「グッドナイトマミー」のネタバレあらすじ結末

ホラー映画

グッドナイト・マミーの紹介:2014年製作のオーストリア映画。美容整形の手術で別人のように冷たい人格になったママ。彼女は本当にママなのか?!シッチェス・カタロニア国際映画祭グランプリ作品。『未体験ゾーンの映画たち2016』にて上映。

予告動画

グッドナイトマミーの主な出演者

母(ズザンネ・ヴースト)、エリアス(エリアス・シュヴァルツ)、ルーカス(ルーカス・シュヴァルツ)、プリースター(ハンス・エッシャー)、バウアー(クリスティアン・シャッツ)

グッドナイトマミーのネタバレあらすじ

簡単なあらすじ

①顔を包帯で覆った母が手術から戻ってきたが、双子の兄弟に冷たい態度を取る。おかしいと思った兄弟は母が本物ではないと疑い始める。 ②母は本物。双子の弟・ルーカスは交通事故で死んでおり、兄・エリアスはルーカスの幻影を見ていた。母を信じきれなかったエリアスは家に火をつけ、母と共に死んだ。

【起】- グッドナイトマミーのあらすじ1

♪眠れ おやすみ バラに包まれ ユリに囲まれて
 ベッドにお入りなさい 明日の朝 神の意志で あなたはまた目覚める♪
TVで流れる『ブラームスの子守唄』の映像を少年2人が見ます…。
…オーストリアの森ととうもろこし畑に囲まれた、2階建ての田舎の一軒家に、9歳の双子の兄弟・エリアスとルーカスが住んでいました。
エリアスとルーカスの母はオーストリアのテレビ番組の司会者をしています。
その日も兄弟はとうもろこし畑を走り、畑の中で鬼ごっこして遊びました。鬼になった者が緑色の仮面をかぶるのです。
固まりかけたぶよぶよの沼地でジャンプしては遊び、洞窟を探検し、家のすぐそばにある湖で遊んだ2人は家に戻りました。その日、2人の母が退院してくるのです。
母は戻ってきましたが、顔中白い包帯でぐるぐる巻きになっています。再会した母は服が汚れていると指摘し、着替えて風呂に入れと命令しました。
兄弟は風呂に入って着替えてリビングに戻りますが、母はまだ不機嫌でジュースを1杯しか入れてくれません。食事も1人分しか用意しませんでした。
夜、額に付箋を貼って「その付箋に書かれたものを当てる」クイズをしたエリアスは、いつまでも正解を出せませんでした。答えは〝車〟でした。
代わりに今度は母の額に「ママ」と記入してエリアスはヒントを出しますが、母は答えられません。
「女性」「動物が好き」「子どもが2人いる」「テレビに出ている」「オーストリアの人」これだけのヒントを出しても、母は正解を言えませんでした。
夜、歯磨きしてデンタルフロスを使ったエリアスは、洗面所の上に大きなゴキブリを見つけます。タイマーが鳴って次はルーカスの歯磨きの番になり、その時にぼとっとゴキブリが落ちてきます。
2人は大きな水槽に大量のゴキブリを入れて飼育していました。落ちて来たゴキブリも、水槽に入れて飼います。
夜更かしする2人に、母はゲームを取り上げると言います。
退院してきたものの、医者に安静にするよう言われているから協力してくれと言う母は「母は寝室で寝ているから邪魔をするな」「来客の時は、母は病気だと告げろ」「日光は身体によくないからブラインドは上げるな」「庭で遊んでもいいが、何も持ちこむな(感染症の恐れがあるから)」と告げました。
その夜、エリアスとルーカスは話し合いました。前と感じが違う、手術のせいかもしれないが、もしかしたら母は別人なのではないかと。
手術前に録音していた母の声を聞いてみますが、よく分かりません。
夜中、物音がしてエリアスが寝床から出て行ってみると、包帯を取った母が皮膚にクリームを塗っていました。角度の問題で母の顔は見えません。
ところがふとした折に母の目のアップだけが鏡台の反射で見えました。母の目は赤く充血していて、怖くなったエリアスは急いでベッドに戻りました。

【承】- グッドナイトマミーのあらすじ2

翌朝は雹(ひょう)が降っていましたが、2人の兄弟は外に出て遊びます。トランポリンで遊び、雹の投げ合いをし、ゲップの対決をしました。
来客のドアベルが鳴りましたが、母はベッドで熟睡していました。口をもぐもぐさせています。
エリアスはルーカスを探した後、地下に行きます。そこには、ピザ宅配業者が冷凍庫に大量のサラミピザを積め込んでいるところでした。ルーカスはそれを見学しています。
外でトランポリンで遊ぶ2人を、母は洗面台のところで見ていました。
刈り取られるとうもろこし畑のあとをついていった2人は、何かの鳴き声をききつけて墓の近くの医師が気の割れ目の扉に入り、カタコンベ(地下墓所)の人骨を踏みながら奥へ進みます。
そこにいたのは、怪我をした猫でした。2人はこっそり部屋に運びこみ、段ボール箱に入れます。
帰宅した足音を聞き付けた母は、鏡の前でネグリジェドレス姿でいましたが、急いで包帯をつけると兄弟の部屋へ行きました。中から鍵をかけていた兄弟を叱り、部屋のあらさがしを始めます。
コーラの空きペットボトルやライターを持っていたことを叱った母は、ドアの鍵を持って去りました。
森に入って全裸になり、包帯も取った母が小刻みに顔を揺する(ので顔は見えない)夢を見たエリアスは、やっぱりなんだか母は変だと思います。
水槽のゴキブリを1匹取り出すと、夜中に寝ている包帯ぐるぐるの母の顔に乗せました。ゴキブリは吸い込まれるように母の口に入りますが、母は眠ったまま起きませんでした。
翌日、エリアスは虫めがねで虫を焼き、ルーカスはピアノを弾きます。母は外で壁に霧吹きをしていました。
母のアルバムを見た兄弟は、さらにネット検索します。母の顔はたくさん出てきますが、ふとした折に自宅が売りに出されているのを見つけました。
兄弟は母の部屋に忍び込み、ベッドの下に盗聴器を仕掛けます。母が入ってきたので、エリアスはベッドの下に身をひそめました。
母が去った後エリアスがベッドの下から出てくると、ルーカスは窓の外から入ってきました。
拾った猫をレオと名付けて飼い始めた兄弟ですが、ある日猫がいなくなります。地下室でレオの死体を発見した2人は「きっとママがやったんだ」と思い、ゴキブリを瓶に移すと水槽にアルコールを入れて猫の死骸を入れ、リビングに置いて母の反応をみました。
母は黙って猫の死骸を見ていましたが、瓶に詰めたゴキブリを水槽に入れ始めます。慌てた兄弟が出てくると、母は「どう?」と言いました。
「ママじゃない」とエリアスが言うと、母は怒ってビンタします。それでもルーカスとエリアスは母に、頬にあるほくろを見せろと詰め寄りました。母はエリアスを連れて部屋にこもり「『あなたがママ』と10回言うまで出さない」と言います。

【転】- グッドナイトマミーのあらすじ3

立ち去り際、母は「もうママは振りしないからね。1人分しか用意しないし」と告げました。
兄弟は部屋に鍵をかけられます。盗聴器を起動させて、兄弟は母の寝室の様子を確かめました。
エリアスとルーカスは瓶に用を足し、タイマーをセットして交代で見張りをします。エリアスの見張りの番でしたが、うたたねして「母の腹を縦に裂くと、ゴキブリが出てくる夢」を見ました。
兄弟は一計を案じました。お揃いの服装、お揃いの髪型にすれば、本当の母ならば区別がつくけれど、偽者の母ならば分からないのではと考え、2人は全く同じ服装をします。
そこへやっと包帯を外した母がやってきました。母は一転して優しい言葉をかけ「仲直りしましょ」と言うと、ブーメランをプレゼントします。兄弟はあいまいに頷きました。
森の外へ遊びに行った兄弟は、焼き畑をしている男に危ないから注意され、レールの間を歩き、田舎の町の教会へ行くと管理人に神父を呼んでもらいます。
そこで相談した兄弟は、一緒に警察に行ってくれと頼みますが、神父は兄弟を母のところへ車で送り届けました。兄弟はドアにロックをかけて出たがりませんが、急いで母を避けると家の中に入り、部屋に閉じこもります。
残された母は神父に「事故で、別れが」と言い、息子の部屋を見て処方薬を飲みながらベッドに横たわって泣き、眠りにつきました。
兄弟はある決意をします。
ブラインドの光で母が目覚めると、手足を包帯とガムテープで拘束されていました。目の前には鬼の緑の仮面をつけたエリアスがいます。
「ママはどこ?」と聞くエリアスに「私がママよ」と答えますが「違う」と言われた母は、母にそっくりな女性とのツーショット写真を突きつけられました。
母は「友達よ、2人でお揃いの服を着たの」と言いますが、納得してもらえません。兄弟は母の部屋を物色し、母の瞳はブラウンだったと言って、虫眼鏡で拡大してチェックします(この母の瞳はブルー)。
「あれはカラーコンタクトで、バスルームに置いてある」と母が答え、兄弟はバスルームをチェックします。確かに、コンタクトはありました。
エリアスとルーカスは揉めます。2人で取っ組み合いの喧嘩をし、2人で右の鼻から血を出した兄弟は、怒る母にコップの水を浴びせました。母は「2人で話そう」と言います。
母は謝って「自由にしてくれたら朝食も作ってあげる」と言い、エリアスは包帯をハサミで切りかけました。
ところがそこでルーカスが「頬のほくろは本物か」と言い、エリアスがチェックするとつけぼくろでした。母は「悪性だと言われたので、病院で除去した」と言いますが、怒ったエリアスは母にビンタします。
エリアスは虫めがねで母の頬を焼き、ルーカスは「ママはどこか答えろ」と問いました。母の頬には黒いこげができ、それをいじったエリアスはガムテープで口を塞ぎます。

【結】- グッドナイトマミーのあらすじ4

赤十字の初老の男女が家を訪問しました。寄付を募る人たちです。老人たちは鍵が開いてるから人がいるはずと入ってきました。エリアスが応対します。
2階の物音は「犬を飼っている」と誤魔化し、以前はウィーンにいたと話したエリアスは、トイレに行くと言って中座すると、母の財布から金を抜いて渡しました。高額の寄付に戸惑う老人たちに「いつもこのくらい寄付している」と言います。
母はその間に必死でガムテープを外して叫びますが、一足遅く、赤十字の人たちは帰った後でした。エリアスはお仕置きに、瞬間接着剤で唇を塞ぎます。
兄弟は重大なことに気づきました。母にピザを食べさせようとしても、口を塞いでしまっているから食べ物を与えられないのです。
やむなくハサミで再び閉じた唇を開こうとしました。半分くらいまでは上手に剥がせましたが、そこでミスをして唇に傷をつけてしまいます。母が絶叫し(なので残りはぱかっと開いた)、唇から血が出ました。
本物の母である証明として「ルーカスが一番好きな曲」を聞かれた母は、「ブラームスの子守唄」と答えます(正解)。
しかし確信が持てない兄弟は、ブラームスの子守唄を歌った後、口につっかい棒をしてデンタルフロスで歯の間をぎこぎこする、地味なお仕置きをしました。
母の失禁を見たルーカスは包帯の拘束を解いてもいいと判断し、エリアスが外します。ルーカスはクロスボウを構えて見張っていました。
シーツを交換しろと言われた母は、エリアスに布団を投げつけて階下に降りますが、ガラス窓にピアノ線の罠を張られており、転倒して気絶します。
逃亡を図った母は、またお仕置きを受けます。今度は目を接着剤で留められ、水槽のアルコール(猫入り)に火をつけたエリアスに、ママはどこかと聞かれました。
母はエリアスに懇願します。「またルーカスと話をするし、食事も2人分作るから、そしたら生き返るよね」「ルーカスが死んだのは事故で、あなたのせいじゃない」と言いました。
実はルーカスは交通事故で他界しているのです。そしてたぶん母の顔の手術も、事故の時に損傷した怪我の美容整形手術でした。ルーカスの死を受け入れられないエリアスは精神を病み、ルーカスがいるものと思い込んでいました。
「ウソをついている」とルーカスが唆し、エリアスはルーカスが何をしているか問いますが、「私には見えないの」と母は答えます(ルーカスはカーテンの傍に蝋燭を持って立っていた)。
「ママならルーカスが見える筈だ」と言ったエリアスはルーカスに近づくと、カーテンに火をつけました。炎つきアルコールの水槽が割れて炎が一気に広がり、カーテンも炎上します。
母は燃え、家も炎上しました。消防隊が来ます。
とうもろこし畑で『ブラームスの子守唄』を歌うエリアスは、母とルーカスと3人で幸せそうに微笑しました(火災で母とエリアスも死亡。3人あの世で幸せになったという意味と思われる)。

みんなの感想

ライターの感想

怖い、ほんとに怖い。
前半は「母がおかしいんじゃないか」と思わせておいて、後半で一気に「本当はおかしかったのは双子たちのほう(1人しかいなかった)」と明かす。
実のところ、双子の片方はいませんでした的なネタバレは、気をつけて視聴していればすぐ気づく。
泥んこになった筈だったのに母を迎えた時にルーカスは綺麗だし、1人分のジュースしか出されないのは、至極まっとうなこと。
(このジュースでぴんとくれば、あとの展開はすぐ読める)
さてネタが判ったとしても。この「子どもが母におこなう拷問」がいちいち痛そうで怖い。
瞬間接着剤で口塞ぐとか、虫眼鏡で皮膚焼くとか、「確かにこれは子どもにしか発想できない拷問だね」と納得させられた。
バッドエンドで、なおかつ可哀想な話ではあるのだが、非常によくできたストーリー。ぜひ見ていただきたい。
ちなみに超巨大なゴキブリが出てくるから、気をつけてください(私は何度も絶叫した)。
  • ううさんの感想

    多分エリアスは死んでないですよ。
    死んだルーカスの姿が見えているのですから
    トウモロコシ畑で会った母もエリアスの幻覚でしょう。

  • 鰐の子たちさんの感想

    かなり手の込んでる作品でした。
    最後のお母さんは、幻覚ではありませんよ。火事の家から出てくる白い影を見てください。トウモロコシ畑に向かっています。見るたびに奥深いです。かなり切ない。素晴らしい作品だと思います。

  • 鰐の子たちさんの感想

    かなり切ない作品。
    最後のお母さんは幻覚ではありませんよ。
    火事の家から出てくる白い影を見てください。トウモロコシ畑に向かっています。
    見るたびに奥深いなと悲しくなります。
    ストーリー性も出来ていて、かなり良い作品でした。

  • Box boyさんの感想

    登場人物が少ない割にとても手の込んだ作品でした.

  • はゆなみさんの感想

    シックスセンスを、観たことがあればすぐにピンと来てしまう。
    あぁ、ルーカスは死んでいるのか。始まってすぐに分かってしまった。
    でも、分かってしまったからこそ、子供達の拷問がひどすぎて、ある意味怖かった。
    グロテスクな方の恐怖。
    期待してた内容というか、オチではなかったのでがっかり。
    違う意味でホラーだった。
    お母さんが痛そうで、可哀想すぎて、みていられなかった。

  • 一つ目の猫さんの感想

    怖い、痛い、あまりグロテスクな描写がないにもかかわらず画面から伝わる怖さはハンパない、ネタバレは最初の数分で完了だがだからこそジリジリ、ヒリヒリ脳裏にささる。母親を2人?で拷問するシーンは2人の子をもつ親なのだがその夜子供の顔がまともに見れないくらい衝撃的

  • スイリネコさんの感想

    途中でカタコンベ?人骨が出てくるが、エリアスは母がルーカスを殺したと疑ったんじゃないか。母は、ルーカスは事故で死んだと言い訳していた。ルーカスは湖で溺れ死に、遺体があがらないままだったのでエリアスはルーカスが死んだと認識しづらかったのか。拾った猫はもともと病気で、母が殺したわけでは無く、自然死だったかも。母の目が赤く充血していたのは、交通事故ではなく、夫に殴られたのではないか。交通事故なら顔以外も怪我しているはず。

  • 明日は俺らの手の平の中さんの感想

    この映画はシーンの一つ一つにヒントが隠されてる映画ですよね。あくまでも予想ですが、ルーカスを事故で亡くしたのも母親が怪我をしたのも全てエイリアスの火遊びが原因かと。例えば虫眼鏡と太陽を利用した火遊び。母親が子供部屋でライターを見つけさらに怒るシーンなど。それで母親は皮膚の移植的なのをしたのかと。そう考えますと最後を観てわかる通り皮肉な映画でしたね。

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