「ギャザリング」のネタバレあらすじ結末

ギャザリングの紹介:偶然発見された2000年前の教会遺跡の奇妙な石像に隠された真実”ギャザリング”とは…という、2002年に公開されたイギリスのオカルト・ホラー映画。地味な演出ながら”彼ら”は不気味で、キャシー役クリスティーナ・リッチの魅力も申し分のない佳作です。監督は「オスカー・ワイルド」「星の流れる果て」のブライアン・ギルバート。脚本は「アレックス・ライダー」のアンソニー・ホロヴィッツ。音楽は「トリスタンとイゾルデ」のアン・ダッドリー。

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予告動画

ギャザリングの主な出演者

キャシー(クリスティーナ・リッチ)、ダン(ヨアン・グリフィス)、サイモン・カークマン(ステファン・ディラーヌ)、その妻マリオン(ケリー・フォックス)、その子マイケル(ハリー・フォレスター)、エマ(ジェシカ・マン)、ルーク神父(サイモン・ラッセル・ビール)、グローブス夫人(ブリジット・ターナー)、ベルナール神父(ブレア・プラント)、司教(ロバート・ハーディ)など。

ギャザリングのネタバレあらすじ

【起】- ギャザリングのあらすじ1

イギリスの小さな田舎町アシュビー・ウェイクの夜。キャンプから抜けたカップルが、地面の裂け目に転落してしまいます。女は動けず、ライターであたりを照らすと、そこは何かの遺跡で、男は杭のようなものに突き刺さり死んでいました。女の悲鳴が響きます。

そこは古い教会の遺跡でした。美術研究家サイモン・カークマン教授は、出迎えたルーク神父と現場に向かう途中、男は即死、女は1週間生き、発見された直後に死亡したと聞きます。
裂け目は遺跡の天井部分で、2人はロープで慎重に降下します。内部は聖堂のようで、男は崩壊した石像の剣の上に転落したようです。また、祭壇には磔刑のキリスト像がなぜか奥向きに立てられ、その正面となる壁にはリアルな数人の人々の石像がキリストを見つめています。ルークはその異様さに戸惑い、サイモンは驚嘆します。

同じ頃、サイモンの妻マリオンは、5歳の息子マイケルと車で森の道を走っている途中、女性を撥ねてしまい、救急車を呼び病院に同行します。
女性はアメリカ人のバックパッカーで、キャシー・グラントという名前以外思い出せない記憶障害を起こしていましたが、ひどい事故だったにもかかわらず軽傷でした。マリオンは彼女に自宅に泊まるよう薦め、彼女を連れて帰宅します。
マリオンの自宅は地元でライム・コート屋敷と呼ばれる石造りの立派な邸宅でした。キャシーは病院で目覚めた時、なぜかマイケルの名を呼びすぐに親しくなり、長女で10歳のエマも明るく彼女を出迎えました。マリオンは、夫が美術研究家で自分は継母だと話します。

一方、司教らが揃った会議室に呼ばれたサイモンは、遺跡が紀元1世紀の教会遺跡で、磔刑のキリスト像が後ろ向きという前例は無く、劣化が激しくすぐにでも修復すべきと報告します。司教らは彼に修復を依頼し、必要なものは全て提供するが、教会外部の者には口外せぬよう念を押します。帰り際、サイモンはルークに2年前の件があるのになぜ自分が呼ばれたのか解らないとこぼします。

その夜、キッチンでサイモンに事情を説明するうちマリオンは泣き出しますが、サイモンは彼女を労いつつもマイケルの心配をします。彼は実母の死のショックから立ち直れず、言葉を失っているのです。
翌朝は、多忙なマリオンに代わりキャシーが子供らに朝食を準備し、学校へ送ります。彼女は子供たちと別れた後、背の高いハンサムな男性とぶつかりそうになります。

遺跡は、見つめる人々の右半分の劣化がひどく顔の判別が難しい状態でした。サイモンは美術と史学の学問的価値を、ルークは宗教的背景を鑑み分析した結果、アリマタヤのヨセフが処刑直後に聖槍を持ってブリタニア(イギリスの古称)に渡り、紀元1世紀にグラストンベリーに建てたと伝えられる教会遺跡と結論し、奇妙な構図は処刑の際誰がいたかの記録だと推測します。

一方、キャシーは、町に出るたび無表情に自分を見つめる人々に遭遇し、会う人が撃たれたり、口から血を流すビジョンを見るようになります。
その夜、キャシーは初めてサイモンと会い、彼は自分の著書「信仰の審判」から、美術品の修復と真贋を調査する仕事だといい、前妻はエマが9歳、マイケルが4歳の時に亡くなり、その1年後にマリオンと結婚、この屋敷を購入し越してきたと話します。
深夜、キャシーは助けを求める子供の叫びと古い赤い壁の廊下のビジョンを見て目覚めます。それはこの屋敷に来た時から何度も見ている光景で、庭では黒いブルテリア犬が激しく吠えていました。 この映画を無料で観る

【承】- ギャザリングのあらすじ2

町では彼女を見つめる人々が増えて付きまといますが、バイクの若者が彼女に絡んでも止めようともしません。彼女は怯えて路地のカフェに飛び込み、先日の男性と再会します。彼は明るくダン・ブレイクリーと名乗ります。キャシーは彼をずっと前から知っている気がしますが、彼は別荘の管理人の仕事で初めてここに来たと話し彼女を家まで送ります。

一方、サイモンはルークに、遺跡は1200年頃意図的に埋められたもので、なぜ教会はこの事実を隠蔽するのかと問い質しますが、彼は怯えた様子でその意図を知りたいと言います。

その夜、キャシーは、赤い廊下の端でマイケルが失禁し怯えるビジョンを見て、彼を追うとそこは彼の寝室で、犬の吠え声と子供の悲鳴を聞きます。彼女は犬の絵を見つけ、マイケルが同じビジョンを見て怯えていると知ります。

翌朝、彼女は手伝いのグローブス夫人と初めて会います。彼女は前妻からの手伝いで、高齢の働き者でしたが歯に衣着せぬ物言いで、ライム・コート屋敷の過去を知っているようです。
また、マイケルが泣き出した途端、何かが爆発するビジョンを見ます。

一方、ルークはサイモンを書斎に呼び、情報が漏れて騒ぎになっていると伝えます。サイモンは、自分が疑われているのかと苦々しく言います。彼は2年前「信仰の審判」で、教会が磔刑の十字架の一部と言われていた木片を偽物だと暴いて教会と揉めたのです。けれど、彼は今回の遺跡は本物で最古の処刑像だと断言します。
が、ルークは着眼点が違うと言い、1世紀にグラストンベリーの司教からアリマタヤのヨセフに宛てたラテン語の手紙の不可解な一説を読み上げます。
「彼らは見に来たれり。主への敬意からではなく、ただ快楽のために」・・・
いつの世にも公開処刑に群がり他人の苦悩を悦んで見物する輩がいる、それが壁に彫られた人物たちで、遺跡はその人々をメインにしたものだと言い、名画や古い事件写真を見せ、そこに必ず”見物人”が存在することを示します。

一方、キャシーはマイケルと市場で牧師の顔面が銃で撃ち抜かれているのを目撃、庭で吠えていたブルテリアを見つけます。
犬は古く青いワゴン車の中にいて、飼い主の荒んだ風体の男は2人をじっと見つめます。また、子供部屋ではマイケルの顔が血塗れに見え、必ず守るからと固く抱きしめます。
追い詰められたキャシーは、ダンにこれまでの出来事を吐露し、それらは予知で誰にも相談できず孤独だと怯えて泣きます。彼は彼女を優しく抱き2人は結ばれます。

彼女は黒い犬の男の正体を知るためダンと町で唯一の自動車修理工場へと向かい、男のワゴン車を発見、シートにはウサギの死体が放置され施錠されています。彼女がこの車を買いたいと言うと、工場主は工員のアーガイルの車だと住所を教えてくれますが、キャシーは彼が胸から血を流すビジョンを見ます。
アーガイルの家は寂れた石造りのコテージで、黒い犬はいましたが男はおらず、2人は裏の窓から室内に侵入します。

部屋は荒れ果て、ライム・コート屋敷がかつて教会経営の孤児院で、幼児虐待で起訴された事件のスクラップ帖と、壁に貼られた関係者の写真を見つけます。
中には町の名士や神父、彼女の担当医の写真もあり、全て彼女が不気味なビジョンを見た人物たちでしたが、事件は不起訴となったようです。また、壁にマイケルの写真があり、その上に被害者の少年の顔が貼られていました。
その時、アーガイルが帰宅し、2人は慌てて引き上げます。キャシーは警察に言おうと憤慨しますが、ダンは及び腰です。

戻った2人は、グローブス夫人に事件を聞きますが、結局確証には及ばず噂で終わった、人々は忘れたいのだと言われます。
また、キャシーは1人で警察署に行き、名士や神父を恨んでいる男を逮捕してと訴えますが、署員は、彼は有名人だからと笑って話になりません。

一方、ルークは石像の人物が名画の処刑シーンをはじめ重大な事件の写真や近代の動画にまで写り込んでいるのを発見し慄然とします。
司教らもルークが示した事実に驚愕し、先人が遺跡を埋めたのは、人々が未来に起るかもしれない(災)悪に取り憑かれ、善行を怠ることを恐れたためと結論し、埋め直すことを決め、サイモンにも口止めするようルークに命じます。

嵐の夜、キャシーは、神父が少年を折檻し酒に酔った数人の男が笑いながら加担するビジョンを見て少年を追いますが、そこはサイモンの書斎で、マイケルが散らばった遺跡の写真の中で立ちすくんでいました。彼女はマイケルを強く抱き、サイモンとマリオンが起き出してきます。
マリオンはマイケルを寝室へ、サイモンは写真を急いで片付けます。キャシーは石像の写真を指しこの人を見たと訴えますが、彼は2000年前の人物だと取り合いません。また、彼女は1枚を手に取り言葉を失います。
雨の中、屋敷を見下ろす丘には、”見つめる人々”が集まっていました。

【転】- ギャザリングのあらすじ3

翌日、町では収穫祭が開催され、キャシーもマイケルとエマを連れ出かけます。
が、ライム・コート屋敷に向かったルークは、ハイウェイを見下ろす”彼ら”に気づき、狼狽えるうち事故を起こし車は大破、這い出た彼は大型トレーラーに轢かれ亡くなります。サイモンは、ルークの訃報に愕然としますが司教らに呼び出され教会に向かいます。
アーガイルはショットガンでブルテリアを撃ち殺し、写真の人物を射殺していきます。

サイモンは教会で、司教からルークが伝えるはずだった”ギャザリング(集う者たち)”の話を聞きます。彼らはキリストの処刑を、敬意も励ますことも無くただ見ていたことで呪われ、闇の世界に囚われ永遠に人類の苦悩を見続ける人々だと言うのです。愕然とするサイモンは、彼らは今この町にいると言い、マリオンに電話をします。

キャシーは祭りの群衆に”彼ら”を見つけ、危険を感じて行動を開始します。夫の知らせで駆けつけたマリオンに一刻も早く町から出るよう言い子供たちを託し、アーガイルの家から弾薬と事件のスクラップ帖を持ち出し警察署へと向かいます。
その頃アーガイルは、修理工場を襲い、”彼ら”が見物する中、工場長を射殺していました。

キャシーは、警察署で署員を呼びますが応答がありません。奥の部屋には署員の死体とダンがいました。彼女は、近づかないでと言います。石像の写真の中にダンがいたからです。彼は、キリストの処刑を好奇心で見に行っただけなのに呪われるなんてとこぼします。
アーガイルの事も知ってたの?!と責めるキャシーに、君は仲間だが忘れているだけだ、気づいているからここにいるんだろう?と言い、起こることは防げないと答えます。キャシーは防げるわ!と言い捨て会場に走ります。

会場では名士たちの挨拶の最中で、キャシーはステージのマイクを奪い、ここは危ないから逃げて!と叫びますが無駄でした。が、アーガイルの車がすぐ脇に停められ時限爆弾のタイマーが動いています。彼女は人々の助けで車を移動しますが、爆弾の破壊力は凄まじくキャシーたちは吹き飛ばされ、会場は無惨に破壊されます。
血塗れでうずくまる人々を無傷の”彼ら”がじっと見下ろしています。

ダンと出くわした彼女は、防いだわと言いますが、ダンは冷静にまだ終わってない、奴はマイケルを狙って家に行くと言います。
その予言通りアーガイルは屋敷に向かい、駆けつけたキャシーに電車に乗れなかったと叫ぶマリオンの背後の窓からマイケルをショットガンで狙っていました。

マイケルは無傷でしたが、かばったマリオンは肩を撃たれ動けなくなり、キャシーと子供らを逃がします。戻ったサイモンはマリオンのケガに狼狽えますが、私にかまわず子供らを助けてと言われキャシーたちの後を追います。
キャシーは子供らと、屋敷の隣に広がる広大なトウモロコシ畑へと逃げ込み、それをアーガイルが追い、さらに”彼ら”が追っていきます。

大人の背丈を越えるトウモロコシに隠れ逃げる彼らをアーガイルがしつこく追ってきます。途中、マイケルが喘息の薬を落とすなど危機はありましたが、彼らは何とか畑を抜け、古い大きな納屋へと逃げ込んで、子供らは古いトラクターの運転席に、彼女は壁の隙間から様子をうかがいます。

【結】- ギャザリングのあらすじ4

ショットガンを持ったアーガイルが納屋に探しに来ます。その時、マイケルが喘息の薬を使い、気づいたアーガイルがトラクターの運転席を開けようとした瞬間、キャシーはそばにあったスコップを構え飛びかかりますが、ショットガンで腹部を撃たれ吹き飛びます。
マイケルの悲痛な叫びが響く中、彼女は納屋の外に”彼ら”が集うのを見、その中に無表情のダンを見つけ、一筋の涙をこぼし息絶えます。

アーガイルはトラクターからマイケルを引きずり降ろし、飛びかかったエマも振り落とし2人に銃を向けます。が、マイケルが「お願い、助けて」とたどたどしく言った事で、自分の不幸を思い出し戸惑った瞬間、サイモンが飛びかかり乱闘になります。

2人の必死の攻防を”彼ら”は黙って見物しています。切れた電線が火花を散らす中、2人の戦いは続き、サイモンは水瓶と壁の間に叩きつけられ水瓶を倒して地面に水を撒き、アーガイルは感電し死亡します。
子供たちとサイモンは、見物する”彼ら”の中にキャシーの姿を見ますが、一瞬目を逸らした隙に彼らと共に掻き消えます。

その頃、遺跡の石像はほぼ完成し、右側の劣化部分も見事に修復されていました。キャシーはその1人で、彼女だけがキリストから目をそらしているように見えます。

その夜、マイケルの部屋にキャシーが現れます。彼女は偶然町外れで残酷な光景を見てしまった少女の話をし、とても残酷な事なのに彼女は止めようとも助けようともしなかったのはいけないことだ、だから長い間彷徨い、いつも不幸だったと語ります。でも、誰でもその気になれば必ずやり直せるとも言います。

マイケルは、その子はもう怖い声は聞こえない?と聞きます。キャシーは、怖い声は消えた、2人とも自由よと答えます。
様子を見に来たサイモンが話し声に気づき、ゆっくりドアを開けるとキャシーの姿は消えていました。マイケルは、実母の写真ではなくクマのぬいぐるみを抱いて眠りにつきます。

間もなく石像のキャシーの顔は風化して消え、遺跡はサイモンと教会の手によって再び埋め戻されました。

みんなの感想

    Ryuさんの感想

    これはイエスの八つ当たり的な罰ですね。
    しかも呪いだなんて、到底神がやるような所業ではない。
    右の頬を打たれたら左の頬を・・・なんてとんでもない。
    この状況では、復讐されるのがオチです。
    一番の問題は、マイケルが何故殺されそうになるのか、
    がつながっていない。
    宗教はコワイwww

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