しいものでしたが、そこにアンソニーを抱いたマリーとジェイクを先頭に大勢のカブリーニ団地の住民が現れ、マリーに促されたジェイクがキャンディマンの手かぎを棺の上に投げ入れます。

その後、ステイシーとベビーピンクの部屋で暮らし始めたクレバーは、ヘレンを失った哀しみに打ちひしがれていました。
彼は唯一塗り替えを免れたバスルームにこもり、鏡に向かってヘレンの名を呟き、明かりを消します。
が、5回目を呟いた瞬間、彼の後ろに頭がケロイドになったヘレンが現れ、「どうしたの?何を怖がってるの?」と言い、手かぎで彼の股間から上に向かって切り裂き陶然と微笑みます。
彼の苦悶の声を聞いたステイシーは、血だらけのバスタブに横たわる引き裂かれた彼の死体を見て悲鳴を上げます。
キャンディマンの部屋の絵は、神々しいヘレンの絵に描き替えられていました。

みんなの感想

ライターの感想

「ファイナル・ディスティネーション」シリーズでお馴染みの長身の黒人俳優トニー・トッドが一躍有名になった作品で、ファー付のロングコートにかぎの手で君主のように現れ、往年のホラー映画の美女風メイクとライティングで涙ぐむヘレンことヴァージニア・マドセンをダークでロマンチックに死の世界に誘うこれぞバーカー!というスタイリッシュな世界観どっぷりの佳作。
ヴァージニア・マドセンは本作で1993年アボリアッツ・ファンタスティック映画祭、第19回サターン賞の主演女優賞を獲得しています。
畳み掛けがハンパなくキャンディマンの台詞も理屈っぽく長いんですが、見れば見るほどクセになる作品で、初めに出て来るワル役ビリーがテッド・ライミだったりも。バーナード・ローズ監督自身もアーチー・ウォルシュ役で出演しているようなんですが発見できず。
そりゃもうひどい事になってたハチのリンチシーンはどうやら「キャンディマン2」だったようで。第3作まで続編があるんですが、DVD化されているのは2017年時点では本作のみ。残念です。

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